@Corner Pocket 2011/10/27

今夜は久々に自分のリーダーでCP(Corner Pocket)でのライブでした。昨日から一緒の工藤精(b)と小前賢吾(ds)とのトリオ。工藤くんとは以前から関東に訪れたときにはやる機会はあるのですが、関西ではなかなかやらないし、とにかく一度CPに連れて行きたいと思っていたのがようやく実現できた夜でした。

おばかな3人様?ww

昨日のグラバー邸でのライブもよかったけれど、とにかく今夜のトリオはシンプルな編成なだけにクリアで個々の音とそのアンサンブルが際立ったライブになりました。のんびりはじまったライブが終盤に向けてじわじわと盛り上がっていくのがとても楽しかったです。小前くんと工藤くんの組み合わせはほんとたとえようがなく素晴らしく、聴いてるだけでも楽しいのに、中に入ると自由きわまりなく好きに演奏させてもらえるので、今夜は緊張していたのも忘れて本当に楽しく演奏できました。そして自分の書いた曲たちがまったく新しく生まれてきた曲のように聴こえ、作った以上に素晴らしい音が奏でられたように思います。これらは演奏もよかったこともあるけれど、聴いてくれたみなさんのおかげでもあると思いました。

このところリーダーでライブをやることにはだいぶ慣れてきていますが、学生時代から出入りしてその時々で自分の演奏を聴いてもらってきたここCPでのライブというのは、いつも格別の思いがあり、それと同時に緊張してしまうのです。なのでなるべくのんびりしながらのライブに入っていくようにしていますが、いやー、やっぱり緊張しました。この2人とやるのは刺激的で自由にできて楽にやらせてもらえるけれど、ちゃんと自分でいないといけないので(当たり前だけど)。

このところ自分の演奏に少し自信がないというかよくわからない疑問を感じつづけていたのですが、今夜のライブができたことで少しふっきれた気がします。

ほんとこんなライブが出来たCorner Pocketに、ありがとう、です。

PS
サプライズでお祝いしてもらっちゃいました!ありがとう、かーちゃん、そしてみなさん!

お祝いにケーキが!!!

Corner Pocket?http://www.cp-paragon.com/

2011.11月のスケジュール

■■■ リーダーライブ ■■■

11/26(Sat) 武井努5
■第6回 西神NTジャズクラブ ライブ
神戸 西神中央 プレンティホール 078-992-0001(代)
17:00~ 1,500
[メ]武井努(Sax)、木畑晴哉(Pf)、萬恭隆(B)、小前賢吾(Ds)、木原鮎子(Vo)
[問] 西神NTジャズクラブ(DAN) 078-992-0158
※今回は”ニューヨークの唄”がテーマです。

■■■ たけタケ ■■■

11/5(Sat) たけタケ
東大阪 俊徳道 Crossroad 06-6736-8870
20:00~ 2,000
[メ]清水武志(p)、武井努(Sax)

■■■ その他のライブ ■■■

11/1(Tue) 則岡徹3
東京 中目黒 楽屋 03-3714-2607
Open 18:00 Start 19:30~ 予約2,500/当3,000
[メ]則岡徹(Pf)、工藤精(B)、吉岡大輔(Ds) ゲスト:武井 努(Sax)

11/2(Wed) MITCH’s Lil Bratz Brass Band
PARADE START 17:30~
岡山市 表町商店街、上之町アムスメール時計台~(予定)
SHOW START 19:30~
岡山市 ルネスホール w/ NEW ORLEANS FOODS etc
[問]エマノン・ミュージック 090-3636-4621

11/6(Sun) MITCH ALL STARS
岡崎ジャズストリート2011
岡崎ニューグランドホテル 13:00~ 17:30~
[メ]MITCH(Tp,Vo)、武井努(Sax)、富永寛之(Gt)、小林創(Pf)、清水興(B)、永田充康(Ds)

11/7(Mon) 月曜日にかんぱい Vol.3♪
■ 月曜日にかんぱい Vol.3♪
大阪 心斎橋 Bar MUSZE 06-6282-0396
Open 19:30 Start 20:30
前3,000/当3,500円(飲食チケット代1,000別)
[LIVE] KOO(tp)、武井努(Sax)、祖田修(Pf)、荒玉哲郎(B)、LARRY MARSHALL(Ds)
[DJ] JUNIA(Bar MUSZE)

11/8(Tue) 武井~福呂DUO
大阪 北浜 RUMBA 06-6222-6700
20:00~
[メ]武井努(Sax)、福呂和也(B)

11/11(Fri) SOUL FEVER
大阪 北新地 Mr. Kelly’s 06-6342-5821
Start 19:30 前4,000/当4,500
[メ]松田一志(Vo)、東原力哉(Ds)、西田まこと(Gt)、村瀬正樹(Key)、羽田北斗(B)、武井努(Sax)、堂地誠人(Sax)、横尾昌二郎(Tp)、江崎 愛(Cho)、河合かずみ(Cho)

