大場つぐみ, 小畑健 – DEATH NOTE

面白すぎ。映画化されてるけれど、きっと観にいかない、だって漫画のほうが絶対面白い(はず)。それとはぜんぜん関係なく複数人に進められて読んだんだけれど、こりゃオモロイわ。

こういう漫画も話のネタとかもうないんちゃうかーというカンジもしてたけれど、まだまだあるのね。すごい練られていて、小説読むのと同じように楽しめる。これがジャンプやって?子供は理解でけへんやろ?(笑)

なんせ12巻までどんでん返し、理屈の捏ね回し、あーだこーだでだれることもなく、読み進めてしまう、いやー、すごいぞ!!

結局何が善で悪かなんて、ダレもわからんのよ。

集英社 2004

青木雄二 – ナニワ金融道

活字がしんどくなったので、漫画読んでました(笑) でもケーザイのお勉強。前から読みたかったこの漫画が古本屋で全巻まとめて売ってたので大人買い(でも安い)

ま、内容はともかくとして、金を借りるってのはめちゃ覚悟いる(ま、マチ金だからの話だが)んやなーと。いまっていろんな融資の会社が「簡単に借りれまっせー」てCMやっとるけれど、そんな簡単かなぁ?「返せない金は借りんに越したことはない」、という教訓を得ました。あと「保証人(連帯保証人)にはなっちゃダメ」というのも。

いやー、お金のからくりは怖いす。

講談社 1991

小島剛夕・小池一雄 – 子連れ狼

子供のころにテレビで萬屋錦之介主演のシリーズを見て以来ファンである「子連れ狼」。子供心にあの殺陣とか、錦之介の台詞「我ら親子、冥府魔道の道を・・・」とかいうのがやたらと格好よく、今でも時代劇といえばあれやな、と思ってるぐらいのものだった。

その原作漫画。読んでみるとテレビシリーズが結構原作に近く作ってあるのがわかる。しかし錦之介ってうまかったなぁ(太ってしまったのはさておき(笑))。

原作も拝家と柳生家の確執を、詳しい時代背景のもとに描いているのでリアル感がある。本当の侍がいた時代、そんなんに憧れさえ覚える。

「胴太貫」とか「水鴎流」とかそんな言葉がでてきて、それだけでわくわく。でもWikipediaによると、漫画中の数々の技は創作だそう。ちっ。

小学館

はるき悦巳 – 帰って来たどらン猫

ご存知じゃりん子チエちゃんちの飼い猫小鉄こと月の輪の雷蔵とおっちゃんの飼い猫アントニオジュニアの物語(たぶん第2弾)

今回はジュニアの偽者(というか彼を慕うもの)が巻き込まれる騒動。相手の悪役もおとぼけなキャラでおもしろい。

ほんとこの人の漫画の大阪弁はネイティブ、そして自然。しかしアニメを見すぎて、小鉄の声が永井一郎の声(すなわちサザエさんの父、波平)にダブってしまう。あと風景にもなんだか郷愁を誘われてしまうのよねぇ。

双葉社 2003

はるき悦巳 - 帰って来たどらン猫
はるき悦巳 – 帰って来たどらン猫

はるき悦巳 – 帰って来たどらン猫

ご存知じゃりん子チエちゃんちの飼い猫小鉄こと月の輪の雷蔵とおっちゃんの飼い猫アントニオジュニアの物語(たぶん第2弾)

今回はジュニアの偽者(というか彼を慕うもの)が巻き込まれる騒動。相手の悪役もおとぼけなキャラでおもしろい。

ほんとこの人の漫画の大阪弁はネイティブ、そして自然。しかしアニメを見すぎて、小鉄の声が永井一郎の声(すなわちサザエさんの父、波平)にダブってしまう。あと風景にもなんだか郷愁を誘われてしまうのよねぇ。

双葉社 2003

佐々木倫子 – おたんこナース

佐々木さんの漫画ってほんとに面白い。話がよくかけてるなーと思うのももちろんあるのだけれど、何よりもバックグラウンドがきちっとできているから、フィクションなのにそうとは思えないリアルさを感じられるからだと思う。

いやー、主人公のきゃらがオモロすぎ。こんなひと、隣に住んでたら、退屈しないだろーなー笑

小学館 1998

白土三平 – カムイ伝

またまた古本屋で見つけたこのセット。フツーこんなん買わないか。でも昔、学校(高校だったか)に外伝のほうがあって、それを読み漁った(でも当時は面白いと思えなかった)うっすらとした記憶があるのだが、それをおもいだし、古本屋にまとめて売ってるのをみたら、そら買いますがな。大人買い。全21巻。でもこんだけで、まだ第一部(3部まである)。

いまではこんな時代背景(1600年代半ば)の物語を当時に使われていたであろう身分やそのほかのコトバ(いまは確実に放送禁止よね)をつかって、すごい事細かに描いているという点、時代の考察、深い人々の思い、そして封建社会のゆがみ、などなどを見事に描いている、そのへんの時代小説よりよっぽどおもしろい。ただの忍者漫画じゃないのよね。テレビで放映していたカムイとは全然違う。

さすが白土三平、すごい。

随時おりこまれる、人間社会と動物社会の対比なんぞもおもしろいのだ。

小学館 1971

江川達也 – BE FREE

めちゃめちゃ久しぶりに読んだ。やっぱり面白い。ただのエロ漫画という話もあるが、それ以上に面白いとおもうんだけどな。

後半のもうただ勢いだけ、思いつきだけで展開させたんちゃうかーというようなストーリーの転げていき方・勢いには脱帽。

最近作者はよくTVにでてるが、この本の著者近影は別人かと思うほど細面だ。

土屋ガロン, 嶺岸信明 – オールド・ボーイ

8巻まとめて借りて読んだ。韓国映画として同名の映画になったものの原作。

おもろい。最近活字もよくミステリー読んでるけれど、漫画もおもしろいな。主人公のなんともいえんハードボイルドでもなくさや男でもないぐらいのキャラがいい。全体の筋もごちゃごちゃしてなくて、いい。

ちょうど刑事コロンボシリーズのように最初に答えがわかっててそれを如何に謎解きするのか、というようなものと似ていて、主人公が目的とする人物が早い段階で現れるのだが、謎解きは謎をとくほどに深まっていき・・・・という最後までどうなるかわかんなくておもしろい。結論も結局は・・・・・

一気読みした。全8巻

双葉社 1998

吉村明美 – あなたがいれば

ようやく最終巻が出た。やっとこさ読めた。ま、結論はわかってたけれど、よかったよかった。うれしいなぁ。

この吉村さんのマンガ、好き。前に読んだ「薔薇のために」が一番好きだなぁ。なぜ好きかと自問自答すると、どうやら吉村さんの描く女の人が、妙に好きなよう。姿、というか、全体としての感じ(性格も含め、ね)。

あと、あんまり少女チックじゃないから、かな?

小学館 2005