チャーリー・コーセイさんと

今日(正確には昨日ね)は三宮のチャーリーズでボーカルの黒台さんのライブでした。彼女とは割と最近しりあって(たぶんPercの西野くんの紹介)いきなりレコーディングさせてもらったりしたのだけれど、それからちょっと時間経ったけれどライブしようということになって、今日に至ったのでした。ライブはメンバーも仲良しですこぶる楽しかったです。みなさんお疲れ様でした!

今日の愉快なメンバーと♪(photo by チーチョ)

でも、やはり今日特筆すべきは、このチャーリーズのオーナー、チャーリー・コーセイ氏とご一緒できたことが、すんごくうれしかった、ということです。チャーリーさんといえば子供のころにちょっと大人な世界で憧れたテレビアニメ「ルパンⅢ世」の一番最初のシリーズの主題歌を歌っていた(有名なのはエンディングの歌かな)ことで、まさかそういうひとと一緒にやれる日がくるなんて、こうやってちんたらSax吹いていてさえあるとは思えなかったので、非常に嬉しかったのです。もちろん三宮にこのチャーリーさんの店があるというのはずいぶん前から知っていましたが、なかなかつながりなんてできないし、こんな降って沸いたようなチャンスがない限り無理ですからねー。

「もう飽きた」といいつつルパンの歌を歌ってくれたのですが、当時と変わらず通りのいい声で、哀愁と愛嬌と自ら替え歌にまでして歌ってくれたのはとても素敵でした。ああ、これを書いている今もリフレインしてしまいます。あの「♪あし~~もとに~~」って歌、実はずいぶん変わったというか、独特の進行してて、やりながら「おーーー、こうなってるのかー、おおおお!」とか一人ほくそえんでいたのは秘密です(笑)

(映像がワザとひっくり返してありますね(笑))

そのほかにもブルースやら黒台さんのオリジナルやらいろいろセッションもしましたがギターも歌も素晴らしかったです。もう45年音楽やってる、その重みをひしひし感じました。

やはり時代を作った人というのはどんなジャンルでも素晴らしいし、それがいまだに輝いているというのはすごいことだし、それを生で体感できるというのはなんて素敵でありがたいことなのか、ということを改めて思い知った夜でした。いい経験させてもらいました。感謝。

残念ながらこのチャーリーズは今年いっぱいで閉めちゃうそうなんですが、またいつかチャンスあったらチャーリーさんとステージ共にしてみたいです。ありがとうございました!!

浮かれてマス(笑)

@Corner Pocket 2011/10/27

今夜は久々に自分のリーダーでCP(Corner Pocket)でのライブでした。昨日から一緒の工藤精(b)と小前賢吾(ds)とのトリオ。工藤くんとは以前から関東に訪れたときにはやる機会はあるのですが、関西ではなかなかやらないし、とにかく一度CPに連れて行きたいと思っていたのがようやく実現できた夜でした。

おばかな3人様?ww

昨日のグラバー邸でのライブもよかったけれど、とにかく今夜のトリオはシンプルな編成なだけにクリアで個々の音とそのアンサンブルが際立ったライブになりました。のんびりはじまったライブが終盤に向けてじわじわと盛り上がっていくのがとても楽しかったです。小前くんと工藤くんの組み合わせはほんとたとえようがなく素晴らしく、聴いてるだけでも楽しいのに、中に入ると自由きわまりなく好きに演奏させてもらえるので、今夜は緊張していたのも忘れて本当に楽しく演奏できました。そして自分の書いた曲たちがまったく新しく生まれてきた曲のように聴こえ、作った以上に素晴らしい音が奏でられたように思います。これらは演奏もよかったこともあるけれど、聴いてくれたみなさんのおかげでもあると思いました。

このところリーダーでライブをやることにはだいぶ慣れてきていますが、学生時代から出入りしてその時々で自分の演奏を聴いてもらってきたここCPでのライブというのは、いつも格別の思いがあり、それと同時に緊張してしまうのです。なのでなるべくのんびりしながらのライブに入っていくようにしていますが、いやー、やっぱり緊張しました。この2人とやるのは刺激的で自由にできて楽にやらせてもらえるけれど、ちゃんと自分でいないといけないので(当たり前だけど)。

このところ自分の演奏に少し自信がないというかよくわからない疑問を感じつづけていたのですが、今夜のライブができたことで少しふっきれた気がします。

ほんとこんなライブが出来たCorner Pocketに、ありがとう、です。

PS
サプライズでお祝いしてもらっちゃいました!ありがとう、かーちゃん、そしてみなさん!

