ずいぶん前に読んで感想かかずにほったらかしにしていたので、忘れたけれど、ちょっと読み返すと思い出すし、ぱらぱらめくって斜め読みしても、伊坂さんの書くセリフってどれも気が利いてるなぁ。
血が半分だけ繋がっている兄弟のお話。弟の春(はる)は不幸な出生の秘密をもっている。街に出現するグラフティーアート(落書きというひともいるかもしれない)と謎の放火、レイプ、いろんな問題がハルを悩ませる。それらの謎解きが兄に意外な事実をもたらす。
相変わらず話のもっていきかた、意外すぎる落としどころが見事。映画化されたけれど、それは見ていない。
やっぱり感想って読んですぐ書かなきゃだめね。
新潮文庫 2006