ごとうやすゆき – ダメ犬グー

著者が飼っていたダメ犬グーの生涯をつづった、詩的な本。ぽつりぽつりと語るように書かれた文章と、それに添えられるグーの絵がかわいい。

犬を飼ったことがないからいまひとつグッとくる感じが薄いのだけれど、家族の一員として(ま、猫もそうなるけれど)存在していたグーはほんとにみんなに愛されていたんだなーと。ごとう氏(とその家族)の私的な気持ちばかりが描かれているけれど、それがわが子可愛や的なめんどくさい感じもせず、ある意味淡々と語られるグーの生涯が浮き出ていて、読んでいてホロリとしたり。

いなくなるのは、悲しいなぁ。いなくなるのがわかっていても。

幻冬舎文庫 2006

菊地成孔 – 憂鬱と官能を教えた学校

分厚かったし、内容が濃かったので読むのに時間がかかった。以前読んだ「東京大学のアイバート・アイラー」の2年ほど前にさる美学校で短期間開講された菊地氏の講義の実録。いわゆるバークリー・メソッドとそれを取り巻く商業音楽を俯瞰し、20世紀の音楽の歴史をたどっていく内容になっている。

「東京~」よりはぐっと実学に近い内容になっていて、いわゆる音楽の理論専門書のような難解なものではなく、歴史の時間軸に沿って、どうしてそんな音楽が生まれ、それを理論体系化していったのか、そこから生まれたものは何であったのか、なんてことをそこかしこで脱線しつつ解説していく。菊地氏の軽妙な話術と言葉に魅了されながら、あぁこんな講義受けてみたいなーとつくづくおもう。

確かに音楽の素養がまったくない方にはかなり難解かもしれないけれど、少し(とくにジャズ寄りの)音楽理論等に興味がある人なら、十分読めて楽しめるとおもう。また単に音楽理論とその中身というと、えてしてつまらないものになりがちだが、ここでは20世紀以前の音楽の歴史から20世紀の商業音楽の成り立ち/変遷を見ながら、音楽理論(ここではバークリー理論)がどう立ち上がっていったか、そしてその中身はこうこう、みたいな順で話が進むので、表層だけさらっとさらうといっても、全体を体系的に知ることができるので、とても勉強になる。この本からもっと知りたい人は自分であちこち的を絞っていけるヒントや雑学がたくさんちりばめられているのもうれしい。

音韻と音響。言語と律動。なるほどなーとおもうことがたくさん書かれていた。いままで「どうしてあんな曲が思いついたりできるのか?」とおもっていた謎が少し解明されたような。

菊地さん、もっと本出してください!

河出書房新社 2004

乃南アサ – 暗鬼

愛されて望まれて幸せ一杯の結婚をした主人公法子。最初は旧家の大家族の中にうまく溶け込めるか心配であったのだが、あまりにも穏やかで仲のいいその家族に好感を持ち、自分もその輪の中に早く溶け込みたいと真に願う。が、何かがおかしい。実際はそうではなく恐ろしい場所なのではないか、と、疑心暗鬼になりそうになるが、それでもいやいや違うと心を改め再び家族になろうと努力していく・・・が・・・。

ここでは家族を題材にしてるけれど、何かの小さな団体、集団なんかにも同じようなことがあるはず。それらにはそれらの中ではごく普通だけれど、外から見ると異常/異様なことがなにかしら存在する。家の中ならちょっとした食事の習慣やら生活の習慣なんかがそれにあたる。でもそれがとてつもなく異常なものであった場合、はたしてそれを拒絶するべきなのか、それとも受容してその輪の中にはいるべきなのか。後者を選べたならそれは幸せといえるのかもしれない。

ここで描かれている家族はかなり異様だ。のろわれているのかもしれない。けれども彼らは彼らの論理で真剣に生き、社会との接点も正しく持ち、貢献もしている。しかし一般社会常識からはかなり逸脱したシステムをもつ。実際気色悪いと思えてしまうのだが、その中に入り込めれば/溶け込めれば、幸せと思えるのだろう。

文春文庫 2001

乃南アサ – 死んでも忘れない

タイトルが怖い。どんなことを「死んでも忘れない」のか。なので内容も怖いのかなと読み出し始めると、これまた不幸な事柄が絶妙のタイミングで連鎖し、個人の力ではどうしようもない、取り返しのつかないどん底へ落ち込んでいく家族が描かれる。実際こうなりうるようなリアルな設定が、読者を物語に引き込む力をさらに与えているよう。

痴漢の冤罪、いま注目されているもののひとつ。男にとってこれは実際恐ろしいもの。社会における自分を守るため、家庭や家族を守るため、誰しもこの男のような判断をするに違いない。でも、その間違ってはいないはずのやさしさが、時に家族の、人との溝を生み、それがあっという間に取り戻せない深さになってしまう。怖い。

