ブギウギありがとう!

2023年秋から始まったNHK大阪制作の連続テレビ小説(朝ドラ)ブギウギが、一昨日3/29についに最終回を迎えました。笠置シヅ子さんを題材とした半年にわたる物語もその中での演奏シーンも最後までとても素晴らしかったです。テレビで見ていてももちろんですが、撮影の現場にいると趣里さんはじめとする俳優陣、制作陣の熱量とひたむきさ、こだわり、遊び心等々に毎回感動感心することばかりでした。幸運なことにカムカムエヴィリバディに続いてこのドラマに参加できて本当に光栄でした。楽団の一切を手配して面倒を見てくれたMITCH、本当にありがとう&おつかれさまでした。

僕が収録に関わったところをオフィシャルの写真も交えて載せて残しておきたいと思います。画面に出演させていただいたのは

東京ブギウギレコーディング(2/8 90回)
買い物ブギ(3/1 106回)
渡米記念お見送りショー(3/5 108回)
作曲二千曲記念ビッグパーティー(3/11 112回)
オールスター男女歌合戦(3/22 121回)
さよならコンサート(3/29 126回最終回)
クランクアップセレモニー

でした。

思い出をいくつか。最初に収録に参加した東京ブギウギのレコーディングシーンでは、マネージャー山下役の近藤芳正さんもいらしていて、カムカム以来にお会いできて嬉しかったです。俳優さんの知り合いなんてほとんどいないので、顔見知った方がいるとそれだけで安心したりできますしね。この時は演奏の音も収録していましたが、放送では映像はそのままでバンドの音は無音という印象的なシーンになっていて素敵な演出だなと思いました。

買物ブギはダンサーさんがたくさんの道具を使う演出だったのですが、後ろにいるバンドからは一体どうなっているのか分からず、放送で見て、おお、こうなってたのかー!と感心しました。最後にパネルを捲ってるのはわかってましたが、まさかOSSAN!だったとはねえ(笑)

エキストラである僕たちは台本を知らないので、どんなシーンであるかは知っていても物語のどこに来るかはしらないので、収録にいくと(同時並行で見ている放送中のドラマにはまだ出演されていない)新たなキャラ(俳優さんたち)が居て、「あれだれなんやろー」とか思うことしばしばです。お見送りショーの収録のときは田中麗奈さんもいらして、一体物語のどこで出て来るんだろうー?と思っていたらのちの放送で有楽町のパンパンの元締めって役なんだ、と後から知ることに。

コンサートの映像はほぼNHK大阪ホールでの収録でしたが、二千曲記念ビッグパーティーのみNHK大阪局内のスタジオでの収録でした。カムカムのクリスマスコンサート時以来だったので、またあの時のスタジオに入れて嬉しかったです。少し懐かしかったり。

放送と収録は順番が必ずしも一致してなくて、さよならコンサートの収録が男女歌合戦より先でした。収録の少し前ぐらいからこの収録は生演奏でやるみたい、との話で、しかも音楽制作の服部隆之先生が自ら指揮をされるということで、非常に楽しみでありつつ緊張する機会でした。前日に綿密なリハーサルをして、翌日本番という流れで、当日も何度か音響やカメラのためにリハーサルをやったのちに本番を収録しましたが、趣里さんが本当に素晴らしくてやりながら感動していました。あのシーンは歌に入る前の長いセリフから、最後にステージにキスをしてお客さんに手を振るまでの一連を途中で切ることなく通して撮ったのですが、趣里さんのスズ子としての最後の歌に掛ける気合と熱意がバンドにも乗り移って素晴らしいシーンになったと思います。

