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大沢在昌

大沢在昌 – 調毒師を捜せ

tyoudokushi

大沢さんのアルバイト探偵(アイ)シリーズの2作目。今回も冴木父子の切れ味いい痛快な活躍が楽しい。そしてなぜかモテる父子の周りには美人が集まってくる。

政界と太い繋がりがある財界の大物が残したと言われる日記、それが明かされると政界は大打撃、それを消そうと狙うものと護ろうとするもの「避暑地の夏、殺し屋の夏」。ヌシ様と呼ばれる吸血鬼らしい男が都内に潜伏し若い女をかどわかしているらしい「吸血同盟」、表題作、あらゆる日時を設定してターゲットを殺すことができる毒をつくれる調毒師に毒を盛られた美女が父子を担いで彼から解毒剤や毒の秘密を奪おうとする「調毒師を捜せ」、そして海の底から核ミサイルを引き上げそれを第三国に売ろうとする行商人が日本での取引を「アルバイト行商人」

どれもおもしろい。そしてしつこくないというか、カラッとしていて読みやすい。テンポのいい80年代の刑事物ドラマや映画を見ている様な気分。ハードボイルドすぎもしないし、サスペンスすぎないし、かといって軽くなさすぎない。男のかっこよさが短く凝縮されている感じ。こんなに魅力的な女性たくさんでてくるからちょっとロマンスあってもいいのに、それがないのもいい感じ(三角関係みたいになってる、いや、三すくみかw)もっと活躍読みたいねえ。

講談社文庫 1996

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大沢在昌 – アルバイト探偵

arbiteeye

大沢さんは初めてかも。生活能力もなくだらだらしているけれど、もしかしたら優秀なのかもしれない、少しダンディーな私立探偵不良中年を父親に持つ、主人公・冴木隆。まじめな(?)不良高校生の彼は、何かにつけて父親の仕事の手伝いをやらされる。この息子も結構やり手だが敵わない相手にやられたときは親父が助け舟に出てきてくれる、実はいいコンビ。

企業向けの手の込んだ恐喝や、闇の強請やの遺産、密輸に美人局、彼らのところには、ごくたまだけれど濃い依頼がやってくる。それは実は父親の昔の職業、通称「行商人」が関わっているらしいが。。。。

少し時代を感じるけれど、痛快というか爽やかな感じのする探偵小説。高校生が主人公だけどこれはハードボイルドといえるのかもしれない。ハードボイルドといえばダンディーな中年親父とかが活躍する感じだけれど、父子で探偵というのが新しいのかも。読みながら、探偵物語とかアキラとかああいう感触を感じた。まだ正義は正義っぽい感じがした時代。

このあともこの作品はシリーズ化して隆が大活躍するようなので、続きもよみたい。

講談社文庫 1995

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