ニュースの天才

邦題があかんとおもうなぁ。ちょっと内容を誤解しそう。

主人公の追い詰められていくときの姿がスターウォーズ エピソードIIIのアナキンに似てる。ちょっといや。いーーーっとなるわー。

これが、実話だというのだから、世の中わからんよなぁ。

自転車泥棒

第二次大戦敗戦下でのイタリアの町に住む、男と子供が主役で、男がやっとありついたポスター貼りの仕事をするためにとても大事な自転車を盗まれるところから話が始まり、はっきりしないその泥棒を追って町をうろうろする、ある一日を描いた映画。

名画、と呼ばれているのだが、それは何処を指していってるのだろう?

その切実さを、どっちかといえば寡黙な主人公が見事に演じきってるとこか?イタリア人の気質をなんの飾りもなく撮りきってるところか?はたまたその救いようのない話がゆえか。。。。

うーん。

誰か見た人いないー?どんな評価なんだろ?
とにかく久しぶりに「いーーーっ!」となった。「奇人達の晩餐」以来か。あー、いーーーっ!とするー!みんなそう思うのかなぁ。

コラテラル

見た。コラテラル=巻き添えって意味なのねぇ。こら!テラル、ではありませんでした笑

映画半ばまでの異様にクールなトムクルーズはかっこよかったけれど、後半になるにつれ、うーん、ちょっと人間味ぽくなりすぎるのが、ちょっと不満。ま、そういう設定なんだろーから仕方ないのだろうけれど。

Co主演のタクシー運転手との間のやりとりで、結構身をつまされるような台詞がたくさんあった。どきどき。正確には忘れたけれど・・・「自分をごまかしてる」だの「本当にやりたいこと」だのそーいうの。うまくかけないけれど。

ま、ストーリーうんぬんより、中ででてくるいろんな台詞を言わせたかったんやろなと思う。そういう意味ではとてもふーんな映画かな。

2004 米
2004/10/30 公開

チャーリーとチョコレート工場

行ってきましたよ、この映画、ようやく。ジョニー・デップが今度はどんな味を出してくれるのか楽しみで。

映画は筋をいうたら一瞬でおわってしまえるぐらい簡単な話だけれども、それを映像とうまい場面の展開で2時間をあっという間に思わせえてしまえるティム・バートンはすごい。

中途半端なつくりだったらきっとアラが見えまくってしまいそうな映像も、すみからすみまで丁寧につくってあって、見ているだけで楽しい。工場に入ってのシーンはTDLのスプラッシュマウンテンを彷彿とさせた。すごくいい出来栄え。全体にCGも極力少ない目でよかった。

繰り返しでてくる小さい人たちのばかばかしさの徹底さ加減が最高。でも一番の功労者はリスか?笑。ジョニー・デップの「ちょっとおかしい人」加減もめちゃいい。カリブの海賊といい、この人って、ちょっとネジゆがんだ人やらせたらハマるよなぁ。脇役では主人公の父親役の人がえぇ味だった。

たしかにヘンテコな世界のヘンテコな映画。それだけにハマれる人には楽しい。

アメリカ 2005
2005/9/10 公開

最後の聖戦

劇場公開以来初めて観たので、もうかれこれ20年ぐらいぶり?それでも結構内容や映像を覚えている自分にびっくり。若いころは集中力があったのね(^^;

こういう昔々の物語が実は現在どこかにひっそり存在してる、っていう話には弱い。すごくロマンを感じるから。こういうのって日本的なものより西洋的(キリスト的といったほうが早いか)なもののほうが好き。なのでこのシリーズも全部好き。盲目的に。

3作目は何といってもショーン・コネリーが格好良すぎる。当時007以外でのショーンを知らなかった(見たことなかった)ので、この映画でいきなりスキンヘッドで出てきた彼を見て驚いたのと同時に、「ハゲってかっこえぇ」と思わせたのも彼が最初。回りにいるおやじたちの情けない頭に比べて、なんて格好いいんだろうと、子供心に思ったのが懐かしい。

あれからだいぶ年月経ったが、いまや、スキンヘッドはかっこいい一ジャンルを確立するにいたって、もしかしたら彼の功績も大きかったのでは?と勝手に賞賛を贈る次第だ。

ドッジボール

お馬鹿(笑)。こういうノリ一発ものの映画が好きな方にはとってもオススメ。ストーリーうんぬんより、悪役のベン・スティラーがいい味を出しすぎている。いかにもいそうなトレイナー振りがGOOD!きっと英語で観れて、アメリカ文化を知ってる人ならもっと笑えるんだろうなぁ、とちょっとうらやましい。

しかし、こういうオバカ映画には必ずといっていいほど、なんらかの決めポーズがある。サボテンブラザースしかり、ゾルダン星人しかり、オースティンパワーズしかり!この映画の場合は「パン・パン・シャー!(コブラの真似)」だった。あほらしくて最高!

