四国ふらっと

 

夏の終わりからなんだかぐだぐだしていていろいろトピックがあったにも関わらずブログも書けずにいてしまい、もうだいぶ前のことになってしまいましたが、8月そして9月に久々に四国に足を伸ばす機会がありました。

四国、とくに松山は20代最初のころに清水武志さんに連れて行ってもらって以来、ライブやイベント、ツーリングなどで本当に何度も訪れて、松山の街にも人々にも親しくさせてもらいましたし、方や香川は父が小豆島出身ということもあってちょっとだけなじみがあったけれど遠い場所でしたが、会社員していたころの同期が香川の人で、彼にうどんを教えてもらってハマって以来ずーっと足繁く通っているのですが、両方ともこのところあまり足が伸ばせていなかった場所でした。

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8月は本当に久しぶりに松山のJazz In Grestchでライブをしました。ちょっと松山に急いで行きたい用事ができて、そのついで(といってはなんですが)もあってのブッキングだったのですが、たけタケでのグレッチはほんと久しぶりで、また懐かしい雰囲気でした。松山の原点のひとつですし。お店の店構えもだけれど(周りはずいぶん変わってきてた)マスターもママも、そして懐かしいお客さんもたくさん来てくれて、タイムスリップしたような気分になりました。終止あたたかな(というか夏だから暑い?)雰囲気と音でしたし、セッションもすごく盛り上がって、その日が終わるのがすごく名残惜しい、そういえばいつもそんな感じだったなーという感じでした。

今回は予算の都合もあって清水さんと2人でバスでいった(たぶん初めて、いつも車でいくから)のですが、なんだか新鮮でした。途中おもいついたときにどっかに寄り道ー的なことはできなくて残念だったのですが、何度か休憩で立ち寄るサービスエリア、とくに徳島の池田SAに寄ったとき、2人とも「あ!」と思ったようでした。四国独特の空気感というか、においというか。ほんとに懐かしい空気がありました。やっぱり理屈抜きに四国好きやねんなー(好きにさせられてしまった?)と思った瞬間でした。

 

セッション盛り上がってます
セッション盛り上がってます
ごんちゃんも
ごんちゃんも
からすさんや高橋くんも
からすさんや高橋くんも
みさるvs清水さん
みさるvs清水さん
20年変わらん光景
20年変わらん光景
はるの焼きそばも食べた!
はるの焼きそばも食べた!

 

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そして9月の終わりには、これまた付き合いがだいぶ長くなって来た徳島のKENZOこと伊藤さんのライブに誘われて徳島にいってきたのですが、たまたま次の日がお休みだったので、一日香川をゆっくりドライブしてきました。これもずいぶん久しぶりのことです。そしてもちろん第一の目的はうどんなのですがw

好天に恵まれたし、最近早起きだし、ほんと久しぶりだったので、懐かしい192号線で吉野川沿いを貞光まで遡って、橋をわたって、美馬から峠を越える道をいきました。山々が綺麗で楽しいです。日曜日だったので谷川米穀店(そもそもこのお店を探しにいったのが長いうどん探訪の最初だったな)はお休みだったのですが、その下流の三嶋、そしてぐーっと西の方へいって山内、そこからとってかえして琴平ぬけてR32の新しいバイパスと追ったりしながらドライブ。飯野山が綺麗に見えてしかもまだお昼前だったのでなかむらへ。なんて贅沢三昧。

三嶋
三嶋
山内うどん
山内うどん
飯山町のなかむら
飯山町のなかむら

もうええ歳になってそんなにうどんも食べられないだろうと思ってたのですが、やっぱりうまいもんはうまく、するする食べてしまいます。一人というペースもよかったのかもですけどね。でも、三嶋ではたぶんいま修行中のお弟子さん(かな?)が、やまうちも代替わりしたのか若い人が、なかむらもあの汚かった鳥小屋が見事に綺麗になって、2代目なのか若い人がうどんを扱っていました。なので、主観ですが、おいしいのには変わりはない(たぶん味も一緒)のだけれど、パンチがない、迫力がない、いい子ちゃんな感じのうどんだなーと思いました。美味しいのですけどね。

歳もくったし味覚もかわったし、当時はやはり衝撃的だったから、そのいいイメージだけもってしまってて、こんな感じがするのかなぁと少々残念な気持ちになりながら、そうそうついでだから(道を憶えてるのもおもしろくて)と前場にもいきました。うどん粉も買わないといけないし(11月にうどんを出すライブがありますw>11/14)変わらず店主が(昔いろいろお世話になった)打っていました。すると、やっぱり同じ味で、ああ、前場やなー、出汁も麺も変わらずうまいなーと思わせてくれた、ということはやっぱり今までの3軒はすこし変わってたのでしょうね。でも何度か行ってみないと分からないですけど。

前場
前場

で、天気がいいので機嫌良く適当に走ってる(こういうときってすぐ横道に逸れてみたり、遊んでしまう)と、あ、陶(すえ)通っていってみよう、と古い街道を走ってると見えてきました「赤坂うどん」の看板。おばちゃん(おばあちゃん?)の顔でもみたろかとお店の前にいくと、なんだかテラス席までできてて綺麗になってるじゃないですか。おばちゃんも変わらず元気そうで、憶えててくれてて「ひっさしぶりやなー」とw

うどんは相変わらず謎の感じで(おいしいともまずいともいえる不思議な感じ、でも癖になる)、うどんもそこそこに畑仕事がどうだとか、玉ねぎを主人とつくったのに主人のほうが大きかったとか、いまトマト作ってるけど食べる?とか(もちろんもらった、うまかった)、そうそう栗拾てきてんけどいる?とか(もちろんもらいましたw)相変わらず赤坂のおばちゃんは愉快でチャーミングでした。すごくうれしかった。

赤坂うどん
赤坂うどん
赤坂のおばちゃんも元気
赤坂のおばちゃんも元気

で、この辺でいい加減おなかもいっぱいのはずなのに、天気もよいから楽しくて、そのまま高松へ抜け、そういえば去年高松行ったのにいけなかった「うどんバカ一代」へ。日曜午後の中途半端な時間でしたが、たぶん近所、高松のひとや僕のように遠方から来てる人などなど満員。でも回転はやくてすぐに入れたので、お目当ての釜揚げバターを。これが、まあできたてというのもあるけれど、なんて美味しいのか!このレシピ考えついた人ほんと素晴らしい。6杯目なのに今日一番美味しいと思いました。おなかの中にはうどんしか入っていないw

うどんバカ一代
うどんバカ一代

しかしこのバカ一代、美味しいのもあるけれど、店の勢いというか「やったるぜ」感がとってもあって、老舗うどん店のようなうまく言えないけど倦怠感というか守りに入ってる感が全然なくて、たべて元気がでる感じでした。ラーメン屋の雰囲気に似てるかも。うどん屋さんてわりとゆったりした雰囲気が多いのですけどね。

その後も屋島いってみたり、11号線を延々とはしって鳴門北のドライブウェイいってみたり、とさんざん回り道してとても楽しく充実した一日でした。

屋島寺
屋島寺

やっぱり四国、ほんといいです。なんかわからないけれど、ほっとする感じがします。たまに行くからかもしれないけれど。そこにある自然も街も、そして人々もすごく好きです。ありがとう。また行きますー!

 

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