恩田陸 – ライオンハート

「いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ・・・」

時空間を超えて出会う男女の物語。簡単なタイムスリップものではなく、そのときによりその男女は違う年齢、シチュエーションで出会う。いつどういう形で出会うかはわからないけれど、出会った瞬間にその相手だとわかり、その出会う日を待ちこがれる2人。しかし彼らは決して結ばれることはない・・・・

SFと壮大な出会いの物語を巧くマッチさせた作品だと思う。解説によると恩田さんが好きな(影響うけた)結構たくさんの作品のオマージュなどもあるようだが、読んでないのでわからない。物語が時間、空間を超え、主人公2人も違う人間として現れるので、読んでいるこちらもたくさんの物語がどう結びついていくのか、最後までわからない。しかしこの2人の幸せな気持ちはずんずん伝わってくる。

すごくすてきなことに、この物語は5つの章から成り立っているのだけれど、各章のタイトルが実際にある絵画のタイトルと同じものになっており(各章に扉絵として掲載されている)、それぞれがその絵から(ヒントを得たのか、5枚の絵を持ってしてこの物語がうまれたのか、はたまた物語がこれらの絵を呼んだのか)関係する、もしくはその絵に描かれているシチュエーションを用いて、または連想される世界観を織り込んで描かれている。そのイメージがまた素晴らしい。絵から物語や音楽が生まれることはままあるけれど、複数の絵が複数の物語を生んで、それらが繋がっているなんていう状態を、しかもここまで完璧に描き上げた恩田さんはほんとすごいなと思う。

こんな出会いができる人ってうらやましいな。真実はそこにあるのかもしれない。一度読んだだけでは大筋は理解できるけれど、深く物語を読み解いていない気がする。何度か読みたい作品。

タイトルのライオンハートはケイト・ブッシュの曲からとったそう。

新潮文庫 2004

石田衣良 – REVERSE


ネットを介して出会った男女・・・それでは今では珍しくもない話だけれど、彼らはお互いに性を偽っていた、つまり男は女性になりすまし、女は男性を装い・・・・、しかしこの2人はお互いにネットの中で信頼関係を築き、徐々に必要不可欠な相手となっていく。時がたち、2人はついに「会って直接話してみたい」という欲求を我慢できなくなり・・・・

設定だけでもなるほど石田さんうまいとこ突いてくるなぁと感心したのだけれど、描き方も主人公である2人を短いスパンで切り替え続けるというのが、ネットのチャットのようだし、それにより時間の経過を同時進行で無理なく描くということに成功していてすごいなーと思う。ネットが必需品な人間にはよくわかるネットをやってる人が感じる感覚、バーチャルな世界だからこそリアルな気持ちが素直にでる感じ、メールというある意味手紙と話す言葉の両方の特徴と短所を持つ道具、そんなものを説明なくうまく伝わるように描いている。

この本を読んで、なぜネットだとリアルの人間関係とは違う関係が生まれるのか、ネットおかまやネットおなべになりすましたくなる感覚、そんなものがわかったような気がした。石田さんも描きたかったはこういうことじゃないのかな、人間のコミニュケーションというのは一体どうやって成り立っているのか?

ネットだと出会いには姿形はない。つまり視覚による先入観がない。どんな人間でも出会いは均等に平等であり、だからこそ端末の前にいる人間の中身の部分同士が直接ふれあうことができる。性や年齢を変えて自分から遠い存在になればなるほど、リアル世界での自分とは無関係になり、その分その存在に自分が本当に語りたいことを語らせることができるのではないだろうか。

しかしネットでいい関係を築けたとしても、それがそのままリアル世界に延長されるとは限らない。リアル世界には姿形があり、社会システムがあり、人々は均等でも平等でもないからだ。

果たしてネットで出会い、お互いに性を偽る、しかしお互いに必要だと感じている2人はどう出会い、ネットでの関係をリアルの世界に持ち出せるのか?実際今どこかでおこっているかもしれない物語。まあちょっと出てくる人物たちがみんなかっこ良すぎる気もしなくはないがー、主人公の男を除いて(笑)

中公文庫 2010

北森鴻 – 支那そば館の謎

久しぶりに北森さんの本。これはまた別のシリーズ。もともとは怪盗とまで呼ばれた男がひょんなことから貧乏寺の住職に助けられたことからその寺(京都に実在する)の寺男として働くことになるのだが、なぜか彼のもとには京都でおこる怪事件が舞い込んでくる。

主人公の見事な行動力と推理力、住職のとぼけているが的を得たアドバイスにより事件の真相は徐々に明らかになっていく。しかし最後の決めては主人公の昔取った杵柄、怪盗の技術、そして仲間たち。

