石田衣良 – 池袋ウエストゲートパーク6(灰色のピーターパン)


IWGPの6冊目。今回も4つの短編。今回もやっぱり面白い。ちっとも飽きない。やっぱりネタの面白さ、と、石田さんの話の切り口のつくりかた、そして魅力的なキャラクターたちがいるから、だろうなぁ。

とくに2編が気に入った。傷害の被害者と加害者の間をえがく「野獣とリユニオン」、無認可の保育園を取り巻く問題を描く「駅前無認可ガーデン」。当たり前に 存在している社会問題を、暗くなることなく、やたらとドラマティックすることもなく、両方ともうまくわかりやすく描いてるのがすごいとおもう。

仲間っていいな。

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