先週末ほんと久しぶりに九州にいってきました。ピアノの吉岡かつみさんに昨年も誘われたのですがサマソニと重なって行けなかった「門司港レトロジャズストリート」、今年はうまくずれてくれたので参加できることになり、ついでにそのジャズストリートと同じメンバーと一日、そして後にこれまた本当にご無沙汰しちゃってるテナーの雄・KenGさんこと清水賢二さんにお願いしてライブをすることにして、3日間と短いけれど充実した九州への旅となりました。
1日目は朝から移動して小倉まで移動し、そこから在来線で黒崎へ。そこで拾ってもらってその日の会場である直方(のおがた:読めない。。。)のTHE BARというお店へ。この日はある方主催のライブで予想以上にたくさんのお客さんがこられて満員の中、これまたいいのか?というぐらい熱い演奏が繰り広げられました。吉岡さんと演奏するのは実は2度目だし、共演したベースの山下さん、タイコの左海さんは初めましてでしたが(彼等は山口から来たそう)普段吉岡さんとトリオでやってるだけあって息もぴったり、僕のへんてこな曲もいい感じに演奏してもらえてとても楽しかったです。
明けて2日目は今回のメインイベント「門司港レトロジャズストリート」へ。すごく力いれているだろうだけあって綺麗でおしゃれな街。コンパクトでいい感じの門司。やっぱり昔建てた旧財閥系の建物ってすごく手が込んでるし、しっかりしてるし、美しい。今回はそれらの中で三井倶楽部という建物でしたが、その昔アインシュタイン夫妻も宿泊したことがあるそうで、とても瀟洒な建物でした。
今回はこの週末2日間で開催されるこの門司港レトロジャズストリート。実はこのイベント以外にも複数のイベントが(しかもライブ系の)同時に開催されていました。このイベント、もう4回目になるそうなんですが、実は市民イベントで吉岡さんが主体となって市民企画で行政に働きかけてやってるそうで、いい演奏をして観光イベントのひとつみたいになってもっと大きくなったらいいなぁと思います。吉岡さん頑張ってー!
ぼくらの会場では地元のサックス近藤くんとピアノ渡辺くんの若手デュオと吉岡トリオ+武井のダブルヘッダー。会場は自由に出入りできるし涼しいのもあってかたくさん来場頂けてうれしかったです。数年前にぼくが北九州にきたときなどに見に来てくれた方々もいらしてくれたりして感激しました。雰囲気いい会場とあったかな人に囲まれて幸せな時間でした。最後にセッションしたのも楽しかったです。
そして3日目は昼を食べに出たついでに北九州のあちこちを見せてもらい(海際とか)、海のものもおいしいけれど、海そのものもすごく綺麗で(しかもぜんぜん人いないし)日差しはきつく暑かったですが、心が洗われてとても涼しく気持ちよくなりました。この辺一番の宗像大社にもお参りできたし。
そしてそのまま博多に移動して(在来線はいいなぁ)、river sideで清水さんらと合流しました。清水賢二さん、ぜんぜん変わってなくて若いなぁ。今日は2テナーにベースとタイコというコードレス。お相手してくれた榊原くんと武本くんは九州期待の若手でぜひぜひこの地で頑張ってほしいです。演奏も素晴らしかった。んで清水さんは渋みと凄みを増してて並んでやっててこれまた楽しかったです。いろいろ教えてもらいました。
んで、最後は清水さんと軽く呑んで就寝。明けて朝に博多までおくってもらって(何から何まですいません)帰路についたのでした。
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行くまではいろいろこちらで忙しく作業も滞ってるのもあって「タイミング誤ったなあ」とか思ってちょっと重い気持ちで旅立ったのですが、九州のみなさんの人柄やおいしいご飯たち、綺麗な空気と海に癒されて、ほんと行ってよかったなーと思いました。家にずっといるとどうしても気持ちの風通しがわるくなっちゃいますが、だいぶ風穴が空いたような気がします。
共演したり企画したりしてくれた吉岡さん、山下さん、左海さん、清水さん、榊原くん、武本くん、そしていらして下さったたくさんのみなさん、本当にありがとうございました。また必ずいきますね!ビバ九州!
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PS
帰りの電車でのお弁当。ぜひこれを食べろと言われた北九州名物かしわめし(北九州でも鶏のことかしわいうんですね)。駅弁としてはいろいろ売ってるみたいだけれど、みんなが口を揃えていう 東筑軒 のかしわめし。うまかったです!
備忘録メモ:
九州へはこだまで行きました。JR東海のぷらっとこだまプランは有名ですがJR西日本でも同じようなものがあって、こだま早特往復きっぷというものがあり、新大阪〜博多間が往復で15000円(H25.8現在)。5時間ほどかかるけれど、車より速いし、飛行機より高いけれど移動は面倒でないし、座席も隣はかならず空くという設定になってるのですごく楽でした。お盆の時期でもガラガラw