2000/4/30
今日は移動&公演だそうな。
しかもこの移動が半端じゃなくて、
400Kmちかい移動になるらしい。
目的地は茂名。
今回のツアーで最南端の街だ。
そこから500Kmほど走って、自治省をひとつ抜けるとそこはベトナムというところ。
日本の400Kmでも大概遠いと感じるのだけれど、
ここ中国では都市部に高速はあるものの、
地方はやっぱり地道、
しかもかなり路面状態は悪い(つまり揺れる)。
しかし今回、気をかなり使ってくれたようで、
ツアーバスは中国でも最上級のもの。
だから悪路でも比較的乗り心地はいいし、
広いし、何よりもクーラーがちゃんと効く。
だからそう疲れる移動にはならなかった。
でも遠いことだけあって早起きせねばならなかったのは
かなり辛かったんだけど。
車窓から見える風景はアジア南国そのもの。
どちらかといえば中国と言うよりベトナムやタイに似ているように見える。
広い水田、青々とした広葉樹、鮮明に映る赤土など、
この間の雲南省とも全然ちがう、ほんと南国を連想させる、
途中2度ほどの休憩をはさみ(ほとんど寝ていたけど)、
バスは茂名へ到着、6時間弱の移動時間だった、あーしんど。
街は、う~ん田舎町。独特のごちゃごちゃ感がある、中国の田舎町の風情。
ホテルにチェックインし、昼御飯へ。
昼御飯に訪れた店が、これまた大量に料理を出す店で
(こんなの北の地方以来)、
出るわ出るわ、しかも大半が肉料理。
味はさすがに美味しいものだけど、こんなにたくさん食べれるかい!
再びホテルで休憩後会場入り。
今回はまたまた体育館、結構大きい。
舞台とPAの準備に時間が掛かったようで、おそいリハーサルの始まり。
結局ほとんどリハーサルらしきものは出来ずじまい。
この会場、やたらに暑い。
今日の天気も気温と湿度がたかいのでより一層暑く感じるのだろう。
じっとしているだけでじめ~~っとしてくる。
さらに悪いことに、
何かに当たったか、疲れがたまっているのか、
すこし風邪をひいてしまったようで、
とくにお腹の調子がわるい。
下しているわけではないんだけど、差し込むように痛む。
整腸剤や抗生物質でなんとか抵抗する。
お客さんの入りが悪く(またか!)、2度ほど開演時間をずらす。
なかなかのんびりしているらしく、
開演時間になっても集まってこないらしい、なんだかおかしな感じ。
そして開演。
開演してからもお客さんはどんどん増えていき、
広い開場もかなり埋まって行った、うれしい。
大勢の前での演奏の方がパワーがでるのは何故(笑)?
公演はすばらしく盛り上がり、
最後には全員スタンディング状態になって合唱。
とてもたのしい公演となった。
ライブの内容自体がすこし地方向きなのかもしれない。
夕食は地元のプロモータの好意で、
街の日本食料理屋へ!
到着した先はなんと!「回転寿司」!!!
「金 田中の廻転寿司」という名のこの店は、
本当に日本から設備などもってきているみたいで、
日本の回転寿司とおなじように見える。
なぜかTVの取材も来ている中、みんなで寿司を食べる。
・・・・が、握りがなかなかこない(まぁ仕方ないね)し、
握りは堅いし(おにぎりみたい(笑))、
アラをあげればいくらでもあるけれど。
でも職人さん達が一生懸命握ってくれるのはうれしかった。
店員さん達も日本語で話し掛けてくれるし、
なんだかアットホームでいい感じ。
他にも焼酎や日本酒を呑んで、みんなもだいぶリセットできたみたい。
同じ疲れた状態だけれど、いつものようなどんよりさがなく、
どちらかというと生き生きしているように見えた。
最後の締めにうどんをだしてくれるというので、
期待と不安に胸を膨らませ待っていると、
出てきたものは・・・・・・・・。
2000/4/29
いよいよ中国へ戻る。
昨晩のEDFの七福での打ち上げはすごかった。
何が凄かったかと言うと、まず集まった人数。
お店自体は普段13,4人で満員なんだけれど、
昨日はなんと24人も来てくれて、満員御礼。
あまりにも満員なんもんだから、僕はカウンターの中で半店員さん状態に
(これはこれでなんだかうれしいのだけれど)。
それとオモニの特別料理がでたこと。
これは鶏の雑炊(というかおかゆかな?)だったんだけれど、
これが美味しいの何の。
そのままでも美味しいんだけれど、
ピリ辛の小魚の煮物をいれたらこれまた一段と美味しい。
ほんとにありがとう、いつもいつも、オモニ&みー。
それと打ち上げに来てくれた人
(この雑炊目当ての奴もいたというまことしやかなウワサもあるが・・・・(笑))
もありがとう!
さて、打ち上げでフラフラになりながらも、
明日の出発は早いので、今回は特別に贅沢して関空近くの某ホテルへ。
ここなら少しくらい寝坊しても大丈夫なのと、
特別な事情があって車も預かってくれると。
朝、もっと寝たかったけど飛行機に乗らねば!と起きる。
シャワーもそこそこに着替えて荷物をまとめ出発。
目指すは広東省は広州。
GW初日になる関空は団体旅行+αの人々で満員。
ほんとはゆっくり買い物とか朝御飯(コーヒーね)とかとか楽しみたかったけど、
この調子じゃいったい出国にどのくらいかかるか分からないので、
さっさとゲートへ。
手荷物検査、出国手続きは案の定すごい混み様。
離陸の時間がせまるがなかなか抜けられない。
まだ中国の仲間達からことづけられている肝心な買い物(といったらタバコなんですね)が
できていないし。
なんとか定刻の15分前に出国することが出来た。
急いでタバコをかって、なんじゃらかんじゃらしているうちに10分前。
あわてて搭乗ゲートへ向かうがなんだか様子が・・・・?