11/14(Mon) Tenor Sax Ensamble
神戸 三宮 Big Apple 078-251-7049
19:30~ 前2,500/当2,800
[メ]内藤大輔、武井努、服部利一、秦ゆり、登敬三、辻田宣弘、福代亮樹、浅井良将、荒崎英一郎(以上全員Ts) ゲスト : 岩宮美和(Vo)

11/15(Tue) 見原洋子
大阪 京町堀 CHOVE CHUVA 06-6225-3003
Open 19:00 Start19:30 前2,000/当2,300
[メ]見原洋子(Vo)、山田裕(G)、川辺ぺっぺい(B)、武井努(Sax,Fl)、とくじろう(Per)

11/16(Wed) MITCH(Tp,Vo)5
大阪 梅田 ニューサントリー5 06-6312-8912
Live Time 19:50~20:30/21:00~21:40/22:10~22:50 1,800
[メ]MITCH(Tp,Vo)、永田充康(Ds,Vo)、武井努(Sax)、杉山悟史(Pf)、宮上啓仁(B)

11/17(Thu) Satoko(Vo)
大阪 関目 BROWNIE 06-6786-3333
20:00~ 2,000
[メ]Satoko(Vo)、清水武志(Pf)、武井努(Sax)、瀬尾高志(B)

11/20(Sun) Love Journey to Charlie’s
神戸 三宮 チャーリーズ 078-332-1401
Open 18:30 Start 19:30 予約4,000/当4,500
[出]チャーリー・コーセイ(Gt,Vo)/黒台真理子(Key,Vo)、マーティ・ブレイシー(Ds)、 TetsuGF(Gt)、多田義則(B)、チーチョ西野(Per)、武井努(Sax)
[問&予約] Three Codes Productions 0798-66-2071

11/21(Mon) 生島~武井DUO
高石 Re楽xs 072-266-8839
19:30~ 1,000
[メ]生島大輔(p)、武井努(Sax)

11/22(Tue) Words Of Forest
神戸 三宮 Big Apple 078-251-7049
19:30~ 前1,800/当2,000
[メ]森本太郎(Ds)、清野拓巳(Gt)、三原脩(B)、武井努(Sax)

11/24(Tue) 武井3
大阪 北浜 RUMBA 06-6222-6700
20:00~
[メ]武井努(Sax)、箕作元総(Gt)、福呂和也(B)

11/25(Fri) E.D.F.
大阪 桃谷 M’s Hall 06-6771-2541 20:00~ 1,800-
20:00~ 1,800
[メ]清水武志(p)、西川サトシ(b)、武井努(Sax)、田中洋一(Tp)、光田臣(Ds)

11/27(Sun) MITCH ALL STARS
泉佐野 泉の森ホール マルチスペース 072-469-7101
Open 13:30 Start 14:00 前2,500/当3,000
[メ]MITCH(Tp,Vo)、永田充康(Ds,Vo)、武井努(Sax)、小林創(Pf)、金澤英明(B)
[問]As Time Goes By 072-452-6888

11/29(Tue) PANDMIK
東京 渋谷 CROCODILE 03-3499-5205
Open 18:00 Start 19:30 前3,000/当3,500
[LIVE]PANDEMIK / Dos sones de corazones + 宮本仁(Perc)、石井圭(Bs)
PANDEMIK:
川辺ぺっぺい(B)、とくじろう(Perc)、藤田俊亮(Vo)、 NANA cantarina(Vo)、牧知恵子(Pf)、衣笠智英(Ds)、ふさはらただひろ(Tp)、前田大輔(Tb)、武井努(Sax,Fl)
[DJ] electropico suda

42。

今日10/20はぼくの誕生日です(でした?)。みなさんからたくさんメッセージをいただきました。本当にうれしいです、ありがとうございます。

昨日までの41という年齢の1年はある意味大きな変化のはじまった時期でした。4月にも書いたように音楽に携わって10年になり、自分の足跡を見つめ直す時でした。41の自分は少しずつ成長はしてきていたかもしれないけれど、31のときに思い描いてた10年後の姿からはかけ離れたものでした。でもこれはこれでよかったと思っています。まぁ何事もグズで取りかかるのに時間がかかってしまう質(たち)なので仕方ないといえばそうなのですが、考えたり回り道したり、一見無駄だと思える時間を過ごしたり物事にこだわったりしたことは、確実に今の自分の糧になっているなと感じることができるからです。

