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阿刀田高

阿刀田高 – 猫を数えて

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備忘録的に。猫っていう字がタイトルにあるので手に取った本。「独り者学校」「同音異義語」「恋の確率」などなど短編10編。どれも男女の恋愛について。肝心の表題「猫を数えて」は飼っていた猫を順番に思い出しながらそれに紐づく男を思い出すというもの。どの短編も大人の男女の物語。でも昔というか昭和的な感じがして、少し懐かしいような、今はこんなことないなーと思うような。でも、時代を超えて共通する部分もあるな、とか。

講談社文庫 1993

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阿刀田高 – 夢判断

初めてかも、阿刀田さん。夢や少しヘンテコな状況を題材にした軽い短編14編集。どれも短くて楽しく読める。

赤い色の夢を見るとそれが現実に起こる夢を見る男「夢判断」、詐欺師の男と騙される女「蜜の匂い」、泊めてもらった宿に夜中鈴の音が怪しく響く「海が呼ぶ」、久しぶりに出会った昔の恋人が美術館に誘う「紅白梅の女」などなど、主人公はたいがい大人の男で、彼らが当時あったような場所でありそうなシチュエーションに出くわす、みたいな感じなのだけど、そんな大人の男の人が何かの合間に読むような感じかな。いまならもっと違う感じの作品になるのだろうけど、すこしじめっとした感じがするのは時代のものか。

すごく昭和を感じる作品だった。

新潮文庫 1983

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阿刀田高 – コーヒー・ブレイク11夜

初めて読む阿刀田さん。というか男性作家の本を読むのは久しぶり。11の短編を、コーヒーを飲みながらすごす11の夜にたとえて、という洒落たタイトル。

どれもすこしリアルさがあって、ごく身近な誰かのお話のよう。ちょっぴりヒヤリとするかんじ。どのお話も至極リアルで実生活的な星進一ショートショートのような読後感(ちょっとしたどんでん返し)があって、面白いのだが、それが実にリアルなので、ドキッとしたり。

あーあとやるせなくなってしまう「あなたに捧げるブルース」、ロマンチックな「骨の樹」、皮肉な結末「不完全な男」あたりが面白かった。

やっぱり男性が書く文章ってすこし角があるというか、現実的というか、理路整然としているところがあって気持ちいいけれど、もっとアンニュイなんがすきなのよねぇ。

文集文庫 1984

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