この日の特別バージョンの東京ブギウギはボーナストラックとしてCDに収録されています。

オールスター男女歌合戦はほんと豪華なセットでした。よくあんな大きいの作ったなーという感じですが、昔の紅白でも左右で2バンドセットされたりしてましたもんね。バンドもドラマで一番大人数で華やかでしたし、キャストのみなさんも豪華でした(趣里さん、菊地凛子さん、吉柳咲良さんの他に、現役OSKのトップスターの方々や歌唱指導のゆうき先生も)。オープニングの音楽と、水城アユミの「ラッパと娘」、スズ子の「ヘイヘイブギー」を収録したので、長丁場でしたが楽しい時間でした。

クランクアップは2/10で、最後に収録するシーンの撮影が終わったらセレモニーが行われるのですが、バンドで賑やかしの演奏に入ることは一部のスタッフしか知らないサプライズでした。まだ撮影中に局に入って別のスタジオで綿密に作戦会議(リハ)をして、さあそろそろ最後の収録が終わるぞというときにそのスタジオの片隅の目隠しされたところにスタンバイしてーでした。くす玉が割られたあとに演奏が始まって目隠しが避けられると、趣里さんはじめ知らなかったみなさんがおおーと驚きとともに喜んで聴いてくださってとても嬉しかったです。後日この時の様子があさイチで流れて逆に僕がびっくりしましたw

そんな長い時間にわたって関わったわけではないですが、こうやって振り返ってみるとまた貴重な経験をたくさんさせてもらったなと感じます。役作り(面白いから?w)のために今回は20年以上振りに髪を切りましたが、ヘアメイクさんの努力と技術の賜物でああいう髪型に仕上げてもらって僕自身もなにか新しい世界が広がりましたし、現場でも受けがよくて嬉しかったです。「宮さん」とか呼ばれてましたしw(ちょっと調子に乗ったw)

改めてドラマをご覧になっていただいたみなさま、制作のみなさま、俳優のみなさま、楽団のみなさま、その他このドラマに関わったみなさま、ありがとうございました!ここでの経験をまた次に活かしていけたらと思います。

あー、楽しかったなぁ!

PS
余談ですが、さよならコンサートの収録の時少し服部先生とお話しする機会があり、ドラマ中盤に「ラッパと娘」が出て来た時に僕が聴感上想像する譜面と画面に出て来た譜面の違いをXに書いてた(半分のテンポで書かれてた)ことをお聞きになってたようで、あれはあなたですかー(笑)みたいな話になったのですが、なぜそうなったのですか?とお伺いすると「普通に書くと譜面がとても長くなるから」でした。半分のテンポで書くと譜面も半分の長さになるのでやたらとページを捲らなくていいのですよね(特に指揮者の場合)。なるほどー!でしたw

ありがとう!カムカムエヴリバディ

NHK朝ドラのインスタアカウントから転載

2021年11月から始まったNHKの朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、2022年4月9日の放送をもって終了しました。少し関わらせてもらったのもありますが、こんなに朝ドラにハマったのは初めてでした。最終回の主題曲流れていた時に走馬灯のようにそれまでの印象的なシーンが次々と映されるのを見てて、本当にヒロインたちを100年間見守ってきたような気持ちになりました。

3人のヒロインが物語をつないでいくというスタイルもですが、ストーリーもとても面白く、またヒロインたち(上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん)をはじめ画面を彩る俳優陣の素晴らしさもあって毎日目が離せなかったです。さらに途中からは藤本有紀さんの脚本と演出の緻密さにも引き込まれていきました。ドラマを通して藤本さんが伝えたかっただろうことが色々あったのではないかと思っていますが、その中でも虚無蔵のセリフがとても印象に残っています。

「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」

「そなたが鍛錬し培い、身につけたものはそなたのもの。一生の宝となるもの。されどその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ」

これらの言葉はいろんな事柄に当てはまる言葉だと思います。仕事でも生活でも僕らのようの音楽家でも。何かを会得する努力は困難も伴いますが、それを伝え繋いでいくことはそれ以上に難しいと思います。普段から努力を怠らず、そして会得したものは次の世代に受け継いでいく、それはほんの小さなことでもよくて、繋いでいくことが大事だと。