お祝いにケーキが!!!

Corner Pocket?http://www.cp-paragon.com/

たけタケ+satoko@松山SugarVillage 2011

たけタケ 清水武志+武井努

10日に毎年恒例で、もう13年目(春秋開催していた時期もあるので、18回目だそう)になる、愛媛松山市で行われるSugarVillageという音楽イベントにたけタケで出演してきました。

前回までは徒町のGretschにいろんな形ででてたりしてたのですが、今回はBar Tommy’sで。6月にも同じくたけタケでライブさせてもらったんですが、今回はイベントということで対バン形式でやるのですが、その対バンがいないというか間に合わないなーという感じになったので、急遽ボーカルのSatokoさんを連れて、たけタケ、Satoko+清水武志・武井努、という編成での出演でした。つまり清水さんなんかは4ステージ弾きっぱなしという(僕は適当にサボって)。

Satoko+たけタケ

Tommy’sはそんなに広くないけれど、その分アットホームな雰囲気も出るし、距離が近くて僕らとお客さんの息遣いわかるし、反応がダイレクトなので、演奏するのはとても楽しくてスリリングです。Satokoさんのボーカルステージから始まった出番は、ゆるやかに流れて、相変わらずたけタケはしゃべりまくったりして「漫才か!」とか突っ込まれてましたけれど、演奏はどのステージも気持ちよく、いい演奏ができたんじゃないかと思います。

あー、よくしゃべった(笑)

松山でのなじみの人たちの顔、すごく久しぶりに来てくれた人、初めてなのにすごく喜んでくれた人、4ステージとも見てくれた人、子供を見せに来てくれた人、人、ひと。たくさんの人に会えてすごくうれしかったです。しゃべったり演奏を通して触れ合ったり。そんなうれしくて当たり前の交流が自然に行えるこのTommy’sって場所はほんとうに最高です。もちろんイベント自体も。ステージの合間にKAJAも覗きにきてくれて、あれこれ外から眺めながらしゃべったし。

4ステージ目はたけタケで、昔のRISKYでの演奏を思い出すかのように、長々とステージをやらせてもらい、しかもアンコールも長々とやらせてもらいました。清水さんにつれてきてもらってもうすぐ20年、ということは、くーやんをはじめたくさんの人たちと20年付き合ってきたんだなーと。そんなことを思い出しながら演奏したRugtimeは何かとても格別の思いがしました。長いようで短い、夢のような時間。何もかもがあっという間だな、と。

往き道も帰り道もいつも楽しい松山。そして楽しいイベントSugarVillage。また来たいです。というか必ず呼んでくださいー!エップーをはじめスタッフの皆さん、お店のみなさん、来場いただいたみなさん、ありがとうございました!

PS
今回帰り道に楽しみにしていた今治「10円寿司」はお休み。めちゃ残念。そして同じく開いてるかどうか期待していた焼きそばの「はる」も休み。。。。。あああ、愕然としていたのですが、前回6月にいったとき「はる」の焼きそばではしゃぎまくっていた僕と清水さんを見ていたMさんがお土産をくれました。

かめ風やきそば、いったいどんな味になってるのやら

話には聞いていた「かめ風やきそば」のインスタント、というか家で味わえるやつ!すごい!松山B級グルメ!「伝説の不思議な味」って(笑) どこにも美味しい!とかうまい!と書いてないのがすごい。ああ、いつ食べようか迷いますわ~

Bar Tommy’s http://www.bar-tommy.com/

見原洋子@京都RAG 2011.10.7

リハ中のヒトコマ(by peppei)

もう3年目になるそうなのだけれど、見原洋子の春と秋のワンマンライブ@RAG。今日も無事楽しく終えられました。来てくださったみなさま、本当にありがとう。めちゃくちゃ楽しかったです。毎回思うけれど見原さんのライブは「ああ音楽やっててよかったなー、この人の音楽を一緒に奏でられるなんて」としみじみ感じます。

