メリー・ポピンズ・リターンズ

marypoppinsreturns

体調は悪かったけれど、夜になるとましになったのでちょっと用事を済ますついでに気になってた映画をみてきた。「メリー・ポピンズ・リターンズ」。実は最初のメリー・ポピンズ自体みてないので、大丈夫かなーとおもったけれど、全然大丈夫だった。さすがディズニー映画とおもえる安定感というか、誰が見ても楽しめる映画になってたと思う。

話は焼き直しじゃなくて、オリジナルの20年後の世界を描いたもの。オリジナルで子供だったジェーンとマイケルは大人になっていて、マイケルには子供もいる。マイケルには3人の子供もいて幸せに暮らしていたが、妻をなくし、挙句に大恐慌の煽りをうけて風向きがかわり、家族から笑顔が消えて行く。。。。

ストーリーよりも、やはり映画全体を包む音楽や歌、映像の面白さが際立ってたかな。もちろん特殊効果つかってるけど、これ見よがしにじゃなくて、逆に昔の映画風のドジ臭いアナログ感があってよかった。音楽もほんと素敵で、やっぱ生楽器で奏でられるものはいいな。うるさくないし(これは音量の話じゃない)。アニメとの混じり方も素敵だったし、アニメ自体もたぶんかなり意識して昔のディズニーアニメのトーンというか、いわゆる”感じ”がうまく出てたと思う。24コマで少しだけ荒い感じがしたけど、どうだったんだろう。

もちろんロンドンの街の再現には大掛かりなセットも使ってるけどCGも使ってると思う。けど、全体の色彩感に違和感なくて、ほぼ実写のように見えるのはなぜ何だろう。最近のCG多用の映画ってもう実写に見えない(あたりまえだけど、あんまり実写感がでないように逆にしてるような気がする)。この映画では、往年の実写でフィルム上映の、アナログ的というかあったかい感じがするのがとてもよかった。

こういうディズニー映画みたあと映画館でて現実に戻ったとき、なんかディズニーランドから出た時と同じような感じがする。映画やテーマパークという違うものであっても、同じ世界観で形作られているってことかな。か、音楽の音色が似てるからかな。なんか健康的でハッピーで、甘いお菓子のような感じの音色。

オリジナルのほうみてみたいな。

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