どこか愛すべきキャラの主人公とその周りの人間たちが軽妙なタッチで生き生きと描かれ、読み飽きない長さの短編、そして京都ならではの風物、食べ物、文化などなど、京都好きな人にもぐっとくる文章がとても楽しい。おいしいもの食べたくなるなぁ。

このシリーズのほかの本も読みたいねぇ。

光文社文庫 2006

湊かなえ – 告白

映画になったのは知っていたけれど、子供がどうのこうのっていうことしか知らず、どんな話か知らずに読み出したのだが・・・、めちゃくちゃ面白い、というか、怖いというか。各章ごとに事件に関わる別々の一人称で語られ、事件の真相が読者に明らかになる。視点を変えていくことにより事件の隠れていた事実が徐々に明らかになっていく。物語も人物の描き方もリアルだし、物語の構成が半端なくすばらしい。

シングルマザーである教師がその子供を学校に連れてきていたところ、その少女が事故で死んでしまう。しかしそれは事故だったのか?その教師と事件の当事者の生徒2人、関係者2人により語られる一つの事件の違う側面。少年は目的を達したのか?教師は復讐は成功したのか?結局誰が納得したのだろうか?

話のネタ自体も結構マッドだなあと思うけれど、単なる謎解きに終わることはなく、事件は尾を引き最後までもつれにもつれて、ラストまで息つかせずに一気に読んでしまいたくなる。すごく面白い本だ。映画はどうなんだろ?

双葉文庫 2010

(旧)2011.2月の日記

2011/2/28
一日家。寒い。確定申告とかいろいろ作業。ふぅ。

2011/2/27
海老名で1時間ちょっとだけ沈没・・・・。
んで、起きてから朝のリハ場所までいく、1時間ほど前についたのでちょっと休憩。

リハ。バンドは昨日もやったけど今日は僕とTちゃんとP氏が参加してちゃんとした形では初めて。
曲も多いし時間もないので、確認しながらどんどん進む。
2時間半ほどやって一応全部確認できたので片付けて出る。
ぜんぜん寝てないのに眠くない、というか、油断をすると眠いのかもしれないが、
大丈夫そう。ほんまかな?とか思いながらクロコダイルへ。

nana cantarina@渋谷クロコダイル

今日はお昼にダンスのBAILA BAILAのイベントとしてのライブ。
普段夜しか来ないので、午前中だとこのお店でさえなんとなくさわやか感がある。
早速準備してサウンドチェック、そしてダンサーさんとの打ち合わせ等々。

ささっと終えてから近所でご飯。すっかり陽気な渋谷・原宿あたり。
あまりにも暖かいのでいったい今はいつなんだと思ったり。

お店に戻ってちょっと押してライブスタート。
いつものバンドのお客さんではなく、このBAILA BAILAが好きな方たちなので、
お互いちょっとだけ様子見になったりするが、
踊り好き、体動かすのが好きな人たちだし、
nanaちゃんがうまく引っ張り出してみんな踊ってくれる。

魔Hの奮闘もあってカバーもきちんとできたし、
BAILAだけじゃなくて普通にサルサをやる部分も交えたし、
いいスタートが出来たんじゃないかなーと思う。
ここからPANDEMIKのほうへももっと拡がればいいのにね。

ライブ終えて、ささっと片付け(夜のライブももちろんあるので。ちなみに桑名さんやった)。
まだ明るい時間なので変な感じ。ちょっと飲みにいくという話もでるが、
しんどいことは一日で終えてしまいたかったので、TちゃんとPP氏を巻き添えにして戻ることに。
まさか車で東京日帰りするとはなぁ。若くないのに(^^ゞ

さすがに日曜日の夕方は道が混んでいて、
往路のようにスムーズにはいかず。
海老名でいったん休んで、そのままずーーっと走るがなかなかはかどらず、
日本平でついにTちゃんダウン。運転変わる。

岡崎のあたりで事故あるわ、新名神は通行止めなるわで、
えらく時間がかかりそうだったが、再び(一日2度来るとは!!)浜名湖によってご飯食べて、
そのまま東名~名神だけで遠回りして帰る。
再び復活したTちゃんと草津で変わって、なんとかぎりぎり終電前に新大阪着。

いやほんま、お疲れ様でした!
つうか、つかれた。

2011/2/26
Make Jazz Quartet with 武井努@芦原橋cafe Make

なんせ初めての試みなのでドキドキ。
結構早く集まってうだうだしたあとにリハというか練習。
各人は大丈夫なのだが、細かなところとか、あとあまりやってなかった曲を。
ま、まずはやってみてから、なので、今回はがんばってやれるだけやろう。