もう出発間際なのに搭乗の案内しないし、人はいないし・・・・もしかして???
が、単に出発が遅くなりそうという様子だった。
この間の帰国時の中国での空港もそうだったけど、
中国便はどれもこうのんびりしてるのだろうか?
定刻ギリギリに乗り込んだのに、出発したのはゆうに20分以上あとだった。
こんなんだったらもっとゆっくりすりゃ良かった、もう。
JASの飛行機は順調に飛び、眠たかったのでずーっと寝ていて、
気付くともうすぐ広州だという。
4時間弱の飛行、ほんとに近い。
それでもぼーーーっとしていると、軽いショックとともに無事着地。
4日ぶりの中国。が、なんだか外の景色がすごーーく南国一色だぞ?
飛行機を降りてみてすぐわかったけど暑いのなんの、ただの南国。
しかもかなり湿っぽい。もう雨季にはいったらしい。
検疫、入国審査をへて(ほんとこの辺は簡単、書類さえきちんとしてれば楽勝)
到着ロビーへ。
さて、誰が迎えに来てくれているのかなとキョロキョロしていると、
わき腹をつつかれる。
あ、張さん!!これは心強いな。
挨拶をかわし、車に乗り込む。
目指すは広州のとなり街、佛山。
実は今日イキナリ公演がある。
ついてイキナリはやっぱりつらいのだけど、
みんなも待ってるし、頑張らないと。
小一時間の移動ですぐに佛山へ到着。
また都会だ、街が綺麗、自転車よりもバイクがたくさん走っている。
北の地方より比較的お金持ちなんだろうな。
ホテルにつくとどうやらメンバーは会場への移動寸前だったらしく、
バスに乗り込まんとしているところだった。
「毎度ー!」
4日ぶりの仲間にごあいさつ。
感激ひとしおというわけではないけれど、何だかうれしい。
ほっとした。
いない間にもいろいろあったそうだ。
会場は大きくは無いが、小洒落たホール。
が、横に一大娯楽施設があるので、なんだか少し危ない雰囲気。
リハーサルも(というかサウンドチェックとかね)もまぁまぁのペースでできた。
ついでに今後の保険として数曲カラオケを録音。
最悪PAが間に合わなくてもこれで歌だけのっけたらあとは口パクでできるようにしようという
目論見らしい。
いざ本番。結局帰国中には一度しか公演はなかったらしいので、
大きくないようが変っているようなことも無く、
すーーっと復帰できた(でも忘れてることもあった、無念)。
この公演、現地プロモータのどういう思惑があったのか、
えらく高い入場料にしていた(他の公演の倍の値段だった)ため、
お客さんの入りはかなりすくなめ。少し悲しい。
が、公演内容にはかわりなし、全力で演奏をする。
香港や広州に近い都市でもあるせいか、
これまでのどことも違った反応をしてくれた。
それが面白く、とまどうものでもあるのだけれど、
やっぱり公演は楽しい。ほんと戻ってきて良かったと思えた。
深夜、晩御飯は当然の事ながら広東料理。
かなりかなり美味しい。
他の地域の料理もおいしいのだけれど、
この広東料理が一番口に合うように感じられた。
幸せ。
この広東省はかなりハードなスケジュールが待っている。
体調を維持することが肝要。
2000/4/28
出発の用意は大体整えたが、完全ではない。
でも明日の朝早いのに加え、今晩はEDFのライブ。楽しみ。
さらにその後は待ちに待った七福オモニの特別料理での宴会!!!
というので、下手すると家に帰ってる暇がないかもしれない。
だから今夜のライブには全部荷物を持っていかなければ。
あ~めんどくさいなぁ。
戻るところは広東省。
そう、あの広東料理の広東省。
飯はかなりうまいらしいから行くのが楽しみ。
2000/4/27
昨日はちょっとした宴会だった。
新しくやってきた新人くんの歓迎会。
こうやって毎年毎年若い人が増えていく。
こういう一年毎の行事ってほんとにやってくるのが早く感じられるようになった。
「あぁ、またか、この季節なのね~」という感じ。
中国にいる時にはあんなに長く感じられた時間。
同じ時間の流れのはずなのに、どうしてこうも違う?