家族の間で、人との関係のなかで、やさしさや、立場、タイミング、いろんな要素が刻々と変わっていくなか、ちょっとしたずれが生み出す不幸の連続。言葉の足りなさが生む誤解、やさしさゆえに口をつぐむことにより生じる誤解、言葉にできずに生じる誤解。人のうわさの恐ろしさ。どこにでもあることが何を生み出してしまうかわからないこの世。こわい。

「死んでも忘れない」この意味は物語を読む人にのみ明かされる。

新潮文庫 1999

川上弘美 – 神様


「くまにさそわれて散歩にでる。」

という書き出しでもうノックアウト。名著には印象的な書き出しで始まる物語が多いというけれど、これほど非現実的なのにとてもロマンチック/メルヘンに満ちた書き出しもなかなかないなーと。また、「くま」とひらがなで表記するあたりもとても素敵。この書き出しがダメなひとはたぶん最後まで読んでも「?」て感じかもしれない。あとがきで書かれているように、この本に収められている物語たちは、川上さんの夢/空想/無意識のお話なんだろう。

収められた9つの短編は、主人公(なんだろな)わたしのある春先から次の春先までにおこる小さな出来事たちを記したもの。どのお話にもなにか不思議な人や生物が登場する。くま、なにか白い毛のはえたもの、亡くなった叔父、カッパ、壷に住んでる女の子、などなど。どれも捉えどころのない霞のような感じ。でも確かにそこに存在するような。不思議で魅力的。これらがお話を楽しくしてくれる。

個人的には壷に住んでるコスミスミコが楽しい。あんな子が年末の忙しいときに「いそがし~んですかぁ」なんてのんびりなテンポでしゃべってたら、なんかなにもかもがあほらしくなりそうで楽しい(笑)。また人魚が実にコワい。

とにかく、大事に読みたくなる本。

中公文庫 2001

奈良美那 – 埋もれる

子供のころから親の都合で引っ越し・転校を繰り返し、地元といえるものを持てず、なにものでもない自分が嫌で、ふとしたことから韓国に留学にきて、そこで日本人であることを痛感する、主人公由希。恋人と呼べる人間もいるが、なにか漠然と物足りなさを感じる毎日。そこで作家志望という男性に出会い・・・

強烈ともいえる恋愛もの。韓国人たちのを描く描写も、この主人公の気持ちについても、実にストレートに描いているので、心が痛くなるところも。でもこういうものなのか?こういうものは自分にはない。

それと韓国、そして韓国人。となりの国であり、映画やTVドラマや旅行や友人やらで身近になっているような気がしていたのに、実はまったく何も知らないような気になってしまう。まったく違う人々なのかな?すこし怖いような気もするが、そうでなく、やはりまっすぐすぎるのが、自分にはしんどいのか?

第3回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。

宝島社文庫 2009

週刊新潮編集部 – 黒い報告書

週刊新潮で1960年からはじまった、実際の事件(色恋沙汰多し)を脚色して短編物語にして連載していたシリーズからの抜粋。新田次郎やら岩井志麻子、内田春菊、はたまたビートたけしまで、実にたくさんの執筆者がこのコーナーを担当したそう。

一話一話が短く読みやすい。また時代を感じさせる事件から、最近でもこんなことあるのか?みたいな事件までさまざまでおもしろい。でもだいたいが愛欲もの。なので濡れ場があったりして、電車で読んでるとちょっと恥ずかしい(笑)

ま、時代変われど男女は変わらず、ということか?

新潮文庫 2008

(旧)2009.11月の日記

2009/11/30
オフ。しんどいなぁ。でもいい天気だなぁ。

2009/11/29
MITCH@梅田RoyalHorse

今日はドラマーN田くんの両親である河内音頭界の和太鼓の重鎮といわれる浅照師匠の還暦パーティーに。
午前中から集まって準備。リハも適当にやってパーティー開始をまつ。
いつもと違ってN田くんは何かと忙しそう(笑)

音頭関係者がたぶん大半なのだろうけれど、
たくさんの人がやってきてホースもぎゅうぎゅう。
まずはN田くんの挨拶からはじまり(さすが孝行息子、しっかりしとる!)、
乾杯やら、挨拶やらあって、パーティースタート。

んで、間もなくMITCHバンドの演奏。
イベント時には師匠も奥さんもよく聞きに来てくださるのだが、
今日はとくに熱心に聞いてくれるし、熱がはいる。
お客さんがいつもと感じ違うけれど、
そこはさすがMITCH、うまく流れをつくってライブを。
いい形でお祝いに華を添えられたかなーと。

