田口ランディ – 神様はいますか?

いろいろランディさんの本読んでるけれど、こんな本あるって全くしらなかった!!!

このひとのお話や、実際の体験やら、行動やら、もの の捉え方やら、そんなんがどれも好きで、彼女の本は見れば手に取って読んでいる。だからこの人の書くものたちがとても好きで、きっとこの人の事も好きなん だろうなーと思っていたが、この本を読んで確信した、というと大げさだけれど、気づいた事。

どうやらこの人に憧れている、というより、 この人は自分の代弁をしてくれているような気がする。もっというと同じようなこと考えて同じように悩んで、自分では抽象的すぎてうまく言語化できないよう なもやもやとした気持ちや考えや何か(としか書けないような体の中のもの)を、なんとか人に伝えられるようにと果敢に言語化してくれているような気がす る。この本のいくつかのお話(この本のテーマは編集者があらかじめ用意した12のテーマについて答えるという形式になっている)については、まったくおな じ気持ちというか、文字になって初めて「あ、そうだそうだ、そうなんだ!」とすっと腑に落ちたり、「なるほど、そうか、そうだ、そうだよな!」と激しく共 感できるものだった。

さっと飛ばし読みしてしまうと、もしかしてそこらにあるような言っちゃ悪いがしょうもない啓蒙本やら、生き方指南 みたいな類いの書物の読みやすい版かな?とか思われてしまうかもしれないけれど、そんな本たちよりも、もっともっと生臭くて、じたばたしていて、汗まみれ で、生きている感じ。すばらしい。この本読めてよかった。

また挿入されているしりあがり寿先生のまんがが最高。芸術のある到達点だ。

神様はいますか?
神様はいますか? – Amazon

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