今回のこのドラマについては放送のずいぶん前から、トランペット指導(と出演)を担当することになったMITCHから「これはジャズ界にとってすごく大きく、二度と来ないチャンスかもしれない」と熱く諭されていたので、なんとかしてこのドラマをたくさんの方に見てもらえるようにしたいなと思いました。なのでドラマ中に取り上げられるジャズや音楽、画面に登場したミュージシャンのことをSNSに投稿し始めたのですが、途中からストーリーそのものや画面に散りばめられる様々な遊びのようなことにも興味が湧いていろいろ書いてしまうことになりました。見れば見るほどに脚本の素晴らしさと緻密さにただただ感心するばかりでした。

幸運なことにも撮影にも二度参加させてもらい、とても貴重な経験をさせてもらいました。制作陣の徹底した仕事ぶり、そして俳優さんたちの素晴らしい演技とそれに打ち込む真摯な態度、すべてが刺激的で、自分をより成長させるための糧をたくさん与えてもらえました。この経験を今後に活かせていけたらと思っています。ありがとうございました!そしてこんなチャンスを作ってくれたMITCHに感謝です。長丁場本当にお疲れ様でした。


というわけで、半年にわたるドラマで演奏が出てきたシーンをまとめてみました。ジャズがクローズアップされたるい編はやっぱり多かったですね。回想シーンは省いてます。実際のミュージシャンがミュージシャン役で登場することにより、よりドラマがリアルになったんじゃないかと思います。出演したミュージシャンがドラマで使われた主題曲や挿入曲などの録音にも参加しています。どのシーンが誰の音だったか見るのも面白いかもしれませんね。


第7話(2021.11.7
@ダンスホール(大阪)

永野雄己 トランペット
杉山悟史 ピアノ
荒玉哲郎 ベース
奈倉翔 バイオリン
森田渚音 ドラムス
武井努 サックス

演奏曲
「Waltz Santa Ballroom」
「Show Must Go On(ショーは続けなければならない)」


第28話(2021.12.8
@岡山の路上

今西祐介 トロンボーン
米澤毅風 ベース(楽器持って立ってる)

@ディッパーマウスブルース
MITCH トランペット


第30話(2021.12.10
クリスマスコンサート
@進駐軍のクラブ(岡山偕行社)

世良公則 ボーカル
MITCH トランペット
広瀬未来 トランペット
今西祐介 トロンボーン
河村英樹 アルトサックス
曽我部泰紀 テナーサックス
鈴木孝紀 クラリネット
木村純士 ドラムス
米澤毅風 ベース
永田有吾 ピアノ
市川拓平 ヴィブラフォン

演奏曲
「Jingle Bells」
「On The Sunny Side Of The Street」


第32話(2021.12.14
@ディッパーマウスブルース

MITCH トランペット
(Silent Night 独奏)


第42話(2021.12.28
第43話2022.1.3

@ナイト&デイ

オダギリジョー トランペット
杉本匡教 サックス
岩田智貴 ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
演奏曲「始まりはいつも愛」


第46話(2022.1.6
サマーフェスティバル@ナイト&デイ

鰻谷スウィンガーズ:
横尾昌二郎 トランペット
関真哉 サックス
Tbcozy トロンボーン
富永寛之 ギター
荘司幸恵 ピアノ
工藤精 ベース
清水勇博 ドラムス
演奏曲「Bitter Melon Man」

トミー北沢とブルーカメレオンズ:
早乙女太一 トランペット
石川周之介 サックス(from BHB
中島徹 ピアノ
工藤精 ベース
永田充康 ドラムス
演奏曲「Hey! Red Hot」

大月錠一郎クインテット:
オダギリジョー トランペット
杉本匡教 サックス
岩田智貴 ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
演奏曲「On The Sunny Side Of The Street」


