田口ランディ – できればムカつかずに生きたい

表題を含む、26編からなる短編集。いろんな時期に書かれたものを3つのカテゴリにわけて収録している。ランディさんの本をたくさん読んでいると、「あの ころの話かなー」とか「ああどこかで読んだ事あるな」のような話題が多いのだが、そうでないものもあるし、そういったものもまた読んで、微妙にトーンが 違っているので面白くよめる。

やっぱりこの人の文章というか、語り口が好き。「どうして?なぜ?」と自他に問う姿勢が好きなのかも。そして、自分が感じたことを難しい言葉をつかわずに、なぜあんなにストレートに伝わるようにかけるのだろう。今回もいくつも「はっ」とする言葉があった。

特に好きなのは「寺山修司の宿題」という編。ねこの絵本の話にはほろりとしてしまった。

できればムカつかずに生きたい
できればムカつかずに生きたい – Amazon

石田衣良 – 少年計数機―池袋ウエストゲートパーク2

ウエストゲートパークシリーズ2作目。今回も池袋の路上からさまざまな事件がおこり、トラブルシューターの真島誠が立ち上がる。

今回 は、ネットの覗き部屋に住む女の子、LD(ラーニング・ディスアビリティ)の少年、新鋭銀細工デザイナー、非合法の売春宿・・・・、今どれも実際にある (いる)ものたち。石田さんはこれらの素材をごまかしなく徹底した視点と描写で見事に描き、それが主人公真島の視点と口から、「~ぽい」感じじゃなくて、 まさにそのまんま20代前半の青年の語り口で語られる。だからもしかすると少し読みにくいのかも。実際少し時間かかるし。でも、一度この語り口になれる と、もう読み手さえそのストリートの住人であるかのような錯覚さえ覚えてしまう。自分の視線の先の出来事のような。

しかし、一体、どんなフィールドワークしてるんやろ。面白すぎる。

少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 – Amazon

石田衣良 – 池袋ウエストゲートパーク

石田さんの本は相変わらず視点がするどく面白い。かなり今風な若者たちストリート系の話を、また若者たちの言葉で、でもそれらに詳しくないものたちにも、なぜかわかる(とくにそういう雰囲気がすごく良く伝わってくる)書き方で、いまの世相なんかをびしびしと。

池袋の片隅で果物屋を手伝う主人公真島誠に舞い込む数々の難題たち。池袋の街、ストリートからそれらはやってくる。それらをストリートのチームやら、警察やら、ときには組関係やらと関わりながら解決していく。こんなにいろんな人間関係持ってると楽しいだろうなー。

こういう風俗の描写の徹底さ加減もすばらしいけれど、起こる数々の事件(この本ではおはなしは4つ)の話の組み立てもとても面白い。すごくなるほどなーという展開するし、でもやっぱりストリート、こんな池袋界隈ならではの話題だし、ほんと石田さんって徹底しててすごいな。

池袋ウエストゲートパーク
池袋ウエストゲートパーク – Amazon

垣根涼介 – ワイルド・ソウル

戦前からつづいていた日本からの各国への移民制度。1950年代の終わり頃、政府によるいいとこどりの宣伝のおかげで、海外にて一旗揚げてやろうと考え、 すべてを投げ打って夢の新天地を求めたものの、目の前に現れたのは耕作すらまともにできない、そこからはどこにも行けないような、アマゾン奥地の荒れ地 だった・・・・・

”ブラジル移民”というものがあって、いまでもその2世3世がいて・・・ということは知っているものの、移民政策自体 がどういうものであったかは全く知らなかった。もちろん苦労して成功した人もいただろう。でも政府の宣伝と現実のあまりの違いに騙されたと思い、苦労の甲 斐なく倒れていったひともまた数多くいたに違いない。それらは巧妙に隠され、遠い土地であったことをいいことに、関係者たちは目をつぶり、口を閉ざしてい た。

この物語はフィクションだけれど、かなり事実に基づいて描かれているらしい。先人たちがどれほどの苦労をしたのか、そして志半ばで どんな思いで倒れていったのか、その地を逃げ出せたとしても、そこからどういう人生を歩んだのか。文字を追う目がふるえてしまいそう。想像すらできない。

物語はそこから生き延びたひとたちが当時の外務省担当者や関係者たちに復讐を、しかも自分たちの苦しみがわかるような、そんな方法を編 み出し実行するサスペンスだが、そんな面も物語として面白いけれど、それよりもその関係者たちが当時の事実に対してどう思っていたのか、どんな態度をとっ ていたのかということも描かれていて、それがこの物語中の外務省という特定の場所だけでもなく、現在でも累々と積み上げられていっている国の機関の失態、 不祥事、不正、矛盾、そんなものが見えているのは実は氷山の一角なだけで、苦しくても声をあげられずにいるひとたちがたくさんいるのではないか、と思わせ られてしまう。国は誰に向かって政治をしているのか?

