チャーリーとチョコレート工場

行ってきましたよ、この映画、ようやく。ジョニー・デップが今度はどんな味を出してくれるのか楽しみで。

映画は筋をいうたら一瞬でおわってしまえるぐらい簡単な話だけれども、それを映像とうまい場面の展開で2時間をあっという間に思わせえてしまえるティム・バートンはすごい。

中途半端なつくりだったらきっとアラが見えまくってしまいそうな映像も、すみからすみまで丁寧につくってあって、見ているだけで楽しい。工場に入ってのシーンはTDLのスプラッシュマウンテンを彷彿とさせた。すごくいい出来栄え。全体にCGも極力少ない目でよかった。

繰り返しでてくる小さい人たちのばかばかしさの徹底さ加減が最高。でも一番の功労者はリスか?笑。ジョニー・デップの「ちょっとおかしい人」加減もめちゃいい。カリブの海賊といい、この人って、ちょっとネジゆがんだ人やらせたらハマるよなぁ。脇役では主人公の父親役の人がえぇ味だった。

たしかにヘンテコな世界のヘンテコな映画。それだけにハマれる人には楽しい。

アメリカ 2005
2005/9/10 公開

辻仁成 – パッサジオ

久しぶりに辻氏の本を読んだ。古本で買ってたやつ。

なんかコノ人の本を読んでると、何故にそんなに破壊的かなーと思うことが多いのだけれど、この本の場合は穏やかに壊れる感じだったので、しんどくなくてよかった。

しかし色彩的だ。本人の意識の奥底へ落ちていくような描写のとき、きっとこの人が書くスピードと同じ速さで読まないと、感覚的に理解しにくい個所がいくつかある。前にもこんな描写あった。どれだったっけな?

すっと読める感じでよかったけれど、こう、どこか引っかかったまま、引きずったままの感覚がのこる。そういうひとなのだろうな。

文芸春秋 1998

辻仁成 - パッサジオ
辻仁成 – パッサジオ

田口ランディ – 縁切り神社

半分ぐらい実話なんじゃないかと思ってしまうほどに、色濃く深く男女のさまざまなシーンを描いた短編集。ほんとに実話じゃないのかなぁ?

ランディさんの書く小説などで使われる一人称の「あたし」っていう表現がとても好き。本当に「あたし」がしゃべっているように読むことができる。しかもその性格もなんとなく想像できてしまう感じ。きっと作中の「あたし」とランディさん自身を勝手に同一人物と思って読んでしまうからなのだろうけれど。

秋に読むとちょっと悲しくなる。実際世の中は寂しくなるコトガラのほうが、多いの、かも。

2001 幻冬舎

田口ランディ - 縁切り神社
田口ランディ – 縁切り神社

最後の聖戦

劇場公開以来初めて観たので、もうかれこれ20年ぐらいぶり?それでも結構内容や映像を覚えている自分にびっくり。若いころは集中力があったのね(^^;

こういう昔々の物語が実は現在どこかにひっそり存在してる、っていう話には弱い。すごくロマンを感じるから。こういうのって日本的なものより西洋的(キリスト的といったほうが早いか)なもののほうが好き。なのでこのシリーズも全部好き。盲目的に。

3作目は何といってもショーン・コネリーが格好良すぎる。当時007以外でのショーンを知らなかった(見たことなかった)ので、この映画でいきなりスキンヘッドで出てきた彼を見て驚いたのと同時に、「ハゲってかっこえぇ」と思わせたのも彼が最初。回りにいるおやじたちの情けない頭に比べて、なんて格好いいんだろうと、子供心に思ったのが懐かしい。

あれからだいぶ年月経ったが、いまや、スキンヘッドはかっこいい一ジャンルを確立するにいたって、もしかしたら彼の功績も大きかったのでは?と勝手に賞賛を贈る次第だ。

ドッジボール

お馬鹿(笑)。こういうノリ一発ものの映画が好きな方にはとってもオススメ。ストーリーうんぬんより、悪役のベン・スティラーがいい味を出しすぎている。いかにもいそうなトレイナー振りがGOOD!きっと英語で観れて、アメリカ文化を知ってる人ならもっと笑えるんだろうなぁ、とちょっとうらやましい。

しかし、こういうオバカ映画には必ずといっていいほど、なんらかの決めポーズがある。サボテンブラザースしかり、ゾルダン星人しかり、オースティンパワーズしかり!この映画の場合は「パン・パン・シャー!(コブラの真似)」だった。あほらしくて最高!