そして父を亡くしました。父は頑健だったのでいつまでもそこにいてくれるというような錯覚を抱いていましたが、そんなことはありえないですね、当たり前。いつか、いつか、と思っていた親孝行と呼ばれるようなことをひとつもできず、わがままばかり言ってふらふらし続ける僕に「飯は食えているのか?」とだけ言ってくれた父。そんな父がいなくなって、そして家族のこと、もっと広く人と人とのつながりのこと、そんな普通にあるとても大切なことにまったく気づいてなかったことに気づかされ、最後まで父には教えてもらってばかりだなと思いました。

もっとほかにもいろいろいろいろあったけれど、何よりもそんな41の自分がそのまま封じ込められたアルバム『TAKE TAKE』を作ることができたのは大きな出来事でした。作っているときは何も思っていなかったけれど、今聴いているとこのアルバムにはこの10年の、そして41の自分がそのまま反映されているな、と感じることができます。今だからこそできたアルバムだな、ととても満足しています。

そして強く思うのは、何事も最終的にはひとりでやりきらなければならないけれど、その周りにみなさんや仲間がいてくれるからこそ出来たことばかりだということです。大なり小なり、強い弱いという程度はあったとしても、いろんな局面でいつもひとが少しずつ力を分けてくれたおかげ、そんな繋がりのうえに僕は立っているんだと実感しています。

さて、今日から42です。だからといって突然何かが変わる訳ではないですが、これをまたマイルストーンとし、いまからはじまる一年に期待と不安を抱きながら、また遠い未来に42歳という年はあんな年だったなーと笑えるようになれたら、と思います。

ぼくに心を送ってくれたみなさんにそれ以上の恵みがありますよう。そしてすべてのひとが健やかでありますよう。

ありがとう。

 

 

 

 

伊坂幸太郎 – オーデュポンの祈り


ちょっと時間がかかってしまったけれど読了。これまでに何冊か伊坂さんの作品を読んできて、その作品たちに前の作品の人物なんかが出てくるのを読むにつれ、「やっぱり一冊目から読むべきかな」と思って手にとった一冊目「オーデュポンの祈り」。「ゴールデンスランバー」から読み始めたので、このオーデュポン~の文体がちょっと今とは違う(今のほうがより構造が明確でいろいろはっきりしていると思う)ために、最初だいぶ戸惑ったのだが、我慢して読み進んでいくうちになれて、また違う感じの伊坂ワールドを楽しむことができた。

つい出来心でコンビニ強盗を働き捕まってしまう主人公伊藤。ちょっとしたきっかけで逃走するのだが、気づいてみると見知らぬ土地にいる。そこは誰も知らない島。現在社会から切り離された場所。変わった人間ばかりがいて、さらにはしゃべるカカシまでがいる・・・・。

ぼーっと読んでいると、ただただ主人公がよくわからない島でよくわからない人たちに会い、よくわからない会話を繰り返すだけの、焦点のちょっとだけずれたへんな物語にしか読めないのだけれど、ある事件をきっかけにそれまでのちょっとした会話、人のつながり、そんなものから歯車がかみ合っていって・・・すべてのことに因果があってつながっている、という見事に伊坂さんらしく物語をまとめあげていくところが、おおー、という感じなのだが、そのタイミングがすごく最後のほうなので、いったいどうなるのかわかんないと読みながら不安になる。表から見てる分にはちんぷんかんぷんな紋様が、裏から見たら見事に均整を取れて美しい紋様になっていた、のような。

解説で吉野仁さんが書いているようにこの作品で描かれるありえない世界に引き込まれる感覚=シュール(超現実的)な感覚がこの作品の最初の醍醐味であり、そして次々に謎が出てくるミステリー、最後までわからない「この島に欠けているもの」などなどがこの作品の魅力となっている。名探偵に関する考察もおもしろい。「名探偵は事件を解き明かすために存在する。しかし誰も救わない。名探偵がいるから事件は起こるのではないか」・・・これとカカシ優午がリンクしていく。今の社会への風刺だともとれる。

「この島に欠けているものはなにか」がわかったとき、思わず感嘆の声を上げそうになった。そう!そう、本では描けない(こともないか)けれど、いつもそこにあるはずのもの。そして伊坂さんがすごく大事にしているもの。そう!

この作品を皮切りにして、今まで読んだ物語やそれ以外の物語が生まれていったのか、伊坂さんと同じ時間に同じ空気吸って生きているんだ、まだこの人から生まれていない作品にまた出会うことができるのだと思うと、うれしくなってしまう。

新潮文庫 2003

たけタケ+satoko@松山SugarVillage 2011

たけタケ 清水武志+武井努

10日に毎年恒例で、もう13年目(春秋開催していた時期もあるので、18回目だそう)になる、愛媛松山市で行われるSugarVillageという音楽イベントにたけタケで出演してきました。