上下巻併せて900ページほどあるが、あまりにも面白くて一気に読んでしまった。 伊勢に記念物としておいてあったブラジル丸、これも移民船だが、こんな歴史があったと知っていたら、子供心にも違って映ったかも。知らないという事は罪な のか。奇しくも世間はブラジル移民から100年だそう。ぜひ読んでほしい。

ワイルド・ソウル〈上〉
ワイルド・ソウル〈上〉 – Amazon
ワイルド・ソウル〈下〉
ワイルド・ソウル〈下〉 – Amazon

 

フライボーイズ

実話に基づいたお話。第一次世界大戦時にフランス空軍に参加するべく集まったアメリカの若者たちが、フランスに渡って飛行技術を学び、飛行機に乗り、ドイツ空軍と戦うお話。

第 二次世界大戦とちがって、なんだか複葉機とかはのんびり感があって、戦争ものであっても、少し悲壮感がないのは気のせいかな?でも、もしこの映画のなかの エピソードたちが実話に近いのであれば、この時代の闘いは、武士道精神ぽいところがあっていい時代だったのかもと思わせられる。いまのような大量発射大量 破壊みたいなものではなくて、一対一で正々堂々と戦うとこなんぞ、中世の騎士のよう。

ま、ストーリーは単純だったけれど、なによりも、フランスの大地のうつくしさには目をうばわれる。原野、森、草原、そして川、その色彩の豊かさ、そしてそれを繊細に映し出した画面、それに浮かぶ、なんだか少しのんびりした複葉機たち、そんな画面がすばらしく美しい。

フライボーイズ
フライボーイズ – Amazon

ヘアスプレー

楽しい映画。ふつーならどう転んでも人前に立つような仕事(ダンスの)につけなさそーな女の子が、持ち前のバイタリティーと夢とダンスのパワーでステージに登るおはなし。

ちょ いとミュージカル調で、ノリとテンポがよくて見やすいけれど、逆にいうとそれだけかもーという感じで、実は60年代初頭当時の人種差別問題やらもでてくる のだが、それはオマケで、とにかく楽しいだけー。でももしかしたらもう少し内容というか、テーマというか、焦点がはっきりしていた方がうれしかったかも。 でも昔々の白黒映画の白人娯楽映画はこんなだったのかもな。でもそれにしても、ちょっと薄いかなー。残念。

特筆すべきは主人公の母親役の人物で、最初からなーーんか違和感あるなー、スティーブン・タイラーじゃないよなー、とか思ってたら、思いっきり特殊メイクしてるジョン・トラボルタだった(笑)、これだけは見物だ!

ヘアスプレー
ヘアスプレー – Amazon

田口ランディ – 忘れないよヴェトナム

ランディさんがまだ大分若い頃にふとしたことから偶然にも訪れるベトナムの旅行記。

96年頃に書かれた本なので、もしかするともうベトナ ム(とくにホーチミンとか)はダ大分様子がかわってしまっているのかもしれないけれど、この本を読んでみても、一度訪れたくなる国。ホーチミンからはじま る旅行は、その文章からも、あのアジアの南方の特有のむっとするような湿度と、街の騒がしさがつたわってくる。行った事ないけれど、なんとなく想像でき る、アジアの街角たち。

しかしこのときのランディさんはベトナムが気に食わなかったみたい。それは彼女の状態がよくなかったからかもしれ ないし、ベトナムと彼女の波長があわなかったからかもしれない。なので、彼女は10年前にたまたま友人からきいた「メコン川に沈む夕日を見る」という目的 をもってメコンデルタへと出かける。そこは何か彼女にひっかかるものがあったらしく、カントーという街を中心に彼女はだらだら居座ることになる。なんか、 うらやましいなぁ。

