SHINOBI

またオダジョー。相変わらず男前。んで仲間由紀恵。声色がいまの大河ドラマ「功名が辻」よりおどろおどろしい気がするけど気のせい?

なんか最近のHEROから始まる一連の中国映画(だっけ?)のリメイクみたいに見えてしまう。話も読めちゃうしなぁ。もうちょい複雑にしてほしかったなぁ。最近時代物とか忍者ものとかの漫画よんでたので、もっと忍者ってどろどろした世界なのになーとか勝手に思ってしまった。オダジョーは、ま、どこでもあんな感じだろけど。逆に過剰な演出がなくてよかったともいえる。

もっと日本の自然の景色をふんだんに織り交ぜてほしかったなぁ。

椎名桔平気持ち悪くてGOOD!

2006

乙一 – 死にぞこないの青

またまたまた乙一。クラスで何故かいじめられるというか、暗黙のうちに最低身分にされてしまう主人公に、自身の精神的な分身として現れる猟奇的・残忍なアオ。

ほかのものに比べて、長いからか、それとも作者が小学5年生の視点というか思考レベルというか人格になりきって書いた(ように読める)からか、全体的にもちゃもちゃした感じがするんだけれど、それ自体、狙った表現なんじゃないかな、と思う。ここにも実際誰しもが少し感じるような、自分と世間とのギャップ、人の目、評価、常識等々、普段は空気のように存在してるものが、やたらと重圧と感じるタイプの人間が描かれている。自分も実際こんなとこあるから。

うまくかけないけれど、その「なんだかもーーっとした感じ」が見事にもーーーっと描かれてるように思えるし、そっから子供だからこそのおかしな、猟奇的な、一発逆転な(うまい言葉を思いつかない)解決法に至ってしまうあたりが、ほんと子供っぽい、リアルさ、を感じる。

ぞーっとする感じじゃないけれど、じめっと、いやな感じだ。

幻冬舎 2001

乙一 - 死にぞこないの青
乙一 – 死にぞこないの青

ジョゼと虎と魚たち

続けて見ました同じ監督の作品。こっちのほうが好きだな(メゾン・ド・ヒミコより)。

大阪の南(さてどこなのか?)に住む、おばあさんと足の悪い女の子(池脇千鶴)、そして彼らに出会う男の子(妻夫木くん)、そのアイの物語。

池脇千鶴がえぇ味をだしまくってる。ほんまにこういうやついそうだもんな。ぶきっちょな感じも言葉が悪い感じも。それにくらべると妻夫木くんはキャラが平坦というか、そのまんまというか(それがいいのだと思うが)、大阪という土地からはちょっと外れた感じがする。

しかしこういう大阪でつくったのではない(たぶんね)大阪が舞台の映画とかって大阪圏の人間が見ると「やっぱりちょっと言葉違うのよね」と思っちゃうわけよね。イントネーションは近いのだが、大事なのはリズムなんよねぇ、大阪弁って。だから観ててときどきひっかかるの。

というか、映像としてうつってるの、ほとんど大阪ちゃうんちゃうかなぁ?ちょっと寂しいなぁ。

でもいい映画だった。

日本映画ってやっぱり映像的にもストーリー的にも箱庭的というか、サイズ(目線?)が狭い目というか、あまり大きな範囲でやらない(あぁ、うまくかけない!!!)ような、そんなんが似合うのよね。あまり大判風呂敷広げられても無理だもん。そういう意味ではこういうホームドラマ?的なものは日本の景色にも人にも会うのだと思う。

メゾン・ド・ヒミコ

ゲイの人たちが引退後暮らすとある私的施設でのおはなし。といってもそれをおもしろおかしく話てるわけでもなく、気色悪くしてるわけでもなく、実のところはその館主である男とその娘の親子愛?のおはなし。

いやー、オダジョーカッコいいわぁ、退廃的なムード満点。そしてそこまでぶっさいくなんもすごいなというぐらいの柴崎コウ(結構好きなの)。いい感じ。

しかしゲイの人たちってほんと女性よりより女性らしいというか、気持ちよく綺麗よね。何事においても。ああいうところはなんかちょっと見習いたい。あ、僕はゲイじゃないのよ。

2006

乙一 – 夏と花火と私の死体

はまってます、乙一。表題ともう一遍からなる本。

ミステリーというかホラーというかという感じなのだけれど、結構ホラーは不得手なのだが、コノ人のものはすんなり入ってくる。というのも、グロさがない、というか、グロさを表立って現していないということだからか?じぃっと考えると結構グロかったりエグかったりするのだが、それが何かにつつまれたようにまろやかな語り口になっている。

