大口純一郎さんと

素晴らしく濃密な時間でした。ジャズというか、音楽というか、音を紡いで語ること/インプロバイズすることとは、無限のイメージと確固たる意志を持った上で、あくまで自由でありつづけること、と教えてもらった感じがしました。

大口さんのピアノは多彩で、彩り豊かな平原が出てきたかと思うと、朴訥でゴツゴツした山道が出てきたり。あらかじめ予想されたものではなく、あるところから次へ次へと無限に繋がっていく音の泉のようでした。いろいろなバンドをやられているのが演奏のあちらこちらからも聞こえてきました。知らない整理されない豊かな響きがするし、ゆったりとした大河のような演奏で、まさにジャズだな、と思いました。大先輩方と演奏するとよくこの感じを経験します。同時代を生きてきた匂いなのか、たゆまぬ努力で獲得したものなのか、もともと持たれているもののなのか分からないですが。

音の世界はもっともっと広くて、それは経験してみて初めてひらけるものだと思います。だから今日もまたまっさらな気持ちで音を紡いで行くのが大事なんだろうなと思います。

昨夜の貴重な機会を与えてくれたLampの岩ちゃん、いらして下さった皆さん、そして大口さん、感謝します。

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