旅行記といっても、話の中心は出会った人間のことが大半。しかも偶然こんなにいろいろ出会うか?というぐらいいろんな 人がでてくる。それらはベトナム人だけではなく、旅行をしてる日本人、外国人、さまざま。こんな人たちに出会える旅というのは、ほんと楽しいんだろうな。 でもそういうことができるのも、彼女の持ち前のバイタリティからだろう。本人はそう思ってないかもしれないけれど、ほとんどしゃべれない英語を駆使して人 とつながって行く様子はうらやましくもありほほえましくもあり。いいな。

でもほんとは外国にいくって、旅行ということは楽しくても、煩わ しいこと(とくにこういう国々にいくと)も多いだろうし、危険もたくさんある。それでもやはり旅することに憧れるのは、もともともっている素質なのか、そ れとも旅というものが抱かせる幻想なのか。こういう旅をしてみたい。でもたくましくないと。

旅に出たくなる本だった。
2001 幻冬舍文庫

忘れないよ!ヴェトナム
忘れないよ!ヴェトナム – Amazon

(旧)2008.6月の日記

2008/6/30
ヒロ野口PacificBridge@大阪ドルチェサロン

リハの必要もないので、サウンドチェックだけさらっと。
この楽器屋さんはどうしてもなんだか緊張してしまう
(勝手に格調高いとか思ってしまったりしてる)ので、
すこし落ち着かなかったが、音を出してみたら落ち着いた。
ビル最上階の小さなコンサートホールはやはりクラシック向きで、響きすぎるきらいありか。
でもそれもまた味の一つだな。

今日はこういうホールコンサートってこともあって、
HNさんのお弟子さんもたくさん。久しぶりのI田さんも顔を出してくれてうれしい。

2日目ともなると馴染んで、曲順も少し調整して、ライブ自体の流れが出来上がっていく。
力まずに、焦らずに、全体を俯瞰できるようなライブ。
決してさぼってる訳ではないけれど、すごくリラックスできて楽しい。
見てても楽しいしね。

今日はすんなり終わって、割とすんなり帰る。
しかし楽器が吹きにくい。

2008/6/29
ヒロ野口(Tp)PacificBridge@西宮北口CornerPocket

ついにPBのCD発売ツアー開始。
CDもなんとか間に合ったし(うちにどかっとたくさんCDの箱が・・)、
今日から4日間が楽しみ。しかも最初がCPなのもうれしい流れ。
ちんたらとお店にいくと、久しぶりのHNさん。
挨拶してだらだらしてるうちにメンバーもそろい、
少しサウンドチェックをしたら(曲はよくわかってるしね)あとは本番まち。

いつもこの店はやるのが楽しみで、やりやすい。
けれどもそのライブ自体をみんながどう思うか、
今は亡きマスターや、かーちゃんがどう感じてくれるかなんかが非常に気になるので、
今回こうやってバンドを連れてきた(というと言い過ぎだが)
身としては落ち着かないところ。
でも、ま、バンドはいいからな、変になるはずはないのだ。

ライブはレコーディングでもやったナンバーからがほとんど。
CDよりももちろん勢いある音、
ライブならではの展開。
初日ということもあってえらい気合いはいった演奏だったと思う。
お客さんもこのバンドを初めて見る人ばかりだったろうけれど、
すごくウケよくてよかった。ま、単純にこのお店の人たちが好きなタイプのバンドなんだろな。

終わってからもかーちゃんとかとだらだらしゃべる。
今日のライブがとてもよかったと言ってくれて、
本当にうれしい。ここでいいライブを披露できる事は本当にうれしいことだ。
明日からも頑張ろっと!

2008/6/28
昼から先月に続き布引ハーブ園へ。
今日も少し天気が悪い。到着すると今日もやっぱり建物の中。残念やなー。
今日はN秀さんと、久しぶりに顔をあわすS田さん。
しかし道が混んだとかでS田さん本番ぎりぎり到着(^^ゞ

演奏は気楽に。S田さんのピアノがすばらしく光る。
いろんな音色でやってみたりしてくれて、これがまた楽しい。
3度のステージとも一瞬のうちに終わった。
一旦家にもどって、ふぅぅ・・・。

夜、大塚善章(Pf)4@千日前B-ROXY

難波にあったB-ROXYだったけれど、最近移転して、
すごく昔にLOFTという名前でやってたときと同じ場所にうつったそう。
堺筋のあたり。ちょっとおしゃれな感じの内装になってる。
でもママがいると、そこはB-ROXYな感じ。