ちょっとまえに日記で書いたように、昨年は曲を見原さんに提供するっていうテーマがあって2曲書いたのですが(「愛の波紋」と「星空」<これたけタケでもやってますが、最初は見原さんに書いた曲だったのです)、今回は見原さんから詞をもらって曲をつけるというテーマだったわけなのです。まぁなんとか苦労して曲を書いて、先日リハでやってみてなんとかいけそうかなぁ(ちょっとほんと大曲になりすぎちゃった)と思っていたけれど、今日のリハまでにまだいろいろ大丈夫かなあとか考えてアレンジ少し変えたりしました。

で、今日はそれ以外にもぺっぺい氏の新曲が2曲ありで、ステージの構成も前半はおなじみの曲をしっとりと聴かせて、後半は出し物(今日は男性陣が歌った!)と新曲祭!というわけで、さてどんなライブになるかなーとおもってステージに立ったのですが(いや、座ってましたが(^^ゞ)、すんごくいい空間が生まれたのでした。

丁寧にひとことひとこと歌う見原さんの歌と、その歌詞。奇をてらったものはなにもなく、心にすとんと落ちてきます。演奏してるとあんまり聞こえないことが多いのだけれど、彼女の歌は聴きたくて聞いてしまうのです。だからいつもこのライブのときはお客さんのほう向かずにたいてい彼女のほう見てたりするわけなのです。そしてどういう音がこの瞬間に、彼女の歌に必要か、ということばっかり考えています。いい歌を歌ってもらいたいから。それがうまくいったなと思えたとき、演奏者冥利(?)に尽きるのです。

新曲は3曲ともすこぶるよかったです。とくにぺっぺいさんの曲の「見守ってほしい」はすんごいいい曲でした。聞いてるほうが泣いちゃいそうなぐらい。あ、今日も見原さんはリハから涙に見舞われていましたが(^^ゞ。ぼくの書いた曲は「心の色鉛筆」というタイトルになりました。もうちょっとすっきりまとまったらさらにいい感じになるんじゃないかなーと想像しています。

ああ、とにかくもっとたくさんのひとにこの見原さんのライブを聞いてもらいたいです。

次回は11/15、大阪 京町堀のCHOVE CHUVAです。ぜひ!

今日の楽器たち♪

PS
今日は結局テナー、ソプラノ、フルート(木)、クラリネット、笛という楽器たちを持って歩いていったわけですが、めちゃくちゃ重くて(譜面や衣装もあるし)一体どんなけあるんやろう?と帰宅してから計ったら20kgありました。そりゃ肩いたいわな(笑)

森村献スーパーラテンセッション

17~18日の2日間はラテン界のトップ、熱帯ジャズ楽団でもおなじみの森村献(Pf)、美座良彦(Per)とのセッションライブでした。両日ともすごく盛り上がって楽しかったです。久しぶりにがっつりラテン三昧でしたが、血が騒ぐというのはああいうことをいうのだなーと感じました。普段からそんなラテンをやっているわけではないのですが、なぜかラテンものを聞くと気持ちがワサワサするのはラテン大阪出身だからでしょうか?(笑)

森村さんとはちょっと会ったことはあったけれどちゃんと演奏するのは初めて。美座さんとはクロコダイルとかではよく顔をあわせてた(というよりずいぶん昔に横浜で対バンもしたなぁ)のだけれどやはりがっつりやるのは初めて。ということで楽しみ半分恐る恐る半分という感じで17日は京都木屋町のスパニッシュ・ハーレム・クラブに向かいました。あいさつして準備して(えらく時間かかった)軽くリハ。全曲やらねばならないので結構しんどかったけれどこの時点で「ああ、楽しいなぁ」。ライブ前に腹ごしらえということで久しぶりに「有喜屋」さんへいって蕎麦を堪能(昔は有喜蕎麦頼むだけで結構気合いったのに(笑)、御膳を頼んだり、エエ身分やなぁ)しました。

有喜屋さんの御膳!ウマ!

