昨日5/22に滋賀の寺庄でE.D.F.のライブがありました。かねてからの天気予報の通り、自宅を出るときから大雨で、行くのが嫌になるほどだったのですが、京都を過ぎがころから雨は少しマシになり、草津線に乗るころには小降りになっていきました。JR草津線に乗るころには、いったい何年ぶりに乗るのかなぁ、などと思いながら揺られる車窓を楽しめるぐらいになっていました。
訪れたのは寺庄にあるM重さん宅で、到着したときにはすでに準備も最終段階、まもなく開演でお客さん(近所の人たちともいう)もやってきていました。晴れだったらM重さんのお宅の庭先での、ほんとの意味での”エンガワホッコリライブ”になる予定だったのですが、まださらさらと雨が降っているのもあり、向かいにある農業倉庫を急遽お借りしてのイベントとなりました。
大正琴の演奏(実は生ではじめてみた)や当主M重さんのバンドが出演したり、ライフジャケットのイベント(M重さんたちは「子供たちにライフジャケットを!」という企画を主催してはるのです)があってそれに参加したり(これがめちゃ楽しかった)、フリマや各種出店があったり(どれも美味しかった)、まるで小さな町のお祭りのような感じですごくいい雰囲気でした。晴れてたらもっとよかったなーとも思いましたが、それでもいい感じだったです。
で、ラストにE.D.F.の出番が。それまでいい感じでこの時間を過ごさせてもらってたので、ステージに上がってもすごくほっこりゆるやかな感じでのスタート。農業倉庫といっても古い日本家屋なので、音の感じもしっとりしていい音で、すごく気分よく演奏できました。もちろんPAの夢屋さんNちゃんの力があったことはいうまでもありませんが。
清水さんを中心としたカヌーや車やらの仲間や、音楽の知り合い、地元の人たちなんかに囲まれながら、決して大げさでなく適度な大きさで奏でられる音楽というものが、どんどん地面に染み込んでいく感じを感じながら、どこでももっと単純に音楽と人と自然とのつながりが楽しめたらいいのになぁ、と思いました。どうしても「ライブをする」とかいうとどこかから借りてきて据え置いたようなものになってしまいがちな昨今、こんな密着した、というか、みんな同じ地面に立っているように思えるイベントがすごく貴重だなと思いました。M重さんの熱い想いがあったからこそだと思います。こんな簡単なことをいまさらながらまた実感させてもらえてうれしかったです。
イベント終わるころには雨も上がり、名残惜しいみんなはうだうだううだうだしていましたが、カラスもカーと鳴く時間になったので、寺庄をあとにしたのでした。
みなさんほんとにありがとう。
(写真 by Mamisan)