今日のセッションはほんまなんかすごくて、
Z章さんにM本さん、んでT田さん、こんな組み合わせなんて学生のとき以来かも。
そんな昔話を交えながらちょいとリハやって、んで近所でごはん。
でかいエビフライがウマかった。

ライブはスタンダード中心に。
大御所さんたちの前でやるのは非常に緊張したけれど、
でもやっぱり音楽やってる人間としての立ち位置はいっしょ。
しばらくしたら慣れたし、楽しんでやれるようになった。
でもみんなほんま若いなぁ。生涯現役ってのはすごいことやなー。

2008/6/27
SAMMY(Vo)5@淀屋橋RoyalHat

今月2度目のRoyalHat。一月に2回はめちゃめちゃ久しぶりかも。
でも何度出ても楽しいぞ。
今日はSさんの歌を中心に。
リクエストも出たりして、一層くだけた様相のライブ。
でもこういうのが、このお店でこそできる雰囲気なのよね。
楽しいわん。

2008/6/26
久しぶりによーーけ呑んでしまったのか
(でも、今回は乗り過ごしもせず、ちゃんと帰宅できて、えらい(笑))、
一日中だるくて、ま、筋肉痛ってのもあって、使い物にならず。
ま、毎回こうだけれどなー(^^ゞ

あー、昨日は楽しかったなー。ほんとみなさん、ありがとう。

今日読み終えた本:田口ランディ「できればムカつかずに生きたい」

2008/6/25
UNITED SOUL HORNZ@東心斎橋SOMA

いよいよ待ちに待った(っていつも書いてる気がするが(笑))この日。
今回は準備が十分にできた気がしてないので、ちょっと心配だったけれど、
先週のリハで楽曲的な部分は大丈夫かなーという気はしてるので、
そこは心配ない(新曲もあるしね)けれど、
このバンドのライブの半分くらいは、それ以外だもんなー(笑)。
別にネタやらなあかんてわけじゃないけれど、
楽しんでもらえるかどーか、気になるわけです、はい。

昼過ぎにあつまって、準備してサウンドチェックから。
F原用のマイクがちょっとトラブって時間くってしまうが、
それもなんとか解決してもらって、やっとこさリハ。
練習しておかないといけない曲をやってから、
ざざーっと通してリハ。

そのうちRmの2人もやってきたので、
彼女たちが入ってもらう部分を練習したり、
彼女たちのステージのリハをやったり。
こうやって見てると結構やっぱりネタ多い(?)なぁ(笑)

で、すべて終えて(というかあんまりやりすぎるとしんどい)あとは本番。
今日も近所の丼屋さんにいくら丼(今日はウニいくら丼!)食べにいって、
本番まち。
お客さんもそろそろ集まってきてくれてうれしい。

で、本番スタート!

今日のオープニングは、後ろ向き、でした(笑)。
いやー、最初アイデア出たときは、
かなり面白いな、とおもったけれど、
実際やってみるとどれくらい怖いか~。
まったく見えないんだもんな、反応が。
でも、勢い良くやりきってしまえば、大丈夫!・・・・だったかな?

その後も今回はオリジナル多めで、
新曲の披露もできたし、前半戦はスムーズに。
Rmのコーナーを挟んで(今回もかっこ良かった)、
後半戦もオリジナルから。
そして往年のディスコものイントロだけメドレー(笑)。
最後のトドメ、Tちゃんの歌炸裂もばっちりだったし。

んで、怒濤のファンクナンバーを並べて本編終了。
いやー、突然指名されて踊らされたときは死ぬかとおもいました(笑)。
アンコールもばか騒ぎにばか騒ぎをして終了。
結局最後ジャンプしてしまいましたねー。いやー、心地よくへとへと!