お店やメンバーの協力もあってたくさんの人が来てくれてライブ開始。
相変わらず慣れないのでテキトーなMCで許して(^^ゞ。
何も分からなくてもいいので、とにかくアンサンブルすることやら、
人前で演奏することやら、セッションすることの楽しさを味わってもらえたら、
また、やらないと分からない自分のことを知ってもらいたい。

何度か練習した甲斐もあったし、なによりみんななにかやろうという意気込みあったので、
まだまだつたない演奏でも、なにか伝える力、やったった感がでてよかったな。
これまだまだ続けていくのでよろしくです。

というか、僕がこういう役回りにやるようになるとは、ね。

終わってからゆっくりしたかったのだが、
その足で東京なので早々に退出する。んで梅田へ。
Tちゃん、PP氏と待ち合わせ。

ニューTちゃん号で一路東京へ。
PP氏も僕もライブ終わりだったが、疲れ切ってるわけでもなかったので、
わいわい言いながら阪神~名神~新名神~伊勢湾岸と快調に飛ばす。
Tちゃん結構スピード速い。あっという間に浜名湖。

ちょっと休憩して、さらにそのままひた走る。
いろいろぐだぐだしゃべったり、明日の予習(今日か(^^ゞ)してたら、
いつもは長くてうんざりする静岡も一気に越えてしまい、
未明には海老名へついた。はやー。

2011/2/25
E.D.F.@桃谷M’sHall

めちゃめちゃ久しぶりのM’sHall。
昨年の9月以来。こんなに間あくのはE.D.F.がこの店に出だしてから初めてちゃうかな。
ほぼ毎月出演させてきてもらってるからなあ。
5ヶ月ぶりのお店。なんか懐かしいけど新鮮な感じ。
でもほっとする。慣れ親しんだ空間。

まるまる冬の間来てなかったので(飲みにいけって話だが(笑))、
石油ストーブとかの匂い忘れてた。いいにおい。これすきなのよ。

いつものようにちょっとリハーサル。
N川さんの発案でドラムの位置を変えてみた。
ピアノとベースが遠くなるが全体はいい感じみたい。
ちゅうかドラマーのバンドみたい(笑)。
いい感じでOKになったところで近所でご飯、おいしいな。

2月ということもあってかお客さんの出足かなり遅く、
しかも大半がまた初めてのお客さんだったけれど、
なんとか形になってライブもスタート。

やっぱりねぇ、E.D.F.はE.D.F.よね。
このいつものサウンドがいいな。やっぱりS水さんの曲たち好き。
そしてまたM’sにはこのバンドのサウンドが合う。
ノスタルジックな気持ちになったり、悲しくなったり、
うれしくなったり、演奏が演奏でないような。

今日はS水さんMCがすべってるーなんて思ってたけれど、
いやいやそれも含めて面白いのよね。得なキャラやな。

今日読みおえた本:有川浩「クジラの彼」

2011/2/24
武井3@谷町5丁目グラバー邸

これまた久しぶりのグラバー邸。
ま、僕たちの場合足繁く行くところのほうが少ないから、自然と「久しぶり」になっちゃうよねぇ。
ぼちぼち集まってちょっとリハ。
今日は一番信頼できるYズくんとK前くんのトリオ。
本当はコード楽器欲しいんだけれど、トリオは身軽だし、
この3人だといらない気もするのよね。

新しい曲たちを試す。ねこの曲はいけるのわかってたけれど、
もう一曲はサウンドが複雑だからどうかなーと思っていたが、
ぜんぜん大丈夫。さすがやなぁ。
というか実際に音がなってなくとも、頭で響いていたらその音になるのやろか。

お客さんもええ感じになったなかライブスタート。
今日はほんと自由だ。何やってもいい感じ。
僕の曲のやりたいことをやってくれる2人。
全編自分の曲でライブをしたのは実は今日がはじめて。
これまではそんな風にできる自信もなかったし、
曲ももうちょい・・・って思っているところあったし、
自分はよくても周りがどうかなーなんて思うところあったし。
でも今日は全部自分の曲ですごくよかったと思う。

2人がいろいろええこというてくれるのも大きいけど。
曲書いていってお客さんに「いい曲やね」といってもらえるとうれしいし、
一緒にやった人に言ってもらうと尚更。励みになる。

ああ、もっと曲書きたいなー。
アイデアとかイメージあるけれど、まだ具体的にならないの、たくさんあるなぁ。
いまは本ばっかり読んでるけれど、
本読んでる時期はなかなか曲書けないのよねぇ。不思議。

2011/2/23
Roko3@堂島CherryJam

ほぼ毎月きてるここだけれど、先月お休みだったのでえらく久しぶりな気分。
ママもスタッフも相変わらず元気そうでなにより。
いつものようにのんびりしてからステージへ。

