石田衣良 – 赤・黒(池袋ウエストゲートパーク外伝)

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久しぶりに読んだ石田さん。もうだいぶ前に読んだからうろ覚えなんだけど、備忘録的に。

IWGPシリーズの外伝。今回は真島くんはでてこない。映像ディレクターを生業とする小峰が飛びついたやたらと率のいいバイトはカジノの売上金の強奪だった。その強奪は難なく成功するのだが、その仲間の一人に裏切りがでて金は奪われるわ、発注主は死ぬわ、自分はカジノの元締めに引っ張って行かれるわと散々な目にあい。金を取り戻せなければもう二度と表の世界に戻れない事態に。顔もよくわからないその裏切った仲間を探す。それを手伝うのはカジノの元締めの組にいた通称サル。このコンビはなんとかやつを捕まえることができるのか?そして彼らは博打を博打で返す手にでる。。。

いつも真島くんに隠れて目立つことが少ないけれど、このサルもだいぶいいやつだなあと思う。人情あるというか。たまに足を踏み入れる池袋のこの西にある広場に彼らがいないかなといつも思ったりするけど、ここまでかっこいいやつはなかなかいないなあ。

相変わらず石田さんのこの一連のシリーズはクールな感じ。でもいまはちょっと前の感じもするけれど。いまはどこも外国人だらけになってしまった。

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