DJのJUNIAくんも渋い選曲で盛り上げ、
さらに後には河内家菊水丸の演奏もあって、
会は盛況のうちに終了。楽しかったー。

終わってから、まぁちょっといきまひょかというので、
あんまり体調も優れないけれど、まぁいいかと付いて行ったのが運のつき。
だらだらと寿司屋で飲み食いして、
さっさとかえって内藤vs亀田戦見るつもりだったのに、
結局間に合わなそうなので、ごみ箱2号店行って、
やいやい言いながら見る。

なので、呑みすぎてしまう。あああ。あかんなぁ・・・(^^ゞ

2009/11/28
武井~箕作DUO@萱島おとや

毎月恒例になってるこのライブ&持ちよりパーティー
(というか持ちよりのようがメインになってきてるような気が・・・)。
今日ははじめての週末でのライブ。どうなるかなーと。
ちょっと早めにいったのだが、すでにご飯がたくさん。。。(笑)

一番後でやってきたのはK作くんだったのだが、
そのときには明らかに人数以上分の食べ物が・・・食べきれるのかな?
今日は毎回肉類とかが多くなる傾向があるので、
れんこん、長いもの素焼き、んでもらったししゃものみりん干を。

演奏もぼちぼちとスタート。
今週ほとんど楽器さわってなかったのもあるし、
なんか違うことやりたいなーなんていらんこと考えたりしてたので、
いつもぴったりな感じなのに、今日は今ひとつ息合わず。
合うのに時間がかかってしまった。なので1回目のステージはかなりだらだらやってしまった。反省。

んでみんなであれこれ食べる。作ってきたものどれもうまい。
すごいなぁ。すっかりただの宴会状態(笑)。

2回目はミュージシャン入り混じってのセッション。
いつものような展開だけれど、
今日は野次が飛んだり、小話でたり、寸劇でたり・・・。
みんな芸達者やわー、参った参った。

今日読み終えた本:ごとうやすゆき「ダメ犬グー」

2009/11/27
ちょっと出かけて、人に物を渡しにいったり。
結構ぐるぐる走り回ったのでくたびれた。

2009/11/26
ちょっと復活。でもかなりしんどい。
昼から来週あるSomosmboのリハ。
新ネタが結構あって楽しい、が、難しい。
事前にぜんぜん練習せずに(イメトレだけした)いったので、
最初ぜんぜんでけへんわーと嘆いていたが、
やってたらできるようになった、ほっ。

今日読み終えた本:菊地成孔「憂鬱と官能を教えた学校」

2009/11/25
一日ゆっくりすごす。やたらと天気がいい。

2009/11/24
体調悪く(風邪が悪化?)そんなこともう何年もしてないのに、
E.D.F.のライブを休んでしまう。ほんとすいません。
メンバーにもお客さんたちにもお店にも本当に申し訳ない。
はよ治します。ほんと。

2009/11/23
Pandemic@堀江CellBlock

さていよいよ本番。
昨日あんなけ練習したけれど、まだ自信なし。
というか譜面どうのこうのよりも、体力的な問題が(笑)
前みたいに踊って騒いだら最後までもたいかもねぇ・・・(^^ゞ

午前中に集合して準備してリハ。
リハは時間がないのもあるけれど、後のことも考えて軽めに。
音が決まれば、あとはなんとかなるからなぁ。

昼ごはんを食べにいってちょっと落ち着いたころにはもうイベント開始していて、
あれよあれよという間に出番。
前のバンドがなくなってから4,5年ぶりのステージ。さてどーなるか?!

一曲目が始まったとき、
たぶんみんな「キター!」とおもったのかも。
馴染みのカバーナンバーで、もう過去に嫌になるほどやったけれど、
こうやって改めてやると、すごい新鮮、というか楽しい。
今日は大半が昔やってたカバーなので、
どの曲もやっててほんま楽しい。こんなんやったっけなぁ?

2回目のステージで「LORA LORA」やることになってたので、
やっぱりやらんとアカンやろー(魔H談)ということで、
ホーン隊(アホーンズ)によるアホな振り付けを休憩中に考える。
いつもギリギリになってからやり始める僕と魔H、悪い癖(^^ゞ
アイデアを魔Hが考えてくれてたので、
そっから無理やりこじつけてひねり出す。
で、ついでにピアノのMちゃんも巻き込むことに、へっへっへ。

で、2回目のステージでネタ披露~。
お客さんもこういうネタがあったのんを覚えてはる人もいたようで、ややウケ(笑)。
でも途中から引っ張りこんだMちゃんは激ウケしてた、やるねぇ。