まあまあお客さんが入った時点でライブスタート。ここスパニッシュ・ハーレム・クラブは普段からダンスクラブとして踊る人たくさんいるのですが、最初はみなさん演奏をじっと聞く感じ。その感じを受けてののんびりした森村さんのMCとそれに相反するかのような暑い(暑苦しい?)演奏で徐々にフロアも盛り上がり踊る人じゃんじゃん出てきて、2回目なんてスローでもなんでも踊る踊る。こうなってくるとバンドも盛り上がる。いやー、森村さんいいなぁ、ラテンの人間の感じ、匂い立つ感じ。そして美座さんと安藤さんが絶妙なコンビネーション見せて。夜遅くまでずいぶん盛り上がりました。

みなさん踊る踊る

あけて18日はおしゃれなCHOVE CHOVAで。今日は日曜ということもあってだいぶ早い時間のライブ設定(17時から)。なのでお客さん勘違いしてるひとも多かったためか、17時時点では寂しい感じ。でもしばらくしたらどんどんやってきていい感じ。昨日の暑さをそのまま引き継いだ感じで演奏が展開。今日も一段と冴える森村さんのピアノ、いいなぁ。自由で、そして人間味あって。そしてより一層親密度を増した美座・安藤コンビが盛り上げる盛り上げる。そして今日はゲストボーカルにRaviちゃんも参加してくれて盛り上がりが一段と増し、さらにTb帝王・中路さんまでやってきて、もうほとんど2フロント状態に。そりゃ盛り上がるわ、演奏時間長くなるわ(笑)で大騒ぎ。最初はお客さんもみなさん座ってたけれど、最後にはみんな踊る踊る。こうじゃなくちゃ。ああ、楽し。

美座・安藤コンビ中路さんを鼓舞!
すっかり2フロント (photo by Ravi)

というわけで2日間どっぷりラテンに浸かってすごく楽しかったし、また勉強になったし、こういう音楽のよさを再認識しました。またやりたいなぁ。やりたいなぁ。

お疲れ様でした!!

森村献 http://www.kenmorimura.com/
美座良彦 http://members3.jcom.home.ne.jp/mizalito/
山田祥央 http://www.japonismo.net/
安藤弘 http://homepage3.nifty.com/tanaten/anditocom.htm
スパニッシュ・ハーレム・クラブ http://www.kyotosalsa.com/
CHOVE CHUVA? http://www.chovechuva.com/

東海3DAYS

いつも何かと面倒を見てもらっている名古屋の兄貴分(と思ってる)小濱安浩氏に誘ってもらって、3日間、岐阜~三重~愛知と楽しい日々を過ごしてきました。

10日は岐阜の恵那にある妙法寺というお寺でチャリティーライブ。もう14回目になるそうです。お寺で演奏というのはごくたまにあるのですが、ここまで大掛かりなのは初めてでした。本堂をぶちぬきにして、ご本尊を横に見ながらっていうのはすごく面白いシチュエーションでした。

夕闇に本堂のシルエット

まずは小濱さん、そして久しぶりの藤山ET英一郎(Ds)、先日も一緒だった奥村和彦(Pf)、そして徳田智史(B)との2Sax Quintet、それにマユミロウ(Vo)を迎えてのステージ。その後住職の大窪玄栄氏のお経と僕と小濱さんとのセッション(個人的にはこれが非常におもしろかった。もっと長い時間やりたかったなあ)、そして最後に目玉の大窪氏率いるSax Big Band。これ最高!

Saxだけのアンサンブルっていうのはまぁあるけれど、ビッグバンドとなるとほぼないんじゃないでしょうか?アレンジを少し変えなければならないところもあるだろうけれど(小濱さんご苦労さまです)、ほぼそのまま、知っている曲とか(普段はもちろんSaxパートでしか演奏したことない)を、ソプラノでリードトランペット役。これ、めちゃ気分いい!!なるほどリードってこんな気分でやってるのかー、ということを存分に味わいました(味を占めたともいう)。逆に間違えたらすべてダメにしてしまう、というのも。すごく楽しかったです。

終わってからは横の広間で延々と宴会。だいぶ飲みすぎ&しゃべりすぎてしまったようです(反省)

Sax Big Bandを指揮する(カメラ持ってる?)小濱さん

明けて、11日はゆっくり過ごさせてもらって、四日市へ移動。あまりかんかん照りでなくて移動楽でした(車暑い)。今日から2日間は武井・小濱・奥村・藤山に加えてベースに島田剛氏。彼ともかなり久しぶりでした。初めてのFull House。わりと最近移転したというお店はジャズのお店としてはすごくおしゃれでカフェぽくていい感じ。オーナーのミニ(車ね)も!日曜日の四日市はすごく静かだったので、さて一体どうなるのかなーと思いましたが、みなさんの人気(ぼくはない(:_;))のおかげでたくさんご来場いただき、やっぱそうなってしまうだろうなーと思ってた通り、小濱さんと2人で吹き倒してしまい(すいません)、23時をまわってしまうぐらいの長時間の熱い演奏になりました。やっぱ楽しいのですよねぇ。この日はそのまま名古屋まで戻って、藤山さんちでのんびりさせてもらいました。

