マイスティース ワンマン!

20150302-1
WWWでのリハの一コマ

 

2010/4/17にラストライブをして活動を休止した(解散した)THE MICETEETHでしたが、去年イベントに立て続けに誘われたこともあって、再結成・再始動することになりました(ライブをやってみたらやっぱりすごく楽しかった)。そして待ちに待ったワンマンが先月21日大阪Shangri-La、28日東京渋谷WWWでありました。ご来場いただいたみなさん、協力してくださったスタッフやホールのみなさん、本当にありがとうございました!どうなるんだろうとドキドキする中で迎えたワンマンライブでしたが、いい音を届けられたのではないかと思っています。終わって2日ほど経って、あれはほんとにあったのかなとかまで思ってしまうほど、あっという間の時間だったのですが、いろんな方面から感想を聞かせてもらったりして、ああ、ちゃんとやったのね、夢じゃなかったのね、と思ってる今です。

ワンマンライブは再結成後のイベントへの出演など当然全然違うものなので、時間をかけて結構がっつりリハーサルをしたり、ライブ当日の準備もいろいろして迎えたので、まあ普通にやればいいライブができるとは思ってたのですが(いままでの積み重ねもあるし)、やっぱりあまりにも久しぶりなので、一体お客さんたちとどういう風に顔を合わせたらいいんだろうか?とかいらん心配してしまったりしてました。それにShangri-Laは2010年のラストライブをやった場所なので、自分が一体どんな気持ちになるんやろ?などとも思ったり。実際リハーサルを終えて懐かしい楽屋にいるとタイムスリップしてしまってラストライブがついこないだのことのように、いやいややはりずいぶん前のことだったように思えたりなど、いろんな感情が浮かんでは消え、していました。

そして、開演時間になって上がったステージ。まだ照明が点いてない暗い会場から沸き上がる歓声と熱気がすごくて「ああ、このバンドを待ってた人がほんとたくさんいたんだな」ととても強く感じさせられました。前だったら危うくこれで涙ちょちょぎれたりしたんですがw。Please Please Take Me Downからスタートしたライブは最初はバンドも少し緊張気味だったような気もするけれど、徐々に会場の熱気になじんで、いいグルーブ感が出て、ああマイスティースのライブやなーという感じになっていきました。途中ぼくらホーン隊がちょっと抜けるシーンではステージ横や楽屋のモニタから会場の様子がよくわかって、やってる側なのに見ている側のように嬉しくなってしまいました。自分も長い間これ待ってたんだなーと。

大阪では鏡割りがあったり(最初のライブということでお祝いに)もして2時間半くらいの熱演(と、ぐだぐだした空気w)でした。最後までもう楽しくて仕方なかったです。懐かしい人たちもたくさん会えたし。

ストイックなことに実はライブの次の日もリハーサルをして(メンバーがまだ大阪にみんないる、というのが大きな理由だけど)、一週間後には渋谷WWWでのライブ。実はその一週間の間、大阪での録音を聴いたりしていろいろ反省したり(やっぱりちょっとは舞い上がってる状態なので、やってるときには気づかなかったことがいろいろある)、もっとやりやすい環境作りや、特に僕の場合はホーンセクションがもっといい音で伝わるようにはどうしたらいいか?なんてことを考えたりしてました。というのもWWWはもと映画館でライブのハコとはずいぶん音の感じが違うらしいって話も聞いていたので(もちろん初めて出るところですし)。

28日、渋谷WWWへ着いた後はそういう部分などを結構時間をかけてリハーサルして、あれよあれよという間に開演時間に。この日のライブを終えてしまうとしばらくはこういう時間がないのかと思うと、まだ始まって欲しくないよーというような複雑な気分に。こんなときでなくてもマイスティースのときはいつもこういう気分になってしまうんですがw。