感覚的な時間の分解能は諸説あるんだろうけれど、
馴れ・刺激みたいなものにもよるんだろうけど、
やっぱり年齢とか身体にも影響されるんだろうと思う。
なぜか最近こんなことばかり考えてしまう。
もう明後日には再び大陸へもどらねばならないので、その準備。
準備といっても持って帰ってきたもの+忘れ物を持っていけばいいんだけど、
向こうに残っている仲間たちからの”熱い”リクエスト品もあるので、
それらも調達しなくては。
いくら強靭な胃をもっていても、さすがに土地が違い、水が違い、
食物が違う土地ではしんどいらしい。
日本食とタバコのリクエストがほとんどだ(笑)。
2000/4/26
平穏だ。
2000/4/25
久しぶりの音楽外の仕事。
モニタを覗きつづけるのはつらい。
こうやって日本に戻ると実感するんだけれど、
ほんとここって清潔、平和だな、と。
やっぱりいくら美味しいとはいえ、
ずーーーっと中華料理というのは胃腸にもつらいらしく、
昨晩大根おろしやら、なんやら日本食を食べると、
口にあうというのもそうだけど、
なんだか体に染みやすいというか、なじむ感じがした。
やっぱりのんびりさせてもらっていても、
中国での生活はテンションが高いんだな。
実際向こうの生活は、今回えらく時間が経つのが遅く感じられた。
これは馴れた(=刺激が少なくなった)ためだとおもうのだけど、
昨今時間の経つのが早くなったなと感じるのと逆ということは、
やっぱり刺激はすくないけれど、それなりにテンション(神経)は高いと言うことだと思う。
一人で帰ってきたから向こうに残っている仲間が心配。
2000/4/24
まだ星が瞬く時間に出発。
今日、日本に戻ることになっていた。
タクシーで昆明まで戻る。
タクシーの運転手は女性だった。
そういえばここ雲南省(とは限らないかもしれないけれど)には女性タクシードライバーが多い。
何故かはわからないけど。
8時前に昆明に入るも、運転手さんは空港(机場と書く)がどこか知らないらしく、
あちこちで道を聞いている。
が、そうこうしているうちに空港につく。
まだ手続きまで大分時間に余裕があったので、
送ってくれている劉さんといっしょに喫茶店へ。
紅茶10元、高い。
そして劉さんと、お互いの取り留めない話、
このツアーの事、今後の計画の事、夢なんかを話して時間をつぶす。
でも劉さんの話はかなり面白いというか、興味をそそられた。
今後の中国はかなりすごい成長を遂げると思う。
でもその時流に乗れるかどうかはこの1~2年が勝負だと思う。
チケットの交換をし、劉さんに礼を言って別れ、出国手続き。
そう、香港は外国扱い。だからここで出国になる。
手続きはどこの国もおなじ、さっさと済ませ、荷物のチェックを受け、ロビーへ。
ところがこの国内線(まぁ国際線なんだが)というのが恐ろしく、
搭乗開始がなかなか始まらない。10:35フライトなのに、10:25になってもまだ案内すらない。
電光掲示板に何もでなかったけど、お客さんがざわざわしだしたので見てみると、
いつの間にやら搭乗が始まっていた。
結局、搭乗がおわってフライトし始めたのは定刻より20分はおくれてたと思う。
良く落ちると言われる国内線は怖いけれど(腕は大丈夫そうなんだが、機体が古いのよね)、
上空ではまぁ安定して飛行。
そう、この中国の国内線は今競争が熾烈らしく、そのためサービスがとんでもなくいい。
上海~昆明ではトランプと飛行機の模型、地元のお土産をもらった。
この便ではなんとネクタイをくれる。なんやらへんな感じ。
そうこうしているうちに香港空港まで20分というアナウンスがあったのだが、、、、、、
ここからが長かった。着陸態勢に全然入らないで、上空を旋回しつづける。
どうも離陸許可がおりないらしい。
香港空港でのトランジットには2時間弱あるので、まぁ安心しているけど。。。。
が、ほんとなかなか降りない。ついに1時間近く経過。
これでもし万が一深州とかに降りられたら乗り換え間に合わない!
が、なんとか香港の新しい空港へ降り立つ。
1時間弱のトランジット。
が、この空港、とても不案内でどこになにがあるのかわからない、
加えてむちゃくちゃ広い。結局えらい迷って、JALのカウンターを見つけたのはフライト30分まえ。
土産物もそそくさと、TELのかけ方わからんかったし(そう、ここは香港$だし)、
てんやわんやで飛行機に乗り込んだ。
ほんとはもっとゆっくり香港空港たのしみたかったんだけどな。
2000/4/23
曲靖公演。
玉渓から曲靖への移動は3,4時間と踏んでいたのだが、
バスに思わぬアクシデント(といっても結局原因はなにかわからなかった)があり、
到着が大幅におくれてしまった。
道中は結構新しく整備されたのであろう高速道路で、
快適に走っていたのだけれど、どうもエンジン周りのどこかが悪いようで、
上り坂になるととまってしまう。かなりストレスがたまる走りだった。
でも景観はなかなかのもので、
途中に大きな都市がほとんどなく、
なだらかな起伏の丘、山々のあいだをぬって走る道路沿いには、
のんびり草をはむ馬や牛、
稲植えや畑作をする農夫、
のんびり道をいく馬車など、
もう日本では見る事のなさそうな心安らぐものばかり。
公演は実は体育館でだった。
昨年のハンダンでの公演も体育館で360度お客さんという形だったが、
今回もやはり同じ形式。
事前準備が整っておらず、「間に合うんか?」と思わされたが、
客入れ寸前までリハーサルができない状態だったにもかかわらず公演ができてしまう、
なんとも不思議な国。
ものめずらしさも手伝ってか席はほぼ満員。
また盛り上がりもすごいもので、ラスト付近ではスタンディング状態だった。
とてもうれしいものだ。
夜中、ミーティング後に午前5時半に出発するまで寝てる間がないので、数名とサウナへ。