あとでしゃべっていて気づいたのだけれど、
ピアノのK田さんとは実はそんなにやったことないのだった。
以前から顔見知りの時間長いけれど、そうか、そうなのよねぇ。
性格的なものなのかツボが同じなのか、
一緒に楽しんで演奏できる感じがいいな。生きているというか、暖かい血が流れてるというか。

ステージおりてもしゃべりまくって笑って愉快。
なのであっという間に終わってしまった。あー、楽しかった。

2011/2/22
一日譜面書き。そしてアルバムの中身について頭を悩ませる。
せっかくのいい天気だったのに、一歩も外へ出ず。はぁ。

2011/2/21
譜面書き。明日のリハに間に合わせたいが・・・・無理か。

2011/2/20
暖かい日。
帰宅して仕事をしようとするが、先に、
入れ違いで届いていた先日のレコーディングのラフミックスに手を伸ばす。
3枚のCDR。どんな音が詰まっているのか、どんな演奏だったのか、
ドキドキしながら聴く・・・・・・。いいやん!とてもいいやん!
細かなことはいろいろあるけれど、そうじゃなくて、全体の感じ、
そしてその音。すごく自分の音にちゃんと聴こえる、それがうれしい。

結局3枚ともぶっ続けで聞く、3時間以上あるのに。
いまからの作業が膨大だが、これをきちんと整理して、みなさんにはやく届けたい。

2011/2/19
昨日の作業の残りをやったり。
天気がよくてよかった。
ちょっと探し物とかするが気に入るものなし、残念。

今日読みおえた本:乃南アサ 「ピリオド」

2011/2/18
実家へ帰る。まだやらないといけない手続き仕事が残っているのもあるが、
やっぱり母が心配だし。元気そうだが、やはりすこし寂しそう。

先日DVDに焼いてもらった昔の8mmフィルムを見る。
母はあんまり見た覚えないそうだが、見ているとさすが、これがどんな状況だったかなんて思い出話を。
写ってたけれど気づいてなかった人もたくさん。
懐かしいなぁ。

2011/2/17
昼からスタジオへ。レッスンやったり練習したり。
夜遅くから今月末のライブの練習したり。
とりあえずやってみないことには始まらないよねー。

2011/2/16
MITCH@ニューサントリー5

今日はピアノにS山くん、ベースにM上くんを迎えて。
両者ともはじめてなので、はやくに集まって練習。
今日はTやんも参加してくれるので賑やかな感じ。
結構たくさん練習したのでくたびれ、腹も減ったので塾へいく。

今日はさすが2月という感じでお客さん少し少なめ。
でもその分暖かい感じ、距離感近いというか。
ひとりひとりの顔がよくみえる。なんか語りかける感じ。

自分の演奏のやり方やちょっと気をつけてることなんかを実践するが、
なかなかできない。だから練習が必要なんだけれどー。

2011/2/15
Electric Psychedelic Dixie@三宮BigApple

今日もゆるりと集まってリハ。新曲いれたり。
K美嬢はリハなしでぶっつけでやるーというのであとは本番まち。
しかし人気ないなぁ。。。とほほ。
でもバンドはしょうもない話の連続でK藤さんも交えてえら盛り上がり。

演奏もスタート。
今日はいいテンションだったのか、すばらしくいい演奏。
むちゃくちゃにもならず、じゃかましくもならず、退屈でもなく、すっとまとまる演奏。
これだからやめられない。

後半のK美嬢はなかなかキテる展開で、
新たなるキャラが噴出したもよう。いいネタいっぱいできたぞ!
めちゃくちゃカッコいいアレンジもあったし、これもっとやればいいのにー!

2011/2/14
昼ごろから雪。
最初は粉雪ぐらいだったのでどうもないかと思っていたが、
途中からぼた雪になってきて、ぜんぜん止む気配ないなーと思ってたら、
ついに積もってきた。3日前も降ったのに今年はどうしたことか。

そのまま出かける前までちっとも止まず、
すっかりあたりは雪化粧。ちょっと素敵♪
でも車やら電車大丈夫なんかいな。
出かけるときにもOTO屋のマスターから「車が動かん」って連絡あるし。

電車はいたって普通に動いていたので時間通りにお店に着くが、
マスターはまだ来れず。みんなもゆっくり来た。
こりゃ今日は誰もこないなー、と3人で話して、
いきなり宴会を始める(笑)

でもマスターもお客さんもぼちぼちやってきて(ありがとう!)、
ひとしきり食ってから(今日はまた大量にどれもうまかった!)ライブを。

武井箕作小前@萱島おとや

ちょっと最近騒音問題が持ち上がっているそうで、
ほんとならドラムどかどかってのはダメだったそう
(ぼくらの演奏かなりうるさかったからなぁ)。
なので今日は静かにやってみたくなって、静かに。
結構そのほうがいろいろ楽だし、音がよく聞こえる、当たり前。