第47話(2022.1.7
サマーフェスティバル@ナイト&デイ

大月錠一郎クインテット:
オダギリジョー トランペット
杉本匡教 サックス
岩田智貴 ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
演奏曲「On The Sunny Side Of The Street」


第50話(2022.1.12
@ナイト&デイ

コウケイケツ トランペット
Ken-T サックス
足立知謙 ピアノ

TAKU ギター
Shyoudog ベース
TAROW-ONE ドラム
以上 from 韻シスト

演奏曲(曲名不詳)


第54話(2022.1.18
KANSAI JAZZ TRUMPETER NEW SESSION(コンテスト)@ナイト&デイ

コウケイケツ トランペット
(ウチヤマユウゾウ)
演奏曲「Bitter Melon Man」

横尾昌二郎 トランペット
(サトミマサヒコ)
演奏曲「Stumbling」

中村恵介 トランペット
演奏曲(曲名不詳)

早乙女太一 トランペット
演奏曲「Hey! Red Hot」

オダギリジョー トランペット
演奏曲「On The Sunny Side Of The Street」

杉本匡教 サックス
加納新吾 ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
MITCH トランペット(回想)

コウケイケツ
横尾昌二郎
中村恵介
MITCH


第55話(2022.1.19
KANSAI JAZZ TRUMPETER NEW SESSION(コンテスト)@ナイト&デイ

トランペットバトル
早乙女太一 トランペット
オダギリジョー トランペット
杉本匡教 サックス
加納新吾 ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
演奏曲
「Rhythm Exchange」


第56話(2022.1.20
レコーディング@東京のスタジオ

オダギリジョー トランペット
高橋知道 サックス
竹下清志 ピアノ
堤下功一 ベース
東敏之 ドラムス

演奏曲
「On The Sunny Side Of The Street」
「What Is Modern?」


第58話(2022.1.24
@ナイト&デイ

早乙女太一 トランペット
加納新吾 ピアノ
Shyoudog ベース from 韻シスト
永田充康 ドラムス

演奏曲「Pain Of Loss」


第106話(2022.3.31
@ディッパーマウスブルース

早乙女太一 トランペット
オダギリジョー ピアノ

演奏曲「始まりはいつも愛」


第110話(2022.4.6
クリスマスジャズフェスティバル@岡山偕行社

(バンド名不明):
金子隆博 ピアノ
織田浩司 アルトサックス
石川周之介 テナーサックス
河合伸哉 トロンボーン
佐々木史郎 トランペット
小林太 トランペット
以上 from BIG HORNS BEE

荒玉哲郎 ベース
永田充康 ドラムス

演奏曲(曲名不詳)


トミー北沢&大月錠一郎:
早乙女太一 トランペット
オダギリジョー ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
武井努 サックス

演奏曲
「What Is Modern?」
「Rhythm Exchange」


第111話(2022.4.7)
クリスマスジャズフェスティバル@岡山偕行社

トミー北沢&大月錠一郎:
深津絵里 ボーカル
早乙女太一 トランペット
オダギリジョー ピアノ
光岡尚紀 ベース
坪田英徳 ドラムス
武井努 サックス

演奏曲
「On The Sunny Side Of The Street」


[おまけ]

第45話(2022.1.5)
サマーフェスティバルのポスター

出演者のトリ(一番下)の「古谷充とザ・フレッシュメン」は大阪の実在のバンド。残念なことに古谷充さんは2020年に他界されてしまいましたが、いまも活動するバンドです。

「特別出演 メリー武田」という写真はぼくでした。


街でジョーに偶然出会ったるいが連れられて入ったレコードショップ(NANIWA RECORD)の棚にあった、サングラスに赤シャツの人物が目立つジャケット「MOON RIVER / JACK TAMURA」ですが、これはピアニストの杉山悟史です。

