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残俠(天切り松 闇がたり 2) – 浅田次郎

天切り松 闇がたりの第2巻。留置されている人間たちにはなぜこの小さな老人が優遇されるのかわからない。そんな謎の老人が同じ留置される人間たちに夜な夜な昔話を語る。今やそれは看守はたまた所長までの愉しみとなっている。

大正ロマンあふれるある日、寺の境内でみた見事な剣さばきの老人。その人が目安一家の客人となった。話をきくと彼はかの清水次郎長の子分・小政だという。そんな昔話の人物、、、と皆思うが、実は大正はさほど江戸時代からは離れていなかったのだ。だから江戸の任侠を引きずる人間がこの文明開化の華咲く大東京にもまだ残っているのだ。

そんな昔かたぎの人物の話から、目安の親分の切れ味いい中抜きの話、松蔵の初恋の話、そして松蔵と姉を捨てた父親との話などなど、人情味篤い話が8編。どれも読んでワクワクすると同時に、すこし哀しくなって空を見上げてみたり。ほんとこのシリーズいいな。時代劇でもなく現代劇でもなく。でも間違いなく今の人に向けて浅田さんは書いてるよね、きっと。

集英社文庫 2002

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