辺境ジャズ2

昨日10/25、辺境ジャズ2と題した大前さん率いるA Piece of JAZZ quartetと西島さん率いるEnsemble Shippollyのライブイベントが無事開催できました。配信もばっちりだったようで、個人的に「武井祭」だったのでいろいろ忙しかったですが、演奏もとても楽しく、良いイベントになってホッとしています。

もともと3月に同じwedgeで大前さんのバンドで配信ライブをして(台湾にいく予定がなくなったのもあった)、こういう普段ライブとかをやっていない場所でのライブであるとか、陽のある時間帯にやるとか、そういう今までのライブハウスやジャズクラブでないところから音楽を届けるということが、また新しい可能性としてあるんだなーっとか思っていたのですが、今回も大前さんの声がけで、Ensemble Shippllyも絡んでの面白い出し物になったんじゃないかと思います。

観覧していた方々もそうだったかと思いますが、どんどん陽が暮れていくのがバンドの背景として見える、というのはすごく素敵なことだなーと思いました。やっぱりwedgeいい場所ですねえ。配信ではわかりにくかったかなーと思いますが、会場内でお客さんが使ってた家具、椅子やテーブルはこのwedgeの西良さんの作品ですし、シッポリィのとき羅人くんや中山くんが使ってた椅子も西良さんのでした。ぼくは切り株に座ってましたけどw (結構具合よかった)

ああいう空間で、その時だけできる音楽をやれるというのはとても幸せなことですし、昨日の組み合わせはまさにそういうものでした。2つのぜんぜん違う性格のバンドを交互にやったらこんがらがるかなーって思ってたんですが、意外と普通に切り替われました^^; でも、実は結構緊張してやってたみたいで、今日えらい疲れてるなーって感じてます。歳ですかねえ。

終わってからのお客さん交えての時間も楽しかったし(フード、今回もめちゃ美味しかった!)良い時間を過ごせてほんとよかったです。

改めていらしてくださったみなさん、ネット配信をご覧くださったみなさん、配信、音響のチーム、フードのチーム、出演したみなさん、そして企画をウンウンいいながら進めて来た大前さんと西島さん、ほんとありがとうございました&お疲れ様でした!楽しかったです。またやりたいな。

Ensemble Shippolly 2ndアルバムレコーディング

先週、ピアニスト/作曲家である西島芳さん率いるEnsemble Shippollyの2ndアルバムのレコーディングを行いました。前作が2017年録音だったので3年ぶり。早いものです。

今回は三宮にある100BANホールで。ここは企業や練習スタジオも入っているビルなので、レコーディングはみなさんが退出してビルが閉まった22時から。夜中になるのでもう最近早く寝てるモノとしては眠たくなるのが心配でしたが(^^;)、やはりレコーディングとなると目も冴えるし、夜中のひっそりしたところでという非日常感と、レコーディング現場という秘密基地感が楽しく、エンジニアの五島さん、チューナーの鈴木さんのお人柄もあって、終始楽しい時間となりました。

今回作は前作から比べてもう少しリズムのある感じ、というテーマが最初にあったので、そういう曲たちを主に西島さんが書いて、このコロナ禍が少しましになってきたころから毎週のように集まってリハーサルを重ねてきました。もちろん僕も、今回はTbの中山くんも曲を書きました。そういうテーマがあるので今回西島さんはピアノだけじゃなくてエレピも導入。実際に出た曲のアイデアは収録に至った曲より多かったです。

レコーディングは終始楽しい時間でした。でも開始当初はもちろん緊張もあり、またそれまでリハーサルをやっていた環境との違いなどからくるアンサンブルのちょっとした違和感からなかなかみんなが良い感じだなと思うに至りにくかったのですが、徐々にそれにもなれ、時間が経つに連れて自分たちの中でもイメージしていたものと100BANホールという場所での音というギャップが埋まっていったように感じました。1日目は深夜遅くまでピアノの曲中心に録音しました。

2日目はやはり慣れているのもあったので、かなりスムーズに。この日はエレピを使う曲を中心にレコーディングしました。ほんと毎週のように、なんて仲いいの?このバンドw というくらい集まってはリハして雑談して、というとても良い時間を過ごしてきた成果がすごく出た夜だった気がします。結構難曲が多かったのですが、自分たちでも驚くほどスムーズにいきました。

今回もエンジニア五島さんが提供してくれる金田式の無指向性マイク+αでの録音で、これまた現場にいるかのような違和感のない音で録音されています。僕たちもまだ全部を聞いたわけではないですが、どんな音で録音されているのか非常に楽しみです。

なんせ2日とも夜中だったので、さすがに堪えました(^^;) 年のせいなのか、、トホホですが、良い作品を作るためにゃエンヤコラです。はやくこの作品をみなさんの手元にとどけて聞いてもらいたいです。年内にはできるかな?お楽しみに!

改めて100BANホールのみなさん、五島さん、鈴木さん、そしてかおりん、羅人、中山くん、お疲れ様でした!楽しかった!ありがとうー!

神戸市のプロジェクトに参加しました

ピアニスト/作曲家の西島さん率いるEnsemble Shippollyで神戸市が主催する「#うちで過ごそうアートプロジェクト第3弾」に参加しました。

現在ではSTAY HOMEや外出自粛の期間はもう終わっていますが、制作はまだ緊急事態宣言の中で行うことになったため、メンバー4人、一度も顔を合わさずに録音と撮影をして、それを重ね合わせて物語のような動画を作りました。楽しんでいただけたら嬉しいです。

緻密なものはなかなか難しいですが、この時期だからこそできるアイデアとやり方でやるのも、これまた楽しいもので、オンラインで話し合ったり、制作したりするのも楽しい時間だし勉強になりました。

アンサンブル・シッポリィ 1stアルバム

veryshippolly

4年ほど前に結成して活動しているアンサンブル・シッポリィのファーストアルバムが来月末に発売予定となりました。その名も「Very Shippolly」です。

このバンドの音楽は即興的であったりメロディアスであったりするのですが、曲がしっかり構成されていて、いろんな景色を聴くことができます。このアルバムではそんな音楽のもつ豊かな響きや音色、バンドのテーマである「息の重なり」というものを余すことなく素晴らしい音で録音できました。楽器たちの音のうねりや、声とのハーモニー、かさこそいう衣擦れの音さえ、音楽になっています。録音はエンジニアの五島昭彦氏にお願いし、オーディオDCアンプの第一人者・金田明彦が開発・設計・製作した【金田式バランス電流伝送DC録音 システム】によって収録されました。録音の現場にいるかのような生々しく素晴らしい音です。

メンバーは
西島芳(ピアノ、ヴォイス)
武井努(テナー&ソプラノサックス、フルート、クラリネット)
有本羅人(トランペット、バスクラリネット)
中山雄貴(トロンボーン)

そのアルバムの中からまずは一曲試聴してもらえるもの公開しました。短いですが、どんな音なのか楽しんでもらえるかと思います。ぜひ聞いてください。また、来月からそのレコ発ツアーも始まります。たくさんの方にお会いできたらと思います。ぜひ!お待ちしておりますね。アルバムの先行発売も予定しています。詳細はスケジュールで確認くださいね。

2/2(金)名古屋バレンタイン・ドライブ
2/3(土)愛知吉良 jazz club intelsatインテルサット
2/4(日)岐阜 GHOST V. ※昼間です
2/5(月)大阪大正studio T-BONE
2/17(土)東京下北沢アポロ
2/18(日)東京堀切菖蒲園 aire ameno ※昼間です
2/28(水)神戸三宮100BAN HALL