終わってからまたお店の計らいで打ち上げ。
そんな呑んでないはずなのだが、異様に酔っぱらった・・・・
ような気がする(毎度おなじみ、覚えていません・・・)

2008/6/24
明日のために静養(?)。準備も怠りなくしなきゃ。

2008/6/23
生田さちこセッション@梅田Mr.Kelly’s

昨年だったかちょこっとだけご一緒したタイコのT山さんと九州をぐるりとしてきた生Pからの誘いで。
ベースのI田さんもはじめてかと思ってたら、
実は昔東京であった事があったらしい。僕覚えてないのに、覚えられてた(^^ゞ。
生P以外はみんなのんびりした(というかマイペースな)性格なので(たぶん)、
リハも何もかもマイペース。僕はラクチン。持ち寄った曲やら、もちろんT山さんの曲やら。

リハ終わって隣のごはんやさんでごはん。うまい。

ライブは最初なんだかちょびっと緊張したけれど、
気心しれた、というか、なんだか波長が合うので自然とリラックス。
T山さんもI田さんも思いっきりやるので、ぼくも思いっきりやれて、
なんだか久しぶりに解放されたような、へんなまとめ感だした感じじゃなくできて、
めちゃめちゃ楽しかった。勝手な思い込みだけれど、とてもよく合う気がする。

いろいろ一緒にやって楽しい演奏ができる人ってのはいるけれど、
今日はなんだか特別だったような気がする。
純粋に音楽的に楽しいというのは無論なのだけれど、
姿勢というか、音楽に対する接し方、自分の中での位置みたいなんが、似てるような気がした。
だから、こだわりなく、やりたいようにやってそれでOK、みたいな演奏ができるし、
事実そうなったように思う。ほんま楽しかったもんな。

また、やりたい。やりたいようー!

2008/6/22
なにもせず。なんかしんどいのでぐったり。湿度のせい?
でもついに4日後になったUSHのための用事を。譜面書いたりアンケートつくったり。
事務作業ってやっぱり好きだわ(笑)

2008/6/21
久しぶりに実家へ帰る。父親の様子見。あんまりいい調子じゃないらしいが、
今日はだいぶ加減がいいらしい。よかった。元気そうで。
親が元気ないというのは、ほんとにへこむ。

ついでに自分の部屋の本とかを整理してくれと頼まれたので、
本棚やら机やらを物色。いらない本(バザーとかに出すそう)を分けたりしてると、
やっぱり昔懐かしい漫画とかを読んでしまう。おもしろいなー。

あと、机の中から珍しいものやら懐かしいものやら恥ずかしいものを数々発掘。
どうしようーーー(^^ゞ。
本棚にへそくり発見。コインが山ほどあった。
昔はこつこつためてたのね、僕(笑)

2008/6/20
E.D.F.@桃谷M’sHall

今日も雨(笑)。今日は珍しくライブ開始時には昔の
「向かうところ客無し」を地でいく、バンドよりお客さん少ない状態。
そりゃ、そうそう毎回毎回満員にはなりませんわな。
でも、そのうちぼつぼつお客さんも増えて、最終的にはまーまーの入り。

でも、最近では珍しく、まったりした時間のなかでのライブだった。
お互い無理しないってのは大切なこと。
一回のライブでもそうだが、バンドでも何度かのライブで緊張感高いときもあれば、
まったりしてるときもあって(そうなりたいというのもあり)当然だしなー。
そういう意味で、今日は意味あるライブだった。と、思う。

2008/6/19
夜、MITCHに呼び出されてSUBへ。

SUBに来るのは久しぶり。
なんでも最初はN山さんとDUOとかいう話だったそうで、
それは無理だーと、N田くん誘い、ギターのO野くん誘い、
S水さん誘い、んで、僕となったそうな(笑)。
そんなごっちゃ混ぜも気にすることなく、ライブをやらせてくれるSUBはほんといいな。

いつものMITCHのナンバーを。
N山さん、乗ってくると、とんでもないことになるのだが、
冷静に聴くと、それがちゃんと音楽になってるので、いつもとはぜんぜん違う雰囲気だけれど、
これはこれでかなり楽しい演奏になる。ちょっと呑んでやる演奏はほんまええ感じ。
最後までN山さんのすばらしいペースでライブは進んだ。いい夜だ。


2008/6/18
昨日に引き続き昼からUSHのリハ。
2日連続ってちょっと気分的に落ち着かないのだが、
練習としては昨日今日とまとめてやれたほうが、覚えられるしGOODか。
仕掛けとか、新しい曲とかをおさらい。まぁ、演奏は大丈夫だなー。
あとは演出か。三宮へ移動。

8Tenors@三宮BigApple

今日は以前RAGで誘ったテナーが2人遊びにきてくれたので、ついに10人!いえい!(笑)。
H部さんや、Nさん、そしてN藤くんの新曲があったりして、めちゃ楽しい。
中でもNさんの曲はすごく難しいのだけれど、慣れてくると、
なんだかトランスみたいになって、とても楽しい。トルコの曲?だそうな。

10人になったけれど、意外とまとまってたし、音も分厚くて、
収拾つかなくなったりもして、楽しい。やっぱ10人、いいなー。テナー祭り!