終始リラックスして、インプロになったりして、
すごくおもしろい演奏だった。ちょっと持ち直したかな。

体なんかえらくしんどい。こでぶだからか?(^^ゞ

2011/2/13
武井3@西神中央DAN

昨年夏のコンサートが好評だったこともあり、
もっと身近に聞きたいということで主催者のDANさんでのライブとなった今日。
今日のテーマは「ニュー・シネマ・パラダイス」ということでイタリア映画の曲なんかを。
前回のライブのとき「もっと他にもいい曲たくさんありますよねぇ。
そういえばイタリア映画の曲とかやらなかったですよねぇ」なんてポロっと言ったものだから、
今回の企画となったのでした。

でも、こういう機会がないと出会わない、演奏しない曲がたくさんあるから、
こういう機会をつくってもらえるととてもうれしいのです。

お店についたらべべだった。早速準備して今日の譜面を広げてリハ。
K作くんYずくんなので安心で気楽。
曲のイメージを伝えてとんとんとやってもらう。
今日はじめてやるオリジナルもいい感じ。
録音するというので、その調整もやって、あとは本番まち。
ちょっと外で待機するのは寒いので、中でみんなとうだうだ。

前回のコンサート同様、S坂さんの挨拶があってスタート。
今日は結局映画関係の曲とオリジナルだけで構成。
適度な空間でアコースティックなサウンドでやるのは気持ちいい。
なので演奏も終始リラックス。テキトーなMCでもぜんぜん大丈夫(^^ゞ。

つたなくても1曲1曲丁寧に説明できれば、お客さんはちゃんと聞いてくれるし、
ここはそういう人がたくさん集まっているから、
こちらも運びやすいし、演奏も自然とよくなる。

2回のステージとも、とてもよかった。
やりながらイタリア映画の楽曲いいなーとおもう。
普段聞いてる音楽が結構偏っているような気がするが、きっとそうなんだろうな。

終わって近所でちょっと打ち上げ。
音楽も好きだがしゃべるのも好きなS坂さん、いつもありがとうです。

先に抜けて心斎橋へ。
MITCHのBirthday Bashに遊びにいく。
もう始まってるかなーと思っていたが、まだだった。
途中から演奏にも入れてもらって、楽しい時間。
そんな飲んでないのにえらく酒が回ってしまったような気が・・・・うーむ。
なんかいつもMUSZEに来ると、酔っ払ってしまうのよねぇ。困った困った。

2011/2/12
なにもないのでゆっくり。どうも体だるい。
ちょっと買い物にでかけたり。雪降るほどではないけれど、寒いなぁ。

2011/2/11
雪!雪!こんなにどばーっと降るのは何年ぶりかな?
しかもちょっと積もってうれしい。交通機関は麻痺したりするが、
こんな風に雪降るのはうれしいかも。

朝から六甲へ。ちょっと仕事。
夕方までえらく時間が空いたので、
久しぶりに学校へ行く。ちょっと練習でもできたらなーと思うが、
祝日のため建物に入れず。ちょっと散歩したり。

学校ずいぶん変わったなぁ。寂しいなぁ。

2011/2/10
一日中家に篭って13日にやるライブの譜面書きとかとか。
ぼーっとしてたらすぐに一日経ってしまう。まずいなぁ。

2011/2/9


こんな感じ

レコーディング2日目

宿をチェックアウト。朝からやたらと寒いなと思っていたら、
昨晩の雨は雪になっていた模様。
やっぱり関西と関東の寒さはちがうねーとかなんか言いながらS水さんとちょっと散歩。
途中でI狩さんに拾ってもらって再びスタジオへ。

ホールがあったまって準備できてからまたレコーディング開始。
昨日と同じくS水さんのソロから。
昨晩いろいろ考えて曲順とかを想定してきたそうで、
その順に演奏。昨日やった曲とかもお構いなし。

ずいぶん前のE.D.F.のレコーディングのときもそうだったが、
2日目の演奏のほうがいい。
僕の場合は場所に慣れるというのが大きいみたい。
あとはだいぶ気楽にやれているというのも大きいか。
でもそれじゃあダメなんだけれどなぁ。

S水さん一気に一時間半ぐらい弾く。
結構たくさんの曲を演奏し、テイクもいくつか重ね、
だいたいアルバムの形が見えてきたあたりで休憩。
ちょっと相談して、もう少し欲しい曲を探して、それも録る。
うんうんいい感じ。しかし昨日から弾きっ放しやけれど、
体力・精神力よく持つなあ、ぼくなら無理だわ。

