New Comer!!

PandMaro

はじめまして、うたまろ、です。

かまたまがいなくなってしまって約1年半。生まれたときから家族や兄弟と一緒にいて、うちにきても先輩かまたまがいる中で育ってきたPちゃんはこのところずいぶん寂しかったようで、甘えてばかりいました。一人でいるのも退屈だろうと、またどこからか猫でも拾ってこれたらと思っていたのですが、なかなかそのチャンスは訪れずで時間だけが経ってしまっていました。

そんなとき某バンドの知り合いから「友人宅に猫が生まれたのだけど、どう?」という連絡があったのですが、そのときは忙しくて家を空けることがおおい時期だったので、さすがに子猫をほったらかしては出かけられないので、もし売れ残って^^; ぼくが時間あるときになればー、という話をして終わっていたのです。が、先月再び連絡があり、一個残った〜、とw

その子に関してはいろいろ紆余曲折あったようで、もらってもらったけど戻されてきたり、別に里親さん現れたけどドタキャンされたりなどなど、可哀想なことあったそうです。そんな中いろいろうまくタイミングがあって、うちにくることになりました。

もらい受けに行った日、この子のいる部屋(他にもここの家が拾った子猫と、この子の兄弟がいた)に入った瞬間、この子が飛んできて(ほんと飛んできたように見えた)ぼくの足にがっしりつかまって、「来てくれた〜」って顔をしたので、ああ、こいつはうちに住むのね、とその瞬間に理解しました。Pちゃんとの相性が悪かったらさすがに無理だなーとか思っていたのですが、この瞬間にそんなことはどっかに飛んで行って、うちに住むと決まってしまったのでした(笑) 猫って、出会いです。

それが先月頭で、うちに来て一月たって、なんとなーく慣れてきたのでお披露目です。名前はうたまろ。シャチみたいな柄なのでシャチ、とか、それじゃあなんなのでクジラとか、4/8生まれなのでシャカ、とかいろいろ連想していたのですが、いままでの猫どももなんかそのとき興味あるものに関する名前つけたりしてたし、うちに来た頃ちょうど歌丸師匠が亡くなったこともあって、ちょっともじって、うたまろ、にしました。決して石鹸の名前じゃないですw

一月経ってどんな子かなんとなーくわかってきましたが、とりあえずいままで同居した猫のなかで一番のワルです。で、元気。顔がおっさんくさいのですが、甘えん坊です。家の中のものをひっくり返すわ、落とすわ、齧るわ、やりたい放題ですし、Pとは毎日の取っ組み合いです(まだ横綱vs新入幕みたいな感じだけどw)。かまたまとPは取っ組み合いとかもしなかったので(かまが怖がりだった)、Pにはいい刺激になってるようだし、なんのかんのと気になるようで、まだ仲良くっていう感じではないですが、お互いに存在を認め合ってるようなので、ああ、これで折り重なって寝たりしてくれたらかわいいのになーとか想像して楽しんでいます。

面白かったのは、それまで甘えただったPちゃんが、いきなりお兄ちゃんキャラに変貌したことです。小さいのいるので、ちょっと我慢したり(元気なのがうっとおしいのかもですが)、ぼくに対しても遠慮がちに接してきたり、撫でてやったりすると大人のような喜びかたしたり。変わるものなのですねえ。猫ってほんと面白いです。

というわけで、2018/4/8産まれのへんな白黒模様のうたまろちゃん、よろしくお願いします!

 

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[猫日和]2017.5.19 Pちゃん 4th お誕生日!

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Pちゃん4歳になりました。すっかり大きくなっちゃったけど、中身はますます子猫化しています。兄かまがいなくなってとっても寂しいらしくやたらと甘えてくる毎日で、ぼくのお腹を座布団か何かと勘違いしているようです^^;

そしていま流行っていることは枕元に座ることです。毛がこそばゆいったらありゃしない。でも可愛いから許しちゃうけど。

あまり太りすぎないようにダイエットもして、健康な一年を過ごせますように1

秋本尚美 – グーグーだって猫である(映画版コミック)

同名原作で映画化された作品のコミカライズ版。なのでもともとの大島さんの漫画とは全然違うお話。

前猫サバの悲しいエビソードから、グーグーがやってきて、そして大島さんに身体をともなう大きな人生の転機がきたり。恋が芽生えそうになったり(これはフィクション?)、新しい漫画の話があったりするのは実話だろうけど、大島さんの作品にはでてこなかった。でも、映画としたらこういう話の流れとてもいいなあとおもう。映画はきっと見ないけど。

最後の方に弱っていく主人公に前猫サバが会いに来る、そしてお話するシーンがあるんだけれど、これがたまらない。もし飼ってた猫としゃべれたら、と思うと。彼からはどう見えてたんだろう?嫌じゃなかった?幸せだった?なんてこと聞きたい。なにをもっとして欲しかったのかな、とか。

大島さんの漫画だとグーグーの模様がちっともわからなかったけど、この秋本さんの作品が近いとするなら、かなり変わった模様の子よね。もしうちにこの猫来たらへんな名前つけただろうなあ、ウズシオのシオちゃんとかw

