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誉田哲也

誉田哲也 – インビジブルレイン

invisiblerain

背が高く優秀だが周りにあまり好かれてない姫川玲子警部。彼女の直感を大事にする捜査は時に絶大な効果を発揮するが、組織としては邪魔になる場合もある。彼女の班があるチンピラの惨殺事件に関わるが、調べていくに従って、昔あった事件が見え隠れする。その事件では警察の失態があったのだが、実はその陰にもっと大きな失態があったのではないか?そう気付き始めたとき、常総部からその件に触れるなとの指示が。

捜査が進むにつれ、その昔の事件との因果関係が見え隠れするなか、上層部や組織との軋轢に板挟みになる姫川と彼女の所属する班。事件はどう解決されていくのか?

心に大きなトラウマを持ちつつ刑事の仕事をつづける玲子がかっこいい。これは以前読んだ「ストロベリーナイト」からつづく作品だが、今回はもっと玲子が女性的な面を見せる。結構な厚みのある作品だけれど、テンポもよくてすぐ読み終えてしまった。

実際どうなんでしょうね、こういう組織って。たしかに大きくなった組織は自己保身を目的にした選択をしたがったりもする。警察や検察ってなかなか非を認めないってイメージあるもんな。大きな組織の前に市井の人間などどうでもいい、と、組織が組織であるために考えがち(それが個人ではなく組織としてそう結論づけてしまう)なのかもだけれど、その組織もやはり個人のあつまりなのだ。良心をもっと信じたいし、信じれるような世になってほしい。

光文社文庫 2012

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誉田哲也 – ヒトリシズカ

最近ぜんぜん本が読めていない。モニターばっかりみているので、それ以外の時間に活字を眺めるのがつらいので。ほんとうこういうときこそ本がたくさん読みたい(現実逃避できる)のだけれど、目をつかいすぎるのもなあ、と思って、電車の中でも外ばかりながめている。

誉田さんは前に「ストロベリーナイト」を読んだだけだったか。あれも怖かったなぁ。今回の「ヒトリシズカ」も読み始めたときはそうでもなかったのに、ちょっとずつ怖くなって行く感じ。短編が6つなのだけれど、実はそこに描かれている謎の女性(少女?)が同じ人物であり、全く関係ないと思われる事件の陰に必ず彼女がいて、一体彼女は何がしたいのか?というところにどんどん焦点がしぼられていく。断片的に(時系列もすこし入り混じっている)描かれる6つの事件の関わりが見えたとき、彼女の意図が。。。いい感じ。

ひさしぶりにこのじとーーーっとした感じの女性の話だったけれど、湿度が高いからか、余計にすごみが増すなぁ。

双葉文庫 2012

誉田哲也 – ストロベリーナイト

少女時代のトラウマから警察官になり若くして警部補にまでなった姫川玲子。ちょっとした死体遺棄事件がその陰に潜む「ストロベリーナイト」と呼ばれる謎をひっぱりだす。

まるで自分が警察内部の人間であるかのように錯覚させる視点で描かれていて、またその警察の捜査のやりかた、内状なんかも非常に詳しく、でてくる警察官たちのキャラも生き生きしていて、少し厚みあるけれど一気に読んでしまえるスピード感あふれる作品で、おもしろい。

ストーリーも複雑だしミステリーの部分もなかなか手が混んでていい。核心にせまるまでの右往左往が面白い。ネット関係の捜査のあたりがもうちょい面白く描けているといいなーと思ったり。でも描きにくいものではあると思うけれど。ラストはもっとえぐくなるかとおもったけれど、そんなにではなかった。でもなるほどーな展開。読めたかもしれないけれど。

シリーズらしいので他も読んでみたいなー。

光文社文庫 2008

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