ホールに併設されているカフェでお昼ごはんを頂いて、
ゆっくり休憩してから後半戦。
ちょっと残りのソロを録って、DUOに。

僕の曲から初めて、
昨日録ったけれど構成を変えたくなった曲(僕も寝る前いろいろ考えた)やら、
やろうと思っていた曲たちを。結構いい感じでぽんぽん録れた。
つづいてS水さんの曲たちを。
普段E.D.F.とかではぜんぜんやらない曲やら、
やたらと懐かしい曲なんかを。

ぼやっとした予定しか決めていなかったので、
様子を見ながら曲を決めていく。こういうやり方は気のあった仲間でしかできないよなぁ。

しかしさすがに2日目の遅い時間になってくると疲れてきて集中力が切れがち。
なかなかこれ!という感じにならなくて、時間が過ぎていくが、
アルバムの全体像を相談したりしていると、違う方向が見えてきたので、
それにあわせて違う曲も録ったり。なんとか形になりそう。

結局2日ともテイクバックをまったく聞かずに録るだけ録りまくるという形になった。
なんか2人ともゆっくり聞きながらというのは得意じゃないし、
自分にへんな影響がでるので。

やりきって、泣きのもう一回、なんてのもなしで、無事終了~。
S水さん、I狩さんお疲れ様でした。
最後にいろいろ写真撮影して、ゆっくり片付けて、と。
帰りがけにちょっと晩御飯たべて、I狩さんと別れる。
まぁ作業はこれからなので、本当よろしくお願いします。

そして電車にのって、新幹線乗ったら、大阪なんてあっという間。
録音物はなにも持って帰ってきてないので
「実は全部夢やったらどうする~?」なんて言いながら大阪でS水さんとも別れる。

いやー、つかれた。でも楽しかった。
さてどんなものが出来上がりますやら。まだまだ先だけれどね。

2011/2/8
昨年秋口ぐらいにS水さんから「ソロアルバム録りたい」という希望があったので、
今日明日で録音という予定を決め、僕がプロデューサーをするからついでにDUOも録る?
みたいな話になって迎えた今日。

朝新大阪にS水さんと集合して一路東京へ。相変わらずのぞみはしんどいなぁ。
ぐっすり眠ったら熱海ぐらい。ほどなく新横浜に到着。
そこから電車を乗り継いで中華街へ。

今回のレコーディングの場所は、港の見える丘にあるゲーテ座のホール。
いまここは学校法人の一部になっている岩崎博物館という建物の中にある。
こじんまりしていていい感じのホール。
数年ぶりのI狩さんに会う。お変わりないようでうれしい。
いやー、なんか以前のE.D.F.のレコーディング(黒いヤツ。なんと2001年の5月末、過去の日記にある)
のときのよう。なんか最初からいい感じ。

楽器の準備をしてちょっとウォームアップしながら、音決め。
吸音板の調整なんかをして、いつでもすぐにレコーディングかかれる状態に。
なんか最初のサウンドチェックしてるときにすごい面白いもの録れたみたい。
まっさらってのはいいねぇ。

お昼ごはんを頂いてから、まずはS水さんのソロ。
いろいろあんな曲こんな曲やりたいってのもあるようで、
とにかく自由に弾いてもらう。
しかしS水さんの曲の多彩さ、んでもって彼の音の繊細さにはいつも驚かされる。
いいなぁ。眠ってしまいたくなる。

結構長い時間弾きまくっていた。
それでもちょっと休憩してまた弾くので大丈夫かなーと思うが本人はいたって平気らしい。
結構たくさんの曲を弾いたあたりでさすがにくたびれたようで休憩・・・・
と思いきや「寂しい」(笑)一人が飽きたらしい。

なのでDUOを。
なんせ僕はなれるのに時間かかるのでスロースタートで。
それと今回は慣れた曲ぜんぜんやんないので、これまた時間かかる原因に。
僕も今回のために書いてきた曲なんかもあるので、それらも。
デュオのアルバムは曲半分ずつとかになるといいかもなーとおもったり。

いろいろ時間かかりながらも結構な曲数をやる。
おお、というものもあったが、なかなかうまくいかないものも。
S水さんの新しい曲難しすぎ!(^^ゞ

結局結構長時間やったので、夜になったあたりでタイムアップ。
ホールの時間もあるしねぇ。というか疲れた。
そのままの状態で置きっぱなしにして、丘を降りる。

おいしいそばやさんに連れて行ってもらって晩御飯。
わいわい3人でしゃべりながら食べるのは楽しい。
宿に戻ってそのまま眠ってしまいたかったが、
近所だったのでちょっと山下公園を散歩。だいぶ寒い。でも夜景は綺麗だった。