2008/6/17
昼からUSHのリハ。
ついに来週になったので、作戦会議(?)を元に練習。
今回は細かいながらも曲がたくさんあるし、
僕やMコちゃんの新曲もあって、練習は結構大変。
でも楽しいステージやるためだもんなー。
4時間みっちりやる。南森町に移動。

Shu@南森町FlatFramingo

初めてのお店。遅れて着いたので、
もうShuとK作くんはリハ開始してた。
説明うけながら、今日の曲をいろいろと。
この3人は2度目だけれど、とてもやりやすい。ま、K作くんと僕はよくやってるからな。

お店も大将もとても雰囲気よく、居心地いい。
音楽好きが集まるということで、
ライブも満員のお客さんが真剣に聞いてくれるから、
こっちも真剣(ま、いつでもそうだが)に演奏。
ちょうどいい大きさのハコなので、やりやすく、
演奏もとてもよかったと思う。楽しかったな。

終わってから出してもらったご飯もとてもウマウマ。ご馳走さまでした!

2008/6/16
結局朝帰り。週末3連発でほぼ徹夜状態だったので、もうへろへろ。
一日なにもせず、というかできず、はぁぁ。明日からのUSHのリハの準備もちょっとしなきゃ。

今日読み終えた本:石田衣良「少年計数機 – 池袋ウエストゲートパーク2」

2008/6/15
MITCH BBQ Fes@梅田RainDogs

数年ぶりというこのイベント。
RainDogsも前の庭がなくなり、駐車場だったのがビルの建設中で、
なんだかせせこましくなって悲しい。
それでもその狭い中庭に今日は東京から月のガンボとかと、
話題の○兆(ウソ)もとい、FunkychiefのBBQ(ポークリブ激ウマ!)が出て、にぎやかす。
早々にリハも終えて、3時にはオープン、4時前からライブも。

昨日呑み過ぎたので、今日は夜までは我慢しよーっと思っていたが、
やっぱりウマい食い物に、楽しい音楽、ありあまる暇な時間(笑)があったら、
もう我慢できなくなって、日もまだ高いうちから呑んでしまう、でもウマいのよねぇー(^^ゞ

Brizやら韻シストの特別バンドやら。
いろんなジャンルの、でもダンスミュージック、これらを聴いてるとウキウキする。
僕らの出番の前には光丸師匠の河内音頭もあり、
楽しくて踊りちぎってしまう。わはははー。やっぱ踊らにゃソンソンよね(それは阿波踊りか(笑))。

で、MITCHバンドの出番。今日はピアノにレコ発のとき一緒だったK林氏。
昨日の今日なので、バンドの勢いも最初からいきいきとし、
お客さんも待ってましたとばかりにハイテンション。
ほんまMITCH、ええもの持ってるよなー、うらやましい。
短いステージだったけれど、とにかくノンストップで楽しかった。
いつも思うけれど、ほんまやっててよかったわー♪

ダンスのショーケースも見事だったし(久しぶりにYUKIさん見た、やっぱスゴいな)、
食って呑んで踊って聴いて、ほんといいイベントだった。
もっとやればいいのにー。

終わってごみ箱で呑む。狭い店に出演者やらなんやらがぎゅーぎゅー。
それもまた楽しい。
その後はミナミに流れて最終的にはファクトリーへ。久々。

2008/6/14
MITCH(Vo,Tp)@京都RAG

3月以来となるRAG。夕方ごろぼやぼやっと集まって、
サウンドチェックにリハーサル。
今日はベースがKさんなので、ファンクぽい曲も多めで。
リハではいろんな曲試してみるが、実際本番はどーなるかは、その場の空気だからなー。
でもそれがライブとしては正しいのかも。お客さんもいることなんだし。

