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2006-06

乙一 – さみしさの周波数

また乙一。いろんなタイミングで書かれた短編集4編。相変わらず設定がおもしろくていいな。表紙から見ても想像できるように、ちょっと青春ぽい。

最後の一遍「失はれた物語」、ネタとしてはよくあるタイプなんかもしれないけれど、なかなか描写もおもしろい、んで、切ない。で、そんな幕切れはやだ!(T_T)

今まで読んだものに比べると、比較的読みやすいように書かれたものなんちゃうかなーと勝手に想像。

角川書店 2002

乙一 - さみしさの周波数

乙一 – さみしさの周波数

小島剛夕・小池一雄 – 子連れ狼

子供のころにテレビで萬屋錦之介主演のシリーズを見て以来ファンである「子連れ狼」。子供心にあの殺陣とか、錦之介の台詞「我ら親子、冥府魔道の道を・・・」とかいうのがやたらと格好よく、今でも時代劇といえばあれやな、と思ってるぐらいのものだった。

その原作漫画。読んでみるとテレビシリーズが結構原作に近く作ってあるのがわかる。しかし錦之介ってうまかったなぁ(太ってしまったのはさておき(笑))。

原作も拝家と柳生家の確執を、詳しい時代背景のもとに描いているのでリアル感がある。本当の侍がいた時代、そんなんに憧れさえ覚える。

「胴太貫」とか「水鴎流」とかそんな言葉がでてきて、それだけでわくわく。でもWikipediaによると、漫画中の数々の技は創作だそう。ちっ。

小学館

川崎草志 – 長い腕

ちょっと、結構怖いミステリーだったな。初めて読む川崎さん。セガにいたひとらしい。なので、話の半分ぐらいにでてくるゲームソフト会社の描写(このへんはコンピュータソフトの会社と類似してるのだろう)が、感覚的によくわかるので、おもしろかった(といってもそういうトコに勤めていたわけではない)

舞台が半分愛媛だったり、そういうコンピュータやネットとかいう世界があったり、ごたごたしたあたりが好き。ミステリな部分もちょっとどろっとしてて僕にはちょうどぐらい。これ以上怖かったら読めん。

リアルな話として捉えると、結構世の中怖いことがすぐそこにあるのだと実感。ま、実際そうなのだろうけれど。盗聴のあたりとか、ほんまにそうだもんな。

角川書店 2004

川崎草志 - 長い腕

川崎草志 – 長い腕

乙一 – 暗いところで待ち合わせ

いやー、はまってます、乙一。

これは長編。目の不自由な女性のおうちにある男がひっそり潜む、という内容なのだけれど、想像すると結構怖い状況だったりもするし、男の置かれてる状況、その女性の置かれてる状況、その他もろもろ、めちゃくちゃな偶然が折り重ならないとそんなこと起こりえないのに、それがさも普通のように描かれてる(しかもおかしく感じない)のが凄いとおもう。

あと、それらの物事がやがて思わぬどんでん返しから変わり行く様がおもしろい。しかも、なんか切なくなってしまう。ミステリなのか、恋愛(ちょっと違うけど)ものなのか、何にもいい意味でカテゴライズできない、そんな物語。

なんの説明もなしに、視点をもつ主人公がかわっていくのもおもしろい。

しかし、すごく特異な物語なのに、それに作為さや無理な感じ、そんなんがまったく感じられない。すごいわ。

幻冬舎 2002

乙一 - 暗いところで待ち合わせ

乙一 – 暗いところで待ち合わせ

乙一 – ZOO 2

いやー、これも凄いわー。6編の短編集が収まっているけれど、どれもぜんぜん違うテイストで、どれもが面白い。まったく同じパターンとか道筋になることなく、読んでいて「いったいコノ作者は何考えてるんだろ?」と思わせるぐらい。おもしろい。

まだよく掴めてない。もっと読みたい。

集英社 2006

乙一 - ZOO 2

乙一 – ZOO 2

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