演奏も、そんな曲数多くないのに、みんな全開でやったためか、
ええ演奏なのはもちろんだったけど、だだ疲れした。
でもいろいろやりながら、以前やってたこまごまとしたことを思い出して笑ったり、
懐かしんだり、それをやってみて出来たり出来なかったり・・・なんか涙ちょちょぎれるなぁ。
それに、昔できなかったことが、やっぱり今日もできなかったのがおかしかった(^^ゞ

ライブ終わって呆けまくり。つかれたー。
でも楽しかった、みんなもそうだったみたい。
なのでまたやろなー。

じっくり休んでから打ち上げにいく皆と別れて梅田へ。

MITCH@梅田シャングリラ

今日は恒例のMUSZEのイベントなんだけれど、10周年ということで、
このイベントに出てるバンドが勢ぞろいか!?みたいな勢いで多数出演。
MITCHバンドはラスト。今日も前回と同様にBAN BAN BAZARからTやんとK川くんを招いてのセット。

到着したときは、ギター3人でのセッションにPercのY北くん(久しぶり!)を交えてのステージやってた。
その後にもピアニカ前田さんのステージがあって、押しまくりで僕らの出番。

イベントもだいぶ長時間やってるのでお客さんどないかなーとおもって出たのだが、
疲れてるなんてことまったくなく、大盛り上がり状態。
いつものようにいつも以上のノリで演奏すると客席もさらにヒートアップ。
いやー、すごいなぁ。
それにやっぱりBAN BAN BAZARの人気はすごい。
というか、Tやんの演奏カッコいいし、K川くんの歌(?)もおもろすぎ。
あっという間に演奏終わってしまった。

最後はJくん囲んでセッション。
出演者の大半が出てきて楽しいひととき。
お客さんももう満腹やろなぁ。
おもろかった。

あー、今日は楽しかったけれどめちゃめちゃ疲れた。

2009/11/22
明日のPandemicのリハ。
結局今日しか全員集まれる時間がなかったので、
お昼からみっちりリハ。
バンドの中核はすでに2度ほどリハやってるので、
あとはオマケ(?)のホーン隊やらなんやらが乗っかったら出来上がりなのだが、
なんせ久しぶりすぎるのでどうなるのか不安。

スタジオに時間どおりにいくが誰もいない・・・あれ?
と、不安になったけれど、ぼちぼちみんな集まる。
それぞれとはたまに会ったりするとはいえ、
こうやって全員揃うってのはないから、なんかめちゃ懐かしい景色。

で、リハ開始。
ところが最初の曲の一音をだした瞬間から、懐かしいアノ頃の感覚が。
やっぱアホみたいにたくさんやってきたからやろうなぁ。
曲を演奏すること自体が懐かしく、んで楽しかった思い出がよみがえるよう。
なので、忘れてるようなことやっててもかなり楽しい。

途中でだらだら休憩もしながら、昔話にも話が咲くし、
いまだから笑えることもたくさんで、
長時間のリハもちっとも嫌じゃなく飽きもしない。
仲間っていいなぁ。

結局時間いっぱいやって、
終わってからみんなでごはん食べにいってまた昔話で盛り上がって。
明日も早いのに遅くまでワイワイいうてしまう。
でも明日楽しみだわ。

2009/11/21
久しぶりのハーブ園での演奏。N秀さんとN勢氏と。
流石にもう寒くなってきたというので、天気はいいけれど館内で。
毎回なにかと楽しみにしてるこの企画だけれど、
今日はなにやろかなーと。

11月なので、まずは季節「秋」の曲。
2回目は恋の季節だろうと(笑)、そんな曲ばかり。
で、ということはお次は食欲か?ということで食べ物の名前のはいった曲を探すが、あんまりないのよね。
Watermelon Man とか Scrapple From The Apple とか。
おいしい水ってのもあったな。でもかなり苦しんでこじつけまくりました(^^ゞ
でもそうやってあーだこーだと自由にやれるのがいいとこか。

今日読み終えた本:乃南アサ「暗鬼」

2009/11/20
昼に集合して名古屋へ。ちょっとした仕事で。
乗り合わせた車がジャガーだったのだけれど、
やっぱ高級車って全然違うなーってのを高速で知る。
高速安定性がすごくいいんやなー。名古屋まで2時間切りそうな勢いでいってもまったく疲れない。
すばらしい!!