前回までは徒町のGretschにいろんな形ででてたりしてたのですが、今回はBar Tommy’sで。6月にも同じくたけタケでライブさせてもらったんですが、今回はイベントということで対バン形式でやるのですが、その対バンがいないというか間に合わないなーという感じになったので、急遽ボーカルのSatokoさんを連れて、たけタケ、Satoko+清水武志・武井努、という編成での出演でした。つまり清水さんなんかは4ステージ弾きっぱなしという(僕は適当にサボって)。

Satoko+たけタケ

Tommy’sはそんなに広くないけれど、その分アットホームな雰囲気も出るし、距離が近くて僕らとお客さんの息遣いわかるし、反応がダイレクトなので、演奏するのはとても楽しくてスリリングです。Satokoさんのボーカルステージから始まった出番は、ゆるやかに流れて、相変わらずたけタケはしゃべりまくったりして「漫才か!」とか突っ込まれてましたけれど、演奏はどのステージも気持ちよく、いい演奏ができたんじゃないかと思います。

あー、よくしゃべった(笑)

松山でのなじみの人たちの顔、すごく久しぶりに来てくれた人、初めてなのにすごく喜んでくれた人、4ステージとも見てくれた人、子供を見せに来てくれた人、人、ひと。たくさんの人に会えてすごくうれしかったです。しゃべったり演奏を通して触れ合ったり。そんなうれしくて当たり前の交流が自然に行えるこのTommy’sって場所はほんとうに最高です。もちろんイベント自体も。ステージの合間にKAJAも覗きにきてくれて、あれこれ外から眺めながらしゃべったし。

4ステージ目はたけタケで、昔のRISKYでの演奏を思い出すかのように、長々とステージをやらせてもらい、しかもアンコールも長々とやらせてもらいました。清水さんにつれてきてもらってもうすぐ20年、ということは、くーやんをはじめたくさんの人たちと20年付き合ってきたんだなーと。そんなことを思い出しながら演奏したRugtimeは何かとても格別の思いがしました。長いようで短い、夢のような時間。何もかもがあっという間だな、と。

往き道も帰り道もいつも楽しい松山。そして楽しいイベントSugarVillage。また来たいです。というか必ず呼んでくださいー!エップーをはじめスタッフの皆さん、お店のみなさん、来場いただいたみなさん、ありがとうございました!

PS
今回帰り道に楽しみにしていた今治「10円寿司」はお休み。めちゃ残念。そして同じく開いてるかどうか期待していた焼きそばの「はる」も休み。。。。。あああ、愕然としていたのですが、前回6月にいったとき「はる」の焼きそばではしゃぎまくっていた僕と清水さんを見ていたMさんがお土産をくれました。

かめ風やきそば、いったいどんな味になってるのやら

話には聞いていた「かめ風やきそば」のインスタント、というか家で味わえるやつ!すごい!松山B級グルメ!「伝説の不思議な味」って(笑) どこにも美味しい!とかうまい!と書いてないのがすごい。ああ、いつ食べようか迷いますわ~

Bar Tommy’s http://www.bar-tommy.com/

『TAKE TAKE』全国発売のお知らせ


8月に自主制作で発表した僕と清水武志(piano)のデュオアルバム『TAKE TAKE』(たけタケ)ですが、ついに10/22に全国発売のはこびとなりました!これもひとえに皆さんのおかげです、ほんとうにありがとうございます。これからも頑張って演奏していきますので、ぜひよろしくお願いします。

今のところAmazonTower RecordsHMVDISK UNION 等で予約承っております。もちろん僕のほうでもライブ会場での販売、郵送なんかも受け付けています(でもネットや店頭で買っていただいたほうが、人気がでるというかなんというか・・・・ww)。

また今後のたけタケのライブ予定は
10/10 愛媛 松山 Bar Tommy’s 089-935-6220 19:00~(イベントSugarVillageに出演)
11/5 東大阪 俊徳道 Crossroad 06-6736-8870 20:00~
を予定しています。

ぜひ、たけタケ、をよろしくお願いします!

見原洋子@京都RAG 2011.10.7

リハ中のヒトコマ(by peppei)

もう3年目になるそうなのだけれど、見原洋子の春と秋のワンマンライブ@RAG。今日も無事楽しく終えられました。来てくださったみなさま、本当にありがとう。めちゃくちゃ楽しかったです。毎回思うけれど見原さんのライブは「ああ音楽やっててよかったなー、この人の音楽を一緒に奏でられるなんて」としみじみ感じます。

ちょっとまえに日記で書いたように、昨年は曲を見原さんに提供するっていうテーマがあって2曲書いたのですが(「愛の波紋」と「星空」<これたけタケでもやってますが、最初は見原さんに書いた曲だったのです)、今回は見原さんから詞をもらって曲をつけるというテーマだったわけなのです。まぁなんとか苦労して曲を書いて、先日リハでやってみてなんとかいけそうかなぁ(ちょっとほんと大曲になりすぎちゃった)と思っていたけれど、今日のリハまでにまだいろいろ大丈夫かなあとか考えてアレンジ少し変えたりしました。

