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2009-08

栗本薫 – 謎の聖都(グインサーガ128巻)

ミロク教の聖地ヤガに潜入して、その様子を探ったり、知人を探す日々のヨナとスカール。怪しげな気配がせまる中、魔導師のはたらきもあり、会いたかった人物をみつけたが、気づかぬうちに状況はすでに最悪の方向へ向かっていっており、ヨナの身に危険が・・・・

ああ、物語が急展開してくるわ、秘密がなんだかじんわり見えてくるわ、ケイロニアの様子も急変するわ(外伝一巻とのカラミがより鮮明に)、とこの先を読むのが非常に楽しみになるような巻なのに・・・ああ。

あとがきがないのがめちゃくちゃ淋しいです。

ハヤカワ文庫 2009

藤堂志津子 – 情夫

30~50代の女性を描いた短編5編。女性が女性のために女性の視点で描いた小説だとおもう。もしかしたら男性は話を理解はできるけれど、気持ちはわかんないかも。かくいう自分もわかりきりはしない。そしてその年齢にならなければ、実際にリアルに感じることはできないかも。

若くはない、と自分で思っている女性たちの息づかい、ことばたち、性、内面がいやらしくなく描かれる。どれも必要以上でなく、足りなくもない感じ。女性は共感するし、男性はへーっと思うのかも。実際男の視点から描かれた女性像と女性が思う女性のリアルな感情ってのはこんなに違うものか、いかに世に流れる女性像が男性がつくりあげたものがおおいか、なんてことを感じる。

どれも短編ですっと読めるけれど、なにげに深い。

幻冬舎文庫 2009

村上春樹 – 海辺のカフカ

ずいぶん前に出てたのは知ってたけれど、文庫本になるのを待ってたのと、なんとなくこの人の長編って、ほいっと手に取って読むような気になれず、読みたいなとおもって読むというタイミングが必要な気がする。

一度読んだだけだとなんともレビューかきにくい。

でもこの物語は村上さんの小説のなかでは読みやすいかも。あまりにも観念的になりすぎたり、よく読んでもわかりにくい細かなモチーフでてきたり、理解するまで時間がかかる登場人物がでてくるってわけでもないので、それでも「なんだろ」って思う部分は多々あるにせよ、まだ読みやすいかなーと思ったり。

少年のはっきりいってできすぎた大人びた理屈のわかってるような人間性の間にふと見える子供っぽさとか、ちょろっとでてくる女の子がちょっとワルっぽくてでもかわいい性格してるとか、妙なキャラが突然出て来て物語のキーを握ったりするとことか、なんか村上さんぽくていい。

というか、猫としゃべれるようになりたい。

新潮文庫 2005

 

 

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