時間通りに到着して会場で名古屋組と合流。
今日の段取りなんかを聞きながらリハを待つが、
会場設営にやたらと時間がかかってなかなか呼び出しかからず。
結局1時間以上オーバーしてリハスタート。

それでも時間ないので、ちゃちゃっとサウンドチェックしたら、
肝心な譜面と歌モノを確認しておわり。大丈夫かなー。
でもこの「大丈夫かなー感」がちょっと楽しいのだが。
サックスパートの方々と譜面をいろいろ確認したり、
あとはバンドマン話に華が咲いたり。

イベントは結構大掛かりなものなので、
バンドが入れ替わり立ち代り出演。
ほとんどがダンスとディナー用ね。でもこんな雰囲気なかなか体験できないから、おもしろい。

譜面吹くの大変(初見あんましつよくない)だけれど、
これはこれですごく勉強になるしねぇ。

結構たくさん演奏して、終わったらすっかり夜も更けた時間。
片付けて、またジャガーに乗って帰る。やっぱりすばらしい!
いいなぁ、ジャガー。

2009/11/19
菊田俊介セッション@甲子園JoeGuy’s

昨日今日とJoeGuy’sではシカゴから帰国中のギター菊田さんのセッションが繰り広げられている。
昨日もえらい盛り上がりだったそう。Koさんのセッションだったしなぁ
(もともとはこっちが元ネタ。で、今日にも派生)。
ちょっと遅れて到着するとすでにリハ中。
今日はマイケル松本さんのバンドとのセッション、
んでからM田さんとのセッションという2本立て。

リハ終えてから(結局僕は何もできず(^^ゞ)近所にごはん食べにいって、
んで戻るともう店はだいぶお客さんが。
ぼちぼちとライブが始まるころにはもう満員で出演者居場所なし(笑)
マイケルさんのステージはいろいろ手変え品変え見どころ満載で面白かった。

んで、2回目は大ブルースセッションからスタートして、
菊田さんのギターと歌を満喫。んで、もうこれで大盛り上がりで終了~(笑)
みたいなタイミングでM田さんの歌。出にく~(笑)
しかし今日は菊田さんゲストということで、
普段は全然やらないブルースのオンパレード、こりゃ珍しい!
ベースのTもんくんとタイコのS野さんが抜群にいいグルーブ出すので、
普段ないパワーと展開が。すばらしくいいサウンド。楽しいなぁ。
だから、あっという間に終わってしまった、残念。

終わってからも、お客さんも交えてうだうだ。
なかなか熱は冷めやらないね。

2009/11/18
MITCH@梅田ニューサントリー5

店に行ってみると、N田くんだけ。
そこに今日は来ないはずのTくん現れる。
話によるとM原さんが体調激悪で今日休みだそう。
なので急遽呼び出されたとか。今朝まで入院してたというのに・・(^^ゞ

なので今日はベースレスのMITCHバンド。
しかも初参加のK作くんもいて、さてどうなりますか。

最初こそなんかどうしようかなーという感じだったけれど、
やってみると意外や意外、結構普通にできる。
たしかにベースいないので、推進力にはちょっと欠けるのだけれど、
サウンド的にはこういうのもありだし、
テナーでベースラインぽくやるのも楽しいし。

3回目のステージには久しぶりにO迫さんも現れて賑やかに。
ぼくら的にもお客さん的にもいい感じになったんちゃうかなぁ。

2009/11/17
オフ。今日も特になにもせず。何もしないのは贅沢だ。

2009/11/16
オフ。久しぶりに休みな気がする。

2009/11/15
荒崎英一郎BigBand@三宮BigApple

今日は結構遅めにあつまってちょっとリハしてすぐ本番。
新曲こそなかったが、前からやっててこなれてきた曲を中心にやったので、
前回もそうだったけれど、ええ感じのまとまりの演奏になった。

というのと、Y田くんとかがラッパ吹く以外にも違う音だしてみたりするとか、
みんな積極的に曲を作り上げていくことに参加しているので、
同じ曲でもやってて展開変わったりして楽しくなってきたのがある。
もっともっと変化させていけたらいいのになぁ。

BigApple20周年に華を添えられたかねぇ。

今日読み終えた本:乃南アサ「死んでも忘れない」

2009/11/14
Brilliant Fanatics Orch.@本町Mrs.Dolphine

いよいよBFOの初ライブ。
昼過ぎに集まってステージの配置の相談から、
サウンドチェックから、
リハーサルとみっちりいろいろやる。でも時間足りない。
でもやりすぎるとバテるのでほどほどに。
会場時間も迫ったので、終わってMコちゃん、Yっちとごはん食べに。

戻ってみると、もう結構たくさんのお客さん。
今週頭には「全然なんですー」とリーダーの2人が言ってたのに、
そこからこの頑張りよう。すばらしい。
結局満員の満員ならしい。知り合いにも挨拶して、さてステージへ。

お客さんが入ったのでだいぶリハの時とは音が違う感じになってたけれど、
ま、逆にわんわんしなくてよかったかも。
メンバーも緊張が少しあるし、
お客さんも普段こういうライブ聴きまくってる人たちでないだろうから、
なかなか全体がなじむ感じになるまでは時間がかかったけれど、
暖かく見守ってもらってる感じで、落ち着いた演奏が。