閉まっていたのにもかかわらず(でも24時間開いてると言ってた)、
開けてくれて、パジャマ姿での応対、ほんま謝謝。
2000/4/22
玉渓公演。
昆明から約1時間半ほどのいどう。
ここ雲南省の中心部の高速道路事情はまだいいようで
(道自体が新しい、たぶんEXPOのせいだろうな)、
載っていてもそんなに苦痛じゃない。
田舎のでこぼこ道はほんとうにしんどくて首がかくかくするからなぁ。
昨年のツアーの時に蘇州や常州を訪れた時なんて、
あのへんは長江沿いなんでいっぱい水路があって、
それを越える度にカクンカクンってなるので、
首も腰も非常にしんどかった。
ついた街はすこし田舎街。
バスに乗っていてもこちらの異様さがわかるのか、
街の人々は興味深そうにこちらを見ている。
会場はかなり古いんだろうなと思わせる「玉渓劇場」。
いつもは演劇がおおいのだろうか、舞台セットがあっちこっちに置かれている。
で、何よりも驚いたのはそのステージ。
水色のひな壇だわ、鉢植えの花がたくさん並べてあるわ、とえらくトロピカルというか
深海ちっくというか、いままでである意味一番セットっぽい舞台。
音響のセッティングができるまでかなり待ったのだけど、
客席でパラパラと練習していると、
3人組の中国人の若者が話し掛けてきた。
その中でも石(シー)さんは大分英語ができる女の子。
日本にもとても興味があるらしく、日本のポップスにも詳しいし、
ある程度の漢字や(って当たり前と思われるかもしれないけれど、
日本と中国では漢字が微妙に違う)ひらがな、カタカナを読み書きできる。
いろんな取り留めない話をしていたが、ひとつ彼女が悲しそうにこういった。
「中国人はこうやってみな日本人を歓迎するけれど、一部の日本人は中国人を敬遠する」
こう言われて、すぐには何ともいえなかった。
言ってしまうと、中国でもやはり南京付近では対日感情はあまりよくないように感じられる。
が、だからといって全否定されるようなことはなかった。
が、自分達を振り返ってみると、
やはりあからさまに「中国人はアカン」と侮蔑する人もいる。
これは悲しい事。
僕もそうであったかもしれないのだけれど、
こうやって2度中国に来てみると、彼らのことも少しは理解できるようになったし、
相対するような感情はもう持ちあわせていない。
願わくば僕たちとか彼女たちのような若い世代の時代には、
国同士、民族同士がもっとなかよくなれたらな、と単純に思うのだった。
2000/4/21
昨日の公演は本当につかれた。
というので今日は午前中は爆睡。お昼御飯までおきなかった。
街をぶらぶらするものの、
やはり体がしんどい。
というので中国側にリクエストして、按摩につれていってもらうことに。
が、昨年の博覧会があったために、
街全体が(表向きは)整備されてしまっていて、
按摩屋さんとかはなくなっているらしい。
(実際この昆明はえらく小洒落たとこも多々ある)
が、そこを頼んで探してみると、指圧屋さん(結局按摩なんだけど)はあるらしいというので、
さっそく向かう。
予想通りの普通の指圧屋さん。
ここでめいめい按摩をしてもらう。全身で1時間ぐらいか。
やはり本場(というのか?)の本職さんだけあって、上手。
ちゃんと触感でみわけられるのだろう、凝っているところを重点的に攻めてくる。
おかげで大分体が軽くなった。
1週間のつかれも大分ぬけたと思う。
で、これで20元(=300円くらいか)。
本当に安い。中国の物価的にはこんなものなのだけど、
我々の物価観念からするとすごく安い。ありがたいもんだ。
明日からまた移動。体力がすこし心配。
2000/4/20
昆明、というか雲南省での最初の公演だった。
場所はもともと人民解放軍が所有していたというその名も「国防劇院」。
管理しているのも軍人(もしくは公安?)さんというところ。
中国側もかなりの気合がはいっているようで、
特に照明関係にえらく力を入れている様子。
でもこれが裏目にでて、照明の準備にえらく時間がかかり、
肝心の機材がそろわなかったり、リハーサルがえらく遅いスタートになったりと、
あいかわらずの段取りのわるさとなった。
おかげでえらく待ちぼうけを食らわされることになった。
肝心の本番ステージは、先の上海よりも数段受けのよいステージとなった。
もちろんお客さんそのものがもっているノリも良かったんだろうけど、
バンドのほうも前回の反省もあり、堅さもとれてきたこともあり、
いいライブになったんじゃないかと思う。
でも個人的には大失敗だった。
ステージでは曲間のテンポというか間が大事なもののひとつなんだけど、
その短い時間の間に、僕の場合いろいろやることがあったりする。
そのもっとも顕著なものが楽器の持ち替えであるのだけど、
今回これに大きく失敗した。
持ち替えきれなくて、出るべきところで出れなかった・・・・・・・・
これは失格。
実はちゃんと方法を考えてあったんだけど、
これを出来なかったのがひとつ。
それと間に合わないと思った瞬間に別の方法に瞬時に移れなかった
(思いつかなかった)、
本番の弱さがでてしまった。
うーん、これではだめだ。。。。。。。。
さらに追い討ちをかけるようにピンマイクの調子は非常に悪いし。
えらくへこんでしまったのだった。
夜中、サウナと按摩にでかけるものの、
予想通りの展開。あーあ、またかーと思いつつもその状況を楽しめる余裕はまだあった。
そんなんあってもしゃーないんだけど(笑)
2000/4/19
またまた今日も公演がとんだ。
こんなことでは体がなまってしまう。
オフばっかりで楽と思われるかもしれないけれど、
逆に何もしないと暇で仕方ない。
完全に自由でないので、出歩きも制限されてるし・・・・。
というわけで、今日は世界的にも有名な「石林」の観光。
さすが南方だけあって景色はのんびりした風景。