これらの写真はドラマ最初の演奏シーンとなった、算太がダンスの先生をすることになった大阪のダンスホールのシーンの撮影のときに、別でスチール撮影をした中から使われました。このレコードショップに並ぶジャズのレコードのジャケットはほぼその時に撮影したモデルさんの写真から作られています。


第99話(2022.3.22)
ジョーのピアニストデビューのポスターに載ってるメンバー名。これ以前のジョーバンドのメンバー演じたミュージシャンの名前から漢字と名前読み1つずつ取ってるようです。

坪内秀樹(つぼうちひでき)
坪田英徳(つぼたひでのり)

光田直人(みつだなおと)
光岡尚紀(みつおかなおき)

杉沢正明(すぎさわまさあき)
杉本匡教(すぎもとまさのり)




NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に出演させて頂きました。

少しぼやっとしてますが、古い映画風の回想シーンなので、こういう映像効果なのです。

昨日11/9放送分のNHKの朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演させて頂きました。上白石萌音さん演じる第一部の主人公・安子の兄・算太(濱田岳さん)の大阪のダンスホールでの回想シーンの中でした。ほんのちょっとでしたが、自分たちがこういうドラマに関わらせてもらって非常に誇らしいです。

今回のドラマは戦前から始まる母娘孫3代に亘る100年の物語で、その中心に実際にあったラジオの英語教育番組、そして「On The Sunny Side Of The Street」というジャズのスタンダード曲がこの3人の人生に大きく関わっていくお話だそうです。今回のダンスホールのシーンのようにジャズバンドがフィーチャーされるシーンも各所に散りばめられる予定ですし、ドラマの中でもジャズがたくさん流れます。今放送中の第一部でもサッチモことルイ・アームストロングの歌やトランペット、北村英治さんのクラリネットや渡辺貞夫さんのサックスの音が流れていて、ドラマを彩っています。

出演の機会をもらえたのはこのドラマのスタッフにトランペッターのMITCHが参加し、関西が舞台となるドラマにジャズ演奏のシーンがあるならぜひとも関西のミュージシャンを使って欲しいと掛け合ってくれたからだそうで、ほんと感謝してます。普段の撮影ならエキストラの役者さんが担当するところだと思うのですが、ミュージシャンを使うことにより、より音楽が本物に見え、ドラマに深みを与えられると思います。

この後もいろいろジャズがクローズアップされるシーンが用意されていて、そのところどころに関西のミュージシャンが登場する予定です。一瞬かもしれないし結構映るかもしれないですが、ドラマのお話とともに誰が登場したか探すのも面白いかもしれません。出演するシーン毎に時代が違うので同じミュージシャンはほぼ1度しか出てこない予定で、さて一体何人登場するのやら、です。

第一部は時代設定が戦前戦後ということでミュージシャン役も「髪が短く、痩せている男性」という縛りがありました。ドラマ自体の撮影が始まる随分前にMITCHから「これこれこういうドラマがあって演奏のシーンに出て欲しいねんけど、髪切ってもいい?でも撮影したとしても放映で流れなかったら悪いしー」という連絡をもらい2人で悩んで一旦なしになったのですが(今後放映される、最初に撮影したシーンはみなさんそういう方々になった)、今回のダンスホールのシーンではハットを被っていいということになり僕も参加させてもらえることになったのでした。背が高かったら違ったシーンだったかもしれないんですけれどね(謎)。

今回のダンスホールのシーンは大勢のエキストラやダンサーの女性、バンド、そして濱田岳さんとお相手の女性が登場して賑やかで、濱田岳さん演じる算太が憧れるチャップリンの映画の映像のような回想シーンでした。流れた映像では音楽のみでセリフはなかったですが、実際の撮影ではセリフもあり、演出もちょっとオーバー目(チャップリンの映画のように)で、現場の撮影はとても楽しかったです。演者もスタッフも監督さんもいいシーンにしようと撮影が進む毎に熱が入って行きましたし、何と言っても濱田岳さんのダンスが光っていました。

