MAC来たる

新旧MAC君
新旧MAC君

以前スティーブ・ジョブスが亡くなったときにも書きましたが、僕はどちらかというとMac派です。でも大学時代や仕事をしていたときなどはWindows(というよりDos/Vマシンといったほうがいいか(笑))ばかり使っていたので、いまでも仕事用に(乱暴なことをやるにはWinがいい)使っていますが、やっぱりMacが好きで手元には必ず置いてあります。

ずいぶん前に買った(もちろん中古で)PowerBookもまだまだ現役なのですが、少し前からまたMac熱がわいてきていたようで、ここ1月ほど「新しいMac欲しいな、欲しいな(たまに物欲が湧くのです)」と思い、PowerBookでMacBookを眺める日が続いていたのですが、ついにやってきました!(でも、やはり中古)。ひとが持っているときはこの新しいタイプのぺたぺたしたキーボードが馴染めない感じ(やっぱり昔ながらのコンピュータのあのがしゃがしゃしたキーボードが好き)ですが、やっぱ手元にくると可愛いもんです、勝手なもんですねw。

G4から一気にi7にグレードアップ。はやー、きれー、快適ー、とひとしきり感心しているだけなのですが、徐々にデータも移していかないとなーと。せっかくなので家のデータ置き場所をこの際NASにしてしまおうか、とかも考えてしまいます。余計な買い物しちゃいそう。それよりもはやくマウスとケース買わないと。トラックパッドは慣れないなぁ。いまいろいろ忙しくてこんなことやってる場合ではないのですが、ちょっとした逃避にはもってこいです(笑)。

で、現役を引退する予定のこのPowerBookG4、どないしようか悩み中です。いる人いるかなぁ。ちょっとキーボード壊れてるし(ネコに破壊された)。可愛いからやはり持っていてもいいんですけどねー。

何はともあれ、春先の自分へのプレゼントでした。ああ嬉し。

かじったりんご

今日(正確にいうと昨日)2011/10/6、Steve Jobs氏の訃報があった。若いときにAppleを立ち上げてMacintoshという夢のようなコンピュータを生み出した、偉大な人物。いろんな夢を具現化してくれた人がまたひとりいなくなった。同じ時代に同じ空気を吸って生きていた尊敬すべき人がいなくなるのは非常に寂しいことだ。

ぼくは子供の頃にいとこの兄の影響でコンピュータ(そのころはマイコンと呼ばれていた。彼が持っていたのはNECのPC-6001だった)というものに興味をもち、中学のころ難波の千日前デパートの跡地に新しい百貨店プランタンができて、そこにパソコン売り場ができたとき、すごくうれしくて、毎週のように電車にのってそこにいき、パソコンとういものを触って遊んでいた(まぁほとんど見ていただけだけれど)。”最新のテクノロジー”とか”なんでもできる機械”みたいなイメージがあって、未来的なものが好きだった僕はすっかり虜になっていた。(そのころまだ日本橋の電気街なんて知らなかったのよね)

でもいったんそこでパソコン熱は冷めるのだが(興味がSaxに移ったから)、大学の4回生ぐらいになって研究室に出入りするようになったとき、そこにPC-8801シリーズと(3.5インチのフロッピーディスクドライブあるやつだった!)見慣れない白い小さな画面のコンピュータがあり、その小さな筐体にとても興味をもった。それがAppleのクラシック(SE/30)だった。NECのパソコンに比べて、そのコンパクトでなにやら中身の詰まったような感じのするコンピュータがすごく魅力的に感じたし、マウスというデバイスに革命を感じたのかもしれない。

その後Windows3.1というまことに笑えるOS(というかアプリケーションかな)が出た後、Windows95というOSとPC/AT互換機の低価格化により世の中はWindows一色になってしまったけれど、ぼくのMAC熱はぜんぜん冷めなくて、社会人になってお金をためて初めて買ったコンピュータがPowerMacだった。あのオフホワイトの筐体、普通のパソコンと見比べて、なんだかしっとり湿度がありそうだったり、豆腐のようにみっちり中身が詰まってるように思えて、すごく愛らしかった。あんまり活躍させられなかったけれど、あるだけで満足してしまうような魔法の機械だった。

それ以来世間がなんといおうと(いろいろ便利だからWindowsマシンも使ってるけど)MAC大好きで、集めて喜ぶほどではないけれど、Apple製品はいつも気にしていたし、PowerMacG3やらG4、G5、PowerBook、iPodなどを持ち(ここ止まり、どーもIntelMacにはまだ手が出ない)いまでも愛用している。

ソフトとハードをセットにして作る。商業的にはいい手かどうかはわからないけれど、全体から細部にわたるまでのコンセプトやこだわり、いつも世間の2歩ぐらい先をいく先進性と驚き、そして何よりMac=COOLというイメージ。これらの魅力にハマってきっとこれから先も手元になにかApple製品は置いておきたい。そう思えるようなものを生み出しつづけたApple、そしてそこにいたJobs、彼に感謝をしてやまない。

人々に”未来”という夢を見えるように描いてくれたのが手塚治虫だとしたら、”未来”という形を触らせてくれたのはJobsだったと思う。

R.I.P. Steve Jobs、ありがとう。

PS
おまけ。Jobs氏のスタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版
http://t.co/YdLSFSw2