秋の夜長の退屈しのぎ、しっとりした映画ばかり見すぎたときの口直しにオススメ!笑

アメリカ 2004
2005/4/29公開

Star Wars – Episode III

先行ロードショーでみちゃいました。あぁ、もうため息しか出ない・・・・。エピソード2まで公開されて、一番最初に公開されたエピソード4にどうつながるのか?結論はだいたい見えてるのだけれど、その経緯がどうなるのかー?どう描かれるのかー?っていうのが、最大の見所だったのだけれど、見事その期待を裏切ることなく、さらにもっとおおきな感動を与えてくれた。

あまりにも一途で頑固すぎるアナキンがダース・ベイダーになってしまうのは、こういう理由だったのねー。どこからどこまでがシス暗黒卿の仕業なのかってのが一回見ただけでは完全に理解できなかったのだけれど、まんまと彼の罠にはまってしまうアナキン。みてて「あぁぁーーー」と嘆いてしまう。この情けなさは、ロード・オブ・ザ・リングの主役フロドを見てるときと同じような感じ。あーいらいら(;^_^A しかし、彼のその悲しいまでの一途さが、このスターウォーズの6つのエピソードを作り上げたといっても過言じゃないのかも。

しかし、今回の映像はいちばんわくわくするライト・セイバーでの戦いのシーンが多くて、ほんと見ごたえあった。エピソード1からはだいぶCGや特殊効果が多くて、「そんなわけないでしょー」ってシーンも多いと思うのだけれど、今回のひとつのクライマックスであるオビ=ワンとアナキンの戦いのシーンなんて、いままでの西洋式チャンバラ的映像からすると、かなりのスピードあるし、手に汗握りまくり!すばらしい!やっぱ実映像にかなうものなし、ってことなのかな?

どうしてダース・ベイダーはあの格好なのか?エピソード6でベイダーが手を切られたとき、なぜ機械だったのか?などなど彼の秘密が一気にわかり、各エピソードでの謎が一気に明るみになった。あぁ、やっぱりため息しかでない・・・・・。とてもインパクトあった・・・。

でも、でも、悲しいことに、映画として作られるこのStar Warsはこの作品をもって最後となる・・・らしい。ずいぶんまえからルーカス監督はそう言ってるし。子供時代(エピソード4の公開は1977年だから、約30年前!)から見てる映画の一連のシリーズが今回をもっておわり、もう二度と新しいストーリーにわくわくした期待を胸に劇場を訪れることがないのだと思うと非常に悲しく、寂しくなってしまう。

たとえばあの映画の冒頭シーン、6作とも通して「A long time ago in a galaxy far,far away…..」という文字が表示されて、あのJohn Williamsの名曲が♪パーンパパーン、パパパパパパーンって流れて「StarWars」の文字が浮かび、画面奥に消えていくように前説が流れる、あの一連のシーン。もう様式美よね。たぶんアメリカとかだったらあのStarWarsというタイトルが出た瞬間にスタンディングオベーションが起こるんじゃないかと思えるほど、インパクトのある始まり。あの一瞬で映画館にいることを忘れてもうすっかりスクリーンの中に入っていってしまえる、あの冒頭。あの冒頭のあのわくわくがもう2度とないなんて。。。。。悲しすぎる!

30年も心の片隅でつねにその時間が流れつづけていたStarWarsが終わってしまうなんて。ほかにこういうシリーズものを知らないので、そのショックは大きい・・・・どうしよう・・・・。

と、とにかくもう一度、観にいこう!

PS
ちょっとずっこけてしまうのが、ダース・ベイダーが誕生するシーン。アナキン役のヘイデン・クリステンセンと以前エピソード4~6でダース・ベイダー(の中身)やってた俳優さん(声はまた別の俳優さんなのよね)と体格が違いすぎて、ヘイデン版ダース・ベイダーがひょろひょろっとしてて威圧感がないというか、ダース・ベイダーっぽくないというか・・・・笑。ま、いいか(^^;

Ray

やっとこさ見に行った。アカデミー賞うんぬんがなかったら、、もしかしたら上映終わってたかもしれないなぁ・・・やばかった。でも音楽映画は伝記だろうが何だろうが見てみたいのよね。

レイ・チャールズ・ロビンソンの生涯をたどった映画。彼の歌は幾度となく聞いたことはあるけれど、実際知ってるのは年配の時期だけで、どんな生い立ちだったかとかなんてもちろん知らないし、どうやってあんなスターになったのかだって知らない。だからほんと何の前知識もなしに観にいった。

とにかくやっぱり音楽が素晴らしい、素晴らしすぎ!全編にちりばめられた彼の歌声はどれもほんと凄い。世の中過剰に過度に飾るのは簡単だけれど、あれほどシンプルにでも力強く、説得力のあるあの歌。あんなんないよな、ほんとに。音楽が成功するときってどうしてあんなに輝いて、成功するような予感さえするんだろか?

それとやっぱりジェイミー・フォックスが主演男優賞をとるだけのことはある。巣晴らしい演技。ほんと本人としか思えない。というかもうまさにレイが画面に出てるかのよう。単にマネって感じじゃなくて明らかに本人やん!という感じだったもん。彼もまたレイを深く愛してるのだろうか。

映画自体に感動して涙したり、音楽にぐっときたり(・・・というかこれはもうきまくり。黙って、じっと聴いてるなんか不可能・・・でも我慢した。やっぱり音楽聴いてると自然と声が出てしまうもん)、なんかそうなるかなーと思っていたのだけれど、一番心に残ったのは、レイを育てた母親の言葉の数々だった。憶えてないけど・・・・(^^;

しかしミュージシャンってほんまアカン奴多いよなぁ。酒はえーけどクスリはあかんて。