リーダー2人が代わる代わるMCをしてずっこけたり、
SAX3人のブラブラ3兄弟(今日命名さる)がふざけまくったり(笑)して、
エエ感じでライブは進んでいく。

2回目にもなるともうだいぶ慣れて、
演奏もステージもお客さんものびのびした感じに。
よかったよかった。

おかげで終わってからみんなでワイワイいってする打ち上げも楽し。
いつもは一緒にやらない人ばかりなので、
いろいろ刺激になって楽しい。
Mコちゃんやらとやたらと呑んでしまう(^^ゞ

曲ももうちょい練る必要がありそうなところもあるし、
演奏ももうちょいよくなるだろうし、
バンドとして成長できる余地はまだまだあるから、
また次も楽しんでやれるようにしたいなーと。
ま、予定は決まってないけれど・・・

2009/11/13
E.D.F.@桃谷M’sHall

早めに行ってちょっとだらだら。
で、S水さんやM田さんと連れ立って例のごはんやさんへ。
M田さん絶賛!やっぱここうまいなぁ。

腹いっぱいになったので、
ゆっくり散歩しながら店に戻る。
お客さんもぼちぼち来られてきたのでライブスタート。

今日は結構お初の人が多めな感じで。
静かなライブ。でも演奏はもとより、S水さんのしゃべりがまた大爆発。
腹いたくなるぐらい(笑)
なんでそんなにおもしろいわけ?(笑)

いつもの曲やらめちゃ久しぶりの曲やら。
秋の夜長にE.D.F.、やっぱりいいなぁ。

2009/11/12
オフ。なんかうすぼんやりな天気。
作曲したり、来週のPandemicの譜面書きしたり。
サルサ、なんだかめちゃ懐かしい(笑)

2009/11/11
箕作~武井DUO@関目ブラウニー

ちょっと早めにいくとまだ店はオープン前。
M岡さんやKさんとなんだかんだとしゃべったり。
演奏前にはM岡さんの誕生日が近かったということもあって、
シャンパンが振舞われたり!(^^)!

なのでなんだかほののんとした状態からスタート。
今日はなんか普通なDUOの感じ。
しかし今日も「あ、今その曲僕もやろうとしてた」的なインスピレーションが結構働く。

後半はおKさんやらおKさんやら(同じやな)M岡さんに入ってもらって楽しくセッション。
なんせ楽しいというのはええことだわ。

2009/11/10
オフ。雨。冬の入り口の雨ってなんか寂しい。

2009/11/9
夜というか夜中、今週末にあるBrilliant Fanatics Orchの最終リハ。
結局前回と今日と2日しか参加できなかったので、
一応家で譜面はさらったけれど、大丈夫かなーっと。

今日は全員揃って。ま、人数多いからスケジュール調整も難しいもんな。
まだやってない曲とか、難しい曲なんかのおさらいをしてから、
ライブの曲順どおりに1曲1曲確かめつつ。
分量多いから結構つかれた。というか本番でもこの量かぁ。こりゃキツイのー(笑)

2009/11/8
MITCH@岡崎ジャズストリート2日目

結構呑んだけれど、わりとすっきりおきる。
今日もいい天気。準備してロビーで集合。
他にも同じ宿に泊まってるミュージシャン多数。
やたら愛想良く合図を送ってくる恰幅のいい黒人さんがいるなーとおもってたらジミースミスだった(^^ゞ

準備できたので今日の会場へ。
今日は別の宿にもなってる岡崎ニューグランドホテルのロビー、というかレストラン(?)で。
対バンが一度見てみたかったアルトの五十嵐さんだったので、ラッキー。
サウンドチェックとかをして、あとは本番待ち。ご飯食べたり。

そのうち昨日久しぶりに出会って「明日遊びにこない?」
っていっておいたTbのドナルドがやってきたので、
早速入ってやってもらうことに。

今日は先のステージ。
今日も満員で(ここもそう狭くない、200人ぐらい入れるのかな?)入れない人もやはりいるほど。
昨日今日なのでバンドの密度も増したようで、
お客さんのノリもよく(昨日も来てくれてた人もいるそう)楽しいステージが繰り広げられる。
昨日と違ってお客さんとの距離も近いし、
目線も一緒でなんか親近感湧くわぁ~。

間の時間には、昨日いってみたらおわってた市民まつり会場の「八丁味噌すくいどり」
ってのをみんながやりたい、というのでみんなでやりに。
MITCHとK林くん、N田くんがトライ。
先にやってるひとのを参考にしながら、えいやっとやると、
2キロ以上とれてた。食いしん坊のK林くんが2キロ半以上とってたな、さすが(笑)

