荻原浩 – 神様からひと言

分厚い本なのだけれど、面白くて一気読みしてしまった。目疲れた・・・・

もしあらすじを書いたりすると結構シビアな仕事の話とか情けない男のさえない恋愛話のミックスよ?みたいなことになっちゃうのだけど、登場人物の豊かさと、話の展開の仕方、興味そそられる仕事の内容等々でぐぐっと引き込まれてしまう。でも何よりも荻原さんの文体のユーモアさが随所ににじみ出てて、どんなとこでもほっとさせられるような文章で、リズムよく読めてしまう。まるでしゃべってるかのような文章。

いわゆるお客様窓口(渉外ともいうかな)ってとこってどんなところかまったく想像つかないけれど、たぶんかなりシビアな部門だと思うのだが、なぜこのひとにかかるとこうもすーっとした感じになるのかな。もっとハードボイルドな感じに描く人よーけいそうだが。

あと3度ほどでてくる「ジョン(と名づけられてる)」という人。会ってみたい(笑) なんかアドバイスしてもらえそう。

光文社 2005

荻原浩 - 神様からひと言
荻原浩 – 神様からひと言

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