最終日12日は一体何年ぶりかな?という名古屋のSTAR☆EYES。お店もオーナーも変わってなくてすごくうれしかったです。月曜日だったけれどこれまたたくさんの方にご来場いただきました。昨日の反省から今日はちょっとうまい配分で、、、とか思っていたのですが、蓋を開けてみるとやっぱりやりすぎてしまいました(毎回これ書いているような気がします(^^ゞ)。小濱さんと僕は趣味が似ているのか、どうしても相手と違うようにしようとすると長くなってしまうのですね、悪い癖です。。。トホホ。

でもこの5人でやる演奏はすごく刺激的で、またいろいろ見えたものや、反省すること、やりたいことなんかが出てきて、勉強になりました。いつまで経ってもまだまだまだまだ坂道の途中ですね。それでいいと思うのです。

うさぎさん、見てますかー?

折りしも12日は中秋の名月。ライトを消しても道が見えるぐらい明るい月の光。そんなお月様に見守られながら無事帰ってきました。いやー、楽しかった。怒涛の3日間でした。お会いした皆さん、ありがとうございました。また会いましょうねー!今月末にも名古屋にいきますよん。

小濱安浩(Sax) http://kohamajazz.com/
奥村和彦(Pf) http://blog.livedoor.jp/kazoopiano/
藤山’E.T.’英一郎(Ds) http://www.e-tohyama.net/
島田剛(B) http://www.goshimada.net/
徳田智史(B) http://satoshitokuda.web.fc2.com/
マユミロウ(Vo) http://mayumi-lowe.com/

.MICETEETH@TOKYO SKA JAMBOREE 2011/8/6

東京スカパラダイスオーケストラの大森氏に金澤くんが誘われたのがきっかけで、今回の出演となった東京スカジャンボリーvol.3。めちゃめちゃめちゃめちゃ楽しかったです。スカのイベントだし野外だし、富士山はあるし、最高のロケーションと最高のバンド陣、楽しくないわけがありません!

はしゃぐ .(ten) の3人。朝8時です・・・・

ホーン隊の脱退とともに代わりにサポートで入って数年、2009年に解散を発表してすごく残念に思っていたのですが、2010年にはタワレコの30周年で誘われて一夜限りで復活、その勢いで4月に大阪でも解散ライブと銘打ってワンマンをやったのを最後に、もうないのかなぁ、とすごく寂しい気持ちでいたのです。それほどこのMICETEETHというバンドの魅力は僕の中に深く根を張っていました。その後もケイちゃんとのFlying Resisterや、次ちゃんのレコーディングなんかにも参加しながらメンバーの連中とは繋がっていたのですが、今年に入って2月に久しぶりにザワから連絡があったとき「あ、もしかして」と思って電話を取ったのが、今日の始まりでした。

どういう形になるのかもわからないけれど、とりあえず早く準備しておこうということで、Tb前っちTp寺田くんにとは連絡を取って曲のことや譜面のことを相談しながら、ああ、またあの曲たちを演奏できるのだとえらく早い時期からワクワクしていました。

新しくメンバーを入れて新しいプロジェクトとしてやる、というザワの発案でギターにBack Drop BOMから栫くん、ベースにTAROくんを迎え、さていったいどういうパフォーマンスになるのかと楽しみにして入ったスタジオ。やりながらどんどん纏まっていく感じ、バンドとして形を成していく過程がとても面白く新鮮で、スカジャンボリー当日が楽しみで待ちきれませんでした。

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で、5日の夜中に大阪発のメンバーを順番にピックアップし、前っちに運転を任せて僕はしゃべり相手として助手席へ(いつものパターン(笑))。あとのメンバーはゆっくり休んでもらって。ゆっくり安全運転で高速をひた走り、なんの渋滞にも巻き込まれずに朝7時過ぎに山中湖へ到着!今日の舞台となるきららに到着して、会場の素敵さに興奮し、ロケーションのよさに歓喜して、これは今日は楽しくなるに違いないと思いました。