近所へご飯を食べに行ってだらだら。
本番まで中途半端に長い時間あると、結構苦労する。
なんかへんんてテンションの上げ下げになったりして。

お店に戻って間もなくライブ開始。
今日も熱心なファンのひとたちに囲まれて、最初からワクワクするようなステージ。
相変わらずMITCHのキャラのよさがステージで引き立ち、
ええライブやってるのね、という気持ちになる。

演奏もKさんのパワーによりぐぐっとしまった感じになるし、
やりやすいし、楽しいわで、ほんまやっててうれしいなぁ。
こういう音楽やってると、ほんとライブというものが、音楽の本質なのかも、
いや、僕がやりたいことなのかも、と本気で思える。あたたかな空間。

終わって明日も早いので早々に店をでて帰る、
なぜか西北で明け方まで呑んでしまう、なぜだ!(笑)

今日読み終えた本:石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」

2008/6/13
坂井原正光(Cl)5@淀屋橋RoyalHat

久しぶりのROYALHAT。ここであんまりやらないと寂しい感じがする。
みんな元気そうでなにより。
今日は珍しく、H本夫妻(GtとOr)らと。
この組み合わせはじつは初めて。オルガンってほんま器用に弾けるものなのね。
それと相変わらずH本さんの引用のすばらしさにほんと脱帽。
茶目っ気たっぷりな演奏は、ほんま楽しい。
やっててこっちもつられてしまう。えへへ。

今日読み終えた本:垣根涼介「ワイルド・ソウル」
今日見た映画:「フライボーイズ」

2008/6/12
やっとこさ重い腰をあげて、来週あるUSHのリハのための譜面書き。
みんな遅くなってごめんよ。でも今日一日で全部書きあげた、えらい(笑)

今日見た映画:「ヘアスプレー」

2008/6/11
昼からSみんところで来月のライブの打ち合わせ。
しかし昨日からあんまし眠れていないのでふらふら。
ユニットの名前を考えようということになったのだが、
4人でうんうんいって考えたものの、非常にくだらん(しかし本人たちにはかなりおもしろい)ネタしか出ず。

終わって新大阪へ。雨もぱらぱら降り出し、
ぱっとしない天気なので一層眠い。

清水~武井DUO@新大阪WAZZ

割と新しくできたお店。結構広い。こじんまりした旧BlueNoteOsakaって雰囲気。
新大阪って町はぜんぜん知らないところだが、
平日なのに結構お客さんが来る。
というのも、チャージも安いし、飲食も安いからだそう。

3回のステージ。結構出たり入ったりで忙しいのだが、
S水さんのオリジナルを交えながら、いつものように自由に。
しかしなんか力はいる僕、これがよくないのよねぇ。
でもS水さんとの演奏は楽しいし、非常に無責任なMCへの突っ込みも優しく受け止めてくれるし(笑)。
いつものE.D.F.の時のようにやってたら、妙な具合にお客さんに受ける。はは、たのしー。

2008/6/10
夕方頃からHりんのところにいって、滞っているPacificBridgeのMIX作業を。
今月末にはライブが(ちうかツアーが)あるので、間に合わせないと!!
メンバーが5人とも揃うのは奇蹟でもおこらんと無理なので、
HN氏とTっちゃんと僕の3人で。

先にHりんと下準備をして、
前のMIXからだいぶ改善したのができたあたりでTっちゃん、
ついでHN氏登場し、作業開始。全体のバランスというか、
各楽器の距離感なんかを重点的に詰めていく。

こういうのは一度きまると早いのだけれど、
それでも細部にわたってこだわったり、
曲によって少しずつキャラクターを変えたりと、いろいろしてるとほんと時間が経つのがはやい。

全曲調整して、OKになって、並べて聴いて、通して聴いて、なんてしてると明け方になってしまう。
眠いーー!!

2008/6/9
オフ、家に閉じこもったりして(笑)。
天気もよくないので、家で練習してみたり。

2008/6/8
昼から大阪で楽器選びに付き合う。
湿度が高くてすごくうっとおしい気分だったが、
楽器を吹いたら少し機嫌よくなるのはなぜだろう(笑)。
しかし日曜日の楽器屋って人多いなぁ。
やっぱり管楽器やるひと増えたみたいねぇ。

その後秋にあるろまんてぃか公演の打ち合わせ。
ろまんてぃかの面々とだらだら、ひたすらだらだらはなす。
I麗さまがつくってくれた料理類がやたらとウマく、ついつい呑みすぎてしまう。
いやー、ご馳走様でした。