なんなんだろうな、猫って。不思議な家族。

角川書店 2008

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大島弓子 – グーグーだって猫である

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大島さんは初めて。昔アニメ映画で「綿の国星」があって、それの原作者だってのは知ってたけど、手に取ったのはこれが最初。あの綿の国星のイメージと全然ちがうこのグーグーのいい意味で乱暴な感じの絵が好き。そもそも手にとったのは先日読んだ江國さんの「はだかんぼうたち」に出てきた女子大生が好きで読んでいるって設定があって、興味わいたのだった。まあ、かまがいなくなったこともあったし、映画も面白かったらしいし。

最初のサバがいなくなるシーンはわかりすぎるので、泣きもできないけど、じんわり。そのあともグーグーがやってきて、ほかにたくさんの猫が去来していく感じ、ほんとよくわかる。ぼくもこんな家に住んでたら猫優先にしてしまいそうw 壁とか梁とかにキャットウォークつくるのが夢だったり。あまりにもたくさんだと無理だけど、2、3こ猫いたらほんと楽しいだろうなあ。

猫愛にあふれる作品でした。

角川書店 2011

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[猫日和]2017.2.22 猫の日

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2/22は猫の日。独りぼっちになってしまってはや3ヶ月。まだまだやんちゃの盛りだけれど、相手するものがいなくてとても寂しそう。毎日にゃあにゃあ甘えてくる。今日はすこしスペシャルごはんあげようかな。

黒毛の君

kamacoming

 

いま隣りで静かに眠る君へ

だれもいなくなった部屋に手のひらにのってやってきた君

真っ黒で、しっぽが途中でくにっと折れてた
ふわふわでやわらかくて、あったかくて
なでられるのは大好きだけど
しっぽを触られるのはすごくキライだった

おくびょうで、でも好奇心旺盛で、
すごくちいさくて、どこへでも紛れ込んでしまえた
にんぎょうとならぶと区別がつかなかった
どこにいったかわからなくなって何度探したことか

跳ねて、飛んで、いたずらしほうだい
しょうじは穴だらけ、ふすまもびりびり
マーキングもあちこちに
こむぎこまみれでまっしろにもなってた

 

やがてそれはそれはおおきくなって
りっぱなひげに、まんまるおめめ
毛並みはつやつや、つるつるしてて
でも、あいかわらずおくびょう
なにかあるとすぐに押入れに引っ込んでしまう
そのころから押入れがお気に入りだった

ひっこししたとき
どんどん荷物がなくなっていくことに怯えて
押入れからでてこなくなったことがあった
ひっぱりだしてみると
10円ハゲができてた

ひっこした先でも
まる3日テレビのうらから出てこなかった

玄関を開けてても
敷居の先へなかなかふみださない
ものおとがすると、一目散に部屋へダッシュ

だれかが君に会いに来ても
押入れにひっこんで
くらやみにまぎれてしまって
みんな口を揃えて「ほんとうにいるの?」と訊いた

 

そんなおくびょうな君が
いちどだけ、家出をしたことがあった

それはきっと家出のつもりなんかじゃなかったんだとおもう
あいている扉の隙間から
君はちょっとした冒険心とものすごい勇気をもって廊下へ出てみた
でもそのときにとなりのひとが顔を出したんだろう

あわてた君は
中へ逃げ込むのもわすれて一目散に廊下をはしった
気づくといったい自分がどこにいるのかわからない
そとは大きな音がするし
しらないひとがうろうろする
うろたえた君はどこか安全な場所をさがして消えてしまった

君の姿が見えないのに気づいてあわてて探しに出たけれど
君の姿はどこにもない
たてもののまわり
そのへんの垣根や車の下
近所のお庭や畑のすみっこ
となりのようちえん

もしかして、万が一
そんなことも頭をかすめたけど
しんじてあちこち探した

探し疲れてかえってきて
だれもいない部屋にはいったときの
あの、がらん、としたかんじ
君がいないだけでこんなにちがうものなの
空気がとまっているようだった

永遠ともおもえる2日間がすぎたとき
ぐうぜん、階下のよそのおうちのベランダの
プランターのかげでちぢこまる君を見つけた
がさがさにきたなくなってしまって
まるでよその子のように震えて
こわい思いをしたんだろう

それからの君はさらに用心深くなって
扉をあけても僕がそとにいないと
敷居をまたがなくなった

 

かすみそう
あじつけのり
かっぱえびせん
かつおぶし
またたび
シャワーから出るお湯

かさこそいうビニールシート
段ボール箱
きいろいライオンのゆびにんぎょう
くびのしたを掻いてもらうこと

そして何より雑誌の隙間からちょろちょろ出し入れするえんぴつが大好きだった

 

クラリネット
みかんの皮
ダイエットフード

かおの斜め上に手をかざすこと
掃除機
洗われること
抱かれること
ひなたぼっこ(黒いから?)