まる1日かけての撮影でしたが、バンドメンバーにはとくに演技指導はなく(この辺がミュージシャン使うと楽になるでしょうねえ、立ってるだけで音楽家ぽくみえるし、楽器は自前だし)、シーンの切り替わり(曲変わったでしょ)のときに小芝居が入ったりするだけでした。でも音楽と演技が違うとおかしくなるので、曲は暗譜、とくに動きのわかりやすいピアノ、ドラム、トランペットは完璧に覚えてました、素晴らしい!(僕少しあやふやなところも^^;)

ひとつ濱田岳さんとの絡みのシーンが用意されていて、それは訪ねて来た女性ダンサーを雇わせるため、バンドにローストチキン(だったと思う、撮影が進むにつれ大きくなっていったw)をプレゼントして自分が得意なダンスができる曲を演奏させるというお茶目なカットだったのですが、ピアノの杉山くんが抜擢されて見事な掛け合いをやりましたねえ。いやー、さすが、何もかも初めてなのに完璧でしたねー。僕に回ってこなくてよかった^^;(ピアノかラッパかサックスか、という話になってたそう)

このシーンに出演してたバンドメンバーは

永野雄己 トランペット
杉山悟史 ピアノ
荒玉哲郎 ベース
奈倉翔 バイオリン
森田渚音 ドラムス
武井努 サックス

でした。奈倉さんは最初のスローの曲のシーンはいるのですが、テンポの速い曲はストリングスなしだったので降板となってます。

このシーン、僕たちバンドもできるだけ当時の感じになるように楽器や雰囲気なども揃えて、髪型も七三わけにしたりしてるんですが(僕と永野くんはハット=実は髪長い)、個人的に一番面白かったのはベーシストの髪型です。実はリーゼントですw 荒玉さん普段はもじゃっとした感じの髪型なのですが、すごく時間かけてあの髪型に。いやーセットアップしてるとき笑いましたねーw

こういう風にジャズがみなさんの目に止まるようなテレビの番組で度々取り上げられるのはとても嬉しいことです。知らない方には近寄りがたい世界なのかもしれないですが、ジャズは素晴らしいですし、ジャズのライブハウスやレストラン、喫茶店は素敵な場所ですし、ミュージシャンはかっこいいのです。このドラマを通してドラマのお話自体もですが、ジャズに興味を持っていただけたらとても嬉しいです。

この後も「カムカムエヴリバディ」をぜひ応援してくださいね!

カムカムエヴリバディ

昨日11/1から始まったNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」、初回の放送からワクワク感満載でこの先すごく楽しみですが、なんとこのドラマにトランペッターMITCHがスタッフで参加してくれたおかげで、関西のジャズミュージシャンがちらほらと見え隠れする予定です。ぼくもどこかに登場するかもしれませんよ(^◇^;)

実在したラジオ番組「カムカムエヴリバディ」を中心に、ドラマ全体にジャズが散りばめられることになるそうで(BGMで流れてるピアノはどうやら小林創ちゃんみたいね)、たくさんの方にジャズに触れてもらい、身近に感じたり、いいなと思ってもらえる機会になってほしいなと期待しています。

ぜひぜひ朝ドラの応援よろしくお願いしますー!みてね!

公式サイト
https://www.nhk.or.jp/comecome/

NHK Eテレ「シャキーン」に出演します

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先日何度か東京に行っていたのは、このレコーディングと撮影のためでした。平日の朝7時から子供向けに放映しているNHK Eテレ「シャキーン」にてTHE MICETEETHと新しく番組MCになったここちゃんとのコラボ曲がオンエアされることになりました。その名も「ここからはじまる」、マイスティースの書き下ろし作品です。毎日オンエアされますので、ぜひぜひチェックしてください。曲もいいですし、映像がとても面白いです。間違い探し的な面白さもw メイキングも流れるという話なので、お楽しみに!!5/13からオンエア開始ですよー!

