まんが続きます(笑)。暑さのせいか、いまは字をあんまり読む気がしなくて、まんがばっかり読んでます。でもこの「おせん」の場合は単なる漫画というより、日本の文化とか、食の大切さとかをとくにここ数年は強く推してきてるし、この4巻のころ東日本大震災があったので、それにちょこちょこ言及するようなこともあり(きくちさんは東北の方)、いろいろ考えさせられるし、知らないことにたくさん触れられて、この本から他のものに興味を抱くことができるようになる、という意味で、単に漫画やん、という枠では収まらないのがとてもいいです。主人公おせんさんがすごく魅力的ってのもあるけどw
この巻は、全巻からつづく骨董にまつわるお話で、知らない世界のことなので、たとえばテレビとかで触れてもぜんぜん興味が湧かないのだけれど、このおせん、つまりきくちさんの目を通して語られると、もちろん遠い世界のことだけれど、身近にも存在する(用の美とか)もので、決してわれわれ庶民の生活に関係ないものではない、むしろその延長なんだと少し感じることもできる。いつか僕も骨董に興味が湧いたりするのかな。
一度骨董市とか行ってみたいなー。大きな擂鉢すごく欲しい。欲しいw