富士山が雄大に見つめてくれてます

しばらくほっと休憩したり、会場を散歩したりしているうちに他のバンドさんもぼつぼつやってきて、準備は進み、早い時間からお客さんは並び(すごい!)開場となって東京スカジャンボリーvol.3がスタート。この時点では天気にも恵まれOpening Actのバンドがすごくいい感じで会場を盛り上がらせていくのを見ながら、ああ、なんていいところに来させてもらったんだと感激しました。特にムーン インレット サウンズ オーケストラがめちゃくちゃカッコよく(高校のときに同じようにビッグバンドやってたのでどんなけ上手ねん!とびっくり)会場もえらい盛り上がりで、ぼくたちこのあとに出演していいの?みたいなノリに僕らもスカパラのメンバーもなってたほど素晴らしいOpening Actの面々でした。

で、Main Actの最初がいきなりスカパラ。昨年末にCount Down Japanでも見てたのですが、今回はステージ袖から。彼らの熱意と驚異的なパフォーマンスがより一層よく見えて、やはりエンターテイナーとはこういう人たちなのよね、と感激しまくり脱帽しまくりでした。お客さんも盛り上がりちぎりで、自分自身もこの会場の熱気にだんだん盛り上がっていくのがわかります。

しかしスカパラ終わるころから遠くで雷がゴロゴロ・・・まずいなぁと思っているうちに雨ざーざー。続くBlue Beat Players のときもずーっと雨のまま。どうなるのかなぁ、ちょっとでもましになってくれないかなぁと祈りながらステージへ。セッティングとサウンドチェックを。雨のせいかお客さんは結構まばらで寂しい・・・トホホな気分になりそうだったけれど、セッティング終わりを待って袖で円になっていつもの気合入れをしたら、もうやる気まんまんになって、そして”Dolly”流れる中いざステージへ。

出演直前です

いや、ほんと、また出ていっただけで泣きそうになってしまいました。たくさんの笑顔と拍手で迎えてもらえるってのがこんなにうれしいことなんだというのを毎回思います。そして次ちゃんのいつものMCでスタート。ネモ。空に吸い込まれていく音の気持ちよさ。笑顔でゆれるひとたち。この瞬間をいつも思い描いていたような気がします。つづく”あいのけもの”、次ちゃんの「うぃ~~~」も久しぶりに聞けたし(笑)、”春の光”、”ごめんねベティ”・・・どの曲でもイントロから歓声を上げて、同じ笑顔で横に縦に揺れてくれるみなさん、そんな姿を見てるだけで泣けてきてしまうので、見えないように空ばかり見ていました(笑)。しかもベティーの歌詞のごとく、雨上がるし!なんなのでしょう、この偶然。必然なのか・・・・?

MCする次ちゃん♪

最後まですごくいい感じで演奏できました。メンバーもみんな終始笑顔で。けいちゃん弾かんと踊ってるし(笑)。ぼくも吹いて笑って歌って踊って、結構涼しいと思ってたのに汗でびしょびしょ、隣の2人もはしゃぎまくって満面の笑顔。ああ、この瞬間をみんなと共有するために今日があったんだな、と心の底から思えました。最後の”サルビア”が終わってハケていくときに巻き起こったアンコール。いくらステージ短いとはいえ、イベントの中盤なんでアンコールなんてもらえるとは思ってなかったのに、この熱望。ステージ袖でスカパラのみなさんからも「行け行け!」と言ってもらったで同じ曲でも、という意見もありましたが、今日はこれがMaxだったので・・・みなさんごめんなさいね。

楽屋でもそこまでの移動の中でもたくさんのひとに「よかったよ!」と言ってもらってすごくうれしかったです。イベントの中盤で盛り上げられたこと、いい演奏できたと思えたこと、なによりみなさんが喜んでくれたこと、ほんとうれしく思いました。感謝で一杯です。

その後は物販のぞきにいったり、タワレコのコーナー(このところあちこちのフェスなんかでタワレコ×SUNTORYのブースがあって、お酒出してる。山崎ハイボールうまい!)に顔出したり(きっとまた来週のサマソニで出会うでしょね(笑))、声を掛けてくれたみなさんと飲んだりしゃべったり、楽しい時間を過ごせました。

で、イベントラストはセッション。最初にスカパラとFISHBONEのアンジェロのセットがあってから、イベント出演者総出でのセッション。2曲とも大盛り上がり。会場に入りきれないぐらいちゃうのん?ぐらいのお客さんの数。全体が一体となってゆれる様は圧巻でした。隅っこにいたのにGAMOさんに引っ張られてソロ吹かしてもらったり。酔ってるので、あー恥ずかしい(笑)でもすんごく気持ちよかったです。こういうセッション久しぶりだからめちゃくちゃ楽しかった。みんなの笑顔、ほんと素敵だった。みんなにありがとうー!!です。

ステージ奥から。セッション大盛り上がり!!

