加賀まりこ – 純情ババァになりました。

女優加賀まりこの自叙伝。今現在の彼女をテレビの画面を通してしか見ることができない世代には結構「へー、実はこういう人なんや」と思える逸話がたくさん。大半が20代のころの彼女の姿や言動のおなはしばかりだけれど、そんなにストレートな人だったのねー、と感心。あくまでも恵まれた環境に生を受けた人だと思うけれど、それに甘んじて居座るでもなく、かといって大きく外れてめちゃくちゃになることもなく、正しく生きてきた人、という印象を受けた。襟を正している、というか。

とくによかったのが途中に挿入される立川談志師匠との対談。ちょっと行き過ぎているようで、本質ははずさす、人情を忘れず、情に流されず、自分のワガママを正しく貫く、なんて感じの対話が、いいなぁと思わされた。

いろんなたくさんの人に出会いたい。

加賀まりこ - 純情ババァになりました。
加賀まりこ – 純情ババァになりました。

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