秋の夜長の退屈しのぎ、しっとりした映画ばかり見すぎたときの口直しにオススメ!笑

アメリカ 2004
2005/4/29公開

田口ランディ – オラ!メヒコ

田口ランディさん、いまもっとも好きで気になる作家のひとり。決して熱心なファンというわけではないのだけれど、この人の作品はどれもとても好き。なんとなく感覚が通じるものがあるように、勝手に思ってる。

で、今回のは2003年に仲間達といったメキシコのちょっと変わった旅行記。ガイドブックとは違うけれど、ガイドブックよりもはるかにメキシコの魅力が伝わってきた。去年だったか、カンクーンには立ち寄ったけれど、あれは単にリゾート地だったから、ほんとのメキシコってのはまた全然別物なんだろうなー、といまさら思ったり。

とにかく、この本を読んでいると、無性にメキシコに行きたくなる。こんな魅力的な土地だったのかーと。食べ物、遺跡、そしてシャーマン。どんなとこなんだろ?いってみたいなーーーー!!

田口ランディ - オラ!メヒコ
田口ランディ – オラ!メヒコ

栗本薫 – 火の山(グイン・サーガ 102 )

中学生からだったか、友達に教えてもらって読み始めて以来もうだいぶ経つけれど、ついに100巻を突破し(一人の作家による続き物の小説としては世界一長い。でもギネス認定されていない、らしい)、102巻まできた。しばらく本屋さんにいくのをサボっていたら、いつのまにやら4冊ほどどどーっと出てしまっていてたので(実際すごいペースで発刊されていた)、溜まっていたのだけれど、それらをようやく一機読みした。

いやー、読んでいると、本当にそんな世界がどこかにあって、という気がしてきてしまうし、これだけたくさん読みつづけているともうその世界観ていうものが体に沁みてしまっているので、ものすごい勢いで没頭してしまえる。ほんとすばらしい小説、ファンタジーだな、と。

こんなとこで筋とかどーのってのは書いても仕方ないことなので、とりあえず一言。

栗本薫さん、100巻、お疲れ様です。これからも頑張ってください、楽しみにしてまーっす♪

栗本薫 - 火の山(グイン・サーガ 102 )
栗本薫 – 火の山(グイン・サーガ 102 )

Star Wars – Episode III

先行ロードショーでみちゃいました。あぁ、もうため息しか出ない・・・・。エピソード2まで公開されて、一番最初に公開されたエピソード4にどうつながるのか?結論はだいたい見えてるのだけれど、その経緯がどうなるのかー?どう描かれるのかー?っていうのが、最大の見所だったのだけれど、見事その期待を裏切ることなく、さらにもっとおおきな感動を与えてくれた。

あまりにも一途で頑固すぎるアナキンがダース・ベイダーになってしまうのは、こういう理由だったのねー。どこからどこまでがシス暗黒卿の仕業なのかってのが一回見ただけでは完全に理解できなかったのだけれど、まんまと彼の罠にはまってしまうアナキン。みてて「あぁぁーーー」と嘆いてしまう。この情けなさは、ロード・オブ・ザ・リングの主役フロドを見てるときと同じような感じ。あーいらいら(;^_^A しかし、彼のその悲しいまでの一途さが、このスターウォーズの6つのエピソードを作り上げたといっても過言じゃないのかも。

しかし、今回の映像はいちばんわくわくするライト・セイバーでの戦いのシーンが多くて、ほんと見ごたえあった。エピソード1からはだいぶCGや特殊効果が多くて、「そんなわけないでしょー」ってシーンも多いと思うのだけれど、今回のひとつのクライマックスであるオビ=ワンとアナキンの戦いのシーンなんて、いままでの西洋式チャンバラ的映像からすると、かなりのスピードあるし、手に汗握りまくり!すばらしい!やっぱ実映像にかなうものなし、ってことなのかな?

どうしてダース・ベイダーはあの格好なのか?エピソード6でベイダーが手を切られたとき、なぜ機械だったのか?などなど彼の秘密が一気にわかり、各エピソードでの謎が一気に明るみになった。あぁ、やっぱりため息しかでない・・・・・。とてもインパクトあった・・・。

でも、でも、悲しいことに、映画として作られるこのStar Warsはこの作品をもって最後となる・・・らしい。ずいぶんまえからルーカス監督はそう言ってるし。子供時代(エピソード4の公開は1977年だから、約30年前!)から見てる映画の一連のシリーズが今回をもっておわり、もう二度と新しいストーリーにわくわくした期待を胸に劇場を訪れることがないのだと思うと非常に悲しく、寂しくなってしまう。

たとえばあの映画の冒頭シーン、6作とも通して「A long time ago in a galaxy far,far away…..」という文字が表示されて、あのJohn Williamsの名曲が♪パーンパパーン、パパパパパパーンって流れて「StarWars」の文字が浮かび、画面奥に消えていくように前説が流れる、あの一連のシーン。もう様式美よね。たぶんアメリカとかだったらあのStarWarsというタイトルが出た瞬間にスタンディングオベーションが起こるんじゃないかと思えるほど、インパクトのある始まり。あの一瞬で映画館にいることを忘れてもうすっかりスクリーンの中に入っていってしまえる、あの冒頭。あの冒頭のあのわくわくがもう2度とないなんて。。。。。悲しすぎる!