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こんな素敵なイベントを主催し、僕たちを誘ってくれた、東京スカパラダイスオーケストラのみなさんに感謝、ただただ感謝&HUGです。そして多くの出演者のみなさんに惜しみない拍手を。ほんとありがとうございました。また会える日を楽しみにしています。そして来て見て踊ってくださったみなさん、ほんとありがとうです。すごくHappyにしてもらえました。ありがとう!TOKYO SKA JAMBOREEEEEEEEEEEEEEE!!!!

TOKYO SKA JAMBOREE

東京スカパラダイスオーケストラ
FISHBONE
Blue Beat Players
Oi-SKALL MATES
The Kingstompsers
THE AUTOCRATICS
ムーン インレット サウンズ オーケストラ

Just In Time 2011.7.30

本日(といっても昨夜ね)Just In Timeでの僕のリーダーライブにお越しいただいたみなさん本当にありがとうございました。今夜もまた魔法がかかったかのように音は踊り、色彩溢れ、曲が生き物のように喜び哀しみ飛び跳ねていました。ほんと来てくださったみなさんと、お店と、仲間からの期待という名の応援と協力があっての演奏でした。いい夜になって感謝しています。

先日28日のグラバー邸のあと、相次ぐ訃報や悲しい知らせに心痛んで気持ちが沈んでしまっていました。さらに今日はピアニストに杉山悟史氏を迎えるので、先日の続きだと気楽に迎えることもできず新たに一からやるつもりで臨まねばならなかったため、また一人いらんプレッシャーを感じていたのです。が、集まってリハをしたとたんにプレッシャーは払拭され、Just In Timeならではの明るい色豊かな音、2日目になって馴染みをました萬氏と小前氏、そして杉山くんのピアノに心奪われたのでした。

ああ、今夜も音楽に感謝をしてやみません。僕が生み出した曲たちはもうすでに僕の手から離れて自由に踊っていました。新しい曲たちも仲間の理解をもらってより一層はっきりとした姿になり、僕自身も知らなかった顔を見せ、美しい光になったかのようでした。

今日は先日よりもさらに長い時間の演奏になってしまいました(^^ゞそんなやってる気はさらさらないのですが、やっぱり楽しいからでしょうかねぇ。お客さんがくたびれたんじゃないかと気になって仕方なかったですが、でも流れていくものはとめようがないんですよねぇ。ま、曲自体の尺がどれもいちいち長いというのもありますが。

この2日間でまた曲をつくりたい、もっと違う音を見つけたいという欲求がでてきましたし、もっと自分の曲を理解したいなー思いました。こんな機会をまた作って行こうと思います。やっぱりカルテットはいいですねぇ。ほんと楽しかったです。いらしてくださったみなさま、Just In Timeのマスターとみなさん、そして仲間たち、おおきにでした。(乱文ですいません。興奮状態そのまま書きました)

Just In Time http://sound.jp/justintime/
杉山悟史 http://sound.jp/sugisatoshi/
萬恭隆 http://music.geocities.jp/yasutaka_yorozu/
小前賢吾 http://komason69.web.fc2.com/

ライブ後。爽やか(?)に見えますがこの時点で4人ともおっさん臭くなっております(笑)

R.I.P. ミムラさん
R.I.P. ねこさん
R.I.P. レイ・ハラカミ氏
R.I.P. 小松左京氏
R.I.P. 伊良部秀輝氏

カルテット@グラバー邸 2011.7.28

今夜(正確には昨夜だけれど)グラバー邸にお越しいただいたみなさん、本当にありがとうございました。すごくいい夜になりました。たまにしかやらないリーダーのライブはいつもやる前からノイローゼ(というと言いすぎですが)になりそうなくらい、いろいろちまちま考えたりするのですが、結局ステージに立って演奏すると、いくらじたばたしても自分に出来ることしか出来ないんだ、という当たり前のことを毎回思い知るのだけなのです。でも、我(が)を出すばっかりではなくて、その場所その時間でしか共有できない/生まれることのない何かを、その場のみなさん、共演者も含めて、と共有することができたらな、と思っています。