今日読みおえた本:加藤実秋 「モップガール」

2011/2/7
ゆっくり起きて準備。昨日は遊びすぎたなぁと反省。
しかしアホみたいに盛り上がったので楽しかったのも事実(^^ゞ

ロビーで集合して、S夜くんH山くんと別れてS水さんの車で西へGO。
しかし昨日からずっと空は霞やなぁ。
途中うだつの町並みに寄って散歩してから美馬へ。そのまま峠を越えて香川入り。

いつものようにうどん!これだけはやめられない。
谷川米穀店~三嶋とはしごしてから、
何度かトライしていつも閉まっていた琴平近く(でもまんのう町らしい)にある「山の家」さんへ。
今日は開いてた!もう3年経つそうだが、ぜんぜんしらなかったなぁ。
ちょっとした丘の上にあって見晴らしもいい、というか懐かしい景色のところ。
うどんも当然おいしく(出汁がうまい)こりゃいいやー。

そして西村ジョイでお目当ての買い物をして、
さらについでに香の香で釜揚げたべて、もうお腹一杯。
そのままR11をずーっと東へ。ノンビリ走って香川を抜け、鳴門からまた高速のって帰る。

いやーうどん食べてた以外ほとんど車乗ってたなぁ。長い一日やった(笑)

2011/2/6
徳島ジャズストリートへ。

午前中にS水さんに迎えに来てもらって、
高速つかって徳島へ。いい天気だがえらく霞がかってて景色はよくない。
淡路島のいつものSAで猫に癒されたりしながらゆっくり行き、
鳴門の先のいつものところでうどんたべて、徳島市入り。

先に宿にいって荷物を置いて、そこにM井さんに迎えに来てもらい、
そのまま彼のスタジオへ。今日のネタを練習する。
スタジオはだいぶ防音も進んで、すっかりスタジオらしくなってた。
一時間ちょっとぐらい練習して今夜の作戦を決めて解散。
宿に戻ってのんびり。眠かったのでテレビ見ながらうとうと。

時間になったのでSwingへ。今日も盛況で満員の模様。
ちょっと寒いが外でママやらメンバーとうだうだ。
前のバンドが終わってから入れ替わって、お客さんもだいぶ入れ替わって・・・
減ってしまったんちゃうかなーと心配したがやっぱり一杯でよかった。

結構ハードな曲からスタート。
というかM井さんとだとハードな曲しかやんないんだけれど(笑)。
最近はあんまり吹きちぎらないようにしてる(というかあんましそんな気にならない)のだが、
ここではどーしてもうわーっと行く感じになってしまい、
なかなか全体が掴みにくく、難しいなぁ。

その後は落ち着いていい感じに。
事故もあったけれど、それもライブならでは。
KENZOちゃんがちょっと心配だけれど(そうそう、体調不良なので今日はS水さんがトラ)、
なんとか無事ステージも終えられてよかった。

その後のS水さんのトリオをゆっくりみる。
やっぱりいいなぁ。好きやなぁ。S夜くんH山くんとのコンビネーションもいい感じ。

終わってから集まってちょろりと飲む。
最近のジャズストではたくさん集まって阿鼻叫喚なセッション!というのがなくなってきてるが、
ぼちぼちとセッション。
眠いので割りと早く帰ろうと思っていたのだが、
なんかS水さんも僕も途中からスイッチが入ったらしく(笑)、
勝手にちゃう楽器やるわ歌うわのフリーな状態に。
でもそれが面白かったようでめちゃウケ。えらい長時間やりまくってしまった。

うーん、反省。しかしおもろかった。

2011/2/5
バンバンバザールpresents「nuovo standard in giappone」ヒジョーにお手隙 de ショー@京都拾得

拾得ははじめて。大宮駅で昼過ぎに拾ってもらってお店へ。
みんなは昨日あのあとたこやき屋さんにいって盛り上がったらしい。いいなぁ。
ちょっと迷ったが無事到着。

ゆったりと準備して、なんとかステージに全員乗れるようにして(なんせ多い)、
確認しておくことや、昨日から変更しようということになったことなんかをリハ。
やっぱスムーズさが大切だもんな。あと場所変わったから人の動線が変わるし。

今日も人気でお店は満員。
そんななか昨日の続きかのように(まるで昼・夜公演のよう)スタートする歌謡ショー。
昨日で流れやら曲やらがみんなのなかでできてきてるので、
そんなショーバンドのようにスムーズに演奏が。しかも昨日にもまして面白い。
やっぱり役者揃ってるなぁ。すごいなぁ。

