ブロークンフラワーズ

ふと届いた差出人不明のピンク色の紙の手紙から、その昔モテる男だった男が昔の恋人達を訪ねあるく。

全体的に物静かで台詞もおおくなく、ましてや物語を無理に盛り上げたりするBGMもなく、まるでモノクロの日本映画のように淡々とすすむ映像がいい。今の恋人に出て行ってしまわれ、やる気も何もない男が昔の恋人にあうにつれ少し元気になってみたり、その昔の恋人達がそれぞれに魅力的で、それぞれにやはり昔の恋人になにがしかの未練のようなものをもっている(それが普通なのか?)のを、実に微妙なトーンでそれぞれの俳優達が演じているのも好感。

結局具体的な結論はなにもでないし、これといった起承転結もないし、盛り上がったり盛り下がったりもしない、そんな語り口が好きな人にはとてもいい映画じゃないかなぁ。ストーリー性が欲しい人には無理かも。

たぶん、こんなもんなのよ。生きていくことなんて。映画だから映画のように話が転んだり、なにとなにかがつながったり、ハッピーエンドだったりその逆だったり。でも、普通はそんなことないよな。それがあたりまえ。その当たり前を当たり前に描ききった監督は偉い。

全体をアンニュイに包み込む、エチオピアンのジャズがいい味を添えている。好き。

オーシャンズ13

このシリーズの中ではいちばん落ち着いてる感じがした。こんかいも大胆な泥棒物語で楽しい。もうちょい長くして泥棒のプロセスを細かく描写してほしかった気もするけれど、テンポよく進んでたので、まぁそれはいいのかもー。

アル・パチーノかっこいい、おっさんなったぁ。ガルシア太り過ぎ!(笑)。今回はクルーニーのほうがかっこ良かったなー。

ちゅうかこの映画をみると、自分も金持ちになったような気分になってしまう。ファッションもシチュエーションもどれもさりげなく高級感漂ってるので、いやみなくかっこよくていい。自分もオーシャンズの仲間になったような気分にしてくれるのがたのしい。もしかすると映像の視点がうまく主観的になるようにしてあるのかなー。なんせ自然に観れるのがいい。

SOFTBANKの影響か、ピッ君がやたらとケータイで話まくってたのが気になった(笑)

アメリカ 2007
2007/8/10 公開

16ブロック

ブルース・ウィルスが扮する老刑事が組織内の不正にたちむかうストーリー。「ダイハード」のイメージがあるので、激しいアクションとかあんのかなーと思ったけれど、渋い感じがずーっとつづくえぇ感じの映画。

実際こんなことは多いんかなー。腐ってるのー。

デビット・モースを見たのはたぶん「ダンサー・イン・ザ・ダーク」以来のような気がするが、今回も悪い奴だった。ちゅーかクリントンに似てるよなー、とかそんなこと思ってしまう。

ホリデイ

実際こういう「ホーム・エクスチェンジ(家の一時的交換)」っていうのんあるんかなー。やってみたい気はするけれど、ちょっと嫌かもなー(笑)

まぁありありなダブル恋愛話だけれど、なんといってもジュード・ロウがかっこいいのと、ジャック・ブラックのおちゃめさ加減がとてもいい。あと途中映画を選びにお店に入ったシーンでジャックブラックがいろいろ映画をそのテーマ曲で紹介していくとこで「卒業」(だったか。Mr.ロビンソンを歌ってた)を紹介してると、横に立ってる男がダスティン・ホフマンだったりするちょっとしたおちゃめさが好き。

2つの恋愛を描くが、キャメロンのほうが多めなので、もうひと組の方ももっとエピソード出してほしかったなー、というのは欲張りかな?

