ヒップホップ・プレジデント

なんじゃいなーと思うタイトルだが、内容はだいたい予想通り笑。とってもエンターテイメントあふれる、アメリカならではの映画。音楽がかっこいい。

筋はいわずもがな、という感じ(でもエディーマーフィー的なミラクルはあまりなく、普通なストーリー運び)のいわゆる夢を掴む話だけれど、ところどころ、主人公の発言には考えさせられるものがある。いまのアメリカ社会のひずみについて。深くは掘り下げてないけれど、問題提起にはなってるような気もする。

えてして政治は難しくてわかんないもの、という若年層が感じがちなイメージを、ある意味払拭できる手がこの映画の手法のなかにあるのかもしれない。平易な言葉で、簡単なたとえで、まるで隣の家のことかのように政治(この場合は大統領候補演説=アメリカの政策への考え方)を語る(というといいすぎか)というのは。

終わりのほうにある台詞「銃所持の如何について、わからなかったら、ラップか、デスチャ(DistinyChild)の歌詞にして歌わせればいい」(とか、そんなだったと思う)ていうのは、「は?」と思う反面、なるほど。そのほうが入りやすいもんね。

愛だの恋だの、ラブなキラキラな歌もいいけど、本気なひとが本気で歌う骨太政治歌もあっていいよねー。

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