まさに今夜はそんな夜でした。きっとその場のみんなの気持ちと演奏のバランスが奇跡のようにうまく築き上げられたのです。聴く人たちが音によって何か感じるように、演奏する側も聴く人の何か喜怒哀楽をもらってそれが音に昇華するのです。そのバランスがとれたときなんともいえない輪がその場に生まれるんじゃないかと思います。

いままでリーダーはトリオでやることが多かったのですが、今回はぜひピアノ入れたいなーと思った(どうしても和音のでる楽器、とくにピアノが欲しい曲がたくさんあった)ので、誰に来てもらおうかいろいろ考えたのですが、いままで木畑氏を誘ったことなかったのが不思議なくらいに彼は僕がやってほしいことを的確に音にしてくれました。そして音がとてもいい!そして小前~萬~木畑のトリオは強力すぎて、ほっといても何かが確実に生まれ、起こっていくので、ぼくはすごく楽に泳ぐだけでよかったのです。あんまりにも楽しくて(多分)いい演奏だったので、もうこれでいいやーと思ってしまえるほどでした。ほんとうれしいです。

でもこれらはやっぱりあの場に来てくださったみなさんがいたおかげです。たくさんたくさん応援と拍手を頂いて、本当にありがとうございました。

そして今日のために書いてきた2曲もなんとか無事生み出すことができました。これから演奏を重ねて大事に育てていきたいと思います。いろいろアドバイスくれたきばやんありがとう。

そして、あさって30日はピアノに杉山悟史氏を迎えてのカルテットです。まだどうするか考えてないですが、彼が入ると今日とどう変化するのか、これまた楽しみです。

グラバー邸 http://glover-jazz.com/
木畑晴哉 http://www1.ocn.ne.jp/~kibayan/
萬恭隆 http://music.geocities.jp/yasutaka_yorozu/
小前賢吾 http://komason69.web.fc2.com/

 

ああ、興奮しすぎてて、写真撮るの忘れてました・・・・・・なので↓

今日産声をあげた曲たち。

小濱&武井5@Corner Pocket

昨夜のライブ、とても楽しかったです。兄のように慕う小濱氏と、何度がご一緒していつもいいなぁ猛々しいなぁと思うピアノ奥村氏のトリオ、大好きなアンディーのベースと初めましての伊藤氏。いつも思うようにCorner Pocketでのライブというのは僕にとってちょっと特別感があり、緊張して赴くことが多いのですが、昨夜は諸先輩方に囲まれて自由に遊ばせてもらいました(ほんとそんな感じでした)。

大半を奥村さんの曲で構成したのですが、どれもやっぱりいい。ぼくが自分で曲をかかなきゃなーと思い出したのはE.D.F.での清水さんの影響が大きいのですが、この奥村さんの曲もなんというか景色があってピアノ同様猛々しくでも情景感に富んでいて、やっていてハッピーになったり、どすんと心に響いたりするので、こんな曲書きたいなぁと思わせるのです。実際昨夜もやっぱり同じことを思いました、いい曲ばかりだなーと。僕が曲を書くともう少しぐにゃぐにゃ屁理屈ぽくなってしまうのですが、彼の曲はストレートで勢いがあり、無駄がなくていいなあと思うのです。

そしてやっぱりCorner Pocketはすごくいい音でやりやすくて、みなさんすごく真剣に聞いてくれるので、やっていて背筋が伸びるし、やればやるほど奥が深くなっていくし、楽しいったらありませんでした。ほんといい夜でした。もうちょい楽に構えることができるようになったら言うことなしなのですが。。。。(^^ゞ

みなさんほんとありがとうございました。かーちゃんおおきにです。

小濱安浩 http://kohamajazz.com/
奥村和彦 http://www016.upp.so-net.ne.jp/ka-zoo/
安東昇?http://andy1974.exblog.jp/
伊藤宏樹 http://blog.livedoor.jp/ds_hiroki1979/
Corner Pocket http://www.cp-paragon.com/

なんか白くとんでしまった・・・・