山々の形も若干北とは違うし、赤土が基本。
そういった風景を眺めながら車に揺られること2時間あまり、
突然そこに現れたかのようにあちらこちらに石柱が。
山口の秋吉台をもっとスケールアップしたような石林。
壮観さは筆舌に尽くしがたい。
が、とにかくすごいところだった。
長い時間をゆうに想像させうる自然の産物は、
だまって観光客をむかえていた。
残念だったのは昨年ここで国際花博が催されたために、
石林の地区全体が観光のために整備されていることで、
もともとは険しく厳しい石の山道であったであろうところが、
きれいな芝生に囲まれたテーマパークのようになっていたこと。
もっと秘境っぽいところであることを想像していただけに、
すこしがっくりした。
でもそれを差し引いてもすごいところであることには違いない。
またガイドをしてくれるのが地元のサニ族の女性で、
民族衣裳をまとった彼女達の姿は非常に美しく、
またガイドも丁寧、常に笑顔でとても楽しめた。
名所のひとつであるところですこし歌を披露してくれたけれど、
これがまた素敵な歌声で、なんとも心を和ませてくれた。
一旦帰国の日程、一度FIXしたはずなのにまた揉め始める。
正直言って大変困った。
物理的に帰れるかどうかの問題から、費用まで、
また問題が山積。
今回のスケジュールに関しては中国側の張さんや劉さんに
迷惑をかけているから、これ以上面倒を増やしたくない反面、
日本へ帰るスケジュールは守らなければならないし、
中国内での省同士の契約がからんでいるので、こちらは受身一方。
どうなることやら、はぁ。
2000/4/18
今日は移動日だった。
上海から雲南省昆明への移動は空路。
はじめて利用する中国雲南航空は国内線に主をもつ航空会社。
世間では「中国の国内線は良く落ちる」という評判だったので、
内心びびりながらの搭乗。
ところがこの会社、結構しっかりしているようで(といっても会社の手前味噌のチラシでだが)
機体はボーイング社のものばかり、
しかも整備もちゃんと資格をもっており、
かつ優秀はパイロットをそろえている、、、、らしい(だって書いてあるんだもん)。
すこし安心したものの、
やはり不安は拭い切れないが、それとは関係なく飛行機は離陸する。
でもいたってスムーズ、離陸は順調、
でも内心「落ちないでねー」と思いながらの飛行となった。
上海から昆明は2000キロぐらいだろうか、地図上ではかなり遠い。
そしてかなり南。緯度でいえば、西表島よりはるかに南、
台湾より南、フィリピンぐらいのところ。
おまけに香港へいくより川を下ってミャンマーやベトナムへ行ったほうがよっぽど近いという、
中国でも辺境に属するところ。
飛行中の食事はおいしかったし(厚揚げ添えご飯、燻製ハムや魚など豊富なメニュー)、
飲み物はいくらでも頼めるし(食事のお代わりまでしてる人もいた)、
アテンダントさんは民族衣裳だし(ワ族らしい)、
トランプはくれるは飛行機の模型はくれるわという至れり尽せり。
国内線にしてはえらい上出来で快適な空の旅だった。
着陸少し前に気流の影響でえらく揺れたので
「ついに来たか!」と思ったが、なんとかクリアしたらしく、
飛行機はすべるように雲南空港へ。
機窓からの風景は大都会を映しているけれど、
上海との違いは、どうやら暑そうだということ。
到着してから実際に機を降りると、
(実は暑いのもそうなんだけど、荷物の運搬がしゃれならないほどしんどかったのだ!)、
南国の風、空気。
というか南国そのもの。
気温はどうも25度以上あるようだ。
緯度が低いから太陽が高い。
だから射すような太陽光線が肌をチリチリさせるんだけど、
それほど不快感がないのは風がさわやかなせいか、木陰が涼しいせいか。
実はこの雲南省、海抜2000メートルくらいあるらしく、
緯度の割には涼しいのである。特に昆明は過ごしやすく、別名「春都」と呼ばれている。
でも少し暑いけど。
街は来てみてびっくり、またまたえらい都会。
上海ほどではないけれど、昨年いった石家荘よりよっぽど都会。
すこし拍子抜け。
ある意味より中国らしさ(という認識が間違っているのかもしれないけど)を期待してたけど、
えらく近代的で・・・・・・・・。
明日からしばらくここ昆明に滞在するから、
もっと裏を探険して、期待通りのものを探したいな。
あと、「米線」といううどんを食さねば!
2000/4/17
今日はOFFだった。
本当は公演があったはずなのだが、飛んでしまったらしい。
いかにも中国らしいエピソードと言うかなんというか。
当日になってコンサートがなくなったり、
3日前ぐらいに突然予定が入ったり・・・・・
バンドはいいけど、お客さんくるの?
と疑問に思うのだけど、実際来るので変なところである。
で、OFFだったので上海の町をぶらぶらと。
実際はバスで連れまわしてもらったんだけど。
最初の感想通り、上海は都会。
昔、フランスやイギリスの文化が流れ込んでいただけあって、
街のそこかしこにそれらしき建造物が現存している。
そこにあたらしい近代的な建物がかぶさる様に立てられている。
はっきりいうと、観光の為に景観を保とうとしている地区以外は、
町並みが無茶苦茶、支離滅裂なように感じる。
古い街はそれでも専門店が集まっていたり、住居ばっかりだったりと、
良く見かける中国の風景なんだけれど、
町全体で見てみると雑然としているように感じられる。
また新しく開発されている地区はやたらと投資されているようで、
アジア一高いといわれるビルやテーマパークなど、商業地と観光地をかねたような
場所になっている。これって今全世界でよく見られる光景に思えるんだけど・・・・
日本の町興しの駅前開発が判子を押したように同じ町並みになるのと同様な感じで、すこし嫌悪。
折角の中国の特色(これを期待している我々国外人が悪いのかもしれないけど)を
