筒井康隆 – くたばれPTA

先日筒井さん読んでから微妙に筒井さん熱がつづいていて、数冊買って読んでいってるけれど、感想をなかなか書けず。

いまこんなタイトルの本いいんか?って感じだけれど、ショートショートの本。昭和な(筒井さんの趣味?)香りがプンプンする内容と文体で、いい意味でまだ男性社会だった時代の昭和を感じる作品。SFぽいものから、恋愛ぽいもの、少しブラックユーモア的なもの、ちょっとエッチなものまでいろいろ、どれも楽しい。

音楽的で楽しい「ナポレオン対チャイコフスキー世紀の決戦」実際ありそうで怖い「カラス」手塚治虫が描いてそう「蜜のような宇宙」今なら完全にアウト(笑)「女権国家の繁栄と崩壊」などなど。表題の作品「くたばれPTA」はある意味今の社会を予言しているかのよう。

筒井さん楽しいな。

新潮文庫 1986

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