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桐野夏生

桐野夏生 – 水の眠り 灰の夢

mizunonemuri

これまたずいぶん前に読んだので備忘録的に。

高度成長期、オリンピックの少し前。東京の下町。フリーの週刊誌記者村野は目の前で地下鉄爆破事件に出会う。折しも草加次郎という連続爆弾魔が世間を賑わせていたため、彼はその関連を追う。そんな彼だったがなぜか彼は女子高生殺人事件の容疑者にされてしまう。その汚名をはらすべく村野は執念で女子高生の殺人の真相を、爆発の真相を追う。

泥臭い事件ものでいい感じ。僕も下町の工場町で育ったのでこういう雰囲気は好きだし、いかにも昭和の有象無象な時期というのは、文章を読んでいるだけで雰囲気が思い出されて、懐かしい気持ちになる。話はとても暗くてかなしいかんじだけれど。

文集文庫 1998

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桐野夏生 – 天使に見捨てられた夜

tenshini

少し前に読んだので備忘録的に。

「顔に降りかかる雨」につづく私立探偵・村野ミロのシリーズ2作目。今回はある弁護士を通して紹介された出版社の経営者からの依頼で失踪したAV女優を探す。リナと名乗っていた彼女の映像はまるで虐待を受けているように見えるという。遅々として進まない調査だったが、すすむにつれリナの暗い過去が明らかになってゆく。彼女はいまどこにいるのか?死んだという噂まででているが。。。

切れ味がいいというか、クールというか、結構しんどい目の内容だけれどそれを感じさせない軽さがあって、物語に没頭して読めた。94年の作品だけどちっとも古さを感じない。

講談社文庫 1997

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桐野夏生 – グロテスク

上下巻だわ、それぞれページがめちゃ多いわーで読むのに時間がかかっちゃった。しかしそれよりも、あまりの内容のしんどさ(こんなに悪意に満ちた主人公(かな?)の一人称的視点が中心の物語)に読みながら、もういやだーとも思っタコとも何度も。しかし面白いから引き込まれて読んでいってしまうのだが・・・・。

この世のものではないような怪物(美貌であったり頭脳であったり、自分がいくら背伸びしてもかなわないようなもの)を身近にもったり、憧れてしまったりすると、人はどうするのか?その陰になるのか?自分の存在理由を見つけられなくなって苦しむひとたち。が、それによってやはり自分のなかに潜む怪物を産み落としてしまうのか。

しかし、すごい本だった。レビューすらうまく書けない。

文藝春秋 2006

桐野夏生 - グロテスク(上)

桐野夏生 – グロテスク(上)

桐野夏生 - グロテスク(下)

桐野夏生 – グロテスク(下)

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