誉田哲也 – ヒトリシズカ

最近ぜんぜん本が読めていない。モニターばっかりみているので、それ以外の時間に活字を眺めるのがつらいので。ほんとうこういうときこそ本がたくさん読みたい(現実逃避できる)のだけれど、目をつかいすぎるのもなあ、と思って、電車の中でも外ばかりながめている。

誉田さんは前に「ストロベリーナイト」を読んだだけだったか。あれも怖かったなぁ。今回の「ヒトリシズカ」も読み始めたときはそうでもなかったのに、ちょっとずつ怖くなって行く感じ。短編が6つなのだけれど、実はそこに描かれている謎の女性(少女?)が同じ人物であり、全く関係ないと思われる事件の陰に必ず彼女がいて、一体彼女は何がしたいのか?というところにどんどん焦点がしぼられていく。断片的に(時系列もすこし入り混じっている)描かれる6つの事件の関わりが見えたとき、彼女の意図が。。。いい感じ。

ひさしぶりにこのじとーーーっとした感じの女性の話だったけれど、湿度が高いからか、余計にすごみが増すなぁ。

双葉文庫 2012

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