で、今日はそれ以外にもぺっぺい氏の新曲が2曲ありで、ステージの構成も前半はおなじみの曲をしっとりと聴かせて、後半は出し物(今日は男性陣が歌った!)と新曲祭!というわけで、さてどんなライブになるかなーとおもってステージに立ったのですが(いや、座ってましたが(^^ゞ)、すんごくいい空間が生まれたのでした。

丁寧にひとことひとこと歌う見原さんの歌と、その歌詞。奇をてらったものはなにもなく、心にすとんと落ちてきます。演奏してるとあんまり聞こえないことが多いのだけれど、彼女の歌は聴きたくて聞いてしまうのです。だからいつもこのライブのときはお客さんのほう向かずにたいてい彼女のほう見てたりするわけなのです。そしてどういう音がこの瞬間に、彼女の歌に必要か、ということばっかり考えています。いい歌を歌ってもらいたいから。それがうまくいったなと思えたとき、演奏者冥利(?)に尽きるのです。

新曲は3曲ともすこぶるよかったです。とくにぺっぺいさんの曲の「見守ってほしい」はすんごいいい曲でした。聞いてるほうが泣いちゃいそうなぐらい。あ、今日も見原さんはリハから涙に見舞われていましたが(^^ゞ。ぼくの書いた曲は「心の色鉛筆」というタイトルになりました。もうちょっとすっきりまとまったらさらにいい感じになるんじゃないかなーと想像しています。

ああ、とにかくもっとたくさんのひとにこの見原さんのライブを聞いてもらいたいです。

次回は11/15、大阪 京町堀のCHOVE CHUVAです。ぜひ!

今日の楽器たち♪

PS
今日は結局テナー、ソプラノ、フルート(木)、クラリネット、笛という楽器たちを持って歩いていったわけですが、めちゃくちゃ重くて(譜面や衣装もあるし)一体どんなけあるんやろう?と帰宅してから計ったら20kgありました。そりゃ肩いたいわな(笑)

かじったりんご

今日(正確にいうと昨日)2011/10/6、Steve Jobs氏の訃報があった。若いときにAppleを立ち上げてMacintoshという夢のようなコンピュータを生み出した、偉大な人物。いろんな夢を具現化してくれた人がまたひとりいなくなった。同じ時代に同じ空気を吸って生きていた尊敬すべき人がいなくなるのは非常に寂しいことだ。

ぼくは子供の頃にいとこの兄の影響でコンピュータ(そのころはマイコンと呼ばれていた。彼が持っていたのはNECのPC-6001だった)というものに興味をもち、中学のころ難波の千日前デパートの跡地に新しい百貨店プランタンができて、そこにパソコン売り場ができたとき、すごくうれしくて、毎週のように電車にのってそこにいき、パソコンとういものを触って遊んでいた(まぁほとんど見ていただけだけれど)。”最新のテクノロジー”とか”なんでもできる機械”みたいなイメージがあって、未来的なものが好きだった僕はすっかり虜になっていた。(そのころまだ日本橋の電気街なんて知らなかったのよね)

でもいったんそこでパソコン熱は冷めるのだが(興味がSaxに移ったから)、大学の4回生ぐらいになって研究室に出入りするようになったとき、そこにPC-8801シリーズと(3.5インチのフロッピーディスクドライブあるやつだった!)見慣れない白い小さな画面のコンピュータがあり、その小さな筐体にとても興味をもった。それがAppleのクラシック(SE/30)だった。NECのパソコンに比べて、そのコンパクトでなにやら中身の詰まったような感じのするコンピュータがすごく魅力的に感じたし、マウスというデバイスに革命を感じたのかもしれない。

その後Windows3.1というまことに笑えるOS(というかアプリケーションかな)が出た後、Windows95というOSとPC/AT互換機の低価格化により世の中はWindows一色になってしまったけれど、ぼくのMAC熱はぜんぜん冷めなくて、社会人になってお金をためて初めて買ったコンピュータがPowerMacだった。あのオフホワイトの筐体、普通のパソコンと見比べて、なんだかしっとり湿度がありそうだったり、豆腐のようにみっちり中身が詰まってるように思えて、すごく愛らしかった。あんまり活躍させられなかったけれど、あるだけで満足してしまうような魔法の機械だった。

それ以来世間がなんといおうと(いろいろ便利だからWindowsマシンも使ってるけど)MAC大好きで、集めて喜ぶほどではないけれど、Apple製品はいつも気にしていたし、PowerMacG3やらG4、G5、PowerBook、iPodなどを持ち(ここ止まり、どーもIntelMacにはまだ手が出ない)いまでも愛用している。