その後、三菱の車の展示会やってたので、
そこで電気自動車をみんなで眺めて、
技術のひとといろいろしゃべって教えてもらう。
へー、なるほどねー。
さすがトヨタのお膝元、三菱は苦戦してるそう(^^ゞ

で、戻って2回目のステージ。
今回ももう立ち見もいれてえらく大勢のお客さん、すごいなぁ、
いいイベントなんやなぁ。
同じ曲をやっててもやっぱり楽しいし、
何かしら新しいこと感じられるし、幸せ。

終わってから片付けやら、あーだこーだして、
帰りがけにラーメンたべて、そのまま車で帰る。
帰りも新名神は快調で、あっという間に大阪ついた。

2日間おつかれさまでした。岡崎いいわぁ。

今日読み終えた本:川上弘美「神様」

2009/11/7
MITCH@岡崎ジャズストリート1日目

朝もはよから梅田に集合してKoさんの車で一路京都へ。
最近土日高速道路が1000円とかになったので、やたらと混むようになったと聞いて、
それを心配しながら走っていたが、京都まではそう混むこともなくたどり着く。
しかし京都南を過ぎたあたりからだいぶ雲行きが・・・ううむ。

なんとかMITCHを拾って、また名神。
滋賀との境のトンネルを抜けるまではなんだか混んでる感じだったけれど、
そっから先は快調に。
そのまま新名神を抜け、伊勢湾岸道を抜けて豊川あたりまで。
めちゃくちゃ天気がいいので、走ってても気分いい。

しかしまた透明との合流地点あたりで混む。
一応の入り時間に間に合うかなーどうかなーというところだったけれど、
なんとか間に合いそうな時間に岡崎着。
そのまま会場入り。
しかし結局リハが押してたので余裕だった(笑)

図書館と併設した大きなホール。綺麗で立派やなー。
こんな図書館近所にあったら、毎日入り浸ってしまいそう・・・(笑)

サウンドチェックとリハを簡単にすませると、まもなくイベント開始の時間。
ディキシーやトラッド系のミュージシャンで外に揃ってパレード。
消防団(?)かの音楽隊やらディキシーバンドやらが入り混じっての行進、楽しい。
たくさんのひとが集まって、街全体でのお祭りなので、ムードもいいし。

今日の会場の対バンは花岡氏のディキシーバンド。
かちっと出来上がったスタイルの演奏は聴いていてほれぼれする。

そのうちMITCHの出番。
毎回お客さんは入れ替わりなのだけれど、常に満員状態。
入れない人もいるほど。
そんななかでスタート。最初は遠慮がちだった会場の雰囲気もそのうちMITCHの術中にはまって、
えら盛り上がりに、いい感じやなぁ。やっぱ華あるねぇ。

一回目終わってからちょっと別の会場を覗きに。
といっても僕らのいるところが全体の中で端っこのほうなので、
隣の会場行くだけでもだいぶ遠い。
それでもまだ近いとこでやってたえみりかバンドを覗きに行き、
八城さんのバンドに伊藤大輔がゲストで入ってるのを観にいったりして(能楽堂でやってて、すごいうらやましかった)、
結構散歩した。

そうそう、近所では市民祭りやら消防まつりやらもやってて、
道理で街中が賑わってるわけだ。
なかなかいいやり方やよなぁ。

時間も近づいてきたので会場に戻って、
2回目のセットの準備。
んでまもなく出番。
今回もまた満員のお客さん。すごいよなぁ。
MITCH自身の人気ももちろんあるんだろうけれど、
こうやってこういうイベントに足を運ぶ人がたくさんいるってこと、すばらしい。
高槻とかのジャズストでもたくさんの人がくるけれど、
また雰囲気違うようだしなぁ。
何よりこっちはスタッフの人たちがすごくしっかりしてはるようにおもう。

1回目とはまた違った曲たちを。
今日はファンクチューンよりはどっちかいうとトラディショナルよりで。
やっぱK林くんのピアノいいなぁ、お客さんにもおおうけ。

で、夕方くらいにライブは終了。
そっからいったん一瞬だけ宿にもどって、打ち上げ会場へ。
2箇所ほどミュージシャンがセッションをする催しがあり、
ぼくらはトラディショナルばかりやるほうへ。
行ってみたらめちゃめちゃ久しぶりのサテンドールだった。

花岡さんやらMITCHが仕切ってセッション。
熱心なお客さんも多数来場してて、えらい熱気むんむん。
他にもM川さんやらA穂さんやら知った顔も多数。
2時間ほどの間、酒と飯とセッションに明け暮れたのでした。

んで、
先に目をつけてた宿近くの手羽先やさんでバンド打ち上げ。
そのうち他の打ち上げ会場からも連絡あり
(というか、このイベントの出演者の3分の1ぐらいは大阪からであったため)、
合流しようということになって、
そちらに駆けつけてみたら、見た顔ばっかり(笑)。
そこでもしっかり打ちあがって、終わってみればすっかり夜中でした。ちゃんちゃん。