潰しているようでもったいないなと思う。
しかし上海は大きな街だ。
とにかく何でもある。中国全土でもかなり景観も環境もよい都市だと思う。
物価は少し高い。
ただ大分観光地化しているので、、、、、それが気に食わないくらい。
まぁ連れて行ってもらったところがそういう所なんだろうけど。
ショッピングセンターというかお土産もの街のようなところで、
いろいろ買い食い。
得体の知れないハムや焼き物、何の肉かわからない揚げもの、などなど、
慣れてない人にはキツイ食い物かもしれないけれど、
もう慣れてるのでへっちゃら。腹もこわさないし。
結局何もしない日になったけど、
なんとなく街の雰囲気はわかったのでいいか。。。。
本当は一人二人でゆっくり街を散策したいんだけどね。
なかなかそうもいかないな。
2000/4/16
上海での公演。
場所は上海駅からほど近い雲峰劇院。そう大きなところではないけれど、
公演するという意味においては大事な場所だ。
昨晩からの中国側スタッフの用意により(これは前回考えられなかったような事!)、
セットの準備はだいたい整っていたので、
なんとなくゆったりした気分でサウンドチェック&リハーサルに臨む。
が、やっぱりサウンドチェックでえらい時間がかかった。
機材は実はいままでで一番いいし、スタッフもちゃんと仕事をしてくれる。
だけどなんだか時間がかかってしまうのは、
やっぱり言葉の問題とか習慣とかの違いかもしれない。
それでもなんとか大幅に遅れることもなく、リハーサルは完了。
まだ不安点はいくつもあったけれど、
前回とは質が違う。公演中に機材の事故とかはまぁ起こりそうにないし。
そしていよいよ本番。ほぼ満席の客席に向かって約5ヶ月ぶりのステージ。
やはりすこし自分もバンドも堅い。
徐々にはなれていくだろうけど。
お客さんの反応も少し違う。やはり北と南ではノリが違うのか、
受けが違うのかなんだかわからないけれど、
前回と受けるところや反応が違うのが感じられる。
でも一回目にして大事な公演はまぁまぁの成功を収めたと思う。
自分でもいろいろ満足のいかないところはあるけれど、
次回以降にむけて反省していこうと思う。
2000/4/15
いよいよ中国へ出発。いろいろどたばたしたが、なんとか間に合った。
ぎりぎりまであれこれ用意をして、空港へ。
荷物の問題、団体ビザの問題などなどなどなど、
前回同様いろいろ難題はでてくるけど、へっちゃら。
でももめたために昼ご飯食べられなかった。
とりあえずの日本での最後の食事は何にしようか?と楽しみに(前回はそばだった)してたので、
空腹感がいやにも増してしまった。まぁ、いいけど。
出発ぎりぎりまで手続きにかかり、
検問も免税店もすっとばすように飛行機へ。
前回と同様CA922便。これに乗ればたった2時間でもう上海。
空路はいたって快適。これまた懐かしい燕京ビールを飲んで一眠り。
疲れがたまっているので何の苦もなく(?)眠ることができた。
気付くともう着陸20分前だという。
あっけない、本当にあっけなすぎる。
なんだか海外への飛行というとえらい長い時間かかって退屈して寝て退屈して寝ても、
まだ到着していないというような感があるんだけど、上海は近い。
前回も上海の空港(古いほうね)は利用したがトランジットだったので町の様子を
窺い知るチャンスはなかったのだが、今回はここが降機地。
降りてみるとまた懐かしい中国のなんともいえない香り。
一目、上海は大都会だ。何もかもが「これから作るんだ!」という感じが溢れている。
新しい高層ビルが乱立している、デザインもモダンだ。
ハイウェイを走るともっとよくわかる、その大都会さが。
古い町並みに新しい町がかぶさるように造られていっている。
なんともいえないアンバランスな部分もあるが、全体に生まれ変わっていっている感じがする。
ついたホテルは明日の公演の会場前のホテル。
規模としてはそんなに大きくない会場だけれども、
上海で公演をするという意義は大きい。明日はがんばらないとな・・・・。
街を少し散歩するとよくわかったけれど、
やっぱり前回の地方都市とは全然違う。
信号が多い(笑)、それを車が守っている、自転車が少ない(!)などなど。
また「異人館」(笑)という名の喫茶店まであり、天丼やカレーなど中華料理以外の
外食店があるという事実。ローソンもあった。うーん、なんか普通。
2000/4/14
今日はユナイテッドのライブだった。
場所は枚方のさる公民館だったので、
いつものお客さんとは違い、
その公民館を普段利用しているような方々が大半。
9歳の子供から7?歳のおじいちゃんまでさまざまなお客さんだった。
なぜ枚方かというと、メンバーに3人も枚方出身者がいるから・・・・
ではないと思うけど、枚方つながりには違いない。
だからいつもとは違うノリではじまったライブだったけど・・・・・・
予想とは大違い、えらくノリのいい(といってもなんだか面白いんだけど)ライブだった。
暖かさがあるというか、とにかく手拍子をずーーーーっとしてくれる。
(手いたくなると思うんだけど)
子供もおじさんもおばあちゃんも、、なんだか一体となって喜んでくれているようだった。
公民館の方々も温かく、ちょこっとした打ち上げも(しかも手料理で)してもらい、
なんか楽しい一夜となった。
2000/4/13
今日は中国公演に向けて変身する予定。
変身と言っても別にたいしたことではないんだけど、
自分としては大したことなんだな。
生まれて初めて髪の色を抜く。
どこまで抜くかは考えてないけど、
どーなるのかがまったくわからないので、
期待と不安でへんな感じ。さてさてどうしようかな。
さて、どーなったかは会った人のみわかるということで・・・(笑)
2000/4/12
中国行きの準備をしている暇がない。ピンチ!
