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2006-11

星野之宣 – 2001夜物語

星野さんのSF漫画はどれも好きだけれど、これが最高傑作ちゃうかなーと思う。3巻完結。

20世紀後半から宇宙に進出しだし、惑星間を往来できるようになり、そして恒星間をも、そして深宇宙へ・・・・。夢としてはとても楽しいものだけれど、技術の進歩と時間と距離、その狭間でいろいろなドラマが生まれてしまう。人間の住めない宇宙。そこは夢の国なのか、はたまた凍てつく寒いだけの世界なのか。人々の向かう先にはなにがあるのか?そんないろいろな想像を見事に物語りに昇華して描く一大ロマン。

個人的には1巻最後の魔王星の話が好き。宇宙の誕生の瞬間から始まる常物質と反物質のせめぎ合いと失楽園の絡ませ方はめちゃ興奮した。

双葉社 1992

 

 

 

俵万智 – トリアングル

初めて読んだ俵さんの小説。ずっと昔に彼女の短歌が流行ったころに、「このひとの文字使いって魔法みたい」とつくづく感心したことがあったが、それから触れることもなく長い時間がたってたが、今回この本を読んでみて、やはり短歌の魔法に感心しきってしまう。

2人の男との間で微妙なさざなみが起こるようにゆれる主人公の気持ちが丁寧に語られる小説。そのポイントポイントで短歌が挿入される。思わず「へーっ」といってしまうような言葉遣いがにくい。

恋愛。結婚。出産。あたいらのような今の世代の人間には選択や自由の幅がひろくて幸せだ、といえるかもしれないけれど、その分どうしたらいいのかわからない不安に常に付きまとわれているから、単に幸せね、とも言えないように思う。

中央公論新社 2006

俵万智 - トリアングル

俵万智 – トリアングル

星野之宣 – メガクロス

人類が自分たちの世界をコントロールできなくなり、それをコンピュータに管理させたことから起こる悲劇。コンピュータに実質支配されてしまう未来。しかしそれに抵抗する小惑星に暮らすベルターたち。やがてそのなかからヒーローだった者の生まれ変わりが出てきて・・・・

普通にヒーローものかと思えば、それだけじゃなくて、どこぞの銀河からの機械文明の侵略という伏線があり、それがもともとはこの銀河系と別の銀河系の衝突(メガクロス)を発端としていた・・・というかなり壮大なストーリー。おもしろい。実際銀河同士の衝突(接触)はいろいろ観測されているが、この銀河系にも実は・・という話もあり(いまどうなってんのか?)、ま、まだ気の遠くなるような先の話だろうけれど、これだけは避けようがない恐怖よね。温暖化だ、汚染だ、戦争だーといってても、地球なくなったらなんの話にもならんよなあ。

あーこわい。

潮出版社

 

 

星野之宣 – ヤマトの火

めちゃ面白い。しかし未完に終わっているようで謎は途中のまま、こっからおもろい展開になるのに・・・・ってとこでおわっちゃう。どうやらこの作品をだして、また「ヤマタイカ」という作品で改めて書き直し、続きもかいているらしい。

沖縄と九州などにつたわる火に関係する祭を主軸に卑弥呼伝説の謎にせまる。実際3~5世紀ごろの日本にどういうことがあったのか?民族はどこからきたのか?神話と古文書から垣間見える事実とは?はっきりいって自分の国の昔のこと、まったく知らないあたしたちにとっては、謎に興味を湧かせるいい材料。おもしろい。

メディアファクトリー 2005

星野之宣 – ブルーシティー

偶然を装った陰謀によりほとんど絶滅し、一部が海底にすむことを余儀なくされる人類。進化(変化)した海棲族との争い。

このころは天体が落ちてきて・・・・というのが多い。いまでもその可能性はないわけではないが。海のそこで暮らすのはいやだな。

集英社 1988

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