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2006-12

桐野夏生 – グロテスク

上下巻だわ、それぞれページがめちゃ多いわーで読むのに時間がかかっちゃった。しかしそれよりも、あまりの内容のしんどさ(こんなに悪意に満ちた主人公(かな?)の一人称的視点が中心の物語)に読みながら、もういやだーとも思っタコとも何度も。しかし面白いから引き込まれて読んでいってしまうのだが・・・・。

この世のものではないような怪物(美貌であったり頭脳であったり、自分がいくら背伸びしてもかなわないようなもの)を身近にもったり、憧れてしまったりすると、人はどうするのか?その陰になるのか?自分の存在理由を見つけられなくなって苦しむひとたち。が、それによってやはり自分のなかに潜む怪物を産み落としてしまうのか。

しかし、すごい本だった。レビューすらうまく書けない。

文藝春秋 2006

桐野夏生 - グロテスク(上)

桐野夏生 – グロテスク(上)

桐野夏生 - グロテスク(下)

桐野夏生 – グロテスク(下)

山本文緒 – プラナリア

誰もが心のどこかにもってる小さいけれどもちょっとへんちくりんだったり、曲がってたり、歪んでたり、そんな気持ちを主人公に書いたんじゃないかなーとおもう、短編集。

プラナリアになりたい、って気分は、もしかすると、誰しもが似たような気分になることがあってわかるんじゃないかな?

文芸春秋 2000

山本文緒 - プラナリア

山本文緒 – プラナリア

かもめ食堂

ぼーっと見た。とてもいい意味でローテンションというか、日常的な映画でよかった。必要な分だけで過剰な演出のない映像は気持ちいいし、ストーリーや役者さんの顔がよく見えるからいい。

小林聡美がえぇ雰囲気だしてた。あのおにぎりおいしそう。

いい仕事はいい人を呼び込む、と信じ続けられたらいいな。

星野之宣 – ヤマタイカ

これまた星野氏の代表作のひとつにあげられるものだとおもうのだが、初めて読んだのだけれど、これ、すごすぎ!もともと「ヤマトの火」という未完に終わった作品を改めて書き直し、完成させたものと聞いてるけれど、前作より元は同じとはいえ、スケール的にも物語的にもすごく大きくなっていて、読み応えも十分。漫画作品のすばらしさを感じる。

たくさんの歴史的史実と神話・伝説、古文書などを仔細に検討し、星野氏独自の観点(なんだろな)でまとめあげてある一大歴史的仮説。かつて九州もしくは畿内にあったといわれる邪馬台国とその女王卑弥呼。これらと沖縄での神事の関連性から読み解かれる縄文時代からつづく古来の日本人のルーツ。それに流入してきた大陸系民族による征服、民族の移動・離散。それらヤマトの歴史をひもとく。

とにかく壮大すぎて圧倒される。自分はどこから来たのか、どこへいくのか?これは必読。

潮出版社 1997

 

 

 

 

 

栗本薫 – タイスの魔剣士(グイン・サーガ 111)

やはりこういうちょっと魔物ぽい人物が出てきたほうがまたまたグインの世界の醍醐味を感じることができるよねぇ、といっても出てくるの最後の最後だが。。。。はやく次巻を!

物語はややこしいほうへややこしいほうへと流れていきます。享楽の都もその装飾を少しはずせば怖い世界。さてどうなるのやら。

早川書房

栗本薫 - タイスの魔剣士(グイン・サーガ 111)

栗本薫 – タイスの魔剣士(グイン・サーガ 111)

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