なんせ音もいいし、演奏は楽しいし、ステージはあっという間。
久しぶりに人前でフルート吹いたけれど、これまたいい感じだったし。
もっとうまくなりたいけどー。

あー、楽しかった。
誘ってくれたTやん、一緒にやってくれたみなさま、お客さま、
ありがとうございました。またやーらーせーーーてーーー。

2011/2/4
バンバンバザールpresents「nuovo standard in giappone」ヒジョーにお手隙 de ショー@心斎橋MUSZE

とても楽しみにしていた今日そして明日のこのライブ。
事前のリハには参加できなかった(東京だもん)ので、
今日はじめましての人が大半、内容もほとんど知らないって状態でお店へ。
もうみなさん集まってる。久しぶりのバンバンの面々やPercのD居くんに挨拶。で、石原顕三郎さんに、
ホンセクを一緒にやらせてもらうカンザスシティーバンドの下田さん、タイコの大沢くん、
オルガンの松本さんに、かわゆいチャラン・ポ・ランタンのお二人。
いやー、豪華ねぇ。

曲順をざっと眺めてから、いろいろ仕掛けのある曲とかホンセクある曲をやってもらったり。
はじめはドキドキもんだったけれど、やっていくうちに様子も分かってきて、
こりゃオモロイなーと。ムード歌謡とかやっぱ好き、というか体にあう、のか?

結構みっちり練習して(そりゃ今日が初顔合わせなので)いつものようにとなりのみんみんへ。
M本さんD居くんとごはん。なんだかんだしゃべる。M本さんめちゃいい感じ。
まだそれでも時間余ったのでさらに近所の喫茶店にいってうだうだ。
このうだうだな感じがいい。なんかこの3人ユニットみたい。

お店にもどるともう結構たくさんのお客さん。
バンバン、カンザス、チャランポって人気だもんなぁ。
F島さんの司会から始まって、夢の歌謡ショーのはじまりはじまり。

いやーみんな達者だし、とくにS田さんの鶴光の曲は秀逸。
演奏してるより見てたいぐらい。
他にも歌謡曲オンパレード。懐かしすぎるヒット曲やら、へーそんな曲まで。
ザブケンさんもこぶし利かせた曲似合うなぁ。ぼくもムードテナー好きだし(笑)

ほんとショーのように矢継ぎ早に曲がつながれ、
ほんまもんみたいなF島さんの司会がはいり、
ダンスチューンもあって、普段この人たちが絶対やらなさそうな曲の数々を、
嬉々としてやってるってのはそれだけでも非常に面白いし、
やってるほうも実はかなり楽しいのであった。

いやー、こりゃ明日も楽しみだわな!

2011/2/3
家にこもっていろいろ作業。
明日からの準備もいるし、来週のレコーディングの準備もいるというので、
いろいろやらなければならないこと山積み状態。

しかし体調も悪く、風邪なのかはたまたインフルエンザなのか。
とにかくしんどいので、そんなにいろいろできなかったが、
曲書いた。これレコーディングにもっていこう。

2011/2/2
11 tenor sax ensemble@三宮BigApple

11人といったものの今日は欠席者多し(結構アバウトな経営になっている(^^ゞ)で、
実際は9人だった。でもそんなのぜんぜん関係なし。
みんなで好きな曲を選んでリハーサルを少しだけ。
えらく以前にしかやってなかった曲もあったりして、懐かしかったり忘れてたり。

全体の様子が見えない状態でのライブスタート。
ライブ全体でひとつのものと思えるなら、だんだん出来上がっていく過程を楽しめればいいかも。
集団の即興なので、なにも起こらずに普通に進んでしまう場合もあるけれど、
どこかほころびたり、箍が外れておかしくなると、すごく面白い演奏にもなる。

後半はすごい楽しかった、いい意味で適当で。
でもA崎さんのMCにかなうものなし(笑)

2011/2/1
もうすぐ節分。先月はばたばたしていていけなかったので、門戸厄神さんにいく。
本厄もようやく終わりか。お札を新しくしてもらう。
ちょっと気分が引き締まって新たになる。

荒崎BigBand@三宮BigApple

年をまたぐとすごく久しぶりな気がする。
今日はA先さんの新曲が3つにラッパのY尾くんの曲も。新ネタ祭り。
練習をちょちょちょっとやって、あとは本番待ち。
どこかしらゆるい雰囲気がいい。

ライブは結構ハイテンションで始まった。
でもとっちらかした感じではなく、どこかまとまった感じ。
悪く言うと冒険心なしって感じか。
相変わらずA井くんと、S野さんがすばらしい。

今日はアルトのM藤くんも遊びにきてくれて急遽参加。
アルトバトルもいい感じ。いい刺激になったなー。