ソフトとハードをセットにして作る。商業的にはいい手かどうかはわからないけれど、全体から細部にわたるまでのコンセプトやこだわり、いつも世間の2歩ぐらい先をいく先進性と驚き、そして何よりMac=COOLというイメージ。これらの魅力にハマってきっとこれから先も手元になにかApple製品は置いておきたい。そう思えるようなものを生み出しつづけたApple、そしてそこにいたJobs、彼に感謝をしてやまない。

人々に”未来”という夢を見えるように描いてくれたのが手塚治虫だとしたら、”未来”という形を触らせてくれたのはJobsだったと思う。

R.I.P. Steve Jobs、ありがとう。

PS
おまけ。Jobs氏のスタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版
http://t.co/YdLSFSw2

有川浩 – 海の底

そして有川さんの自衛隊3部作の2作目(でも読むのはこれが3つ目)。塩の巨大物体がおちてきて人類が大変になる話(塩の街)、未知の生命体が空にいた話(空の中)、ときたからにはこの「海の底」は海底に謎の火山が・・・(たぶん底というからには潜水艦がらみだろうと、決して洋上艦ではないだろうと)とかそんな展開かーと思っていたけれど、ああ、こんな怪物たちがわさわさと、という展開は想像だにしてなかった!悔しい。これがいちばん単純で、昔はそれこそB級映画としてパターン化したものだったのに、本でこれを描くかーという驚き(笑)

ある平和な、横須賀の自衛隊基地が開放されて見学できる日に、突然海から巨大なザリガニのような生物が大量に上陸してきて、人間たちを貪り食う・・・。突如起こった惨劇になすすべもなく逃げまとう人間たち。ちょうど停泊中だった潜水艦きりしおの問題児2人がその辺にいた子供たちを逃がすが逃げ切れずに結局潜水艦に立てこもることになる・・・。

B級映画そのまんまな巨大化した○○がどーのこーの、国を挙げて対応するが難しく・・・という、映画ならヒーローが出てくるかウル●ラ警備隊がでてくるか、みたいな展開になるところを、まことにまっとうな(つまりリアルな)対応をしていくあたりや(警察なのか自衛隊なのか、とかの葛藤や駆け引きなどや)、実際あるメカがでてくるあたり、一体どうやってこれだけの資料を集めたのかと感心するぐらいリアル。面白い。そして本当に起こったら怖いなと思う。そして同時並行して描かれる15少年漂流記のような閉ざされた空間での話。

よりリアルでより複雑、でもちょっと子供向け(こんかいラブコメ度はちょっと低し)なすごくうまいトーンで書かれていて見事だと思う。最後まで面白いし。怪物たちの殲滅もほんとリアルにその通りになるだろう展開だし。何も言うことなく面白い。

で、この話を読んでようやく「クジラの彼」に繋がった。なんか妙にうれしい。

そして文庫版には「海の底・前夜祭」というタイトルの短編も収録されている。本編の中でちょっと触れられる潜水艦を狙ったテロを試してみる話。これもリアルに面白いなぁ。

角川文庫 2009

(旧)2011.10月の日記

2011/10/31
武井・工藤DUO@横浜中華街491HOUSE

2011/10/30
今日はいきなりオフ。結構ぐーぐー寝させてもらう。
今日はみんな休みなので、近所の方々と勝手に庭先でバーベキューのようなことをするということで、
昼間からわいわい準備。
K藤くんの息子とか近所の子とかが遊びに来て一緒になってプラレールで盛り上がる。
これ世代を超えたヒットよねぇ。なんで男の子は電車好きなのだろ。

夕方までわいわい。雨が降ったりもしたけれど、さんざん外で遊んだ。
でもいま関東圏は外こわいんだけどなぁ。みなさん仕方ないという感じだった。
久しぶりに野球とかもやったけれど、
最近の子供はサッカーは詳しくても野球ぜんぜんしらない。ルールまったく知らないことに愕然とした。

2011/10/29
MITCH@福生Moon Tom

体調が思わしくないのと、いい加減忙しすぎてくたびれていたので、
ちょっといくのが面倒だなー、この時期に入れて失敗したなーとか思っていたが、
いざ新幹線にのって(今回はちょっと楽して贅沢、いや、体は楽じゃないけど、のぞみ)
車窓の風景眺めていると(いい天気だった)旅気分、いい気分転換になるようで切り替わってきた。

新横浜から在来線でえっちらおっちら、久しぶりで懐かしい福生駅で降りる。
そっから歩いて数分、ちょっと迷ったけれど無事お店に到着。
お世話になるK藤くん(おとついぶりー)、MITCH、そしてはじめましてのO井くん。
MITCHのペースでだらだらっと音あわせして、ちょっと福生の町を徘徊。
いい感じの安中華屋でたらふく食べる。

ライブは知り合いやら近所の人やらお店の常連さんやらたくさん。
はじめてなのに、いつものようにいい感じにもっていくMITCHさすが。
コード楽器がない分寂しいが、ぐっとタイトになっていい感じ。
最後までいい盛り上がりだった。

終わってからうだっとして、K藤くんにつれられて東村山へ。
4月にきたときは節電だのなんだので暗かったが、
もう普通に電気ついてる。まだ伝記問題はなにも解決してないのになぁ。

家について猫たちの歓迎をうける。かわいいなぁ。

2011/10/28
今日も朝から学校公演。すごい一週間に4回もあるなんて!