両編とも想像すると絵的にはかなりきついものなのだが、その語り口と登場人物のキャラによって中和されているというか、そのへんのバランスが、また意識的なものを感じないくらい自然でいい。もともとこうであったかのよう。

うーむ。16歳のときに書いたんだと。いったい何者。会ってみたい。

集英社 2000

乙一 - 夏と花火と私の死体
乙一 – 夏と花火と私の死体

乙一 – さみしさの周波数

また乙一。いろんなタイミングで書かれた短編集4編。相変わらず設定がおもしろくていいな。表紙から見ても想像できるように、ちょっと青春ぽい。

最後の一遍「失はれた物語」、ネタとしてはよくあるタイプなんかもしれないけれど、なかなか描写もおもしろい、んで、切ない。で、そんな幕切れはやだ!(T_T)

今まで読んだものに比べると、比較的読みやすいように書かれたものなんちゃうかなーと勝手に想像。

角川書店 2002

乙一 - さみしさの周波数
乙一 – さみしさの周波数

小島剛夕・小池一雄 – 子連れ狼

子供のころにテレビで萬屋錦之介主演のシリーズを見て以来ファンである「子連れ狼」。子供心にあの殺陣とか、錦之介の台詞「我ら親子、冥府魔道の道を・・・」とかいうのがやたらと格好よく、今でも時代劇といえばあれやな、と思ってるぐらいのものだった。

その原作漫画。読んでみるとテレビシリーズが結構原作に近く作ってあるのがわかる。しかし錦之介ってうまかったなぁ(太ってしまったのはさておき(笑))。

原作も拝家と柳生家の確執を、詳しい時代背景のもとに描いているのでリアル感がある。本当の侍がいた時代、そんなんに憧れさえ覚える。

「胴太貫」とか「水鴎流」とかそんな言葉がでてきて、それだけでわくわく。でもWikipediaによると、漫画中の数々の技は創作だそう。ちっ。

小学館

川崎草志 – 長い腕

ちょっと、結構怖いミステリーだったな。初めて読む川崎さん。セガにいたひとらしい。なので、話の半分ぐらいにでてくるゲームソフト会社の描写(このへんはコンピュータソフトの会社と類似してるのだろう)が、感覚的によくわかるので、おもしろかった(といってもそういうトコに勤めていたわけではない)

舞台が半分愛媛だったり、そういうコンピュータやネットとかいう世界があったり、ごたごたしたあたりが好き。ミステリな部分もちょっとどろっとしてて僕にはちょうどぐらい。これ以上怖かったら読めん。

リアルな話として捉えると、結構世の中怖いことがすぐそこにあるのだと実感。ま、実際そうなのだろうけれど。盗聴のあたりとか、ほんまにそうだもんな。

角川書店 2004

川崎草志 - 長い腕
川崎草志 – 長い腕

乙一 – 暗いところで待ち合わせ

いやー、はまってます、乙一。

これは長編。目の不自由な女性のおうちにある男がひっそり潜む、という内容なのだけれど、想像すると結構怖い状況だったりもするし、男の置かれてる状況、その女性の置かれてる状況、その他もろもろ、めちゃくちゃな偶然が折り重ならないとそんなこと起こりえないのに、それがさも普通のように描かれてる(しかもおかしく感じない)のが凄いとおもう。

あと、それらの物事がやがて思わぬどんでん返しから変わり行く様がおもしろい。しかも、なんか切なくなってしまう。ミステリなのか、恋愛(ちょっと違うけど)ものなのか、何にもいい意味でカテゴライズできない、そんな物語。

なんの説明もなしに、視点をもつ主人公がかわっていくのもおもしろい。

しかし、すごく特異な物語なのに、それに作為さや無理な感じ、そんなんがまったく感じられない。すごいわ。

幻冬舎 2002

乙一 - 暗いところで待ち合わせ
乙一 – 暗いところで待ち合わせ

乙一 – ZOO 2

いやー、これも凄いわー。6編の短編集が収まっているけれど、どれもぜんぜん違うテイストで、どれもが面白い。まったく同じパターンとか道筋になることなく、読んでいて「いったいコノ作者は何考えてるんだろ?」と思わせるぐらい。おもしろい。

まだよく掴めてない。もっと読みたい。

集英社 2006

乙一 - ZOO 2
乙一 – ZOO 2