ねこつながりw。らもさんの本はもう彼が亡くなってからほとんど読まなくなってしまっていたけれど、やはり古本屋さんでちらりと覗いた表紙のねこ(とらちゃん)の写真があまりにも可愛かったので、手に取った。いままでらもさん結構読んだけれど、ねこの話なんて書いてたかな?と思い読み出してみたら、そうですか、らもさん家は動物だらけなんですね。
なじんだらもさんの語り口そのままの文章に懐かしさを感じながら、そこに描かれるとらちゃんというねこへの愛情をすごく感じ(ねこばっかりの文章だけじゃなくて、たまに登場するあたりがいかにもねこらしい)るし、相変わらずらもさんの話はちょっとしたことでも面白い。なので一気読みしてしまった。
ところどころに差し込まれるねこの写真(とらちゃんだけでなくふくちゃんというねこも出てくる、かわいい)もやたらと可愛くて、もうめろめろ。いくつかの写真にもらもさん自身も写っているのだけれど、どことなくリラックスしている表情していて、とても和む。
ああ、らもさん生きてたら、もっとねこ可愛がりしたのかなぁ。いまとらちゃんはどうしているんだろう。
文集文庫 2004