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2008-07

田口ランディ – 神様はいますか?

いろいろランディさんの本読んでるけれど、こんな本あるって全くしらなかった!!!

このひとのお話や、実際の体験やら、行動やら、もの の捉え方やら、そんなんがどれも好きで、彼女の本は見れば手に取って読んでいる。だからこの人の書くものたちがとても好きで、きっとこの人の事も好きなん だろうなーと思っていたが、この本を読んで確信した、というと大げさだけれど、気づいた事。

どうやらこの人に憧れている、というより、 この人は自分の代弁をしてくれているような気がする。もっというと同じようなこと考えて同じように悩んで、自分では抽象的すぎてうまく言語化できないよう なもやもやとした気持ちや考えや何か(としか書けないような体の中のもの)を、なんとか人に伝えられるようにと果敢に言語化してくれているような気がす る。この本のいくつかのお話(この本のテーマは編集者があらかじめ用意した12のテーマについて答えるという形式になっている)については、まったくおな じ気持ちというか、文字になって初めて「あ、そうだそうだ、そうなんだ!」とすっと腑に落ちたり、「なるほど、そうか、そうだ、そうだよな!」と激しく共 感できるものだった。

さっと飛ばし読みしてしまうと、もしかしてそこらにあるような言っちゃ悪いがしょうもない啓蒙本やら、生き方指南 みたいな類いの書物の読みやすい版かな?とか思われてしまうかもしれないけれど、そんな本たちよりも、もっともっと生臭くて、じたばたしていて、汗まみれ で、生きている感じ。すばらしい。この本読めてよかった。

また挿入されているしりあがり寿先生のまんがが最高。芸術のある到達点だ。

神様はいますか?

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石田衣良 – 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

4冊目。4つの短編。やっぱり面白い。たしかにこうやって続けて読んでいると、話口とか展開が似てもなくないので、飽きてしまいそうになるけれど、でもそこはネタの面白さ、新しさ、意外さなんかのほうが勝るわけで、飽きはしない。

「東 口ラーメンライン」「ワルツ・フォー・ベビー」はふうんという感じだったけれど、「黒いフードの夜」は実際こういうことがいまもあるんだろうなー、という 少年売春とその背景、よその国の出来事だけれど目の前にある事、この国では考えられないようなこと、そして流れてきた外国人にとっては日本は本当は夢の国 なんかじゃないという事実にうーんとうなり、表題「電子の星」はたぶんほんとにこういうアングラSMの世界があってと想像が膨らんでしまう一作(漫画だか テレビかでみたような気がする)。

面白い。また一気読みしてしまった。

電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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ブレイブ ワン

恋人と散歩中に突然なんのいわれもなく恋人を殺害され、自分自身も重傷を負い、トラウマにおびえ、心に復讐を誓う女性の話。

日本でも最近「誰でもいいから殺したかった」という無差別殺人事件が頻繁におこるようになってきてしまったが、勝手なイメージだとたぶんアメリカとかの方がもっとひどいんだろうな。殺したいと思って殺す病的な殺人から、ゲームのような殺人まで。この映画では後者か。

し かし救いようのない展開が続くので結構ダメージをくらう。自分の中の別の自分が「制裁者」として動き、社会的悪を裁く、なんて字で書いたらかっこいいけれ ど、実際はめちゃくちゃなこと。しかし自分がその立場にたってしまったらどう考えるか、ってのは想像できない。だから少しはわかる気がするけれど、やっぱ りできないと思うな。いまの司法でもこの辺りの裁きはとても難しいだろうな。だから裁判員制度、どうなるのやら。正直あたりたくない。

最後はやっぱりアメリカ映画のええ話ぽい終わり方で、ちょっと全体とアンバランスやないんかなぁ?

ブレイブ ワン

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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

よーやく見てきました、というか、見てしまった♪

前作の「最後の聖戦」が1989年公開で、そのとき劇場に観に行ってからということだから、19年ぶり?そんなに経つのかー、と映画を見る前からいろんな思いが錯綜。

ま だ公開中だから内容は特に触れないとして、やっぱりハリソン・フォードはこの役がとても似合うと思うし、少し抜けてたり、逆にウィットに富んでいたり、女 に弱いが力は滅法強い、みたいな、漫画のヒーローのようなそんなキャラを演じるのが上手いと思う。こういう映画にありがちなやたらとキャラの立った仲間と か敵とかメカとか、そんなんなくても、画面の中でインディが上へ下へと縦横無尽に活躍するのは、ほんと映画の一番いい醍醐味を味わせてくれると思う。

ちゃ んと映画の中でも時間が立っていて50年代のアメリカからはじまる。ハリソン・フォード演じるインディ・ジョーンズも年をとっているし、父や友人が亡く なってるという設定になってるし、最初のシーンで倉庫のどたばたの最後にちらりと見える箱のなかみが1作目のアークだったりしたり(笑)、何度もみたら もっと面白そうなところ探せそうなのも、こういうシリーズ物の醍醐味か。

やはり時代の流れか、CGを使うシーンが以前より格段に増えて いる。それは実写ではなかなか演出できないようなことを可能にするけれども、やはりリアルなものをつかって工夫して撮影されたもののような、生の感じ、 チープなものにこそある深み、立体感、そんなものがかけてしまって、やもすれば主人公より目立ってしまってしまうのが少し残念。

でも、やっぱりインディ。わくわくするような世界の秘密やら、秘境やら、謎。そんなものが封じ込められたこの映画、やっぱり見ないと夏ははじまらないと思うなー。

単純に楽しめた、面白かった!

石田衣良 – 骨音 池袋ウェストゲートパーク3

3冊目。飽きない。面白い。よくこんなけネタを思いつくな~という感心よりも、実際リアルタイムで(本書が書かれた頃ならまさに旬なネタだったろうな)街をよく観察してるんだろうなー、とひたすら感心する。

全 4編中「骨音」と「西口ミッドサマー狂乱」の2つが音楽(音)関連なだけに、かなり興味惹かれた。音やらライブ、そしてアーティストの感じなんかの描写な んかも、~っぽい、って感じでなく、限りなくリアルで飾りのない、そんままな感じの描き方されていて、本当にすごいなと思う。実際すこし田舎の山頂でやる 野外のライブの開放的な感じ、なんでもオッケーて思ってしまえるようなあの雰囲気って、実際に言って知ってないと絶対描けないだろうし。”音の速さ”なん て、体験しないと書けない表現だろうし。

すごいなぁ。あー、面白かった。一気に読んでしまった。

骨音―池袋ウエストゲートパーク3

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