2000/4/11
昨晩はもう4日後にせまった中国ツアーのホームページのミーティング。
一部コンテンツの中国語化や現地からのデータアップ方法、
もって行く機材、環境、準備するものなどなど、
大方の机上での準備は整ったと思う。
あとは確認と実行あるのみ。
前回のようにうまくいけばいいんだけどな。
ずっともめているスケジュールだけれど、
なんとかRさんに無理をお願いして、
こちらの希望を通してもらうことにした。
それでも肝心な部分は現地になるため、予断は許さない・・・
あわせてビザの手配、チケットの手配、
実は常識的にはもうぎりぎりの状態だけれど、
M氏および友人H氏の助けによりなんとかなりそう。
本当に感謝してます。> 両氏
一番の心配事に光が射したようで少し安心。
これでちょっとは焦燥感が減るといいんだけど、
そうは問屋が卸しそうにない。
片づけることはまだ山積している。
2000/4/10
中国ツアーのリハーサルに最後のメンバーNさんがついに登場。
一見して「!!」。
音を出してみて「!!!!」。
間違いなくバンド自体のレベルを上げてくれそうで、
とてもうれしい。
スケジュールがまた怪しくなってきた。
それにいままで気付いていなかった問題が噴出。
対処しきれるのか大変心配・・・・・・・・・・・
2000/4/9
EDFのライブがあった。
この中百舌鳥の店Cは初めての防衛。
だけれど一度遊びに行ったことはあるので雰囲気は知ってるお店。
ライブにはこの4月から京都にしばらく定住することになった、
山口のKGさんが来てくれた。
こんなところまで丸腰で来る訳ないよなーと思っていたら、
案の定もってきていたので、ライブに無理矢理(?)ゲストで入ってもらう。
実は若いのにおじいさんな風貌の彼だけど、
演奏はえらい熱いもので、今回もぐぐぐーーっと圧倒されるものを聞かせてくれた。
これから近いからお互いに行き来できるから楽しみ。
ライブ後はおふざけでみながみなとも違う楽器でセッション。
音楽的にはどーだかなーというもんだけど、
何よりも観てて聴いてて面白かったんじゃないかなとすこし満足。
打ち上げはわざわざ桃谷まで移動して御用達のHへ。
新メニューができているというのでお試し。
ごっつい美味い~~~~♪
次回のライブ後には特別な料理を用意してくれるということで、
もう今からたまんないのだった。
2000/4/8
昨晩は黒龍のホーンリハ。
新たに参加するF氏は某USHのリーダーでもある奴だから、
まぁ頼りにしている、多分大丈夫だろう。
リハーサルの期間が短く、回数が少ないのが心配だけど、
まぁ彼ならやってくれると思う。
なんとか頑張って暗譜と振り付けを憶えて欲しいもんだ。
リハはわざわざスタジオを取るほどでもないんで、
吹田の某大学でやってたのだけれど、
ちょうど横で軽音も練習していた。
フルバンドだった。
これが、えらく懐かしい曲(昔やったことある)を練習していたので
なんだか妙にうれしく、懐かしく、なんか歯がゆかった。
僕の場合、視覚的なイメージから連想されるというか思い出される思い出よりも、
こういう音が思い出させる思い出の方が多いように思える。
それらの曲はずーーーっと昔の自分をすごく鮮明に思い出させた。
なぜか桜とあいまって、すこししんみりした気分になった。
2000/4/7
いよいよ中国行きまで10日を切った。
昨日はそのゲネプロ一回目。
通してみるとわかるんだけど、
曲とか演奏自体とかのだいたいは憶えているので大丈夫なのだけど、
つなぎとか踊り、なんかの細かなディティールを忘れている。
思い出すように練習しないと。
なんといっても大きなステージだし。
見栄えも大切だしなぁ。
とにかくもう日もないし、集中して頑張っていかねば。
2000/4/6
利用している鉄道の駅の桜が日に日に色づいてきている。
もう春。この2,3日の気温がそうさせてるのかな。
昨晩はソウルホーンズのリハーサル。
ホーンのグルーブがなかなか合わない。
ちょっと気が抜けたようにもなっているから、
引き締めないと。
そのスタジオには5月にご一緒させてもらうJAYさんも来ていた。
別のバンドのリハーサルだった模様。
これは5月にはいってからのリハとかになるけれど、
ソウルホーンズとしても大きなイベントだし、
何かのきっかけにでもならないかなと思う。
それより何より昨日の重大事項!
僕の愛車が壊れた。
まずまえから調子がわるかった冷却ファンが完全にお亡くなりになったみたい。
走っている時はいいけれど、信号でとまったり、
のろのろ運転をするとすぐに水温がきゅーーっと上がる。
今まではまだ調子悪くても少しは回ってくれたし、
外気温も低かった(また、出歩くのは主に夜だし)ので、
大した被害はなかったのだけど、これからはピンチかも。
それともう一点。これが致命的。
シフトノブがおかしくなった。ノブというよりシフトの機構のどこかが
外れたようで、ギアチェンジできない。
ガチャガチャやると変わったりするので、
シフト機構からエンジン側は大丈夫みたいなんだけど、
これじゃぁ走れない。
これがリハーサルの帰りに道路上でおこったもんだから大変。
低いギアでは速く走れないし、
高いギアでは発進できないし、
と苦労しながら通常の倍近くかかって帰宅。
うーん、意気消沈。
うーん、車屋いかにゃぁ。
2000/4/5
昨晩はひさびさの平日夜休みだった。
ゆっくりしたいところなのだけれど、
もう長い間さぬきうどんを食していないため禁断症状が。
夕方頃からひそかに一人盛り上がっていたのだけど、
押さえ切れなくなって、晩飯は「うどん」に。
売り物の冷凍うどんとかではとてもじゃない、
満足しそうになかったので、自分で打った。
なんとなくは慣れてきているこのうどん打ちも、
ちょっと慣れただけで技術的には進歩していない。
が、食いたいので打つ。
水回し(饂飩粉と塩水のとりまわし)はわりとテキトーな雰囲気でOKだが、
それをまとめて団子にし、寝かせて、踏んで、丸めて、踏んで・・・と
(このあたりの手順がまだ曖昧)工程を重ねると、
粉に水が行き渡り、ほんのり小麦粉の匂いのする団子になる。
こっからすこし座布団上にしてから、いよいよ延ばす。
僕の狭い部屋ではテーブルなんてないもんだから、
こたつの上板を床に直に下ろしての作業になる。
きちんと拭いて、打ち粉を撒き、座布団を置いて、麺棒で延ばす。
これがあってるのかどうかわかんないけど、力任せにぐいぐいと延ばす。
なんとかうまく四角くなるように延ばす。
でもこれが大変で、生地が固い時はほんと伸びない。
ちょっと伸びても縮んでしまったりする。
それをだましだましグイグイグイっと延ばす。
昨晩はちょっと失敗してうまく四角くならなかった。
それでも努力してなんとか四角っぽくしたら、今度は切り。
延ばしを厚さ均一に四角くするのも大事だけど、切りも大事。
太く切っちゃったりしたらもう大変、うどんじゃなくなってしまうので。
実は先々月(だったっけ?)うどんを打った時に指を切った記憶がまだ鮮明なためか、
包丁を持つのが実はまだ少し怖い。
そこをなんとか騙して慎重に切りに入る。
3mm角くらいになるように均等に。生地の折り目をつぶさないように。
慎重さと根気のいる、まことに不得意分野の作業なんだけれど、
”うどん食いたさ”の執念の前には屈するようで、ガマンして作業をする。
できた麺はなかなかよい出来(に見えた)。
早速茹でる。茹で具合もちゃんと見ないと。
芯がなくなるかなーー程度のところであげて水洗い。
もう「ええんかーおらおらー」っていうくらいゴシゴシ洗う
(ここで切れたりするようじゃー駄目なんだな)。
するとつるぴかな麺がお目見えする。
昨日はこれにじゃこ入り大根おろし(たまたま別につくってた)、ねぎ、しょうゆで
食べた。うーーーーーーん美味い!