話の概要もおもしろいし、僕の役名もきまったし(笑える)よかったよかった。
また、台詞多いのかなぁ、不安~~。

2008/6/7
T中さんの本の監修を終え、打ち合わせ。
ひさしぶりにCPで音楽聴きながら。
監修いうてもあんまり自信はないけれど、
とにかく気づいたところをいろいろと指摘。
なんとか終えてご苦労様、と。

でも、あんなけ文章書くの、ほんま大変やろなぁ。ひたすら感心。
この本、8月には出るようです(タイトルまだきまってない)。

その後、2時間くらいかーちゃんとしゃべりながら音楽に浸る。


2008/6/6
武井~箕作DUO@俊徳道Crossroad

もうK作くんもだいぶ回復したように見える。まだ少し手痛いらしいけれど。
演奏してる分にはまったくそんなこと感じられない。ほんまよかった。

今日は彼に会いに来た人も多いなか、
ミュージシャンもたくさん集まったので、2回目のステージはセッション。
最初にM田さんを交えてトリオで。これがめちゃめちゃ楽しかった。
M田さん結構べろんべろんに酔ってたのだけれど、
そんなこと微塵もカンジさせないシャープさで、
僕らの間を縦横無尽に。すごいな。このトリオおもしろいかも。

その後もギターのU田くんやらSaxK川くんやら。
自由気ままにやらせてくれるクロスロードありがとう。

楽しかったのでやりすぎてしまった(笑)またやりたい。DUO楽しい。

2008/6/5
オフ。昨日で結構くたくたに疲れた、
というか、寝たのは眠れたのだが、
ちょっと風邪気味になってしまう。布団蹴っ飛ばすからやなあぁ。
起きててもあまり調子でない。

雨だったので、今日のストリートの予定はなし。
おかげでゲラの読みが終わる。まだ見落としてるとこあるかもしれんけれど。

2008/6/4
宮野英子(Vo)@宝塚ソリオホール

昼前に集合してリハーサル。
今日は昼夜と2回のコンサート。ホールなのでPA的な調整をやって、
とにかくやりやすかったらなんでもOK、と。

あまりゆったりする時間もなく昼の部開始。
すこし短い目とはいえ2ステージは結構な量。
でもM野さんがいい歌聞かせてくれるし、ステージの運びもいいし、
バンドはええ音してるし、楽で楽しいステージ。
しかし昼からこうやって見に来てくれる人がたくさんいるというのは、うれしくて、驚き。

夜の部までしばらく時間あったので近所をちょっと散歩するが、
なんの収穫もなかった(笑)ので、楽屋に戻る。
じっとしてるとすごく眠くなってしまい、寝る。
そんなに早起きしたわけではないのだが、
昼からはまだ頭が働かないのだ。無理に動かすとやたらと疲れる(^^ゞだめだなー。

で、夜の部。
今回もたくさんのお客さんが。すばらしい。
M野さんのおだやかさとお客さんのおだやかさがまじっていい雰囲気のステージに
バカ盛り上がりするわけではないけれど、じんわり感動が。いいな。

しかし疲れた。一度に長いステージするより、
何度もステージするほうが疲れるなー。


2008/6/3
夜、Jムズのバンドのレコーディングに。
ちゃんとCDとして作品をというわけではなく、
プロモートするための音源作りだそう。
天六へ。この界隈うろちょろすんのん、初めてやなぁ。
246系列のスタジオだった。新しいのかかなり綺麗。
ブースなんてまだ新しい建物の匂いするし。

ワンポイントで一発録りなので、
マイクというか録音機材の位置決めに結構時間かかる。
あんまり意識していないけれど、やっぱり管楽器てかなり音でかいのよね。
位置決めるまでに結構時間かかってしまったが、
その後は曲をとんとんとやっていく。

プロモーション用ということだから、あんまり力は入らずにやれたのが自分的にはよかった。
結構やんちゃにやっても大丈夫だったし。好きにやれた。
さて、どんな音になってますやら。

2008/6/2
雨模様だ。ついに入梅かなあ?
調子わるいのか、たんに曇り空だからか。あんまり行動力なし。
家事したりして気を休める。んで、作曲とか本読みとか。

2008/6/1
オフ。今日も引きこもり(笑)。
昨日の続きを読み、いろいろ調べたりしながら2順目。うーん、面白い。