E.D.F.@桃谷M’sHall

2011/10/27
武井3@西宮北口CornerPocket

2011/10/26
今日も学校公演。さすがに3日続くとくたびれてくるなぁ。

武井4@谷町5グラバー邸

2011/10/25
今日も朝から学校公演@奈良生駒

2011/10/24
朝から学校公演@平野区

箕作武井小前@萱島おとや

2011/10/23
松田一志ワンマン@東心斎橋SOMA

2011/10/22
ルンバ

マグノリア

2011/10/21
ワインパーティーでの演奏

2011/10/20
朝一番に集合して岐阜へ。学校公演

2011/10/19
MITCH@梅田ニューサントリー5

2011/10/18
木畑・横尾バンド@梅田Mr.Kelly’s

2011/10/17
夕方に明日のためのリハ。
どんな曲やるのかなーと思っていってみたけれど、
きばやんの曲がすばらしい!
もっとややこしいジャズチューンを想像していたけれど、
以外にブラジリアンというかワールドミュージックのような感じだった。
これ好きだなあ。
あと横尾くんの曲もストレートアヘッドでいいなぁ。
たまたま思いつきで書いた曲は、なんかいまいち。
もうちょいまとめないとだめかなぁ。

その後昨日突然訃報を聞いた奥村さんのお通夜へ。
奥村さんとは実はほとんどしゃべったりしたことないのだけれど、
若いときにDonShopには散々お世話になったし、
あそこがあったからこそ、いま付き合ってるたくさんのミュージシャンと知り合えたし、
あそこでの経験があって、今がある、そう言えるお店だった。

すごく盛大なお通夜で、参列者がたくさん。
ミュージシャンもたくさんいた。
また一人お世話になった人、そしてお世話になった店が逝く。
今年はいったい何なんだ?

いったん帰宅して、再度夜中にリハーサル。
来月あるMITCHのブラバンの練習。
今回はいわゆるブラスバンドの曲よりもトラディショナルな曲を多めにするよう。
僕は楽でいいなー、ブラバンの曲ぜんぜん覚えられてないからなぁ。。。

2011/10/16
三宮で仕事。めちゃめちゃ天気よくて景色もばっちりでよかった。
バブリーだった。ぼくらのギャラよりワインのほうが高いなんて、
なんか惨めな気分になるなぁ。。。とほほ。

2011/10/15
前々から計画していた、出身校泉陽高校の軽音楽部のOB会

2011/10/14
しげのゆうこ@梅田Jazz On Top

2011/10/13
たけタケともみ@関目ブラウニー

ゆるっと集まってうだうだ。
ブラウニー久しぶり。宮岡さん元気そうでよかった。

2011/10/12
オフ。ちょっと家用事。といいつつほとんど何もしなかった。
「たけタケ」の発送だけはちゃんとしたぞ。

2011/10/11
松山からの帰り道。
6月にきたときのように今治の10円寿司で昼ごはんをたべよう!と
天気もいいので意気揚々と半島を回っていくが、休み・・・・。
すっかり寿司の口になってしまったので、新居浜あたりでやっと発見して寿司食べる。

その後はお決まりのコースで、琴平あたりに出て、久しぶりに長田うどん。やっぱりうまい。
そのまま西村ジョイ寄って、山を越えて徳島道で帰る。

一日中四国も、本州へ戻っても霞かかりっぱなしだった。
明石大橋から大阪見えなかったもんなぁ。なんやろこれ。

2011/10/10
朝S水さんに迎えに来てもらって、いざ四国へ出発。
すごく天気もよくてドライブ日和。

Weblogでもレポートを >> 「たけタケ+satoko@松山SugarVillage 2011」

2011/10/9
夜、サマソニの打ち上げ。
東京組がぜんぜんこれなかったのだけれど、
スタッフとイラストレータさんたち、カメラマンたちなんかが集まってわいわい。
逸Pちゃんのお店初めてきた。子供も生まれたそうで、なんかめでたい。
ご飯も酒もしゃべるのも楽しく、うっかり終電逃してしまい、
ついでだと新しいQuiet Stormにいく。Kelly’sの隣やん!