タイトル:「ここからはじまる」
うた:ここちゃんとTHE MICETEETH
作詞:次松大助
作曲:金澤 義

Eテレ「シャキーン!」 平日あさ7時〜7時15分 

子どもたちを “シャキーン!” と目覚めさせて、楽しい一日のスタートを切ってもらう知的エンターテインメント番組。「いつもとは違うモノの見方」や「柔軟な発想力」が楽しみながら身につきます。シャキーン!の木のエネルギーで生まれ変わった「木かん車」がひく移動劇場から、ここちゃん、はるか、ジュモクさん、ネコッパチが、学校で友だちと話題にしたくなるようなトピックを次々と紹介します。朝から「ハッ!」としたり、「へえ」とうなるバラエティに富んだコーナーで、「体の目覚め」と「心の目覚め」を促します。

E.D.F. NHK-FM再び

E.D.F.で4月に出演し、5月に放送のあったNHK-FMのSession2016ですが、本放送では流れない、各収録回のアンコール曲などを集めて放送する「未放送音源セレクション」という番組があり、再びE.D.F.も登場します。近々になってしまいましたが、今週木曜日です。

NHK-FM Session 2016 プレゼンツ 未放送音源セレクション(3)
放送日時:2016.8.11(木) 16:00-18:00

E.D.F.は番組冒頭、最初の登場となる予定です。
詳しくはこちらをご覧ください。

本放送を聞いていただいた方も、そうでないかたも、E.D.Fや全国で活躍するさまざまなミュージシャンの演奏を聴くことのできるチャンスですので、ぜひチェックして聞いてくださいね!

各地のNHK FMの周波数はこちらからチェックできます。またスマートフォンやパソコンなどでインターネットラジオ(らじる★らじる)を通して聴くこともできますよ。ぜひ!

E.D.F. – NHK-FM Session 2016 放送予定

20160414

先月東京渋谷のNHKふれあいホールで公開収録されたE.D.F.のライブがいよいよ放送されます。ぜひみなさんチェックしてくださいね。何を演奏したのは聞いてのお楽しみです。2回目となった今回の収録、前回よりリラックスした雰囲気になってるのじゃないかなあとぼくも楽しみにしています。

・本放送
5/22(日) 22:30-23:30

・再放送
5/27(金) 10:00-11:00

各地のNHK FMの周波数はこちらからチェックできます。またスマートフォンやパソコンなどでインターネットラジオ(らじる★らじる)を通して聴くこともできます。その他、セッション2016についての詳細はこちらをどうぞ

NHK神戸 – ジャズライブKOBE

nhkkobe

先週末NHK神戸放送局の番組”ニュースKOBE発”内のコーナー「ジャズライブKOBE」に出演しました。

これはニュース番組内での生放送のコーナーで、”神戸は日本のジャズの発祥の地”ということもあってか、もう10年以上続いているそうです。当日はわりと早い時間にはいって、綿密にリハーサルし(生放送なのでコーナーの時間きっちりに収める必要がある)本番を迎えました。だいたいの作戦は練っていってたのですが、いざ演奏をやってみると、思っているより演奏時間がながく、それの調整に結構時間かけてしまってスタッフの皆さんに済まないことしたなーと思っています。でも、最終的にはほんとぴったりの時間にすることができました。

ギターの馬田くんとはもうだいぶ長く定期的にやってきているので演奏自体には問題はないだろうと思ってましたが、サイズに収めることと、途中すこしだけトークのコーナーがある(あらかじめ内容が決まっているけれど、これだけは不得意)のが結構心配だったのですが、アナウンサーさんがきっちりリードしてくれたので大丈夫だった(と思っている)です。でも映像みると顔かたまってますけどw

