ホーム > タグ > 横山大観

横山大観

横山大観展

20180711

横山大観展@京都国立近代美術館、観覧。なんの予備知識もなく行ったけど、横山大観ってポップなのね。

日本画や大和絵、西洋画ぽいもの、そして酷評されたという朦朧体などなど、明治から昭和中期にかけていろいろ新しいものを取り入れ咀嚼し生み出していった感じがすごくした。

面白い人だなという印象。まるでコピペのような竹林を描いてみたり、4メートルもつづくくの字の波を描いてみたり、わざと(だと思う)ヘタウマ的線を引いてみたり、これでもかというぐらい鮮やかに色を使ったと思えば、墨のみで見事に鮮やかな色を想像させる世界を描いたり。

多才というのかしっちゃかめっちゃかというのか。その根底にはきっと「こんなの見たことないだろう?」とか「びっくりさせてやろう」というような、いい意味での気概や反骨精神があって、世界に向けては日本の美を、日本に生まれた者たちにはそのアイデンティティと魂を再認識させたかったんじゃないかなと想像したり。

大観の作品を好きか嫌いか言われたら、そこまで好きじゃないかもだけど、戦中お国のために描いたという山に因む十題のうち「龍躍る」とか、霊峰十趣のうち「夜」と「春」、それから「柚子」「菊花」は好きだな。看板にもなってる「群青富士」は見事、完全にポップアートのように感じる。話題にもなってる「生々流転」は後期の展示は後ろ1/3のみ。やっぱり全部並べて見たいな。

併設されてたコレクション展でみた、ピカソマティスよかったなあ。安定感というかブレなさというか確固たるものがあっていいなあ。あと坂本繁二郎も。ユージン・スミスの写真もあって、太平洋戦争の硫黄島やサイパン、沖縄のものや、水俣病のドキュメントの写真たちは強烈だった。

やっぱりなんでも生で触れないと分からない。とるに足らないと思ってしまいそうなものでも、面と向かうと、それが生み出された意味や、ここまで残って対峙できたという偶然や必然、時間を超える力を感じる。そういったものが、いま、とても必要だ。

Home > Tags > 横山大観

Search

Return to page top

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。