松田一志Recording

8月ももう終わりという28日と30日、SoulFeverやら最近では西田まこと(Gt)とのトリオとかでよくご一緒している松田一志氏のレコーディングがありました。このところ年に数度SOUL、FUNKセッションなどでご機嫌なギターを聞かせてくれる安達隆之氏のプロデュース。当日スタジオに入るまで結局なんの曲をやるのかも知らない(決めてない)ままでのスタートでしたが、これがすごく楽しかったのでした。

今回はこういうセッティングで。MD421とU87の組み合わせ

28日はその松田、西田両氏とのトリオの録り。普通ならこういう音楽(SOUL、R&BやらAORやら言われたりするけれど)なんてとくに今の時代の場合、パラで録る(別々のブースなんかで同時録音、もしくはダビングしていく)のが通常だけれど、このトリオはとにかくライブで鍛えて(?)いるので絶対一発録りでその雰囲気を伝えたほうがいいというコンセプトで(実際、そのほうが生き生きする、当たり前)録音しました。普通ならバンドでやるような感じの曲たちなのですが、ライブで散々やってるので”トリオでの音”というものが出来上がっていて、単にバンドでやってるのをちょっとアコースティックでやりました的な感じではなく、3人での音が出来上がっており、録音してみるとやはりそんな感じが思いっきりでててすごくよかったです。試しにやって、細かなアレンジを確認して(といいつつちょっとゆるいほうが自由度あってガチガチにならずによい)、それでもう一度か二度やったらOK、みたいな流れで。

結局3曲録りましたが、残念ながらぼくがタイムアップになってしまい、一曲だけぼくはダビングになってしまいましたが・・・・(:_;)

そして、30日はセクションを。相棒堂地誠人(Sax)とのSax2管という、まことに男前なセクションでした。いや、顔がというわけじゃなくて、普通なら金管楽器も入れたくなるような音楽なのにそこをSaxだけにしてある意味渋く、ある意味いい感じに頭悪い感じで(これほめ言葉です)やってみました。堂地氏とはもう長く一緒にやってるので、どういう感じがカッコいいか、いい感じか、とか、曲によってどういうニュアンスが適当か、というようなセンスが共有しやすいので、一緒にやるのが非常に楽なのです。

マコちゃんと向かい合わせで

アレンジやアイデアは彼に任せて3曲セクションをやりましたが、最初にベーシックトラックを聞きながらマコちゃん(堂地氏)のアイデアを聞き、一度何も考えずに録ってみてから改めて相談して、方向性がまとまってからちゃんと録る、という進め方(ま、普通ですな)でやりましたが、どれも非常にスムーズでした。ま、Sax2管なのでそんな複雑なことできないし、どちらかといえばグルーブ重視で音を抜いたアレンジ(あんまり吹かない)だったので、逆に適度なきちんとさとゆるさ、そして徹底的に良いグルーブでやらないとすごくいまいちになるシロモノだったのですが、いやー、彼とのセクションはほんといい感じになります。何度かトライしているうちに、「ああここか」という位置が決まって、あとはそれを着実にやれればいいので、ブースの中で(結局同じブースの中で顔見合わせながら録った)ノリながら楽しくレコーディングできました。やっぱり部分録りよりも一曲まるまる通してのほうが格段にいいですね。いやー、楽しかった。

これらの録音はシングルとアルバムという形で世に出るはずなのですが、まだどんな形になるのかはお楽しみということで。僕も出来上がりが楽しみです。

やっぱりレコーディング楽しいです。どなたでもなんでもいいから誘ってくださいね!

このスタジオ、物凄い機材が溢れてます。MOOGのタンス!初めて見た!

 

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