ジョゼと虎と魚たち

続けて見ました同じ監督の作品。こっちのほうが好きだな(メゾン・ド・ヒミコより)。

大阪の南(さてどこなのか?)に住む、おばあさんと足の悪い女の子(池脇千鶴)、そして彼らに出会う男の子(妻夫木くん)、そのアイの物語。

池脇千鶴がえぇ味をだしまくってる。ほんまにこういうやついそうだもんな。ぶきっちょな感じも言葉が悪い感じも。それにくらべると妻夫木くんはキャラが平坦というか、そのまんまというか(それがいいのだと思うが)、大阪という土地からはちょっと外れた感じがする。

しかしこういう大阪でつくったのではない(たぶんね)大阪が舞台の映画とかって大阪圏の人間が見ると「やっぱりちょっと言葉違うのよね」と思っちゃうわけよね。イントネーションは近いのだが、大事なのはリズムなんよねぇ、大阪弁って。だから観ててときどきひっかかるの。

というか、映像としてうつってるの、ほとんど大阪ちゃうんちゃうかなぁ?ちょっと寂しいなぁ。

でもいい映画だった。

日本映画ってやっぱり映像的にもストーリー的にも箱庭的というか、サイズ(目線?)が狭い目というか、あまり大きな範囲でやらない(あぁ、うまくかけない!!!)ような、そんなんが似合うのよね。あまり大判風呂敷広げられても無理だもん。そういう意味ではこういうホームドラマ?的なものは日本の景色にも人にも会うのだと思う。

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