レコーディング2題

先日と今日、レコーディングがありました。いつものA立っちゃんのチームとのもので、どちらも商業用。慣れたスタジオでのレコーディングは楽だし、何よりもこのチームでやる仕事は早いし、楽しいので、毎回楽しみです(こればっかり書いてるけど、ほんと)。

いつも寸前ぐらいにA立くんから「今回のはどれそれみたいな感じで」とか「アレをあーした感じで」とか実に抽象的かつ具体的なイメージだけ伝えてくるので(笑)、一人の時はイメージいろいろ膨らませて、セクションの時はそのイメージいけそうな人選したりして現場に向かうのですが、これがまた現場でいろいろかわったりして、でもそのイメージをなんとか具体的な音に落とし込む作業が実に面白いです。イメージ通りできたときの「できた」感も半端ないし。

先日のイメージは「フェスっぽいスカ」だったので、やっぱそれならT田くん、そしていけそうなTb紹介してというとY内くんだったので、こりゃいけるなと思って現場に臨んだら、やっぱり狙い通りでした。ちょっと難しくて(曲が長く、微妙にハードだった)時間かかった面もあったけれど、思ってたイメージに落とし込めてバンザイ!これもいずれネットとかで聴けるようになる、らしい。この日はテナーとアルトを吹いた。ひたすら裏打ちも、なんか脳内麻薬が出て楽しい。

セクションチーム(photo by 足立くん)
セクションチーム(photo by 足立くん)
いつものチャーターオーク、いいわあ
いつものチャーターオーク、いいわあ

 

で、今日は「カンフー」ということだったので(まったくわからん 笑)とりあえずラッパで何でも注文きいてくれそうなハイノートヒッターのK池さんに来てもらって。元ネタからどうやってそのイメージにするのかA立くんでさえ曖昧なイメージのなか、いろんなややこしい注文を嫌がるどころかおもしろがってやってくれたK池さん、ほんま感謝します。めちゃかっこ良くなりました。という僕は今日はテナーで補助だけかと思ったら、「中国4000年的笛のイメージ」というこれまた不可思議な注文だったので、ひさしぶりに木管フルート(ちょー安もん、いいの欲しい)を持っていきました。久しぶりに吹くと難しい。いろいろ苦労したけれど、なんとか注文を乗り切って、無事終了ー。あー、おもしろかった。これはCMだそうです。関西は流れないみたい。

ま、なんせ、いつも楽しいです。A立くんありがとう。というか、レコーディング大好きです。なんでもやるから(やってみたいから)誘ってよ、そこのアナタ!

今日のチーム。ヒロキは入れ替わりで (photo by 足立くん)
今日のチーム。ヒロキは入れ替わりで (photo by 菊池さん)
これ吹いてる写真なかったなあ (photo by 菊池さん)
これ吹いてる写真なかったなあ (photo by 菊池さん)

 

酒井ヒロキRec

ちょっとまえはこずえで一緒になったり、昨年はあのミュージカル「UNIVERSE」でも一緒になった(あれ、またやりたいなぁ)ギターの酒井ヒロキくんのレコーディングにちょろっと行ってきました。彼はギターも抜群だけれど、歌もめちゃいい感じで、ベースも弾けたりするそうで(知らんかった)、ミニアルバムみたいなんを作ってるそう。それに長年の夢だったという(オーバーなw)管楽器をいれるというので、僕を呼んでくれたのでした。とってもうれしい。レコーディング大好き!

事前に送ってもらってた音源を聴いて、何の楽器がいいか?みたいな相談をうけたのですが、ぱっとイメージしたのがクラリネットだったので、そう言うと、じゃぁそれで、と。いや、ぼくクラリネットはまだ中2レベルで、、、ということは言わないで(汗)今日の現場でした。松屋町にまるで隠れ家のようにあるスタジオで。エンジニアのTさんもなかなかいい感じの寡黙(でもおもしろそう)な方で、淡々と、でもわくわくとレコーディングにはいったのでした。

ほんと、実のところクラリネットをちゃんとレコーディングなんてするの初めてだったので、どうなることやら?と。ちゃんと吹けなかったときのために、いろいろバックアップ作戦は練っておいたのですが、曲がいい感じだったし、そのイメージもできてたので、やっぱりクラでやりたいなーと思い、頑張りました。結果、すごく思ったように、いい感じに録れて、ヒロキくんにも褒めてもらって、うはうはでした。クラ2本は色気足りないかなと思ったのでハモリはソプラノで、ちょっと2人でやってる感をだすために、適度にいい加減にやったので、それまたいい方向に作用して、思った感じにできたのでうれしかったです(すごくほっとした)。

やっぱりクラリネットはとても難しいです、サックス吹きにとっては。でも音もすごく好きだし、トライしがいがあるので、またチャンスあったらどこぞで吹きたいなーと。

そうそう、今日のレコーディングでたぶんうまくいったことの要因のひとつはマイクでした。それとセッティングと。最初ノイマンがでてきたときに内心「大丈夫かなー」とか思ったのですが(いいマイクなんだけれどu87はどうも相性よくない気がする)、実は用意してくれたのがu67の復刻品というTLM67というもので、これがすごく僕的にはしっくりくる音で気持ちよく演奏できた、というのが大きかったのです。それとだいぶ離してセッティングしたのも。自分の聴こえてる音の通りに返ってくれるとすごくやりやすいです。Tさんありがとう。

ヒロキくんのアルバムははやければ来月にも出来上がるそう。ぼく1曲参加だけだけれど、他の曲も楽しみです。ヒロキくんどんな歌うたってるんだろ。

クラ吹いた。
クラ吹いた。
20130829-1
ソッピーちゃんも