矢野顕子 – 愛は海山越えて

月刊カドカワに連載されていたあっこちゃんをまとめたもの。ちょうど坂本龍一と結婚した後、NYに移り住んだころ、90年ごろのおはなしばかり。だから写 真とかがやたらと時代を感じる(眉毛がみんな太い(笑))ものだったり、やたらと景気の良い話(そういやそのころ、日本企業がアメリカのビルとかを買収し まくってたよなぁ)ばかり。懐かしい時代やな~。

なんでもない事柄をあっこちゃんがインタビューして、あのしゃべりの感じそのまんまな文体となって描かれているのが、あのキャラを知ってる人にはいとおしく感じられるだろうな。そうじゃなきゃ、もしかすると、ちょっとうっとおしいかも(笑)

こまごまと彼女の知り合いとかのひとことが出てきたりするのだけれど、その人物たちの多岐にわたること!音楽家はもちろん、作家、デザイナー、漫画家、プロレスラーに学者に軍関係者まで!すごいなぁ。奥田民生としりあったのもこのころなのね。

最後に「佐野元春さんがきく矢野顕子への50の質問」てコーナーがおまけでついてるのだが、これが、なかなか、質問の選び方もなるほどなら、答えもなるほど、で、おもしろい。

 

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