30年も心の片隅でつねにその時間が流れつづけていたStarWarsが終わってしまうなんて。ほかにこういうシリーズものを知らないので、そのショックは大きい・・・・どうしよう・・・・。

と、とにかくもう一度、観にいこう!

PS
ちょっとずっこけてしまうのが、ダース・ベイダーが誕生するシーン。アナキン役のヘイデン・クリステンセンと以前エピソード4~6でダース・ベイダー(の中身)やってた俳優さん(声はまた別の俳優さんなのよね)と体格が違いすぎて、ヘイデン版ダース・ベイダーがひょろひょろっとしてて威圧感がないというか、ダース・ベイダーっぽくないというか・・・・笑。ま、いいか(^^;

ダン・ブラウン – 天使と悪魔

今たぶん最も注目されてる作家ダン・ブラウンの作品。いまは何かと「ダ・ヴィンチ・コード」が取り上げられるけれど、この本も面白いと思うなー。個人的にはこっちのほうが内容的に興味がある。ヴァチカンの内部、そこからたどられるイエスキリストのいた時代の遺物なんて、想像するだけでわくわくする。聖書に書かれていることって、どうしても「昔の物語」的な感覚でしか受け取ることが出来ないけれども、彼の著書ではそれが史実として取り扱われていて、聖書の時代のことが今の視点から見せてもらうことができ、やっぱりそういう話って本当にあったのか、と、感じることができてしまう。聖書があまりにも突飛だからかもしれないけれど。

しかし、「ダ・ヴィンチ・コード」しかり、いままではまったく知らなかった聖書に描かれていること以外の物語ってあるのだなーとしきりと感心してしまう。確かに興味ないこと(というかそういうことがあること自体想像すらしたことなかった)だったのだけれど、こういう本を出されてしまうと興味を持たざるを得ない。

彼の本は調査に基づく事実をうまくちりばめて書かれているから、ミステリーの部分を取り除いたら本当の(もしくはそう思われる)ことが書かれているわけで、そこに非常な説得力があり、それによって物語の背骨が非常に頑丈なものとなっていて、すごく読み応えがあると思う。まったく飽きないもんな。ミステリーはあんまり読まないのだけれど、これはすごく引き込まれてしまう。

西洋ってこういう2000年も前のことを示すものがいまもどこかにちゃんと存在してるってのがとても羨ましい。日本にもやっぱりそういうものあるのかな?こんなことに匹敵する人物とかといえば・・・・・・誰だろう?空海とか?いやー最近すぎるかなぁ。やっぱりこれぐらいインパクトあるのはやっぱり日本神話かなー。日本神話と今実際にあるものの接点を神話や書物から分かりやすく紐解く(謎解きする)本ってないのかなぁ?

Ray

やっとこさ見に行った。アカデミー賞うんぬんがなかったら、、もしかしたら上映終わってたかもしれないなぁ・・・やばかった。でも音楽映画は伝記だろうが何だろうが見てみたいのよね。

レイ・チャールズ・ロビンソンの生涯をたどった映画。彼の歌は幾度となく聞いたことはあるけれど、実際知ってるのは年配の時期だけで、どんな生い立ちだったかとかなんてもちろん知らないし、どうやってあんなスターになったのかだって知らない。だからほんと何の前知識もなしに観にいった。

とにかくやっぱり音楽が素晴らしい、素晴らしすぎ!全編にちりばめられた彼の歌声はどれもほんと凄い。世の中過剰に過度に飾るのは簡単だけれど、あれほどシンプルにでも力強く、説得力のあるあの歌。あんなんないよな、ほんとに。音楽が成功するときってどうしてあんなに輝いて、成功するような予感さえするんだろか?

それとやっぱりジェイミー・フォックスが主演男優賞をとるだけのことはある。巣晴らしい演技。ほんと本人としか思えない。というかもうまさにレイが画面に出てるかのよう。単にマネって感じじゃなくて明らかに本人やん!という感じだったもん。彼もまたレイを深く愛してるのだろうか。

映画自体に感動して涙したり、音楽にぐっときたり(・・・というかこれはもうきまくり。黙って、じっと聴いてるなんか不可能・・・でも我慢した。やっぱり音楽聴いてると自然と声が出てしまうもん)、なんかそうなるかなーと思っていたのだけれど、一番心に残ったのは、レイを育てた母親の言葉の数々だった。憶えてないけど・・・・(^^;

しかしミュージシャンってほんまアカン奴多いよなぁ。酒はえーけどクスリはあかんて。