2009/11/6
心斎橋でちょっと仕事。
めちゃ贅沢に空間をつかったレストラン。
こんなん大阪にあるねんなぁとひとしきり感心。

やっぱ景気が悪いというのは実はウソで、
少数の恵まれた金持ちとあとは貧乏人という二極に分かれただけのような気がする。

ドイツ的なイベントだったようで、
帰りがけにワインもらった、2本も(^^ゞ、重い(笑)

今日読み終えた本:奈良美那「埋もれる」

2009/11/5
スタジオへ。なんだかんだとだらだら。
でも夜になるとやっぱり熱でしんどくなってきたので、
作業途中で帰る、トホホ。

2009/11/4
武井~箕作DUO@三宮BigApple

最近はもう何も考えないで、
打ち合わせもなんもなしで平気でやれるようになったK作くんとのDUOだけれど、
今日のBAでのライブは、BAが20周年月間(おめでとうございます!!)というのもあって、
なんかちょっと違う作戦でやろうと話していたので、
ちょいと早めに集まって・・と考えていたのだけれど、
いろいろ事情あって、結局は一発勝負に(^^ゞ

K作くんが今日はエフェクター三昧な感じできたので、
いつものスタンダード中心は避けて、オリジナルも交えながら。
しかし、やっぱりなんか僕はBAに特別な感情があるのか、
K藤さんが怖いのか(笑。いやいやそんなことはない)、
なかなか平常心でできずに、
いろいろ悩みながら。でもそれがまた演奏によくも悪くも影響して、
いつもと違う展開になって、おもしろい。

最後までいつもと違う感じのドキドキ感で楽しかった。
やっぱBAではいつもと違うもんになってしまう/してしまうんだなー。

終わってからK藤さんとも話してたんだけれど、
学生のとき、ほんとこの店できてすぐにやってきて、
「ライブやらせてください」って言ってからの付き合いになるので、
もう20年。長いような、あっという間のような。

BigApple20周年おめでとうございます!
いままでほんとうにいろいろありがとう。
これかもよろしくです。

2009/11/3
午前中から仕事。いい天気に恵まれてよかった。でもめちゃ寒い。
立ってるだけで足底から冷えてくる。突然の冬の来襲のよう。
体調思わしくないので、堪えるなぁ。
いったんもどって電車で大阪へ。

高田英子@ラグタイム大阪

今日はVoに対して、ピアノとギターとサックスという非常に珍しい編成。
言ってしまえば全部フロントだったりする。
どうなるかわからんかったけれど、
一発勝負でやることに。怖いけれど、面白くなるかも。

やはり一回目のステージはなかなかお互いの立場を把握できずに、
なんとかしようとすればするほどごちゃごちゃとした演奏に。
T田さんも歌いにくかったんちゃうかな?

でも、2回目から収まるべきとこに収まってきたり、
うまく絡めるようになってきていい演奏になってきたように思えた。

3回目になるとそっからまた逸脱してエキサイティングな感じにもなりつつ、
でも安定したサウンドもできるように。おもしろいなぁ。
というかK作くんとO友くん、さすがやなぁ。

結構疲れたけれど、楽しかった。

今日読み終えた本:週刊新潮編集部編「黒い報告書」

2009/11/2
松田一志@甲子園JoeGuy’s

2回目になるJoeGuy’s。
前回はお客さんがぜんぜんだったので、
さて今回はどーかなー?
マスターも「5回目までには満員になるようにしようよ」
といってくれてるし。
M田さんのライブは好き嫌いともかくも、見たら面白いのは間違いないからなぁ。

今日もN田さんと3人で。
ちょいと早めにあつまって、曲順考えてから、
ちょっとサウンドチェックとリハ。まぁもうだいぶやってるので、大丈夫。
終わって近所の中華を食べに、うまいなぁ。

で、ライブ開始待ち。
お客さんがぼちぼち・・・ぼちぼち・・・。
そのうちM田さんのお客さん以外にもお店のお客さんもやってきだしていい感じに。
そう、このJoeGuy’sは普通に呑みにくる人も多いから。
前回のライブが不思議でしゃーない。

で、ライブ開始。
いつものようにM田さんのオンステージ。
何度もやってると慣れもあるけれど、
そのまとまり感が楽しくなってくる。
曲のちょっとしたキメやらもいい感じになってくるし。
1時間強のステージをノンストップでだーっとやりきる。
いい長さやなぁ。

終わってからもだらだらとしゃべって。
外は非常に寒い。真冬のよう。

2009/11/1
発熱(^^ゞしんどい。