Star Wars – Episode III

先行ロードショーでみちゃいました。あぁ、もうため息しか出ない・・・・。エピソード2まで公開されて、一番最初に公開されたエピソード4にどうつながるのか?結論はだいたい見えてるのだけれど、その経緯がどうなるのかー?どう描かれるのかー?っていうのが、最大の見所だったのだけれど、見事その期待を裏切ることなく、さらにもっとおおきな感動を与えてくれた。

あまりにも一途で頑固すぎるアナキンがダース・ベイダーになってしまうのは、こういう理由だったのねー。どこからどこまでがシス暗黒卿の仕業なのかってのが一回見ただけでは完全に理解できなかったのだけれど、まんまと彼の罠にはまってしまうアナキン。みてて「あぁぁーーー」と嘆いてしまう。この情けなさは、ロード・オブ・ザ・リングの主役フロドを見てるときと同じような感じ。あーいらいら(;^_^A しかし、彼のその悲しいまでの一途さが、このスターウォーズの6つのエピソードを作り上げたといっても過言じゃないのかも。

しかし、今回の映像はいちばんわくわくするライト・セイバーでの戦いのシーンが多くて、ほんと見ごたえあった。エピソード1からはだいぶCGや特殊効果が多くて、「そんなわけないでしょー」ってシーンも多いと思うのだけれど、今回のひとつのクライマックスであるオビ=ワンとアナキンの戦いのシーンなんて、いままでの西洋式チャンバラ的映像からすると、かなりのスピードあるし、手に汗握りまくり!すばらしい!やっぱ実映像にかなうものなし、ってことなのかな?

どうしてダース・ベイダーはあの格好なのか?エピソード6でベイダーが手を切られたとき、なぜ機械だったのか?などなど彼の秘密が一気にわかり、各エピソードでの謎が一気に明るみになった。あぁ、やっぱりため息しかでない・・・・・。とてもインパクトあった・・・。

でも、でも、悲しいことに、映画として作られるこのStar Warsはこの作品をもって最後となる・・・らしい。ずいぶんまえからルーカス監督はそう言ってるし。子供時代(エピソード4の公開は1977年だから、約30年前!)から見てる映画の一連のシリーズが今回をもっておわり、もう二度と新しいストーリーにわくわくした期待を胸に劇場を訪れることがないのだと思うと非常に悲しく、寂しくなってしまう。

たとえばあの映画の冒頭シーン、6作とも通して「A long time ago in a galaxy far,far away…..」という文字が表示されて、あのJohn Williamsの名曲が♪パーンパパーン、パパパパパパーンって流れて「StarWars」の文字が浮かび、画面奥に消えていくように前説が流れる、あの一連のシーン。もう様式美よね。たぶんアメリカとかだったらあのStarWarsというタイトルが出た瞬間にスタンディングオベーションが起こるんじゃないかと思えるほど、インパクトのある始まり。あの一瞬で映画館にいることを忘れてもうすっかりスクリーンの中に入っていってしまえる、あの冒頭。あの冒頭のあのわくわくがもう2度とないなんて。。。。。悲しすぎる!

30年も心の片隅でつねにその時間が流れつづけていたStarWarsが終わってしまうなんて。ほかにこういうシリーズものを知らないので、そのショックは大きい・・・・どうしよう・・・・。

と、とにかくもう一度、観にいこう!

PS
ちょっとずっこけてしまうのが、ダース・ベイダーが誕生するシーン。アナキン役のヘイデン・クリステンセンと以前エピソード4~6でダース・ベイダー(の中身)やってた俳優さん(声はまた別の俳優さんなのよね)と体格が違いすぎて、ヘイデン版ダース・ベイダーがひょろひょろっとしてて威圧感がないというか、ダース・ベイダーっぽくないというか・・・・笑。ま、いいか(^^;

Ray

やっとこさ見に行った。アカデミー賞うんぬんがなかったら、、もしかしたら上映終わってたかもしれないなぁ・・・やばかった。でも音楽映画は伝記だろうが何だろうが見てみたいのよね。

レイ・チャールズ・ロビンソンの生涯をたどった映画。彼の歌は幾度となく聞いたことはあるけれど、実際知ってるのは年配の時期だけで、どんな生い立ちだったかとかなんてもちろん知らないし、どうやってあんなスターになったのかだって知らない。だからほんと何の前知識もなしに観にいった。

とにかくやっぱり音楽が素晴らしい、素晴らしすぎ!全編にちりばめられた彼の歌声はどれもほんと凄い。世の中過剰に過度に飾るのは簡単だけれど、あれほどシンプルにでも力強く、説得力のあるあの歌。あんなんないよな、ほんとに。音楽が成功するときってどうしてあんなに輝いて、成功するような予感さえするんだろか?

それとやっぱりジェイミー・フォックスが主演男優賞をとるだけのことはある。巣晴らしい演技。ほんと本人としか思えない。というかもうまさにレイが画面に出てるかのよう。単にマネって感じじゃなくて明らかに本人やん!という感じだったもん。彼もまたレイを深く愛してるのだろうか。

映画自体に感動して涙したり、音楽にぐっときたり(・・・というかこれはもうきまくり。黙って、じっと聴いてるなんか不可能・・・でも我慢した。やっぱり音楽聴いてると自然と声が出てしまうもん)、なんかそうなるかなーと思っていたのだけれど、一番心に残ったのは、レイを育てた母親の言葉の数々だった。憶えてないけど・・・・(^^;

しかしミュージシャンってほんまアカン奴多いよなぁ。酒はえーけどクスリはあかんて。