放送自体は10分ほどなのですが、演奏はミニライブ形式をとっています(その途中の10分、2曲が放送される)。なので放映前から演奏をしていたのですが、これまたニュースの都合によりちょっと時間の前後があるということで時計とにらめっこしながらでした。曲を短めにぽんぽんといつもの調子でやったのですが、ディレクターさんがやきもきしてんじゃないかってぐらいギリギリまで演奏してしまい、すぐ生放送というタイミングになりました。いつもは時間気にせずに演奏してますが、こういう場合ってほんと難しいですねぇ。曲が尻切れとんぼになるのも嫌ですし。

放送までの時間調整と、放送内での時間調整や生放送のプレッシャーがあったからか、放送の後にもう少しアンコールとしての演奏をやったのですが、全くもって気楽に(笑)やれました、いつもの感じで。いやはや、放送だろうがなんだろうがこのテンションでできるようにならねばならないのですけど、まだまだ道は遠く、です。

こうやって出演させてもらい、うまくできたのも、スタッフさんや来場してくださった音楽ファンのみなさん(結構常連さんもいらっしゃるとか)のおかげですし(ああいう場で拍手や声もらえるとすごくリラックスできます)、このコーナーをずっと続けてくれている放送局のみなさんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。

8/30までですが、放送の様子がアーカイブでみることができます。お時間あればどうぞ。
http://www.nhk.or.jp/kobe/jazzLiveKobe/before.html

また、馬田くんとの今後の演奏は

8/28 萱島おとや
9/7 西宮Three Codes
9/14 萱島おとや
9/25 梅田ヒルトンウエスト地下1F広場(お昼の無料ライブ)

などです。ぜひいらしてください!

E.D.F.@NHK-FM Session 2014 再び!

明日8/21のことになってしまうのですが、E.D.F.が1月に出演し、4月に放送されたNHK-FMの番組Session 2014の未放送音源の放送が今週組まれていまして、18日から始まっています。そしてE.D.F.も放送に登場します。

ホームページより
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8月18日(月)から21日(木)までの4日間、毎日午後4時から6時まで「セッション2014 プレゼンツ 未放送音源セレクション」と題して、去年から今年にかけて「セッション」に登場した、40組によるアンコール曲などの未放送曲を46曲一挙にお届けします! お楽しみに!
——————-

とのことで、E.D.F.は4月には放送されなかったアンコール曲(何かは聞いてのお楽しみ)が放送されます。ぜひ聞いてくださいね!

放送は8/21(木)の16:00〜の番組内のトップの予定です。詳細はこちらからどうぞ。ラジオでも聴けますし、ネットでも聴けます(らじる★らじる)。またスマホなどでも聴くことができますよ。ぜひ!

E.D.F. on NHK-FM

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今年1月に東京渋谷のNHKふれあいホールで公開収録されたE.D.F.のライブがいよいよ放送されます。ラジオです。NHK-FMのSession 2014という番組です。ライブ自体もドキドキで演奏したのですが、それがどんな風に録音されて放送されるのか、楽しみだったり怖かったりなのですが、ぜひ聴いてもらいたいです。収録された演奏はすべて放送されるはず(ちゃんと予定時間内に入れた)なので、あの清水さんのしゃべりをどこまで入れてくれるか、というのが楽しみな点の一つでもあるのです。

放送は本放送が、2014/4/6(日曜日)午後10:30〜11:30。再放送が2014/4/11(金曜日)午前10:00〜11:00です。

各地のNHK-FMの周波数はこちらでチェックできます。

またラジオをお持ちでない方はインターネットラジオ「らじる★らじる」でも聴くことができます。パソコンやスマートフォンなどでも利用できます。またスマートフォン向けにはアプリもあります。ぜひチェックして下さいね。

みなさま、ぜひぜひぜひぜひぜひぜひ、よろしくお願いします。そしていいなーと思ったらメールやはがきで投書して、再びE.D.F.をNHKに出演させよう!(ってできるのかな?)

追記(2014/4/7):

収録時のE.D.F.の東京珍道中の日記はこちらです。あわせてどうぞ!