ほのんとした。派手じゃないがいい作品。

幸せのちから

実話に基づいた話で、実際この映画の主人公はまだばりばり働いているそう。へー。いわゆる一発逆転成功する人の話だけれど、書かれた話ではなく、実際の現代の話ということもあって、派手さがないのが逆にリアリティを醸し出してると思う。

ウィルスミスの地味な演技がいい。でもそれよりも息子の演技が非常に自然でいい、かわいらしい。そのおかげで、すこし「おしん」的悲惨さがただよう映画全体がほんわかしてる気がする。

しかし、お金がなくなる前にもーちょいなんかできたんちゃうかー>主人公、と思ったりもしたりして。株とかのセールスマンになれる能力あるんだから、もーちょい最初からちゃうとこで働いたらえーのになー(笑)

ハッピーフィート

踊るペンギンさんのアニメーション。

それだけかと思ってたら、ストーリーは意外に社会的なことも言ってたりして、へーっと思ったりしたけれど、やっぱり子供向けだからか、深いところまではいきようがなかったのかなーってのが残念。

でも単純にかわいい。この糞暑い時期にはちょっと涼める。

ビール・フェスタ

いやー、久々にみました、おバカ映画!!たんにアホみたいにビールが消費されるだけの映画(笑)

ストーリーは2行ぐらいで書けてしまえそうなぐらいなので、書かないけれど(笑)、とにかくビールを飲みまくるシーンばかりの映画。CGもあったけれど、実際に呑んでるシーンもあり、あんなに速く呑めるものなのか?!を目を疑ってしまう、それほど見事。

感心したのは、ビールひとつであんなけいろんな遊びがあるということ。卓球のやつとかやってみたいな(卓球台の4隅にジョッキをおいておき、普通に点を取られたり、ジョッキに玉をいれられたりすると、呑まなければならない)。缶ビールのはや呑みはあーやるのかー、とかとか。

しかしおおっぴらにドイツを悪者に仕立て上げられるあたりが、戦勝国の癖というかワンパターンというか。でもそれがおもろいんだけれど(笑)。夏の暇な時間にはぴったりの映画ですわん。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

ついに3話目、シリーズ完結編。ということだけあって内容は盛りだくさん(いろんな謎解きあり、でも解けない謎もあり)、キースリチャーズでてるわ、カニはいっぱいでるわ、スパロウいっぱいでるわ、巨大化するわ・・・・と見所たくさん、そりゃ3時間弱いきますわ。レイトショーだったので寝てまうかーと思ったけれど、引き込まれて見続けてしまった。でも長い!でもおもしろい!もっかいみたい!

アメリカ 2007
2007/5/25 公開

スジナシ 笑福亭鶴瓶×妻夫木聡×宮藤官九郎

つるべとつまぶきくんと官九郎のスジナシ(筋なし即興芝居)。シチュエーションを官九郎が考えて、そのうえでつるべとつまぶきくんが即興で演じる。こんなテレビ番組あんねんなー。おもろいなー。ふつーに関西でもやってほしい!

しかし妻夫木君、悪者すぎ(笑)。かなり好感度あがったわん♪つるべはすごい!これって昔あった「落語のご」からヒント得てるのかな?

あたいらがふつーにセッションするように、役者さんとかもこういうアドリブ芝居ってのができるんやなー。すげー!

ドリームガールズ

見に行きました。とにかくジェニファー・ハドソンがめちゃかっこよかった。この人もう1皮も2皮もむけたらえらい歌手になるんちゃうかなー。いいわー。あとビヨンセもいい味だしてた。ふつーに60年代風のことできるのね、さすが。そしてエディー・マーフィー、さすが役者よねー、うまいし。

60年代から70年代に至るアメリカ商業音楽界の縮図をみてるようだった。あのころの匂いをうまく表現してたと思う。ドリームガールズはさしずめダイアナ・ロスとシュープリームス、ジミー(エディーマーフィー)はライオネル・リッチー&コモドアーズ、ほかにもジャクソン5もどきもでてくるし、半分ぐらい映画製作者側はあんな世界をもいっかいやってみたくてやってるようにも(半分冗談で)みえる、でもそれがレベル高くてとてもいい。いやー、ああいう時代のあーいう感じをきっちりやりきるあたりが、アメリカの懐の深さか。すばらしい。

しかしこのジェイミー・フォックス扮する主人公のプロデューサーがアーティストをおのがままに操り、やがて彼らが自分のもとを離れていってしまう、金と権力と音楽、こんなこと山ほどあったんやろな、実際今もあるんだろけど。と、音楽で世界を穫るという夢と、現実の汚い世界、その相反する2つをおしゃれに描いていて、おもしろかった。

2006 アメリカ
2007年2月17日 公開