2011/10/8
オフ。家にずっといるとなんかよろしくないなーと思ったので、
ちょっとなんばに出かける。目的があるわけではなかったが、
なんかうろちょろして街からエネルギーもらいたいな、と。

結構あちこち変わっててびっくりした。

2011/10/7
見原洋子@京都RAG

Weblogでもレポートを >> 「見原洋子@京都RAG 2011.10.7」

2011/10/6
武井~馬田DUO@萱島おとや

このDUOも3度目くらい。ようやくゆったり、というか楽にできるようになってきたし、
勝手にやってもいい感じになってきた。U田くん頑張ってるしー。
2回目のステージでうろ覚えな曲ばっかりやってみるが、やっぱりちゃんと憶えてない。
でもやらないと憶えないので、こういう機会をつかってみるのだ。

2011/10/5
オフ。とってもしんどかったので一日家からでなかった。

2011/10/4
武井~千北DUO@北浜RUMBA

ちょっとご無沙汰してたRUMBA。といっても半月ぶりぐらい。
今日は下期があけて2日目だからか、すごくお客さんいない。
昨日はえらい忙しかったらしいけれど・・・やっぱりぼく人気ないのか?疫病神か?

しかしおそくになってストリートできなくなったーとミュージシャン仲間やってくる。
なのでいきなり賑やかになった。なんかとてもうれしかった。

2011/10/3
久しぶりに松原のさる会社へ。ここももうほっておいてもぜんぜん大丈夫なのだけれど、
たまにPCがトラブルので。今回はおかしくなって交換されたPCのメンテ。
そしておかしくなりつつあるPCの調査。これHDDがまもなくあかんくなるだろうなぁ。
会社全体のサーバももうすぐ満杯。増量するか、増設するか・・・。
なんて作業ゆっくりやってたら、すっかり時間が。慌てて高石へ。

生島~武井DUO@高石Re楽xs

10年前ほどに高石のどこかでライブやった記憶があったのだが、
お店に到着すると、まさにそのお店だった!なんたる偶然。
マスターも憶えていて下さってちょっと昔話に花が咲いたり。

I島くんとはセッションして以来始めてなので、どんな感じかな。
彼のオリジナルを取り混ぜながらスタンダードなども。
DUOは簡単だったり難しかったりするのだけれど、
ストレスなく楽しんで演奏できた。やっぱり師弟だけあってS水さんにちょっと似てる(^。^)。

またぼちぼち高石にこれたらいいなぁ。わりと近いし。

今日読みおえた本:有川浩「海の底」

2011/10/2
午前からちょっと仕事。外はだいぶ涼しいというか、寒い瞬間もあるぐらいになってきたなぁ。
でも金木犀がいい香り。

たけタケ@芦原橋cafe Make

ノンビリ集合して、リハなんか特にせずに遊んだりしてライブ。
まぁもう慣れているというか出来上がってるというのもあるけれど、
できるだけ構えずに音楽をやりたい、というのが本音かも。

何も決めずにお互いナチュラルにステージにあがって、
うだうだしゃべりながら演奏。
いつもおんなじだけれど、そのうち変化してくる。
同じことでも違うようになったり、違うことが一緒になったり。

今日は(も?)結構しゃべったなぁ。
お客さんがゆるりと聞いてくれるので、なんかしゃべっちゃうのよね。

今日読みおえた本:有川浩「空の中」

2011/10/1
スースーハー@三宮BigApple

1年ぶり(というか1年に一度しかしないのよね)のスースーハー。
というかこのところクミさんともだいぶご無沙汰。
一緒に演奏するの、昨年のスースーハー以来かな?

異例の15時入り(めちゃはやい!)でゆったり集合して、
準備に時間が結構かかって、リハも一通りやって、はぁ、と息をついたら18時。
そっからごはん食べに行って(しいたけ最高!)お店に戻ってみると、もう満員間近(>_<)。 そこからもたくさんやってきて、またBigAppleきゅうきゅう詰め状態でついにライブスタート!

1回目のセットは大人な感じ。
静かなDUOからはじまってちょっとずつ人数増えていって
(といいつつ場所ないからみんなもうステージにいるけど(笑))、
やがてバンドでの演奏。
沁みる感じの曲がおおいな。ゆっくり歌詞が聴ける。
今回はフルート吹く曲おおくて、なんだか楽しい。

そして2回目は怒涛のステージ。
もう最初から爆音で。こっちもお客さんもテンション上がりまくりーの。
今回の目玉、クミちゃんギターを持つの巻で、
店内のボルテージも最高潮、そのまま終盤まで怒涛のステージ。
盛り上がりまくったなぁー。すごい。
アンコールもどどーんとやって、大団円。

終わってみたらそんないろいろやった覚えはないのに、もうくたくた。
エネルギーがわーっと出て行った感じ。すごいな、このバンド。