Brian Freemantle – 名門ホテル乗っ取り工作

meimon

だいぶ前に読んだので備忘録的に。なかなか外国作家の作品は読まない。その理由のひとつは翻訳がいまいちだと物語に没頭しにくいから。あとは、文化的なものの違いによって、翻訳がうまかったとしても話がいまひとつすとんと入ってこtないことがあるので。この本も物語としては面白い感じだったけれどし、訳も悪くないとはおもうのだけれど、どうも熱中するところまではいかなかった。

新興ホテルチェーンの若くてやり手の会長が、世界最高の格式を誇っていたがやや時代遅れになりつつある名門ホテルの乗っ取りに乗り出す。あらゆる手をつかって名門ホテルに近づき、密かに株を集め、、、その乗っ取りはスムーズに、しかも好意的に進むかと思われたが、思わぬ伏兵の邪魔がはいったり、難航を極める。そして名門ホテルの創業一家との関係。ビジネス的なものと感情的なものが混じり合い、ますますややこしい様相を示す乗っ取りはうまくいくのか?

分厚いけれど、するするとは読めた。けれど、よく外国文学にあるようにキャラクターを表す代名詞がいろいろでてきて、
誰のことを指してるのかぱっとわからなかったりしたり、名前がごっちゃになったりして混乱したり。ま、読者が悪いのですが^^; もう少しスピード早いほうが好きかな。

新潮文庫 1998

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