そして爪切りがにがてだった

 

ちいさいころ、わるいことをして
はらたちまぎれに投げ飛ばしても、すたっ、とたったりしてた
憎らしいやら可愛いやら

おおきくなってからは背中を、ばん、とたたいても
どこふく風のように平気なかおしてた

いつのころからか、電話をしているとよこから
「ねえねえ、どこのどいつとしゃべってんの?ねえねえ」と
きいてくるようになった
ふだんは呼んでも返事すらしないくせに
受話器をむけると「だれ?なに?」としゃべるようになった

なんにちか家をあけることがあって
心配してかえってきても
「あら。いたの?ふうん」
というくらい愛想のなさはずっと変わらなかった

でも寒くなるとふとんのうえにやってきて
足のあいだか、よこか、どこか掛け布団のうえで寝るもんだから
ぼくは寝返りうてなくて、けっこう困らされた

そのくせ君はそんなときにかぎって
すうすう気持ちよさそうに寝入ったり
ちいさくいびきをかいたり
あまつさえ寝言まで言ったりしてた

 

そうそう、そういえば君はじぶんの名前以外に
3つだけわかる言葉があったよね
「ウィ〜ンすんでー(掃除機をかける)」「おふとんあげるでー」
こう言うとどこにいてもそそくさと押入れへ

そして

「ごはんやでー」
こう言うとそそくさと押入れからでてきたもんだ

 

やがて首の周りとかに白い毛がちらほらしてきたころ
あたらしく白い仔がやってきた

ずっとひとりでいろいろのびのびやってきたのに
やってきた闖入者はやたらとはしりまわるし、うるさいし
自分にもましてわがまましほうだい

生まれつき遠慮がちな君は
すごくうっとおしくて
結局この仔とはあまり仲良くなれなかった

ぼくのわがままからつれてきたこの白い仔が
結局君にすごくいやな思いをさせてしまったのかもしれない
そして結果的に君からたくさんの時間を奪ってしまったのかもしれない
それをかんがえると
ほんとうにほんとうにすまない気持ちになる

 

ぼくたちでいう80さいぐらいになるころから
きゅうに君はげんきがなくなってきた
もしかしたらびょうきだったのかもしれない
それでも君はなにもいわずにたんたんと暮らしていた

すこしずつすこしずつ
うごきがおそくなって、ごはんもあんまりたべなくなって
なにをするのもしんどそう
おおきくこきゅうしていた

それでも白い仔につっかかられると
ぎゃーぎゃーいって歯向かっていた

そんなになっても、たまに君はあまえてやってきて
やれなでろ
やれ膝にのせろ
やれごはんだ
やれみずをいれろ
やれほっといてくれ
というのだった

 

そしてきのう

さいきんお気に入りのばしょ
ソファーと壁の間に、ちん、としていた君に
じゃあ、いってくるね、またねと言って
目やにをふいて、ちょちょっとなでてあげたら
すこしだけごろごろといってくれたのが
ぼくがみた君のさいごの凛々しい姿になった

 

くるしかったのかもしれない
もうだめだとかんじたのかもしれない

プライドの高い君はさいごに
さよならのマーキングをして
じぶんの居場所
押入れの奥まで這っていって
しずかによこになった
まるでぶざまな姿をみせたくないとでもいうように

 

もっともっともっとはなしたかった
もっともっともっとなでてあげたかった
もっともっともっともっともっと
いっしょにいたかった

 

どうしてぼくたちはことばをかわせないんだろう
はなせたなら、君がなにをおもってるのかいっぱいきけたのに

でも
君とは
はなせなくても
おたがいせなかむきになってても
ずっとつながっていた気がする

そうおもってる

 

じぶんのかぞくのつぎに
いちばんながくいっしょにくらした
かまたま

へんな名前つけちゃったけど
きにいってくれてたらうれしい
君がいたからぼくはさみしくなかったし
君がいたからいまのぼくがいる

感謝しています

ありがと、かま
またね。

 

kamaandtake

かまたま
2000.4.4 – 2016.11.15

 

2016.11.16

[猫日和]2016.5.19 Pちゃん 3rd お誕生日!

ようやくというか、もうというか、Pちゃんの3歳のお誕生日です。おめでとうー!
ますますブクブク(というか非常に逞しいですが)大きくなって暴れん坊。でもとても甘えた。
かわいいやつです。

少しは大人になって、かまと仲良くなってよー

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[猫日和]2016.4.8 犬山猫

先日時間あるときに犬山城にいきました。その城下町で出会った子。

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近づいてもぐうぐう。だいぶお年寄りさんかな?

ちなみに彼(彼女?)のお仕事は駐車場番ですw

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ちゃんと番してますよ。寝てないですよw

[猫日和]2016.4.4 かまたま 16th お誕生日!

2016.4.4 で、かまたまは15歳になりました。パチパチ!
だいぶ筋肉も落ちて痩せてきたけれど、逆に体が軽くなって俊敏さが増しました。Pちゃんは相変わらず苦手だけれど、ますます元気です。

これからも元気でいてね!

ps
数え間違ってました。。。。^^;
16歳でした。2000年産まれ。なお一層おじいちゃんです。よろしくね!

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ちょっと痩せたけど、元気です!