我ながらよくできたんじゃないかとちょっと自画自賛。
ついでに父親直伝(そんな大層なもんじゃないけど)の焼きうどんを作る。
こいつもうまーーーーーい。
そんなこんなでちょっと沈み気味だった気分も少し晴れた。
ありがとう、うどん!
ところで僕の出身地では「焼きうどん」なんだけど、
今住んでるあたりでは「うどん焼き」なんだな。なんかしっくりしないよぅ。
2000/4/4
中国プロジェクトで進めているホームページ作成だけど、
またまた新たな人脈ができて、
うまくいけば中国向けの中国語のホームページができそう。
このバンド、というかI氏を中国でスターに仕立てたいなら、
やっぱり中国語は不可欠だと思うので、
ぜひとも協力してほしいと依頼。
お互い忙しいけれども、なんとか引き受けてくれそうな雲行き。
おまけに彼(T氏)は我らの公演を中国までわざわざ見に来てくれるかもしれない。
なんともありがたい話。うーん、いいねぇ。
疲れがたまってきているのか(解放する時間がないもんな)、
食べずにビールを少し飲んだだけでくらくら。
いかんなぁ、中国ツアーまでもちそうにない。不安。
2000/4/3
久々に学校に練習に行く。
まだ桜並木はつぼみのまま。でももうすぐ、
いよいよという感じが伝わってくる。
日曜日だけど生協が開いているためか、
新入生とおぼしき若者と親御さん、という組み合わせがちらほら。
なんとなく心はずんでいるらしい彼らの顔がまぶしい。
夕刻、車の修理(またか!)。
屋根部のひび割れがひどくなってきているので、実はすこし雨漏りしている。
パテだとどうもうまくできていないので、グラスファイバーでやることに。
その前にいままで盛ってしまったパテの除去作業。
これがなかなか取れなくて3分の1ぐらいで断念(暗くなった)。
はよせんとー、雨降ったら難儀や。
2000/4/2
昨日は行ってから気付いたんだけど、映画の日だった。
先週からはじまっている話題の映画「グリーンマイルス」
を観にいこうと思って映画館を訪れたのだけれど、
人気の映画だけあって満席(この映画館はどうも立ち見を出さないらしい)。
次の上映を待つにはこの映画長すぎる(3時間以上あるらしい)ので、
他の映画を観ようと。
ちょうど別ブースではもう少しまえから封切られている「The Straight Story」を
上映していたので、これを観る事にした。
前知識はなしだったけど、CMで観た限りなんだかのんびりしてそうな映画やな、
と思っていたんだけど。
さて、この映画、結論から言うと僕はとても満足した映画だった。
ちょうどこんな映画を観たいな、と思っていたような映画だった。
ストーリーはいたって単純で、
もう老境に差し掛かっている主人公が、
ちょっとしたことでけんか別れしている兄に会いに行く、
しかもトラクターで、というもの。
映画の進み方も淡々としていて、
大きく盛り上がったたり、話がそれたり、そんなことはほとんどせずに、
広大な畑の景色が延々とつづく大地をとろとろと主人公がトラクターで進んでいく、
その道程でいろんなひとに出会い、
少な目の会話が、思い出話が、語られる。
挿入曲も印象的なギターの曲があるだけで、
あとはほとんど邪魔にならない程度にしか入れられていない。
ほんとあっさりした映画だった。
ラストもほんと「え?」っていうくらいあっさりしたもの。
あまりのあっさりさ加減にエンドロールが出た時、
場内がざわざわっとしたほど。みんな意外だったんだろうな。
ところがこの映画が僕にはとてもよかった。
この「淡々さ」がよかった。
映画に押し付けがましさがない。
この映画を観たら、最近の映画ってどうも騒がし過ぎるな、と思えた。
だって「ほーら、怖いとこやでー」「ほら盛り上がるでー」
「はい、感動するシーンですよー」ってな感じで、
映画が視覚・聴覚などをフルに揺さぶってきて、
それで観客の感情をちょっと無理にコントロールしようとしているように感じない?
アクションものの映画とかはいいんだけど、
ストーリーを大切にするような映画でもこういう過剰な演出が多いように思える。
(ちがうのかもしれないけど。さらに嫌いじゃないんだけど、そういうのも)
おかげでじっくり映像、セリフを堪能できた。
主人公の自然体な演技が本当によかった。無理ない感じで。
何といってもラストにしかでてこない兄がよかった。
セリフも一言なんだけど、
それに当たり前のことを普通に言うだけなんだけど・・・・。
なんか映画を観ている事を忘れさせてくれるほど、自然な映画だった。
だって本当にその人たちそこにいそうなんだもん。
エンドロールでの印象的なこと。
車と衝突してシカが死ぬシーンがあるんだけど(多分シカも実物)、
そのためだろうか、
「この映画の撮影のために動物を殺してはいません」(かなり意訳)という文字が流れた。
製作者の配慮があっていいなと思った。
2000/4/1
エイプリルフールだけど、ウソついてないなぁ。
(というのがウソかも!?)