そして上がったステージ。映画館だったこともあって会場全体がよく見渡せたのですが、こっちからも(きっと)向こうからもよく見えるのでなんだかちょっと照れちゃう感じでした。それもあったのかおとなしい感じでライブがスタート(いや決して演奏がおとなしい感じじゃなかったんですよ)したけれど、次ちゃんが「探ってないですか、お互い?w」ってMCしてぐっと距離が近づいた感じに。大阪ってわりと呑んで騒いでナンボって感じが強いのですが、東京は逃さず聴きたい!という感じが強いようで、「もしかして盛り上がってないの?」的な心配をしてしまいそうだったけど、あとから聞いた話ではとても盛り上がってたそうでよかったです。なんかその熱気が伝わりにくい感じなのか、僕自身が割とクールにというか落ち着いてやろうとしてたからかもしれないけれど。会場の音の感じが透明で(とてもやりやすい環境に仕上がってた。ホールっぽいといえば近いかも)、あのライブハウス特有のぐちゃぐちゃ感が少なかったからそう思ったのかもですねぇ。

なんせあっという間のステージでした。大阪より短く感じました。いい音を届けようと集中したのもあったけど、やっぱりとてもとても楽しかった、観て聴いてくれてる人たちの笑顔がほんと嬉しかった(ほんとよく見えてたんですよ、後ろまで)からです。アンコール終わって、楽屋でみんなで握手して回ってるときに、やったった感とともに、ああもう終わっちゃった、寂しいなぁ、とひしひし感じました。

ワンマンを終えて思いますが、やっぱりマイスティースの音楽ってほんといいし、それを大事に演奏していきたいし、それを待っていて受け入れてくれる人が本当に沢山いる、そんな状態がとても幸せです。こういう時間が再びやってきたこと/持たせてくれたことにほんと感謝します。次ちゃんも言ってたように、これからまた頑張ってやっていきますし、バンドもまだまだ成長させるし、やってみたい新しいことも沢山あるので、さらに新しい音を届けていくつもりです。もっとたくさんの人に聴いてもらいたいです、ライブも音源も。なので、みなさん、ほんとよろしくお願いします。またライブでお会いしましょう!ありがとう。

まずは興奮さめないうちに今の気持ち書き留めておきました。おまけ↓

2010-2015
2015年と2010年、同じ場所で。変わってない?変わってる?

 

おおきにでした。

関東5Days無事終えることができました。

いやー、楽しかったです、どの日も。いつもアウェイな感覚で上京(笑)してくるのですが、小前氏とともに一緒にやってくれた、工藤氏、川本氏、安東氏、そして河村氏に助けられて、今回もいい音を出すことができました。音楽って技術や内容も大切だけれど、やっているほうはやはり人間関係(信頼関係)が大事だなーと当たり前のことをいまさら実感しました。

聴きに来て下さったみなさま、本当にありがとうございました。また機会を作っていきたいと思います。それとお世話になったお店の方々、ありがとうございました。またよろしくお願いします!!

Shot of after independence session
Independenceの後で

Soultraneの夜

昨夜は浅草のSoultraneでテナーの河村英樹氏を招いてのカルテットのライブでした。今月半ばに関西でやったときもかなり盛り上がったのですが、昨晩はさらにそれを上回るような盛り上がりでした。

お店もいい感じだし、それにましてお客さんやマスターも熱く、自然と演奏はヒートアップしたのですが、加えて昨夜は懐かしい大学の仲間や(10年ぶりぐらい!)、軽音の仲間や(10年ぶり以上!)、高校の後輩(いったい何時ぶり?)なども顔をだしてくれ、すごく楽しくうれしかったです。みんなそれぞれの業界で活躍していていろんな話を聞かせてもらいました。なんか途中から異種業界交流みたいになってました笑。やっぱりみんな食った年のぶん経験をつんで大人になったんやなーと思いました。出会ったころはそれこそ若く、ちゃらんぽらんだったのにねぇ(笑)

こういう年になったから思うのかもしれないけれど、仲間・友人ってつくづく財産だなと思います。同じ時間を共有したからこそ、時を越えてまたつながることができる、そんな当たり前のことを実感した夜でした。ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

河村英樹、安東昇、小前賢吾