先日長野県は松本市を訪れました。偶然から知り合った方(この方が信州JAZZ民を主宰しておられる方でした)からの話がきっかけで企画された”Study-1”というコンサートでした。初めての土地で、関西からのミュージシャンというのはなかなか難しい企画になりそうでしたし、なかなか難航もしたのですが、いざ蓋をあけてみると、大盛況。お客さんも熱いし、演奏も熱く、零下の気温なんてなんのその、素晴らしくいいコンサートになりました。
松本は昔からの城下町で観光地としても有名ですし、音楽も盛んなようで、毎夏にはサイトウ記念オーケストラが公演を行うようにクラシックが盛んです。そんな中にもちろんジャズファンもいらっしゃるそうなのですが、それでも都会とは違ってそんなに盛り上がっては(都会もどうだか、ですが)いない。そこでもっと信州でジャズを流行らせたい・・・そういう意味で立ち上げた「信州JAZZ民」というグループだそうで、その第一回目の企画になった今回のコンサート、その出来によって今後の様相も変わるかもねー、ということで、とても緊張して(実は)迎えたのでした。
最初はピアノの牧さんに声を掛けて・・・というところから始まったのですが、その仲介をしたこともあり、僕も入って、そしてベースに萬くんも、という風に話が進み、でも馴染みのない関西のミュージシャンばかりというのもなかなか難しいかもということだったので、現在松本在住のドラマー表直志氏に参加してもらってのカルテットになったのでした。
折りしも観光シーズン真っ盛りで予想してたとはいえ渋滞に巻き込まれたり、意外と遠い松本までちょっと時間かかってしまい、リハーサルも駆け足で、表さんともろくに挨拶もできず、という状態でのステージだったのですが、いやいや、最初に信州JAZZ民の水谷さんから聞かされていた「松本の人たちはおとなしいですから・・・」という話は一体どこへ?すごく盛り上がってくれたので、こちらも熱い演奏を繰り広げることができました。初めてでリハも十分じゃなかったのに、表さんも快くいろいろ付き合って下さるし、熱いドラムで盛り立ててくれて、すごく楽しかったです。
選曲もよかったとお褒め頂いたのもうれしかったです。普段はやらないようなド・メジャーなスタンダードから映画の楽曲、日本の曲、そしておまけで僕の曲とか。内容もだけれど選曲というのも(曲順やMCも!)やっぱり大事だよな、と改めて思いました。
いいコンサートができる/出会えるとこちらまで元気になります。どうなることかと心配ばかりしてたけれど本当に行ってよかったです。いらしてくださったみなさん、ありがとうございました!そしてメンバー、表さん、水谷さんをはじめ信州JAZZ民の皆さんと協力いただいたスタッフのみなさん、チクマ楽器の社長、ありがとうございました。また松本訪れたいです!
PS
しかし、返す返すも残念なのは、次の日の予定が早かった(というか予定入れるなよ、という話なのですが)ので、コンサート終わって打ち上げも乾杯だけして夜行バスで帰る、という寂しい展開だったこと。牧さん萬くんは十分打ちあがって、次の日は温泉に蕎麦にネコ三昧だった様子、くーやーしーいーーー!